日伯友好カップ

対戦相手に聞く:アトレチコミネイロコーディネーター、エバートン

[2018.09.06]

グループリーグ第1戦で、鹿島アントラーズと対戦したアトレチコミネイロ。実は、このクラブの下部組織のコーディネーターであるエバートンは、90年から94年の間、日産、横浜マリノス、最後は京都サンガで活躍した、元Jリーガーです。
この鹿島戦を終えた直後に、鹿島の印象や、U−15の指導に関する考えなどを聞きました。

Evertoninterview

Q:今日の試合の総括をお願いします。

A:非常に良い試合だった。鹿島には驚かされたよ。というのも、もう何年も、日本のこの世代の試合を見ていなかったんだ。めったに見られないからね。

日本サッカーの成長を、すごく気に入ったよ。攻撃的だし、選手達は軽い。一方で、GKは背が高くて強く、非常に良い。

でも、毎年この大会に来ている我々のスタッフや、近年ここでプレーした選手達から、話は聞いていたんだ。日本サッカーはここ数年で非常に成長したと。もうあの謙虚すぎるサッカーではない。攻撃してくるし、こちらの攻撃をカットしてくる。ブラジルサッカーのカチンバも分かっている。それを目の前で見て、非常に驚かされたんだ。

 

Q:日本の人達が学ぶために、まだ日本が改善すべきところ、もっと成長できるところをアドバイスしてもらえれば。

A:日本サッカーはもう、何度もワールドカップに出場するようになっているんだから、やっていることの傾向としては、正しいんだよ。特に、経験を増している。

私があちらでプレーしていた時代から較べて、非常に成長した。以前はトップチームでも、パスワークがあまりできなかった。やろうとしても、ミスが多く、センターバックから前線に放り込むような形で行くしかなかったりね。

もちろん、1つの大会、特にレベルの高い国際大会でタイトルを獲るには、もっと成長し、より良いプレーをしなくてはならないけどね。

 

Q:エバートンがU−15を指導する上で、今、考えていることは?

A:私はアトレチコミネイロの下部組織で16年仕事をして、特に低年齢層のカテゴリーを見ているんだが、育成年代も非常に進化したと思うよ。特にU−15で言うと、その国のサッカーを映し出す鏡のようなところまで来ている。

例えば、日本のパスワークは成長の最たるものだ。あまりパスミスもない。ここで見ていると、それはU−15からすでに始まっているのが分かる。だから実際、サッカーの進化と共に、育成年代も進化しているんだ。

その中で成功するには、傾向としては、U−15での仕事を増やさないといけない、ということだ。中期的、長期的なプランに基づいて、この年代から、トレーニングの量も、下部組織にかける費用も、増やさないといけない。将来の成功のためにね。

 

Q:どうもありがとう。

A:ありがとう、日本!

文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique

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