第21回日伯友好カップ、優勝はフルミネンセ!
[2018.09.04]
3位決定戦の後、午前10時、CFZジーコサッカーセンターでは、いよいよ第21回日本ブラジル友好カップ決勝の時間となりました。この栄えある頂点を争うのは、フルミネンセとボタフォゴ。リオデジャネイロのチーム同士の対決となりました。
この試合は、ジーコのFacebookで生中継されました。解説を担当したのは、ジーコです。
ジーコが運営する、経済的に恵まれない地域に住む子供達のための無償のサッカースクール、ジーコ10スクールの子供達がエスコートキッズとして登場し、両チーム、入場後、ブラジル国歌を斉唱して、キックオフ。
前半、フルミネンセが1ゴールを奪った後、後半にはボタフォゴが1点を返します。
その後は両者譲らず、試合は10分ハーフ、シルバーボール方式の延長戦へ。


フルミネンセGKの立て続けのスーパーセーブに遭い、PKを1人も決めることの出来なかったボタフォゴに対し、フルミネンセは2人が決めて勝利。第21回日本ブラジル友好カップ優勝が決まりました!
勝利の瞬間、みんなで抱き合ったまま、応援してくれていた、家族やサポーターに歓喜で手を振ったフルミネンセの選手達。おめでとう!

★優勝したフルミネンセのレオナルド・ハモス監督インタビュー

(Q:今日の試合)試合は非常に難しいものだった。とてもクオリティの高い対戦相手でね。
でも、僕らがトレーニングセンターでやっていることはすべて、選手達が決勝に到達し、タイトルを獲得するのをサポートするため。もちろん、フルミネンセの下部組織の主な目的は、プロになる選手を育成することなんだけど、僕らにはモットーがあるんだ。より良いアスリートを育成するためには、より良い市民を育成すること。
僕らはその役割を、非常に良く果たしていると思う。彼らが好きなスポーツを通して、より良い市民を育成するというね。
(Q:あなたのチームの長所は?)長所はチーム精神だよ。仕事というのは、僕らだけのものでも、ここにいる選手だけのものではない。トレーニングセンターにいる、チーム全員でのことなんだ。栄養士や心理学者などを含め、彼ら選手の成長のために、組み立てられたメソッドがある。
それが大きな秘訣だと思う。僕らはただ、その前線に立っている、ということであって、その後ろには、様々な分野の素晴らしいプロフェッショナル達による、すべてのプロセスがある。それによって、結果が生み出されているんだ。
(Q:この後、選手達に何を話しますか?)
おめでとうを言いたい。そして、すべての努力は、何らかの形によって報われるんだと話したい。今回は幸せなことに、タイトルを獲ることができた。それは、彼らの経歴の中でも、学ぶことの多いものだ。これからも、頑張り続け、戦い続け、成長し続けて欲しい。世の中に貢献できるようにね。
★この試合は、ジーコのFacebookで生中継されました。現在も録画でご覧頂けます。
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https://www.facebook.com/ZicoOficial/videos/1073605532817915/
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique