Jリーグ選抜と鹿島が練習試合
[2018.08.28]
この日のJリーグ選抜と鹿島には、さらにプログラムがありました。歓迎式と、それぞれのチームでのウォーミングアップの後、この2チームで練習試合をおこなったのです。
実は、ホテルからCFZジーコサッカーセンターに来るまでのバスの中で、両チームの指導陣が思いついて、即決したそうです。チームの枠を越えた連携が、翌日から始まる公式戦に向け、充実した準備に繋がります。
それにしても、この試合、すごくうるさかったんですよ!もちろん、良い意味で。
鹿島がピッチの中でも、ベンチからも、選手同士、鼓舞し合ったり、指示を出し合ったりするのは、いつもの通り。
そして、この大会のために結成されるJリーグ選抜。例年なら少しずつ、チームが1つになっていく印象があるのですが、今年はすでに「チーム」。CFZに到着した時から、なんだかすごく打ち解けているなぁと思って見ていたのですが、試合が始まると、鹿島と同じように、選手同士での声のかけあいが、すごい。
リオに来る前、日本で1泊2日のミニ合宿をしたのが、奏功したそうです。
そんな2チームの試合だから、ブラジルのチーム同士の試合のようでした。
監督からチーム全体への指示、指導陣から選手への個別指導、指導陣の中での確認作業、選手同士の話し合い、ピッチの外から飛ぶ声。意思の疎通に、大事な時間となりました。
練習試合は、15分×3ピリオド。最後は、締めくくりに両チームの交代が相次いだこともあって、15分を大きく延長。指導陣も選手も、誰も終わりたくないようにプレーし続ける様子に、主審を務めたアントラーズの伊藤トレーナーまで、終了のホイッスルを吹くのを、少し待ってあげたほど、気合いの入った時間となりました。
ちなみに、練習試合の結果は、両者譲らず3対3でした。
頑張れ日本の4チーム ♪
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique