市川、強豪フラメンゴの洗礼
[2018.08.10]


実はフラメンゴ、現在クラブのトレーニングセンターが改修工事中なので、下部組織の全カテゴリーが、ここCFZジーコサッカーセンターで練習をおこなっているんです。だから、フラメンゴにとっては、実質ホーム。
試合はそのフラメンゴの要望により、20分×3ピリオドの特別ルールで戦われました。
そして、先制したのは、なんと我らが市川です!





フラメンゴにも3点を決められ、第1ピリオドは1対3。
しかし、ハーフタイムに修正し、続く第2ピリオド、市川が再びゴール!



2対3で突入した第3ピリオド。朝は曇り空で涼しかった天候も、この頃には太陽が照りつけ、暑さが増しています。そんな中、フラメンゴに3点を追加され、最終的に2対6で試合を終えました。



ブラジルの強豪クラブの洗礼。けれど、遠征の最初にこの衝撃を経験したことで、選手達にとっては、ますます闘志に火が付く1日となりました。

<試合>
GK 木村
DF 松波、久我、桐畑、丸田
市川の得点者:江寺夏輝(2ゴール)
★立岡康徳監督の抱負と総括

今日はフラメンゴっていう強豪が相手でしたけど、前日からミーティングでも話をしていて、1対1やフィジカル、ボディコンタクトのところで負けないように、とにかく味方でコーチングしながらやっていこうぜ、ということを話して、試合に臨みました。
立ち上がり、先制点を取ったんですけども、失点がね、簡単なミスから取られてしまったところが、まだ改善の余地があります。まぁ、20分を3本やらして頂いて、結果としては負けてますけども、総合的には、なんとか戦うことができたんじゃないかなと思っています。また、今日のミーティングで考察をしながら、選手と修正をしていきたいと思っています。
例年、戦績的には芳しくないんですが、1試合1試合の中で学ぶべきことが幾つもあるんですね。今日なんかでも、フラメンゴの選手達と戦うことで、得ることが非常に多いので、勝ち負け以上に得られるものを、少しでも日本に持ち帰ってくれたらいいんだぞ、ということを話しています。ただ、このゲームを戦うためにっていうか、毎年、トレセンを選考するにあたって、「来年またブラジルに行くぞ」っていうところから、チーム作りをしているんですね。今回なんか特に、遠征前に少し多めに試合を組んで、少しでも良い結果を残せるように、という形で取り組んで来ました。
指導者としては、何度も何度も来させてもらってるんですけども、その成果を子供達に、上手に伝えていきたいと、いつも考えています。指導者として、子供達にどのような対応をしていくべきか、それは年代やカテゴリーによって違うと思うんですけども、その接し方をデラシーコーチに聞いたり、他のチームのコーチの様子を見ながら、ああ、今はこういうやり方なんだなと勉強しています。
ここで学んだことを、僕が日本に帰って、多くの指導者達の中に、今はこういう流れになっているぞ、とか、日本の選手達に足りないことは、こういうところだぞ、と、毎年言ってることなんですけども、そういうことを伝えられるようにやって行かなくては、と思ってます。今年も応援、よろしくお願いします!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique