市川1対6、厳しさを知ったポルトゥゲーザ戦
[2019.08.13]
市川トレセン、リオデジャネイロ遠征での4連戦も、最後の試合を迎えました。
CFZジーコサッカーセンターでのポルトゥゲーザ戦、これまでの成果を発揮して、勝利で終えるべく、選手達は意欲満々です。
この日も、試合は30分を3本。1本目は、ポルトゥゲーザに先制されるものの、市川もゴールを決め、1対3。
2本目、ポルトゥゲーザに2ゴールを重ねられ、一方の市川は得点をあげることができず、2本目だけで0対2。
苦しい展開。 2度のインターバルでは、立岡GM、安藤監督、そして選手達も、厳しい表情で確認作業。
形勢逆転をしたい3本目。市川も多くのチャンスを作るのですが、シュートを決めることができず、逆にもう1点を追加されて、試合終了。
最終的にまさかの1対6。ブラジル遠征の最後に、最も厳しい試合を経験しました。
試合後、両チームは握手で健闘を称え合います。
ポルトゥゲーザは、表彰式で見るような、チーム全員での記念写真を撮影していました。まるで何かの大会に優勝したようですよね。
でも、1つの試合に勝つことは、これだけ嬉しいことなんだ、日本からやって来たチームに勝利したことは、それだけ大事なことなんだ、という気持ちが表れているようです。
そういう歓喜の積み重ねが、明日に繋がっていくのかな、という意味で、ご覧下さいませ。
<試合>
市川トレセン 1対6 ポルトゥゲーザ
1本目
GK:鈴木
DF:齊藤、神田、福岡、植草
MF:松村、駒井、中島、篠原
FW:青山、清水
2本目
GK:鈴木(芝野)
DF:齊藤(橋本)、神田、福岡、植草(石渡)
MF:松村、駒井(平居)、中島、篠原
FW:青山(今泉)、清水
3本目
GK:芝野
DF:山内、小林、福岡、石渡
MF:根本、平居、坂上、齊藤
FW:今泉、福山
市川トレセンの得点者:中島陽暉
★芝野一汰選手の感想(Q:今日の試合)やっぱり相手の方がフィジカルもスピードもあって、それにちょっと対応できなかったのかなと思います。
(Q:4試合を通して感じたこと)結構、相手はずっと裏ばっかり狙ってくるので、裏へのカバーリングなどをして、それに対応できたら、ブラジル人相手にも通用すると思います。
(Q:出発前の目標と、学んだこと)ブラジル行く前は、ブラジル人だろうと同じ人間なんで、絶対に勝ってやろうという気持ちで臨みました。
分かったことは、ブラジル人って、試合中などは熱くガツガツ来るんですけど、試合終わった後とかは本当に礼儀正しくて、握手なども、ちゃんと求めてきてくれるので、その礼儀の部分などはちょっと見習いたいと思います。
(Q:近い目標と将来の夢)近い目標は、この後、自分の部活での大会があるので、そこで、今回の遠征で経験したことを活かしたいです。
将来とか今後は、自分がもっと高いレベルで活躍できるようにしたいです。
★安藤賢二監督の試合総括 足元も上手で、フィジカルもあって、かつ、シュートをどんどん打ってくるチームでした。
そのチームに対して、やっぱりゴール前の寄せが弱くなってしまった部分と、あとは距離が遠くなってしまった部分で、簡単にシュートを打たせてしまったのが、失点の原因だったかなと思います。
子供達もそれには気付いていて、もう少し距離を詰めようとか、最初からこのポジションに入っていこう、というような話をしていたので、それを今度は試合中に、プレーの中で修正できるようにしていってもらえたらなと思います。
攻めの部分では多くのチャンスを作れていたので、後はやっぱり、フィニッシュの精度、シュートの質の部分で、相手の方が上だったのかなという風に思います。
※安藤監督の遠征総括は、この後あらためてご紹介します ♪
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura