日伯友好カップ

対戦相手に聞く=ヴァスコ監督

[2019.09.10]

グループリーグ第2節、日本選抜はヴァスコに、まさかの0対7と、大敗を喫しました。
その試合直後に、ヴァスコのドゥドゥー監督に話を聞きました。
ドゥドゥーはU−15ブラジル代表監督も兼任しています。

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Q:今日の試合をどう評価しますか?

A:今日の試合は、決定的な試合だった。

このグループでは昨日、日本選抜がグレミオに勝って、我々もポルトゥゲーザに勝っている。だから、我々は対等だし、お互いに今日で決めたいというところだった。

我々は、日本選抜という、非常に難しく、非常にクオリティの高いチームと対戦するのは分かっていた。それで、昨日の試合のビデオを分析したんだ。だから、勝つことができた。しかも、良い形で勝てた。

しかし実際、結果には我々も驚いているよ。非常に難しく、クオリティの高いチームだったからね。我々はチャンスを良く活かすことが出来たんだ。

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Q:今日の日本選抜に関する印象は?長所や改善すべき点など、アドバイスがあれば。

A:日本の試合モデルは非常に良いと思うんだ。我々のものと非常に似ている。

ボールに多く触り、ボールを支配し、運動量が豊富。攻撃的だし、試合をきちんと組み立てる。

少し、良くなれる点があるとすれば、日本が守備で相手と競り合う時の問題だと思う。私も自分の選手達に言うんだが、相手と競り合う時は、個の強さが大事なんだ。相手と競り合い、その相手を上回るためにはね。

日本には、その強さが、少しだけ足りない。その強さをもう少しだけ向上すること。守備陣が、競り合いで強くなること。

それ以外は、ブラジルサッカーと非常に似ているし、それを我々も気に入ったよ。非常に良い試合をする。

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Q:ヴァスコが毎年、高いレベルを維持し続けている秘訣は?

A:ヴァスコが実現し続けている仕事だよ。U−7、U−9、U−11、U−13というふうに、もっと下の年代のカテゴリーからね。

我々は全カテゴリーを同じモデルで進行しているんだ。試合のメソッドが同じ。

だから、ここの選手達は毎年、試合に関して同じ考え、同じ哲学を持つことができる。同じ試合モデルでやっている。それが、非常に助けになる。カテゴリーを上がっていく上でね。

そういうわけで、良いレベルを維持することが出来ているんだよ。

文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique

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