鹿島第1節、サンパウロに3対3
[2019.08.29]
いよいよグループリーグが始まりました。
日本からの4チームの中で、最初の試合を戦ったのは、鹿島アントラーズ。
対戦相手は、ブラジル屈指の強豪、育成でも定評のある、サンパウロFCです。
友好ムードは試合前のみ。試合は前半から、ハードな戦いになり、前半はサンパウロに1点を先制されます。
ハーフタイムの確認作業。
後半は、取って取られての大接戦となりました。サンパウロは2点を追加しましたが、鹿島も後半だけで3ゴール。
最終的に、3対3の引き分けで試合を終えました。
まずは力を出し切ったスタート。
今回、アントラーズ下部組織3チームのスタッフとして参加している小笠原満男さんも、一人一人にハイタッチしながら、ベンチで出迎えてくれました。
<試合>
鹿島 3×3 サンパウロ
GK:佐々木
DF:石本、今井、前浜
MF:下田、梅津(前田)、志摩(武沢)、松本(小林)、岡田
FW:熊澤(小棚木)、サントス(佐藤)
鹿島の得点者:前浜就意、武沢健伸、岡田理央斗
★武沢健伸選手の感想(Q:今日の自分のゴールシーン)前半に1点取られて、苦しい時間帯だったんで、もっと前に行こうと思ってプレーした結果、そこでセットプレーを得られたんで、決められて良かったです。
(Q:ブラジルの選手・チームの印象)スピードがあって、個々のドリブルとかがうまくて、技術力が高いなと思いました。
(Q:この遠征で学びたいこと)こういう自分よりフィジカルが高い相手に対して、自分の技術とか判断力とかを使って、相手に通用できるように、意識したいです。
★根本裕一監督の総括(Q:今日の試合の総括)初戦ということで、固くなるかなと思ったんですけど、選手達は攻守に渡って積極的にプレーしてくれたんで、結果はまぁ、すごい大味な試合になりましたけども、また明日に繋がる課題も出ましたし、いいところもたくさん出ましたんで、すごく良かったかな、というふうに思います。
(Q:選手達に学んで欲しいこと)日本では体感できないプレーが多いので、特にやっぱり組織というよりは、一人一人のテクニックなども、日本とは全然違うので、そういったところで、いろんなものを感じて欲しいですし、またそこを、日本に帰ってからというよりも、この大会中に自分のものにしていってもらえたらな、というふうに思っています。
(Q:鹿島を代表するプレッシャー、監督のテーマ)プレッシャーというのは、あって当然だと思うし、スタッフも含めて、選手達も今後、この世界でやっていくには、当たり前だと思うので、そこを打ち破って、その中で、自分のプレーだとか、チームとして結果が出せるようになっていければいいんじゃないかな、というふうに思っています。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique