市川、初戦はボアヴィスタに2対4
[2019.08.09]
市川トレセン、リオデジャネイロでの親善試合4連戦がスタートしました。朝10時キックオフに備え、CFZジーコサッカーセンターに到着したチームは、ウォーミングアップの後、ミーティングで試合に備えます。
デラシーコーチと、大会コーディネーターのフェルナンド・バヌッチも、試合を見守ります。
初戦の相手はボアヴィスタ、リオの中堅クラブです。
この日の試合形式は、30分を3本。1本目は0対0と、滑り出しは対等です。
インターバルには、安藤監督と選手達の確認作業の他にも、デラシーコーチと立岡GMが気付いた点を話し合うなど、試合を最大限に活かす体制が出来ています。
2本目はボアヴィスタに1点を決められ、ここまで0対1。
晴天の中、気温も28度と消耗する中、3本目。ボアヴィスタに3点を追加されます。しかし、市川の方も2ゴール!
最終的に2対4。敗れたとは言え、手応えも感じられる勝負となりました。
<試合>
市川トレセン 2×4 ボアヴィスタ
1本目
GK 鈴木
DF 齊藤、福岡、神田、植草
MF 石渡、松村、篠原、中島
FW 青山、清水
2本目
GK 鈴木(芝野)
DF 齊藤、福岡、神田、植草
MF 石渡(駒井)、松村、篠原(坂上)、中島(平居)
FW 青山、清水(福山)
3本目
GK 芝野
DF 山内、福岡、小林、橋本
MF 平居、駒井、根本、坂上
FW 今泉、福山
市川トレセンの得点者:駒井颯太朗、平居俊太
★中島陽暉キャプテンの感想やっぱりブラジルの選手は、能力が全員高くて、自分で抜いたと思っても、足が出て来て、とてもびっくりしました。でも、ドリブルはあんまり付いてこないので、そこはいけるなと思いました。
この遠征では、ブラジル人の対人の強さとかを学んで、日本に持ち帰るようにしたいです。
★安藤賢二監督の総括ブラジル遠征の初戦ということで、選手達には、球際の部分を厳しくするということと、後は、自分達がやりたいサッカーというのを、話し合いながらお互いに共有するという、コミュニケーションを課題として、ミーティングしています。
実際にやってみたら、出来ていた部分と、まだまだ出来る部分っていうのがあって、そこはまた、明日以降の課題になってきます。
自分達のミスからの失点や、足が止まったところでの失点で、相手に先行されてしまいましたが、その分、点を取っていこうという気持ちは、選手達から感じられたので、そこは大きな収穫でした。
この遠征を通して、子供達には、ブラジル人のサッカーに対する姿勢、環境に対する意識というのを実際に見て、これだけ意識しながらやってるんだっていうのを感じて欲しいですね。
そして、自分達もここまで押し上げて行きたいっていう気持ちをつかんで帰って、次の高校のカテゴリーで、それが出来る選手になって欲しい、というのが、狙いの一つにあります。
2年前に来た時には、やっぱり球際の部分や、組織での守備の部分を、子供達に伝え続けていました。
今回に関しては、いつものチームよりも長く一緒に活動することが出来ていたので、守備の組織というよりも、今度は、攻めの方のアイデアについて、子供達と話しながら、身に付けさせられたらな、というふうに思っています。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura