Jリーグ選抜準決勝、接戦の末に敗れる
[2018.09.02]
日本ブラジル友好カップ、日本勢から唯一、準決勝へ進出したJリーグ選抜。
この試合はジーコのFacebookで生中継されました。しかも、ジーコ自らが、この試合のコメンテーターを務めてくれました!
試合前、選手達の明るい表情も、真剣な表情も、見ていて頼もしくすら感じられます。





準々決勝でも逆転勝利をおさめたJリーグ選抜。ハーフタイムにはいつもの通り、監督からチームへ、また選手個々への指示があり、選手同士も落ち着いて確認作業を行い、後半に臨みます。



フルミネンセのシュートがバーに当たったり、GK波多野選手のスーパーセーブがチームを救うなど、ピンチもある一方、追加点へと焦るフルミネンセから、Jリーグ選抜がボールを奪い、攻め込む場面も多く、フルミネンセの監督は、選手達に何度も「落ち着け!」と指示を出しています。




互いに攻め合いながら、両チーム、相手のゴール前まで攻め込みながら、なかなかそのゴールを割れません。じりじりとした展開は試合終了のホイッスルまで続き、最終的に0対1。Jリーグ選抜は勝利をあげることはできませんでした。

ピッチに崩れ落ちたJリーグ選抜の選手達に対し、フルミネンセの選手達が1人1人、手を差し伸べて、立ち上がるのを助けています。互いの激闘を称えあう。これも、友好カップが教えてくれるスピリットです。
<試合>
Jリーグ選抜 0×1 フルミネンセ
GK 波多野
DF 木村、恒岡
MF 夏山、菅原、安藤、中村尚輝、本田
FW 中村仁郎、豊田、野澤
★中村尚輝選手の感想

(Q:今日の試合)ゲームを通して、ボールは持てたと思うんですけど、前半の早い段階で失点したところが、試合を通して響いたところじゃないかなと思います。
(Q:Jリーグ選抜はこの大会のために結成されたチームなのに、ブラジルに来た最初から、仲良かったし団結していた。その秘訣は?)ブラジル入る前に、国内で2日間、一緒にサッカーやったんですけど、その中で、お互いの特徴だったり、自己主張だったりっていうのを聞いて、そういうところで、みんなが個人のプレースタイルっていうのが分かったし、そういう中で、良いゲームが出来たんじゃないかなと思います。
(Q:ブラジルのサッカーの印象と、それに対する自分達の対応)体格では勝てない、というのは、来る前から分かってたことなんで、どれだけボールを握れるかっていうのを、常に考えてやってきて、勝利に結びついたんじゃないかなと思います。
★田中智宗監督の総括

ボールを動かしながら、前に進んで行くっていうところで、やろうとしていることは、選手達、すごくやろうとしてくれたんですけど、前に行ってボールを失った時に、やっぱりカウンターっていうところで、なかなか相手もすごく力のある選手がいて、そこでカウンターを止めるっていうことができなくて、2次攻撃、3次攻撃っていうのができなかったので、選手達にとっては、やっぱりすごく難しい試合になったんじゃないかな、とは思います。
★この試合は、ジーコのFacebookで生中継されました。現在も録画でご覧頂けます。
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文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique