バックナンバー

YouTube Rap77 にジーコ登場

[2018.09.14]

ジーコの長男ジュニオールさんが運営しているYouTubeチャンネル「Rap77」ってご存じですか?毎週、ブラジルサッカー界の重要人物を招いて、楽しいトーク、真剣なサッカー談義を繰り広げるこのチャンネルに、先月、ついにジーコが登場しました。 テーマはもちろん、ジーコの日本サッカーへの復帰。 ジーコの鹿島アントラーズ・テクニカルディレクター就任を記念して、日本サッカーについて、たっぷり語ってくれています。それがまた、この回だけは特別に、日本語の字幕スーパー付きという、嬉しい配慮。 こんな感じの画面です。 ジュニオールならではの切り口で、他では聞けない話が満載です。まだご覧になっていない方、こちらからどうぞ。https://www.youtube.com/watch?v=y1ePhxaimz8 文=藤原清美、写真=Rap77……

in [ニュース]

全文を読む

日伯友好カップがスカパーに登場

[2018.09.14]

本日、9月14日夜9時から、スカパーのサッカー情報番組「スカサカ!ライブ」にて、日本ブラジル友好カップでのJリーグ選抜の挑戦を紹介します。Jリーグ選抜の戦いを通して、世界における日本サッカーの現在地、立ち位置を考える、という企画で構成されたビデオ、是非、ご覧下さいませ。 ちなみに、番組の司会者は、元鹿島アントラーズ、そして、元日本代表の岩政大樹さんです ♪ 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

柔道ブラジル代表監督、藤井裕子さんに聞く

[2018.09.09]

元柔道選手の藤井裕子さんは、イギリス代表のコーチを経て、2013年からはブラジル女子代表チームのコーチに。自国開催となった2016年リオ五輪に向けて、ブラジル女子柔道を大きく底上げしたことで、世界的にも有名な指導者です。現在は2020年東京五輪に向けて、なんとブラジル柔道男子代表の総監督に就任し、活躍されています。 練習に、遠征にと、多忙な日々を送る裕子監督ですが、毎年、この日本ブラジル友好カップには、家族と共に応援・観戦に来てくれます。今年もプレイベントと本大会の2度に渡って、CFZジーコサッカーセンターまで足を運んでくれました。競技こそ違えど、世界のトップレベルで、しかも外国の代表チームを率いて戦う裕子監督に、この大会に感じる重要性や、外国遠征の意義などについて、話を聞きました。 Q:U−15という世代で、海外遠征をしたり、海外のチームと対戦することの重要性を、どう思われますか? A:私は小さい頃から柔道をしていて、今、柔道の監督をしているんですが、24歳になって海外へ出るまでは、海外で柔道をする、海外で自分のやっているスポーツをする、という機会がなかったんです。 で、外へ出てから初めて分かったんですけど、自分の国だけでやっているより、他の国でどんな練習をしているか、どんな心構えで試合に向かっているか、そういうことを見たり、肌で感じる、体験して感じるということは、自分のスキルはもちろん、試合に対する心構えや、心の面を強化するのに、すごくいいと思うんですね。 1つのことに囚われずに、いろんなやり方があっていいかな、という、発想の転換が出来る。そういうのを早い段階で経験しておくっていうことは、とても有意義なことだと思います。   Q:選手としても、指導者としても、世界中を遠征している裕子監督から見て、ブラジル、ということで考えると、このブラジルで、選手達は何を掴んだり感じたりできると思いますか? A:やっぱり、人間性、人としてのキャラクターがすごく違います。風土も関係しているかと思いますが、サッカーをやっている人間、柔道をやっている人間に限らず、全体的に、人がのんびりしている。 日本ってどちらかというと、すべてを箱に詰めてきちきちやっていくようなイメージがあるんですが、ここブラジルではそうじゃなくて、のんびりしてても、やるところはしっかりやる、試合に向けて、勝つための練習はしっかりする、っていうのは、ここへ来てみないと分からないことかな、と思います。 ブラジルっていうのは、どちらかというと日本の正反対かな、と思うんですね。場所的にも真裏なんですけど、性格的にも真反対なところがあるんで、そういうところでやるっていうのは、ショックを受ける面もあるかなと。でも、若いうちにショックを受けておくのは、とてもポジティブなことだと思います。   Q:柔道でも、例えばハファエラ・シウヴァ選手なんかは、ハングリー精神の代表みたいな存在。サッカーの育成年代でも、ブラジルはハングリー精神が違う、ということを良く言われるんですが、やっぱり、日本とブラジルでは、厳しさ等が違うんでしょうか。(※柔道のハファエラ・シウヴァ選手は、スラム出身。厳しい環境で生まれ育った彼女が、裕子監督の指導を受けて、2016年リオ五輪で初めて金メダルを獲得したことは、日本とブラジルのみならず、世界中で有名な話となりました。) A:日本って、別にスポーツで芽が出ようが出まいが、教育もしっかりしているし、それなりに生きていけるじゃないですか。別に、サッカーがダメになっても、柔道がダメになっても、生きていける。そういうところで育ち、練習している人間と、自分が柔道でダメになったら、サッカーでダメになったら、自分だけでなく、家族も生きていけないっていうようなところで生きている人間の、1つの戦いに賭ける力、エネルギーというのは、やっぱり違うものがあるなと思います。 で、その戦い方も、やっぱり個人個人で違います。例を挙げればハファエラ・シウヴァなんかは、日本式に綺麗に型にはめてしまえば、彼女の良さはなくなっていたと思うし、彼女の、それぞれの試合に対する自分の持っていき方、それは精神面でも、体力的な面でも、持っていき方が違うので、そこは、私自身も学ぶところが多かったなと思います。   Q:アントラーズ勢の指導者はこの大会の常連が多くて、それを毎年感じながら、その厳しさを日本でどう作るかというのを、いつも考えています。その厳しさを実現するための、何かヒントはあるでしょうか。 A:うーん、厳しさを実現するためのヒント。やっぱり、こうして外へ出て行って、選手自身が感じるというのは、大きなことだと思います。 もっと言えば、チームで来てしまうと、やっぱり全てオーガナイズされた状態で、ホテルもあって、食事もあって、練習時間も決まっているところに来ればいいだけなんですけど、もし1人でこちらにポンと来ると、また違うかなと思うんですね。1ヶ月なり、3ヶ月なり、ほんとにこっちの環境に1人か2人でポンと入ってしまうと、すごく大きな違いを感じるんじゃないかなと思います。 可能であれば今後、そういうことをやっていくのも、楽しいかなと思います。   Q:最後に、今この大会に参加している選手や指導者の皆さんにメッセージを。 A:これから日本を、日の丸を背負って戦っていくことになるであろう選手達、そして、コーチの皆さん。私も背負う国こそ違えど、同じ立場で頑張っています。やっぱり、同じような仲間が頑張っている姿っていうのが、私にも力になりますので、切磋琢磨して、頑張っていきましょう。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

対戦相手に聞く:コリンチャンス監督レアンドロ

[2018.09.07]

コリンチャンスは今大会、日本勢とは、グループリーグ第2戦でつくばに6対2で勝利、3位決定戦では、3対2でJリーグ選抜に勝利しました。3位決定戦の後、チームで輪になって話していた、レアンドロ監督の話を聞きました。 Q:今日の試合を振り返って。 A:とても重要な試合だった。非常に真摯な技術委員会に率いられた、とてもクオリティの高いチームとの対戦。こういうチームとの試合に勝てただけでも、僕らにとってはとても誇りに思えることだよ。   Q:日本の選手達も、真摯に戦ったけど、勝つことはできませんでした。彼らがもっと学び、向上させるべきところはどこでしょう? A:それはサッカーの試合の大きな要素なんだ。僕らも今日は試合に勝てたけど、必死に戦って、敗れたこともある。彼らはこの大会を通して、素晴らしい試合をしてきたよ。思うに、彼らだけじゃなく、すべてのチームが、勝つか負けるかに関わらず、戦わなければならないということだ。 彼らに言えるのは、信念を持ち続けること。自分達がやっていることは正しいんだと信じること。自分の中にそれがあれば、自分達のやっていることが真実となり、戦い、成長し、進歩することができるんだよ。   Q:U−15のチームを指導する上で、皆さんが一番力を入れている面は? A:それは、いい質問だね。僕らがこの指導陣だけでなく、クラブとも、やるべき仕事を分け合っておこなっているのは、まずは個人を成長させ、それをチームとして昇華させる、ということ。 下部組織の、つまり育成部門の主な目的は、選手を育成するということ。だから、僕らは選手1人1人、つまり個を成長させることに集中している。 その後で、それを今日のように、Jリーグ選抜という良いチームと戦ったような、素晴らしい試合をするために、チームの力に転換させようとしているんだ。   Q:今、選手達に「誇り」という言葉を多く語っていましたね。彼らが戦ったことを誇りに思う、と。彼らに何を伝えたかったんですか? A:伝えたかったことは…、これを撮影して欲しいと頼みたいほどなんだ。最初から最後まで、一緒に戦っている僕らの技術委員会なんだけど、プレー分析のアウレーリオ、フィジカルコーチのシローマ、GKコーチのエヴェルトン、理学療法士のエヴェルトン、クラブの医師であるDr.ホージェル。 つまり、それを彼らに伝えたいんだ。 1つめは、誰もが着たくても着られるものではない、これほどのクラブのシャツを着ることへの誇り。 2つめは、1人で何かを築き上げることが出来る人なんて、誰もいないということ。ここでは、みんなで一緒に築き上げる。この技術委員会と、選手達とでね。 そういうことだ、1人1人を成長させるんだけど、みんなで一緒に築き上げる。 こういう環境の中でやれることを、誇りに思って、やっていこう、ということだよ。   Q:皆さんの考え方と勝利に、おめでとう。 A:ありがとう。みんなの大きな成功を祈っている。そして、この素晴らしいイベントにおめでとう!-/-/-/-/-/-/-/-ちなみに、このインタビューをしようとレアンドロ監督に声をかけた時、監督はスタッフ全員を呼び集め、みんなを代表して応える、という形を取りました。監督の言う「みんなで一緒に築き上げる」というスピリットは、そこまで徹底されているんですね。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

対戦相手に聞く:フルミネンセ監督レオナルド

[2018.09.06]

フルミネンセは今大会、グループリーグ第1戦で、つくばに5対1の勝利、準々決勝で鹿島に2対0の勝利、準決勝でJリーグ選抜に1対0の勝利と、対戦した日本勢のすべてを撃破し、大会で優勝を達成しました。 フルミネンセのレオナルド・ハモス監督、優勝後のインタビューは、このサイトに掲載したので、「第21回日伯友好カップ、優勝はフルミネンセ!」のページhttp://zico.cocolog-nifty.com/blog/2018/09/post-86ff.html をご覧下さい。 ここでは、準決勝Jリーグ選抜戦の直後のインタビューをご紹介します。 Q:今日の試合を振り返って。 A:ものすごく闘争的な試合になった。Jリーグ選抜は、とてもクオリティが高く、非常に良くオーガナイズされたサッカーを見せたし、選手達は、技術的にも非常にクオリティが高かった。僕らが好きなサッカーにも似ている試合をしかけてきた。選手の器用さを活かして、攻撃のクオリティを上げる、というね。 それで、試合は非常に均衡したものになった。Jリーグ選抜には、今回の友好カップで見せた素晴らしい活躍に対して、おめでとうを言いたいほどなんだ。   Q:均衡していたけど敗れた、そのJリーグ選抜は、何を改善すべきであり、もっと向上させられると思う? A:力が非常に拮抗したチーム同士の均衡した試合、というのは、何らかちょっとした部分が結果を分けると思うんだ。今日は、彼らが勝ってもおかしくなかった。細かいところだよ。1つのシュートが枠を外れたとか、そういうね。 今進んでいる道を行くことだと思う。この大会で非常に良い戦いをしてきたし、ブラジルのすべてのチームと対等な試合をしてきた。 Jリーグがここまでやってきた仕事に言えるのは「おめでとう」しかないよ。   Q:U−15のチームを指導するにあたって、あなたが一番力を入れていることは? A:実際、僕らは教師、教育者なんだ。だから、僕らはあらゆる分野を教えようと頑張っている。教養や、態度・姿勢なども含めてね。サッカーを使って、それを教えようとしているんだ。 僕の主な仕事は、そこだと思う。目的は選手を育成することなんだけど、良い市民、良い若者を育てることもそう。社会の中で、自分の役割を果たせる市民を育てること。それが一番大事なことだと思うからね。文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

対戦相手に聞く:グレミオ監督アイルトン

[2018.09.06]

引き続き、グレミオのアイルトン・ファグンデス監督の話をご紹介します。バウベル選手と同じく、Jリーグ選抜との準々決勝の直後に伺いました。 Q:今日の試合を振り返って。 A:非常に力の均衡した試合だった。準々決勝ということで、Jリーグ選抜のクオリティが高いのは分かっていた。素晴らしい選抜、素晴らしいチームだったよ。この勝利におめでとうを言いたい。 試合は非常に対等だったが、彼らの方がチャンスを活かし、ゴールを決めた、ということだ。   Q:日本のこの世代のサッカーは、さらにどういうところを改善・向上すべきだと思いますか? A:日本はよく言われる通り、組織プレー、規律正しさのお手本だと思う。私も自分のチームの選手達に、日本人は非常に献身的にプレーする、ということを言っているんだ。だから、この方向で進んで行くことだ。 こういう国際交流には、非常に価値があるよ。ブラジルのリオデジャネイロまでやって来て、レベルの高い大会を戦うことで、彼らは私達ブラジル人の、この大会にいる強豪チームから学んでいるんだ。そして、私達も日本人から学んでいる。 だから、この交流や、試合を通しての情報交換は、私達にとっても、日本にとっても、非常に重要なことだよ。文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

対戦相手に聞く:グレミオ選手バウベル

[2018.09.06]

グレミオはグループリーグ第2戦で、アントラーズノルテに3対2で勝利、準々決勝ではJリーグ選抜に、1対2で敗れました。その準々決勝Jリーグ選抜戦のすぐ後に、話を聞きました。 まずは、バウベル選手。彼は、横浜フリューゲルスと横浜F・マリノスでプレーしたFW,バウベル選手の息子さんです。 Q:今日の試合を振り返って。 A:僕らにとっては、期待通りにいかない試合だった。日本のチームが勝利に値しないとか、勝てると思っていた、と言うわけじゃなく、個々の力が優れた2チームの戦いだった。そこで、相手が僕らのチームを倒してしまったということだ。 日本のチームがどういうサッカーをするのかは知らなかったけど。すごく良くオーガナイズされ、とても良いチームだった。日本のチームには、僕らを上回ったことにおめでとうを言いたい。そして、この大会で先へ進むことにもね。   Q:その中で、あなたは何が出来、何に困難を感じましたか?  A:日本のチームは、プレーをどうこう言う前に、試合中、走るのをやめないんだ。なんてことだ。太陽が照りつける、こういう暑さは慣れていないだろうに、走るのをやめない。それは、彼らの勝利の一番重要な理由だったと思う。   Q:あなたのお父さんは、日本サッカーの成長をすごく手助けしてくれました。そして今、あなたの夢は?  A:僕の父は日本でプレーしたんだ。2年間だったと思う。今はいつでも僕を手助けしてくれるし、アドバイスをくれる。今日も、日本はすごく闘争的だとか、日本はすごく走る、ということまで、教えてくれていたんだ。そうやって手助けしてくれている。 今は少し悲しいけど、僕もまずは、次の大会に向けて、頑張らなくちゃいけない。文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

対戦相手に聞く:サントス監督エメルソン・バリオ

[2018.09.06]

グループリーグ第2戦で、Jリーグ選抜と対戦したサントス。サントスは初戦でボタフォゴに敗れ、後がない状況でのこの試合。取って取られての激戦は、3対2でJリーグ選抜が勝利しました。その試合の直後に、サントスのエメルソン・バリオ監督に聞きました。 Q:今日の試合をどう思いましたか? A:非常に対等で闘争的な試合になった。Jリーグ選抜はただ、我々のミスを突くことができたんだ。そういう状況はまったく、起こってはいけなかったんだけどね。我々にとって、決勝トーナメントに向けた、決定的な試合だったんだから。 でも、そういうことが起こってしまった。Jリーグがチャンスを活かした、ということだ。   Q:あなたが気付いたことで、日本の選手やチームが、まだ改善・向上すべきところがあれば。 A:私は2012年に日本に行ったんだ。その時、なんていうか、選手達がすごく、控えめ過ぎる様子を見たんだ。例えば、今日の背番号12(※中村仁郎選手)のようなプレーをする選手はいなかった。それに当時は、今日のキャプテン(※中村尚輝選手)のように、選手が戦術の枠からはみ出るプレーをしたっていいんだ、という姿勢はなかった。 それが、今では違う。今は、個々の力もアテにできる。それは、成長のためにはすごく良いことだと思う。そうなれば、日本の場合、あとはただ、パーソナリティをさらに強くして、前に進んでいくことだよ。文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

対戦相手に聞く:アトレチコミネイロコーディネーター、エバートン

[2018.09.06]

グループリーグ第1戦で、鹿島アントラーズと対戦したアトレチコミネイロ。実は、このクラブの下部組織のコーディネーターであるエバートンは、90年から94年の間、日産、横浜マリノス、最後は京都サンガで活躍した、元Jリーガーです。この鹿島戦を終えた直後に、鹿島の印象や、U−15の指導に関する考えなどを聞きました。 Q:今日の試合の総括をお願いします。 A:非常に良い試合だった。鹿島には驚かされたよ。というのも、もう何年も、日本のこの世代の試合を見ていなかったんだ。めったに見られないからね。 日本サッカーの成長を、すごく気に入ったよ。攻撃的だし、選手達は軽い。一方で、GKは背が高くて強く、非常に良い。 でも、毎年この大会に来ている我々のスタッフや、近年ここでプレーした選手達から、話は聞いていたんだ。日本サッカーはここ数年で非常に成長したと。もうあの謙虚すぎるサッカーではない。攻撃してくるし、こちらの攻撃をカットしてくる。ブラジルサッカーのカチンバも分かっている。それを目の前で見て、非常に驚かされたんだ。   Q:日本の人達が学ぶために、まだ日本が改善すべきところ、もっと成長できるところをアドバイスしてもらえれば。 A:日本サッカーはもう、何度もワールドカップに出場するようになっているんだから、やっていることの傾向としては、正しいんだよ。特に、経験を増している。 私があちらでプレーしていた時代から較べて、非常に成長した。以前はトップチームでも、パスワークがあまりできなかった。やろうとしても、ミスが多く、センターバックから前線に放り込むような形で行くしかなかったりね。 もちろん、1つの大会、特にレベルの高い国際大会でタイトルを獲るには、もっと成長し、より良いプレーをしなくてはならないけどね。   Q:エバートンがU−15を指導する上で、今、考えていることは? A:私はアトレチコミネイロの下部組織で16年仕事をして、特に低年齢層のカテゴリーを見ているんだが、育成年代も非常に進化したと思うよ。特にU−15で言うと、その国のサッカーを映し出す鏡のようなところまで来ている。 例えば、日本のパスワークは成長の最たるものだ。あまりパスミスもない。ここで見ていると、それはU−15からすでに始まっているのが分かる。だから実際、サッカーの進化と共に、育成年代も進化しているんだ。 その中で成功するには、傾向としては、U−15での仕事を増やさないといけない、ということだ。中期的、長期的なプランに基づいて、この年代から、トレーニングの量も、下部組織にかける費用も、増やさないといけない。将来の成功のためにね。   Q:どうもありがとう。 A:ありがとう、日本!文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

ジーコから日本のU−15サッカーへ

[2018.09.06]

第21回日本ブラジル友好カップ、すべてのプログラムが終了した直後、ジーコに今大会の日本勢の評価と共に、今後へのアドバイスを聞きました。今回参加した選手や指導者の皆さんだけでなく、日本の育成年代のサッカー、引いては日本サッカーに携わるすべての方々や、サポーターの皆さんと、この場を通して共有すべき、ジーコの言葉をご覧下さい。 Q:今年の日本の4チームをどう評価していますか? A:非常に良かったよ。というのも、1チームを25%と考えると、50%が決勝トーナメントに進出したんだから。鹿島とJリーグ選抜がね。しかも、Jリーグはもう少しで決勝に進出できそうなほどだった。 多分、今大会で最も良いサッカーをしたチームの1つが、Jリーグ選抜だったんじゃないかな。みんなが、彼らのプレースタイルに魅了されていた。残念ながら、準決勝の試合では、少しプレッシャーを感じてしまったため、突破できなかったとは言えね。 私達はとても幸せに思っているよ。日本の選手のパフォーマンスは素晴らしかった。でも、今に始まったことじゃないんだ。これまで日本ブラジル友好カップに出場してきた49人の少年達が、その後、Jリーグでプレーしている。それに今、鹿島のレギュラーとして活躍している選手達も多い。 私達はこの大会が、日本サッカーだけでなく、ブラジルサッカーでも、結果を出していることを幸せに思うよ。その証拠に、ブラジルのU−14、15代表の監督が、大会中、ここに来て視察をしていた。だからこそ、ここに出場した多くの選手達が、代表に招集されているんだと思うよ。   Q:日本のU−15のサッカーがここまで成長した理由は?そして、さらに成長するためには、何をするべきですか? A:この国際交流を続けていくことだよ。 私達は、鹿島の成長を見ている。というのも、(アントラーズの育成部長)高島は、下部組織のチームを、世界のどこへでも、あらゆる大会のために連れていっている。 できるだけ多くの大会に参加し、できるだけ様々なベースを持つサッカーを知ることだ。ブラジルであれ、ヨーロッパであれ、アジアであれ、重要なのは、対戦すること。 そういうわけで、鹿島の下部組織は多くの遠征をし、多くの大会で試合をしている。それが、日本の少年達の成長にとって、大きな助けになっているんだよ。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

シュハスコレストランで爆笑の打ち上げ

[2018.09.04]

リオデジャネイロ遠征もいよいよ終わりに近づく中、日本に帰るための空港に行く前、今回の遠征4チーム全員が、ホテル近くのシュハスコレストランで、打ち上げを行いました。U−15の年齢からも、スポーツをやっていることからも、選手達、ブラジルのお肉を食べる、食べる。 遠征中は、宿泊していたホテルで、ブラジルの人達が普通に食べる、現地のお料理を食べていた選手達。サラダバーにあったお寿司にも手が伸びます。 食事が一段落した頃、おもむろに登場したのが、Jリーグ選抜の来龍哉GKコーチ。 実は今回、Jリーグ選抜がリオに到着した最初の時から、とても仲が良く、打ち解け合っていたこと、それで、ピッチの中でも自由に声を掛け合い、指示を出し合える雰囲気が出来ていたこと、その大きなきっかけとなる仕掛け人が、来コーチだったそうです。 というのも、日本を発つ前、Jリーグ選抜が1泊2日でミニ合宿をおこなった時、来コーチがドカーンと、選手達の前で一発芸をやってみせたとか。それで一気に盛り上がり、選手達が僕もやる、僕もやる、と続いたことで、最初のモジモジ遠慮し合う期間を、スコーンとすっ飛ばせたんだそうです。お調子者を見抜いてやらせるんじゃなく、自分がやっちゃうところが、来コーチ、さすがです。準決勝進出の秘策は、こんなところにも隠れているんですね。これ、Jリーグ選抜主務の竹内さん情報なので、ほんとに大きなきっかけだったんでしょう ♪ で、この日も来コーチが出し抜けに一発芸を披露したことで、アントラーズ3チーム、Jリーグ選抜、みんなが僕もやる、お前行け、と続いて、後は爆笑の嵐。ちなみにこの夜、一番大爆笑となったのは、こちら。その名も「もっこりはん」(笑) この大会をずっと収録していたカメラマンのヴェントゥーラも、マジックを披露。 また、この遠征中にお誕生日を迎えた3人が、みんなにHappy Birthday の歌とケーキで、お祝いしてもらいました。 嬉しかったり、悔しかったりしながら、挑戦し、いろんなことを学んだ第21回日本ブラジル友好カップ。最後は笑顔、笑顔。実り多いリオデジャネイロ遠征に、おめでとう! 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

Jリーグ選抜、ジーコと笑顔で

[2018.09.04]

Jリーグ選抜が、CFZジーコサッカーセンターで修了式に出席しました。ジーコからは、これまでこの日本ブラジル友好カップに出場した選手の中から、ブラジルの選手はもちろん、49人の日本人選手がJリーグでプロになった、という話の後、今年の選手の中からも、サッカーの夢を実現する選手が出ることを願っていると、エールが送られました。 続いて、ジーコが選手とスタッフ1人1人の名前を呼び、握手をしながら、この遠征の修了証書の授与。 そして、チームには大会参加記念の盾が贈られ、Jリーグ選抜からは、みんなで寄せ書きした感謝のペナントを、ジーコに贈りました。 その後は、ピッチに降りて、ジーコと2ショット写真を撮影。初日からいつも元気だったJリーグ選抜。選手もスタッフも、全員がニッコニコで写真に収まりました。 日本のU−15サッカー、Jリーグの長年の積み重ねを、この第21回で開花させ、新たな時代の幕開けを予感させてくれたJリーグ選抜。お疲れ様でした! 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

アントラーズ3チーム、ジーコとのふれあい

[2018.09.04]

大会最終日、鹿島アントラーズ、アントラーズノルテ、アントラーズつくばの3チームは、CFZジーコサッカーセンターで修了式に臨みました。選手達に、鹿島のユニフォームに誇りを感じながら、これからも頑張って欲しいと語るジーコ。 また、ジーコは鹿島の育成部長・高島雄大さんを呼び、彼がいなかったら、この友好カップも始まっていなかったし、ここまで続いていなかった、という話と共に、選手達には、これからも高島さんから学ぶべき事がたくさんある、と語りかけました。 それから、ジーコはアントラーズ下部組織の3チーム、選手とスタッフ全員に、1人1人の名前を呼びかけ、このリオ遠征の修了証書を手渡しました。 修了式では、在リオデジャネイロ日本国総領事館の星野芳隆総領事からも、帰国するみんなへのエールが送られました。 その後、全員でピッチに出て、ジーコとの写真撮影。これもまた、選手とスタッフ全員と、ジーコは笑顔で2ショット写真。 最後はチーム毎に集合写真。 指導陣とも一緒に記念撮影。アントラーズの3チームの選手と指導陣の皆さん、本当にお疲れ様でした ♪ 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

表彰式で日本勢から2人が個人賞を受賞

[2018.09.04]

第21回日本ブラジル友好カップ、すべての試合を終え、表彰式が行われました。日本から戦いを挑み、3位決定戦まで進んだJリーグ選抜、準々決勝進出した鹿島アントラーズ、グループリーグ3試合を戦ったアントラーズのノルテとつくばは、全員が決勝を観戦し、ブラジル人選手達の戦いと、その後の両チームの歓喜や悔しさを、肌で感じました。 表彰式はまず、個人賞の発表から。最初に大会MVP。なんと、我らがJリーグ選抜の中村仁郎選手が獲得したのです!普通は優勝チーム、もしくは決勝に進出した2チームの中から選ばれることが多いこのMVP。ただ、「Jリーグ選抜の背番号12」、つまり中村選手は、初戦から大会で注目を集めるほどのプレーを見せていました。それが大いに評価されたのです。 続いて、最優秀GK賞は、優勝フルミネンセのカイオ・フィリッピ選手。大会を通して安定していた上に、決勝でPKを3本止め、さらに1本、ポストに当たるのを見守った、その活躍が決め手になりました。 そして、得点王はJリーグ選抜の野澤零温選手。フラメンゴの選手と並び、5ゴールを決める快挙となりました。 続いて、準優勝のボタフォゴの選手達が、悔しさの残る表情で、銀メダルと、1人1人と握手するジーコの激励を受け取りました。 そして、在リオデジャネイロ日本国総領事館の星野芳隆総領事が、準優勝のトロフィーを授与。 優勝したフルミネンセの選手には、鹿島アントラーズの育成部長であり、この大会の運営に携わる高島雄大さんが、金メダルを授与。そして、優勝トロフィーと共に、歓喜に包まれました。 なお、優勝したフルミネンセの選手とスタッフ全員、それから、個人賞の受賞者には、例年通り副賞として、カシオ・ブラジルからG-SHOCKが贈呈されました。 エスコートキッズとして決勝に花を添えてくれた、ジーコ10スクールのちびっ子達は、ジーコとの写真やサインという、大きな夢のご褒美を受け取りました。 大会に出場したすべての選手とスタッフの皆さん、お疲れ様でした。そして、その戦いに、おめでとう! ★中村仁郎選手、大会MVP受賞インタビュー (Q:大会MVPを獲得できた理由)自分はドリブルが得意で、相手を恐れずチャレンジできたことが理由かなと思います。 (Q:自分だったらこれぐらい出来て当然?それとも、思った以上に出来ましたか?)思った以上に出来なくて、自分のレベルが低いなぁと感じましたけど、MVPを獲れて、少し自信にはなったかなと思います。 (Q:日本に帰って、自分のチームメイト達に、どんな風にこの経験を話しますか?)日本と違うところ、例えば、日本とはプレスの速さが違うっていうのと、今やってるトレーニングとか、すべてが少しぬるいので、もっとトレーニングからバチバチ激しくやって、ブラジルにも負けないくらい、強くなろうと伝えたいと思います。 (Q:将来の夢)世界で憧れられる選手になって、リバプールが好きなんですけど、そこでスターになることです。 (Q:日本代表も?)日本を世界で勝たせたいと思います。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

第21回日伯友好カップ、優勝はフルミネンセ!

[2018.09.04]

3位決定戦の後、午前10時、CFZジーコサッカーセンターでは、いよいよ第21回日本ブラジル友好カップ決勝の時間となりました。この栄えある頂点を争うのは、フルミネンセとボタフォゴ。リオデジャネイロのチーム同士の対決となりました。 この試合は、ジーコのFacebookで生中継されました。解説を担当したのは、ジーコです。 ジーコが運営する、経済的に恵まれない地域に住む子供達のための無償のサッカースクール、ジーコ10スクールの子供達がエスコートキッズとして登場し、両チーム、入場後、ブラジル国歌を斉唱して、キックオフ。 前半、フルミネンセが1ゴールを奪った後、後半にはボタフォゴが1点を返します。 その後は両者譲らず、試合は10分ハーフ、シルバーボール方式の延長戦へ。 両チームとも、惜しいシーンが続く白熱した試合は、ついにPK戦に突入しました。 フルミネンセGKの立て続けのスーパーセーブに遭い、PKを1人も決めることの出来なかったボタフォゴに対し、フルミネンセは2人が決めて勝利。第21回日本ブラジル友好カップ優勝が決まりました!勝利の瞬間、みんなで抱き合ったまま、応援してくれていた、家族やサポーターに歓喜で手を振ったフルミネンセの選手達。おめでとう! ★優勝したフルミネンセのレオナルド・ハモス監督インタビュー (Q:今日の試合)試合は非常に難しいものだった。とてもクオリティの高い対戦相手でね。 でも、僕らがトレーニングセンターでやっていることはすべて、選手達が決勝に到達し、タイトルを獲得するのをサポートするため。もちろん、フルミネンセの下部組織の主な目的は、プロになる選手を育成することなんだけど、僕らにはモットーがあるんだ。より良いアスリートを育成するためには、より良い市民を育成すること。 僕らはその役割を、非常に良く果たしていると思う。彼らが好きなスポーツを通して、より良い市民を育成するというね。   (Q:あなたのチームの長所は?)長所はチーム精神だよ。仕事というのは、僕らだけのものでも、ここにいる選手だけのものではない。トレーニングセンターにいる、チーム全員でのことなんだ。栄養士や心理学者などを含め、彼ら選手の成長のために、組み立てられたメソッドがある。 それが大きな秘訣だと思う。僕らはただ、その前線に立っている、ということであって、その後ろには、様々な分野の素晴らしいプロフェッショナル達による、すべてのプロセスがある。それによって、結果が生み出されているんだ。   (Q:この後、選手達に何を話しますか?) おめでとうを言いたい。そして、すべての努力は、何らかの形によって報われるんだと話したい。今回は幸せなことに、タイトルを獲ることができた。それは、彼らの経歴の中でも、学ぶことの多いものだ。これからも、頑張り続け、戦い続け、成長し続けて欲しい。世の中に貢献できるようにね。★この試合は、ジーコのFacebookで生中継されました。現在も録画でご覧頂けます。リンクはこちらhttps://www.facebook.com/ZicoOficial/videos/1073605532817915/ 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

Jリーグ選抜田中智宗監督から見たブラジルの今

[2018.09.03]

ここまで、初戦から3位決定戦までの6試合の毎回、試合後の総括をお願いした、Jリーグ選抜の田中智宗監督。日本のU−15サッカーの最高峰で戦い、チームを率いての海外遠征も多い監督には、これまでも少しずつ、試合やチーム以外のことも、様々な角度から、話して頂きました。 今日も、その貴重な意見や感想を、ここで共有したいと思います。 Q:海外にあちこち行かれている中で、ブラジルのU−15のサッカーというのは、例えばヨーロッパとは、何か違いますか? A:「個人」というところに特化して考えると、やっぱりすごく能力の高い選手が多くて、その選手達が、まぁヨーロッパじゃないですけど、「グループで」っていうところを、より覚えていった時に、もう恐らく、手がつけられなくなっていくんじゃないかな、というふうには、すごく感じました。 まぁヨーロッパの方が、もうちょっと組織的だったり、っていうのは、あるとは思うんですけど、やっぱり、個人個人を見た時の能力や、出来ることっていうのは、ブラジルの選手達はすごく高かったな、というのは感じました。   Q:ここで感じたことをもとに、日本でやってみたいこと、変えてみようということはありますか? A:何を変えていけるのかなっていうのを、やっぱりもう1回、僕らもしっかり冷静になって、考えていかなきゃいけないのかなっていう。今このタイミングで、これはっていうのは、なかなかないし、あっても、それが実際、変えれるのかなっていうところもあります。 だからこそ、今できること、目の前の選手に対して、このレベルの選手達と戦うにあたって、どういうことが必要になってくるのかなっていうのを、もう一度、自分の中で整理をして、ちゃんと発信していければな、っていうのは考えています。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

Jリーグ選抜、あと一歩で3位決定戦に敗れる

[2018.09.03]

2018年、第21回日本ブラジル友好カップも、いよいよ最終日を迎えました。この日もピーカンの青空のもと、朝8時から行われたのは、Jリーグ選抜対コリンチャンスの3位決定戦。 前半、先制したのは、我らがJリーグ選抜! しかし、コリンチャンスもまだ前半のうちに、1点を奪い、同点に返してきます。 そして迎えた後半、コリンチャンスにさらに2点を追加されて、1対3。しかし、ここで崩れることなく、最後まで集中力を切らさないのが、Jリーグ選抜の強さ。最後に1点を返して、2対3で試合を終了しました。 今大会3位が決定し、歓喜したのは、コリンチャンス。試合後は、在リオデジャネイロ日本国総領事館の星野芳隆総領事から、トロフィーが授与されました。 ここまで力強い戦いを続け、3位決定戦まで到達したJリーグ選抜は、ブラジルのサッカー関係者から見た日本サッカーの評価を、大きく変えてくれました。それでも、もちろん選手達は勝ちたかった。ピッチで泣いていた選手達もいます。コリンチャンスの表彰式を見届けた後も、悔しい思いを隠しきれない表情のまま、ピッチを後にしました。 <試合>Jリーグ選抜 2×3 コリンチャンス GK 養津DF 三浦(木村)、工藤MF 夏山、菅原、石井(安藤)、中村尚輝、本田FW 中村仁郎、豊田、野澤(山根) Jリーグ選抜の得点者本田真斗、夏山響生 ★田中智宗監督の総括 先制点を取れて、良い形でゲームには入れたんですけど、結果として逆転されてしまったんで、それは非常にもったいなかったんですね。ただ本当に最後まで、選手達はあきらめずに頑張ってくれたんで、それは本当にありがたかったと思います。 (Q:この後、選手達には何を話しますか?)このゲームに限らず、今回6試合、こういう緊張感のあるゲームが出来て、その中で、選手達が普段、日常やっている部分と、ここに来てやったことの、違いっていうのが必ずあったと思うんですね。今度は、その体験したことを体現できるように、自分が感じたことを体現できるように、“体感”を変えていくことが、すごく必要だと思います。 それから、やっぱり日本の中だけでずっとやっていたら、それも薄れていっちゃうと思いますので、若いうちから、ブラジルに限らず、外に出て行って、こういう一流の選手達と肌を合わせて戦える、ぶつかり合って行ける、というのは、すごく大事なんじゃないかな、というのを、あらためて感じましたね。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

裏・メインイベント、指導者達の日本対ブラジル戦

[2018.09.02]

8月31日の夜。日本からやってきた4チームの指導者達が、秘かに裏・メインイベントと呼び、心待ちにしている時間が、今年もやってきました。それは、親善試合日本対ブラジル戦です。日本の指導陣に、元Jリーガーの助っ人達を加えた日本代表と、友好カップのスタッフに、その友達を加えたブラジル代表。その顔ぶれは、例えば… 毎年ほぼ必ず参加してくれる、鹿島、清水、神戸、草津の元Jリーガー、サントス。いつも変わらない体力はもちろん、今年も日本語で「前向いて!」「右!」「止まらないで!」と、ビシバシ指示を出してくれました。 ユヴェントス(イタリア)やレバークーゼン(ドイツ)でもプレーした、元ブラジル代表アチルソン。日本の指導陣からも「やっぱり上手いわ!」の声が。 コンサドーレ札幌や、サンフレッチェ広島でプレーしたベット。 鹿島、広島、仙台、京都で活躍したリカルド。 ジーコの次男ブルーノと、三男チアーゴ。こちらはミュージシャンでもある、ブルーノです。 当然のごとく、ガンガン攻めてくるブラジルに対し、日本も、身内に「おおっうまいなぁ」と言わせた青野選手や、「むっちゃ走るなぁ」と感心させた中野選手、例年のごとく主力として戦った根本選手、「あっ、走ってる走ってる!」とベンチを盛り上げた森島選手、ボールを持つたび、「おっ、監督だ!」とベンチが注目した田中選手ら、全員が1つになって戦います。 そして今年、日本ブラジル友好カップ内、親善試合日本対ブラジル戦の歴史を塗り替えた男がいます。それが、日本チームとしては史上初めて、1人で2ゴールを決めた、斎藤選手。いつも指導中は厳しく、ピッチを離れるとニッコニコの笑顔が印象的な斎藤選手は、この夜、チームメイトに冷やかされて、照れまくりでした。 もちろん、我らが育成部長・高島選手は、監督を務め、その監督権限で、試合終了前の5分間だけプレーし、試合を盛り上げました。 ベンチにいる時は、Jリーグ選抜とアントラーズ勢が一緒になって、楽しくおしゃべりしたり、応援したり、大いに野次ったり。 もちろん、ジーコもプレーこそしなかったものの、日本勢を激励したり、この試合に駆けつけてくれたブラジル勢と旧交を温めたり。全員で記念写真も撮りました。 ちなみに結果は…、U−15の選手達にこれを見せるのが、どうなのか、というのはありますが、みんなで楽しんでプレーし、日本・ブラジルで新たな友情を築いたことが、この夜の成果ということで ♪ 文=藤原清美、写真=_Jorge Ventura / George Henrique……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

Jリーグ選抜田中智宗監督、5試合を振り返って

[2018.09.02]

田中智宗監督の指揮のもと、グループリーグから連勝し、準々決勝、準決勝へと駒を進めたJリーグ選抜。残る3位決定戦を前に、ここまでの5試合から、監督自身が感じた率直な感想を語ってもらいました。昨年は、U−15の全国レベルの大会で2つのタイトルを獲り、海外遠征の経験も多い田中監督による、ブラジルでの感想です。 Q:大会を通して、選手達のどんな収穫を得たと思われますか? A:足元のテクニックや体の使い方、浮き球のコントロールなど、そういうテクニックもすべて含めて、やっぱりすごくブラジルの選手達、特に決勝トーナメントに入ってからもそうですけど、上に行くほど、上手い選手達がたくさんいます。 それで多分、日本であればボール奪えるとこで、そのボールを奪えなかったり、逆に、日本だったらもう少しボール運べたり、というところが、ここでは、このレベルでは、それが出来なかったりとか、そういうことを、選手達はすごく感じたと思います。 やっぱり、日本で出来ていたことが、ここでは出来なかったっていう経験が、多分、選手の中にはそれぞれあると思うんで、それが今回の大きな収穫になってくれればなと思います。   Q:ブラジル、イコール世界ではないけれど、ここで感じた、世界での日本の立ち位置とは? A:僕はブラジルに来たのも初めてで、分からないところもあるんですけど、ずっと来ている鹿島の人達に聴くと、やっぱり来た当初は、0対8ぐらいで、もう手も足も出ないで帰っていたと。そういうところから、今はもう惜しい試合をしたり、勝ちきったり、というところで、選手個人個人のところでの質も含めて、近づいては来ているんじゃないかなと。 ただやっぱり、勝ちきるというところで、日本もいろんな知識が入って、チームとしては洗練されてきている分だけ、良い勝負ができるんですけど、やっぱりでも、個のところの差っていうのは、縮まってきているのかもしれないんですけど、まだまだ大きいのかなと。だから、チームとして、グループで戦っていくしかないのかな、っていうのは、すごく感じています。文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

Jリーグ選抜準決勝、接戦の末に敗れる

[2018.09.02]

日本ブラジル友好カップ、日本勢から唯一、準決勝へ進出したJリーグ選抜。この試合はジーコのFacebookで生中継されました。しかも、ジーコ自らが、この試合のコメンテーターを務めてくれました! 試合前、選手達の明るい表情も、真剣な表情も、見ていて頼もしくすら感じられます。 準決勝の相手は、フルミネンセ。この日も晴天、給水タイムが取られるほどの暑さの中、序盤からの激闘。しかし、この日のJリーグはやや押され気味で、フルミネンセに先制点を奪われます。 準々決勝でも逆転勝利をおさめたJリーグ選抜。ハーフタイムにはいつもの通り、監督からチームへ、また選手個々への指示があり、選手同士も落ち着いて確認作業を行い、後半に臨みます。 フルミネンセのシュートがバーに当たったり、GK波多野選手のスーパーセーブがチームを救うなど、ピンチもある一方、追加点へと焦るフルミネンセから、Jリーグ選抜がボールを奪い、攻め込む場面も多く、フルミネンセの監督は、選手達に何度も「落ち着け!」と指示を出しています。 互いに攻め合いながら、両チーム、相手のゴール前まで攻め込みながら、なかなかそのゴールを割れません。じりじりとした展開は試合終了のホイッスルまで続き、最終的に0対1。Jリーグ選抜は勝利をあげることはできませんでした。 ピッチに崩れ落ちたJリーグ選抜の選手達に対し、フルミネンセの選手達が1人1人、手を差し伸べて、立ち上がるのを助けています。互いの激闘を称えあう。これも、友好カップが教えてくれるスピリットです。<試合>Jリーグ選抜 0×1 フルミネンセGK 波多野DF 木村、恒岡MF 夏山、菅原、安藤、中村尚輝、本田FW 中村仁郎、豊田、野澤★中村尚輝選手の感想 (Q:今日の試合)ゲームを通して、ボールは持てたと思うんですけど、前半の早い段階で失点したところが、試合を通して響いたところじゃないかなと思います。 (Q:Jリーグ選抜はこの大会のために結成されたチームなのに、ブラジルに来た最初から、仲良かったし団結していた。その秘訣は?)ブラジル入る前に、国内で2日間、一緒にサッカーやったんですけど、その中で、お互いの特徴だったり、自己主張だったりっていうのを聞いて、そういうところで、みんなが個人のプレースタイルっていうのが分かったし、そういう中で、良いゲームが出来たんじゃないかなと思います。 (Q:ブラジルのサッカーの印象と、それに対する自分達の対応)体格では勝てない、というのは、来る前から分かってたことなんで、どれだけボールを握れるかっていうのを、常に考えてやってきて、勝利に結びついたんじゃないかなと思います。 ★田中智宗監督の総括 ボールを動かしながら、前に進んで行くっていうところで、やろうとしていることは、選手達、すごくやろうとしてくれたんですけど、前に行ってボールを失った時に、やっぱりカウンターっていうところで、なかなか相手もすごく力のある選手がいて、そこでカウンターを止めるっていうことができなくて、2次攻撃、3次攻撃っていうのができなかったので、選手達にとっては、やっぱりすごく難しい試合になったんじゃないかな、とは思います。 ★この試合は、ジーコのFacebookで生中継されました。現在も録画でご覧頂けます。リンクはこちら。https://www.facebook.com/ZicoOficial/videos/1018861264964474/ 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

天野圭介監督、4試合を振り返って

[2018.09.01]

グループリーグ3戦と、準々決勝を戦い終えた、鹿島アントラーズの天野圭介監督に、今大会の自分達の戦いと、ブラジルU−15のサッカーに関する変化について、話を聞きました。この日本ブラジル友好カップに参加して10年になる天野監督の言葉、指導者の方々にも大いに参考になるはずです。 Q:今大会は、4試合とも強豪との対戦でした。それに当たり、選手達は日本と同じようにプレーしていたか、もしくは出来ていたんでしょうか。それとも、何かを変えたり、1試合ごとに変わっていったのでしょうか。 A:僕の意識では、日本でと、ここで、やっていることを変えているつもりはまったくなくて、日本でやっていることを、ここでやる、ということでした。 選手も、日本の選手と違う部分っていうのは感じてるんで、プレーしながら、そこで微調整をするっていうところです。 こういった部分は来るけど、こういった部分は、ブラジルの選手、出来ていないねとか、そこはついて行こうとか、こういったところはブラジルの選手出来ているから、そこはやっていこう、と。 選手達のミーティングを聞いていても、そういった話が出ていたので、1戦ごとに、チームの輪っていうもの、チーム力は上がっていったと思うんですけど、特別ここに来たから、何か特別なことをしたわけじゃなくて、ただ、勝つことによって、成長のスピードが上がっていくのは、やっぱり感じました。 そしてまた、今日もやっぱりアドレナリンが出るような試合を経験することっていうのが、スタッフもそうですけど、選手の成長力を加速させるっていう部分です。 それがまた準決勝とか、決勝とかだったら、もっと違う感情で試合に入れたりとか、試合中も、今まで感じたことのない精神状態で、サッカーが出来るっていうことを考えると、そこまで行きたかったなっていう。そしたら、もっともっと成長が早くなる。そういう舞台を経験するっていうことが、サッカー選手としては、何にも代えられないものだったかなという、だから、そういうところに、行きたかったと思います。 ただ、選手達は本当に頑張って、やるべきことをやってくれたかなと思います。 Q:長年この大会に参加してきて、ブラジルのU−15のサッカーで、変わらない部分、変わっている部分など、どう見ていますか? A:クラブによって、変えようとしているクラブと、ブラジルのサッカーを貫いてやっているクラブと、2つに分かれているな、という風に感じましたね。 本当にもう、誰が見てもブラジルのサッカーっていう、どの人が見ても、こうなったらこうなるでしょうっていう、ブラジルのサッカーをやっているクラブもあります。 一方で、例えば、ヴァスコなんかはそうじゃなくて、恐らくヨーロッパのやっているサッカーも取り入れて、そこから新しいものを作ろうというところに、トライしているな、と。こういうビッグクラブの中でも、そういうことをしているんだなあ、というのを感じましたね。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

鹿島、フルミネンセに敗れて準々決勝敗退

[2018.09.01]

準々決勝、日本勢のもう1つの試合は、鹿島アントラーズ。 いつもはアウェームードのスタンド。この日は応援に回ったノルテやつくばの選手、この試合も大事な視察のチャンスである指導陣で、Jリーグ選抜とフルミネンセサポーターが、五分五分という雰囲気です。 試合は鹿島がまさかの失点で、前半0対1。 ハーフタイムを経て、ピッチに戻った鹿島は、バーを叩くような、惜しいシュートが2つあるほどの、猛攻を開始。いつゴールが入ってもおかしくない戦いに、延長戦の予感もし始めた後半、しかし、フルミネンセにさらに1点を追加されます。最終的に0対2。内容的には全く互角だっただけに、悔しい準々決勝敗退となりました。 試合後、悔しいままの表情の選手達に、大会コーディネーターのフェルナンド・バヌッチさんからは「ここで敗退してしまったけれど、鹿島のここまでの、そして今日の戦いを、自分も、ジーコも本当に誇りに思っています。自信を持って、これからも頑張って下さい」という、言葉がかけられました。そして、ジーコの息子であり、ジーコ10スクールの会長であるチアーゴさんから、ここでの活躍への「おめでとう」という言葉と共に、大会参加記念の盾が授与されました。 <試合>鹿島アントラーズ 0対2 フルミネンセ GK 高橋DF 山口(小村)、福原、溝口、小林MF 村山、伊藤(垣田)、渕上、磯良(五町)FW 菊池、中山(佐藤) ★天野圭介監督の総括 決勝トーナメント1回戦ということで、試合前からすごく良い状態でゲームの準備をして、選手達の顔を見た時に、すごくやる気に満ちあふれていて、そのまま、試合の入りも内容も、すごく良いものであったかな、という風に思います。 その中で、相手のミドルシュートが入ったっていうところで、それ以外に関しては、自分達がやるべきことや、やりたいことっていうのが出来ていたので、その試合内容に対して、試合の勝負っていうところでは、すごくそれは悔やまれます。あの失点が勝敗を分けてしまったかな、というふうに思います。 ただ、失点してからもチャンスを作ってましたし、バーに当たったシュートも2回あって、ゴールすることは出来なかったんですけど、最後まで自分達の出来ることっていうのをやり続けて、フルミネンセ相手にも、それを表現してくれたっていうのは、すごく前向きに捉えていいかな、というふうに思います。 ただ、結果としてはもう、みんなが感じている通り、本当に上に行きたかったっていう、その思いだけなんで、それを実現できるように、また頑張りたいなっていうふうに思います。 ★文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

Jリーグ選抜、グレミオを撃破し準決勝へ

[2018.09.01]

日本ブラジル友好カップ、今年もいよいよ決勝トーナメントに突入しました。日本勢の中からは、Jリーグ選抜と鹿島アントラーズの2チームが、準々決勝に進出!そのJリーグ選抜の相手は、グレミオです。 この日から、鹿島アントラーズのテクニカルディレクターを務めているジーコが日本から到着し、選手達の戦いを見守ってくれます。 みんなで確認し合い、気持ちを一つにして、キックオフ! しかし、グレミオに先制され、0対1で前半を終了。 炎天下の試合、前後半2分ずつの給水タイムが取られるほどの暑さの中、試合もヒートアップ。 そして迎えた後半、Jリーグ選抜がリズムを掴みました。野澤零温選手が2ゴール。この時点、フラメンゴの選手と並び、大会得点ランキングトップに立ちます。攻めては破壊力を取り戻し、守っても相手の猛攻をしのぎきり、2対1と逆転勝利。Jリーグ選抜が準決勝進出を決めました。 <試合>Jリーグ選抜 2×1 グレミオ GK 波多野DF 三浦(菅原)、木村、恒岡MF 夏山、安藤(石井)、中村尚輝、本田(山根)FW 中村仁郎、豊田、野澤(工藤) Jリーグ選抜の得点者野澤零温(2得点) ★野澤零温選手の感想 (Q:今日の試合)最初、結構チームが押されてて、失点もしてしまったんですけど、やっぱり、すごく点を取りたくて、逆転したいという気持ちが強かったんで、自分が2点取れて、チームの勝利に貢献できたことは、すごく誇らしいと思います。 (Q:最初のブラジル人、ブラジルのチームの印象)すごく身長が高くて、身体能力も高くて、日本とは全く違うようなタイプのディフェンダーが多くて、最初はすごく、てこずっていたというか、すごく難しかったです。 (Q:その中で、得点ランキングトップのところまでやれている要因)そうですね、自分の特徴をしっかり活かして、最初にそれが出来た時に通じたんで、それをしっかり貫き通してやっていけば、自ずと結果はついてくるんじゃないかな、ということでやってきました。 (Q:その特徴とは?)スピードが特徴なんで、結構それで仕掛けたりして、点も取れてるんで、この先もしっかり続けて、チームのためにやっていきたいと思います。 (Q:目標)優勝と、自分は得点王を狙っています。 ★田中智宗監督の総括   昨日までに全員が試合に出て、首位通過することができて、ここまで来たのは、本当に選手みんなの頑張りもありますし、試合前、そういうことを伝えながら、今日のゲームに対しても、しっかり入って行こうっていう話をしました。 まぁ、先制されて、前半は苦しかったんですけど、後半、選手交代も含めて、もう1回自分達の時間作って、最後、逆転して勝てたというのは、本当に良かったですね。 僕以外にも、毎日、分析の映像編集してくれているコーチ陣とか、トレーナーの荻道さんも、常に選手のケアをしてくれたりとか、竹内さんも、常に選手のことをマネージメントしてくれてて、選手、スタッフ含めて、一体感持って戦えているのが一番良かったし、それが結果として、勝利に繋がっているのが嬉しいですね。 ★この試合は、ジーコのFacebookで生中継されました。現在も録画でご覧頂けます。 リンクはこちら。https://www.facebook.com/ZicoOficial/videos/311812162918337/ 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

in [日伯友好カップ]

全文を読む

< 2018年8月 | | 2019年1月 >