日伯友好カップ

アントラーズ・高島雄大さんが語る友好カップ

[2019.09.09]

鹿島アントラーズ育成部長の高島雄大さんは、プロチームを担当していた時代から、ジーコと共に、このU−15日本ブラジル友好カップを立ち上げ、第22回を迎えるここまで、選手育成に直接携わるのはもちろん、この大会そのものを運営するために、日本国内で、そしてブラジルと常に連絡を取り合いながら、支えてきました。
その高島さんに、お話を伺いました。

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Q:まずは、今大会の日本勢の参加と、大会全体の総括をお願いします。

A:これまで21回やってきて、今年で22回目の大会となるんですけども、今回は日本のチームから、日本選抜と鹿島の2チームが、準々決勝に進出しましたし、それに加えて、アントラーズのノルテが勝ち点4を取って、まぁ、ギリギリのところで上に行けなかった、と。

そういった意味では、日本のチームの底上げっていうのは、かなり出来てきているんじゃないなかと思います。

もちろん、日本選抜、これまでのJリーグ選抜っていうのは、良い選手を集めて参加してきているので、ある程度、そういった部分の力っていうのは、持っていると思うんですけども、我々の鹿島はこれまで何回も来て、繰り返し来ているコーチ達がいる中で、選手達に良い導きをしてもらって、こういう形になったんじゃないかなと思います。

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アントラーズのジュニアユースは通常、鹿島、ノルテ、つくばという地域毎の3チームで活動しているんですけども、ブラジルに来る時には、チームの分け方を変えているんです。
その3チームの中から、ユースに上がれる可能性の高い選手を8割ぐらいで固めた1チームである鹿島と、その他の2チームは、残りの選手を、その時点の力で均等に分けたチーム。

目的としては、ユースへの最後の見極めというところと、残りの2チームは、普段、チームの中でなかなか試合に出るチャンスがなくても、ここへ来て、チームを分けることによって、この大会のリーグ戦に出場することが出来る。そういう形でやってきました。

その中で、その分けた残りの2チームの方も、このような形で最後まで、予選突破の可能性を残せるようになったっていうのは、大きな成果なんじゃないかなと思っています。

Takashima

Q:ここまで22回を支えて来られた高島さんからの、何か言葉があれば。

A:もともとアントラーズで監督やってる人達は、何回もリピートで来ているんですけども、それに加えて、新しいコーチ、今回であれば、小笠原アドバイザーが来てくれました。

これまで、彼がプロに入った時から、この大会は行われているわけで、それをあらためて、引退して来てもらって、感じることも、きっとあったと思います。それは、インタビューを見てもらえればと思うんですけども、まぁ、そういった新しい人もいれながら、選手達に良い影響を与えたいと。

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その中でやっぱり、選手達には、まず自分の持ってるものを出し切って、ひるむことなく、ブラジル人に向かっていくこと。もう1つは、自分のプレーを“正確に”出すこと。やっぱりこの大会、ミスすると、命取りになるので。それから、チームとして団結すること。というのを、いつも話しています。

向かってって、正確に自分のプレーをする意識を持ち、あと、チームで団結すれば、ここまで出来る、というところまで来たので、ここから先はもう、ステップアップしてってもらえればな、という風に思います。

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この大会はジーコと、ジーコの弁護士さんのシモンエスさんと共に、22回やってきて、で、ここ9年続けて、フェルナンド・バヌッチというコーディネーターが加わってくれまして、その中で本当に良い運営をしてきてもらっています。
まぁ、僕ら日本のチームのために、日本仕様の大会をここでやらせてもらってるんですけど、本当に良い経験をさせてもらってるし、また、参加してるブラジル人、ブラジルのチームも、非常に喜んでくれているのが、嬉しいと思います。

で、この大会をやるにあたって、多くのスポンサーの方が支えてくれているんですね。この大会の意義ってものを理解してくれて、大きな見返りもできない中で、サポートしてくれて、本当に感謝しています。

引き続き、この大会が出来るようにですね、スポンサーの方にお願いしながら、いつまでもこの素晴らしい大会が続いて欲しいな、という風に思います。

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文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique

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