つくば第3節、ボアヴィスタに2対3の敗戦
[2019.09.01]
日本からの4チーム、最後に第3節を戦ったのは、つくば。
ここまで2敗。それでも、ここで勝って、公式大会を笑顔で締めくくりたいところ。
つくばの相手はボアヴィスタ。
まずは前半0対0と、落ち着いて試合を進めます。
ハーフタイムには、後半に向けた戦いの再確認。
「勝ちに行こう」と全員で気持ちを高めます。
そして、いよいよ後半は両チーム共、力を振り絞った死闘に。
ボアヴィスタに先制され、合計3点を奪われたものの、つくばも2ゴール。
生板選手のFKは、ジーコばりだと会場を沸かせました。
最後まで、シュートしたボールがバーを叩く場面もあるなど、あきらめない姿勢で戦ったつくば。
最終的に2対3で敗れてしまったとは言え、選手達にとって、明日に繋がる試合となったはずです。
<試合>
つくば 2×3 ボアヴィスタ
GK:浅野
DF:中島、高田、本多、高木
MF:大川、堀田(伊藤)、昼岡(大塚)、塙(佐々木)
FW:佐藤(生板)、坂(鈴木)
つくばの得点者
佐々木七斗、生板隆之介
★中野洋司監督の総括
(Q:今日の試合の総括)勝てたんじゃないかと思いますね。勝ち点を取れた試合だったんじゃないか、と思います。
(Q:でも、勝てなかったのは?)去年も感じたんですけど、ちょっとしたところですよね。2点目、3点目と、あそこで連続失点しないことだったり、特に向こうの、2点目を取った後に、3点目を取りに行く集中力だったりとか、迫力とか、そういうところは、やっぱり差があるというか。どうしても受けに回ってしまう部分が多い。勝負所を感じる、ということについては、今年もやっぱり、差を感じましたね。
(Q:3戦を通しての選手達の変化)間違いなく、試合ごとに良くなっていて、2戦目、3戦目は、自分達の力をある程度、ハードワークだったり、走る、ランニングのところだったりは、出来てきたと思うんですけど、ただ、やっぱり差の部分が大きいっていうのを感じたんじゃないかなと思います。
技術一つもそうですし、今はだんだん、守備は頑張るようになっているけど、攻撃の部分で、まだまだ足りないことが多かったんじゃないかなと思います。
ただ、それを感じてくれれば、帰ってから、変わることが出来ると思うんで。
(Q:ブラジルに関して)やっぱり、ボールを簡単に下げない、ということと、前に運ぶ、ということ。あとは、勝負をする力、ターンをする力、というのは、日本とは全然違うと思いました。
(Q:今後の指導)やっぱり、前に向かうとこだったり、勝負をする姿勢だったり、というのは、やっぱり求めていかないとダメだなと。リスクを負ってでも、というか、前に、前に、前に、というのは、ブラジル人と日本人の判断の違い。
ブラジル人も、前に行けなければ、ある程度、時間を作るんですけど、ファーストチョイスはやっぱり、前に運ぶというところが、日本人はちょっと間違えてしまうところ。
アントラーズに関しては、ある程度、前に、シンプルに行くんですけど、そこの精度が低かったり、仕掛けの部分の精度も低かったりすると思うんで、そこの部分を感じたところを、僕自身も、指導に活かしていきたいと思います。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique