[2018.08.31]
つくばの第3戦は、バングーとの対戦。つくばは第2節終了時点で、決勝トーナメントには進めないことが分かっています。それでも、勝って帰ろう、何かをつかんで帰ろうと、気持ちを引き締めてのキックオフ。
対戦相手のバングーは、この試合、自分達が勝ち、なおかつ、なるべく多くの得失点差を稼いだ上で、他の試合の結果を待つ、という状況。立ち上がりから猛攻をしかけてきます。
前半に2点を奪われ、0対2で後半へ。バングーのベンチは、全員総立ちで、チームメイトのプレーに歓喜したり、悔しがったり。決勝と同じように盛り上がる相手に、さらに2点を追加されます。
つくばも、根本監督は「下を向くな!1点取るぞ!」「チャレンジしろ!」と声をかけ、選手達は歯を食いしばります。
しかし、試合0対4で終了。一矢を報いることはできませんでした。
試合後は、大会コーディネーターのフェルナンド・バヌッチさんから、大会参加記念の盾が贈呈されました。フェルナンドは「誰もが勝ちたいと思って戦っているけど、試合では、いつでも勝てるわけじゃない。でも、この経験は必ずや、今後の糧になる。ここまで来てくれて、ありがとう。そして、ここまで頑張ったことに、おめでとう。」という言葉をかけてくれました。
つくばとノルテにも、この後、遠征のプログラムは続きます。まだまだ、ここリオデジャネイロでのいろいろな挑戦が待っています。頑張れ、みんな!
★根本裕一監督の総括昨日の時点で、決勝トーナメントに行けないっていう中での、今日の3試合目。選手にはもう、内容というよりも、もうほんとに勝つ気持ちを持って、一生懸命やろうと。その中でも、1戦目、2戦目で得たものを、3戦目でチャレンジして行こうよっていうところでは、まぁスコアは別にして、選手達は表現してくれたんじゃないかな、という風には思います。
(Q:3戦を通して、選手達が感じたであろうこと)守備のところに関して言えば、ほんの1つのミスだったりとか、一瞬の油断で、失点に繋がってしまう。日本でももちろん言ってますけども、本当にここに来て、もうまざまざと体感したっていうことに関して言えば、選手達も得たものが大きいんじゃないかなと。
攻撃のところもその裏返しで、一瞬の隙だったりとか、やっぱそういうところを突いていかないと、世界とやっていくには、なかなか点取れない。攻撃の部分でも、そういったところでは、収穫っていうか、得たものはあったんじゃないかなと思います。
(Q:ブラジルの傾向)毎年来て思うのは、やっぱり、チームとしてどうこうっていうよりも、1人1人のテクニックもそうですけど、勝負に対する気持ちというか、誰もがゴール、得点を取りたいとか、絶対にゴールを取られたくないとか、そういう気持ちだったり、プレーを本当にすごく感じます。子供達にも言ってますけども、そこを表に出すっていうことが、すごく難しいのかなと。そこの差をすごく感じます。
(Q:日本に帰ってからの試み)僕たちスタッフというよりも、子供達がこれで帰って、どういう風に取り組んで行くのかなっていうのは、見て行きたいと思ってます。もちろん言葉としても、こっから帰ってからが大事だよ、というのは伝えて、彼らが少しでもここで得たものを、何か日本でやろうとしてくれることを期待したいと思います。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.31]
日本ブラジル友好カップ第3節、アントラーズノルテはフラメンゴとの対戦。前半から2点を先制されてしまいます。
これまでやってきたことを出し切る最後のチャンス。ハーフタイムの確認作業も、みんな真剣です。
そして臨んだ後半。ノルテが意地を見せ、2得点をもぎ取ります!
しかし、フラメンゴもここまで2戦からメンバーを変えてきていたとは言え、そう簡単にはやらせてくれません。さらに2点を追加され、最終的に2対4。最後に1勝をつかめず、悔しい、悔しい結果となりました。
この第3節をもって、公式戦を終了したノルテ。試合後、ジーコの息子であり、ジーコ10サッカースクールの会長でもあるチアーゴ・コインブラさんから、大会参加記念の盾が贈呈されました。チアーゴはキャプテンの肩を叩いて、健闘を称えてくれました。
<試合>アントラーズノルテ 2×4 フラメンゴ
GK 千葉DF 伊藤(原田)、山口、河井(古村)MF 大山、岩瀬(海老沢、會澤)、沓澤、森山、小野崎FW 福地(大輪)、角
ノルテの得点者角遥夢(2得点)
★中野洋司監督の総括
2対2になって、そこから1つ、もう1歩っていうところまで来たんですけど、まぁちょっと、ミスからやられてしまったところがあるんで、これをやっぱり、今後のサッカー人生に活かして欲しいと思いますね。
(Q:選手が感じたであろうこと)やっぱり、自分達が通用するところも、結構あるっていうことを、感じたんじゃないかなと思います。ただ、勝負所を感じる力や、2対2になってからの相手のパワー、そういうのは、やっぱり感じて欲しい。試合の流れを読む力というか、そういうのは、差としてあるかなと思います。
(Q:この経験をもとに、今後の指導で)基準を下げないようにしたいと思います。まぁ、日本よりレベルは間違いなく高いので、ブラジルではどうだったか、というのを、基準として求めていきたいと思います。
ブラジルとの差は感じましたが、選手達の努力次第で、越えられる差ではあるのかなと思います。
★試合後、中野監督が選手個々を呼んで話し込んだり、チーム全体に話しかけたりしている様子が印象的でした。この経験をどう活かすかは、選手1人1人にかかっています。頑張れ、ノルテの選手達!
★この試合は、ジーコのFacebookで生中継されました。現在も録画でご覧頂けます。リンクはこちらhttps://www.facebook.com/ZicoOficial/videos/916268858565901/ 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique
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in [日伯友好カップ]

[2018.08.31]
Jリーグ選抜も、第2節に決勝トーナメント進出を決めての第3節。相手も同じ条件のボタフォゴです。
強豪同士の戦いで、先制したのはJリーグ選抜。ここまでのメンバーから、ある程度入れ替えて臨んだにも関わらず、力強い戦いは変わりません。
1対0とリードして前半を終え、迎えた後半は、ボタフォゴも猛攻をしかけ、チャンスを多く生み出し始めます。GK養津選手のスーパーセーブをはじめ、一丸となって跳ね返すJリーグ選抜。一旦は同点に返されますが、Jリーグも1点を追加。ベンチに控える選手達も「行け、行け」「左が空いてるぞ!」といった指示をはじめ、「ああああ!」という叫びも含めて、とにかく元気と集中が切れません。
試合は最終的に2対1。Jリーグ選抜が、これまでの破壊力だけでなく、粘り強さも含め、底力を見せた形となりました。
<試合>Jリーグ選抜 2×1 ボタフォゴGK 養津DF 阿部、三浦、工藤、木村(中村仁郎、中村尚輝)、恒岡(夏山)、増村MF 菅原、石井、本田(安藤)FW 山根(野澤)Jリーグ選抜の得点者石井大生、安藤如登★養津正樹選手の感想
(Q:今日の試合)3戦目ということで、2戦とも勝ち、勝ち、で来てたんで、やっぱりこの試合もしっかり勝って、決勝トーナメントに行けたらいいなと思って、自分もチームもしっかりプレーできて、良かったです。
(Q:ブラジルのチームや選手)ブラジルの人は、体格とかが日本とは全然違って、日本人も大きい人もいるんですけど、やっぱり体つきがゴツくて、すごいです。でも、日本も体の当て方とか、体の入れ方では負けてないので、そこは良いと思います。
(Q:自分のプレー)日本にいる時と特に何も変えず、いつも通り、平常心でやれたことで、セーブもきっと、うまくいったんだと思います
(Q:明日に向けて)今日の夜から、というより、今から、明日に向けて、しっかりチームみんなで準備して、コミュニケーションも取って、決勝トーナメント行って、優勝できるようにしたいと思います。
★田中智宗監督の総括
昨日おとといと、これまで2戦で、ゲームに出れてなかったり、もしくは、出場時間が短かった選手に、出場の機会を与えるっていうことでやりました。
ただ、これが消化試合っていう目的では決してなくて、勝ち点取って、グループリーグを1位で通過するためにやる、というところと、後は、結成して間もないチームなので、当然、この子達の良さっていうのを、僕らがまだ見れてないところもあると思うんですね。だから、その悔しさであったりとか、例えば、俺はこんな事ができるんだぞっていうところを、グラウンドで出してみてくれっていうことで試合をして、モチベーション高く戦ってくれたので、ほんとに嬉しかったです。
(Q:ブラジルのU−15)足元のテクニックがありますし、体の使い方がすごく上手な選手が多くて、そういう、なかなか日本では見受けられない選手と対峙してるんだろうなっていうのは、すごく感じてます。
(Q:その中での勝因)何が勝因なんでしょう(笑)そうですね。でも、僕もやってみるまで分かんなかったんですけど、ひょっとしたらびびっちゃうのかなとか、そういう不安ていうのも、なかったわけじゃないんです。
でも、実際戦ってみたらもう、相手の気持ちを上回るぐらいの気持ちでピッチに立ってくれますし、その中で、個々の特徴っていうのを、たくさん出せています。ブラジルの子達と違った、日本の子達の特徴も出ている。
後はもう、チームとしての一体感っていうのが、日に日にすごく高まってきてて、ほんとに、子供達みんなで、全員で勝つぞっていう気持ちが出てきてるんで、そういうところは本当に、勝因の1つあじゃないかな、という風に思ってます。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.31]
日本ブラジル友好カップ3日目は、グループリーグ第3節。すでに第2節で準々決勝進出を決めた鹿島アントラーズは、やはり、グループリーグ突破を決めているヴァスコダガマと対戦しました。
決勝トーナメントの準備のため、これまで出場機会の少なかった選手を起用して臨んだ鹿島。しかし、前半から2点を奪われ、苦しい展開となります。
立て直しを図りたい後半、なんとさらに2点を追加され、一方で、ゴールを奪えなかった鹿島。終わってみれば、0対4。いつもは元気な鹿島の選手達も、試合終了のホイッスルを聞いた瞬間、さすがにがっくりと肩を落としました。明日の雰囲気に期待しましょう!
ヴァスコの選手が、鹿島の選手の胸を、ぽんっと軽く叩いて励ましてくれました。共に戦った者同士、こうした気遣いも、友好カップの1つです。
<試合>
鹿島アントラーズ 0×4 ヴァスコダガマGK 川田DF 山口(村山)、速水、小林(溝口)MF 五町、小村、磯良(伊藤)FW 垣田、佐藤、小出(渕上)、中山(福原)★天野圭介監督の総括
昨日も勝つことが出来て、ウチもヴァスコの方も、お互いに決勝トーナメント出場が決まっている状態だったんで、体力的に余裕のある選手を中心に先発を構成して、ゲームに入りました。
その中でも、個人としても、チームとしても、やるべきことを整理して臨んだんですけど、うまくいかないことが、ちょっと多かったかなという風に思います。
ただ、明日もう1回チャレンジすることが出来るんで、明日に向けてしっかり準備して行きたいなと思います。
(Q:明日に向けて選手に話したいこと)特に“基準”というところで話をしているんですけど、明日の試合のために何が出来るか、また、自分達の持っている力を、どこまで出せるかっていうのをきちんと整理した上で、自分達の良さを出し、相手の良さを出させないようにしようと、前向きな言葉をかけて、準備したいなと思います。
★補足天野監督はこの大会でのヴァスコについて、試合ごとに、また前後半でも、メンバーを変え、戦い方を変えている、と分析し、それが出来る監督と選手達に、感服していました。★この試合は、ジーコのFacebookで生中継されました。現在も録画でご覧頂けます。リンクはこちら。https://www.facebook.com/ZicoOficial/videos/246100999380465/
なお、この試合でコメンテーターを務めたのは、鹿島でも指揮を執った、ゼ・マリオ監督でした。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique
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in [日伯友好カップ]

[2018.08.30]
大会2日目のこの日、選手達は、ちょっと珍しい体験をしました。というのも、ジーコのYouTubeチャンネル「Canal Zico 10」の撮影に参加したのです。
最初に登場したのは、鹿島の2人。
撮影内容は、フッチメザでの対戦!
フッチメザとは、簡単に言うと、卓球サッカー。ビーチバレーのサッカー版で、フッチボレーってご存じですか。フッチメザは、その卓球のパターン。卓球台を挟んで、サッカーボールを使って、2チームが対戦するものです。使っていいのは、頭と脚だけ。1チームは2名で、器用さも、コンビネーションも必要とされます。
ブラジルでは今、すごく流行っているんです。ブラジル代表も、遊びではもちろん、ウォーミングアップに取り入れるほど。ネイマールなんてもう、大好きなんですよ、フッチメザ。だから、ブラジルの少年達は、普段からやっているんでしょう。対戦したフラメンゴの選手だって、もちろん、そう。鹿島の選手達は、初めて挑戦するだけに、慣れてきた…という頃に、試合終了してしまいました。続いては、Jリーグ選抜。
「器用な人は?」→「僕、僕!」、「リフティングとか上手い人は?」→「僕、僕やる!」と、出演を取り合いになるほど、始める前から盛り上がったJリーグ選抜ですが、やっぱり初めての挑戦だけに、つかんだっと思った頃には、試合終了してしまいました。でも、楽しかったから、良かった、ということで。この撮影、YouTubeにアップされたら、お知らせしますね。ちなみに、Jリーグ選抜の選手達は「自由に卓球台、使っていいよ」と、撮影スタッフに言ってもらったものだから、みんなで遊び始めました。 日本でも是非、流行らせてください ♪文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.30]
友好カップ2日目、日本勢最後の試合は、午後2時15分キックオフの、アントラーズつくば対コリンチャンス。
強豪続きの対戦にも、一矢を報いたいつくば。しかし、コリンチャンスも第1節でバングーに引き分けたため、勝ち点3はもちろん、出来るだけ多くの得失点差が欲しいところ。立ち上がりから猛攻を仕掛けてきます。
前半、終わってみれば、まさかの0対5。それでも、ハーフタイム、根本監督と選手達は、巻き返しに向けて、話し合い。
そして、つくばが変わりました。後半、1点を追加されたものの、もっともっとと闘志に燃えるコリンチャンスに対し、つくばも2点を返したのです!
最終的に、試合は2対6。スコアこそ、悔しい結果となりましたが、崩れることなく、わずかな時間で立て直し、気迫を見せた選手達。試合終了後は、根本監督や森島コーチをはじめ、つくば指導陣が、握手で迎え、1人1人を称えました。
<試合>
アントラーズつくば 2×6 コリンチャンスGK 岸本DF 加瀬、岩間(石井)、草野(谷口)MF 三浦、友部(狩野)、宮内、島野、高木FW 樋口(須藤)、立山(石戸)つくばの得点者加瀬圭紳、須藤輝★根本裕一監督の総括
昨日の敗戦から得たものを、今日もみんなでチャレンジしようということで、昨日出られなかった選手と、出場時間が短かった選手にチャンスを、という方針で始めました。
前半でスコア、すごく開きましたけど、選手は非常に前向きに、積極的に、やってくれたと思います。後半、あきらめずにチームとしてやった結果、2点、取れたっていうことは、良かったんじゃないかなと思います。
明日ももう1試合あるので、今日のような積極性は失わず、最後はやっぱり一勝できるように、準備していきたいなと思います。
(Q:昨日からの変化)昨日に関しては、多分、スタッフに言われたことしか、イメージなかったと思うんですよね。で、本当にグラウンドに立って、ブラジルの選手とやり合って、あ、こういうことなんだな、っていうのは、分かったはずです。それを経て今日、というところで、昨日よりは、本当に、やれてたと思います。
ただ、コリンチャンスの選手達が、すごく良いパフォーマンスで、それを上回ってきた、というところえ3、また選手達も感じた部分がたくさんあると思いますし、それをまた明日に繋げていってもらえるように、やりたいなと思います。オブリガード!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique
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in [日伯友好カップ]

[2018.08.30]
12時30分にキックオフしたのは、Jリーグ選抜対サントス。サントスはご存じの通り、かつてはロビーニョやジエーゴ、その後もネイマールと、若手の才能を発掘し、育てることに長けているので有名な強豪です。
その試合に、先制したのは、我らがJリーグ選抜!しかし、それが相手に火をつけ、強烈なミドルシュートなどで2点を奪われ、前半で1対2と逆転されます。
ハーフタイムで修正を図るJリーグ選抜。
「この展開だと、後半は疲れが出てしまうかな…」と言っていたのは、周囲だけ。チームは完全に立ち直り、後半に2点を追加し、見事、リードを奪い返します。
最終的に、3対2。サントスを撃破し、Jリーグ選抜、準々決勝進出を決めました!1試合を残して、鹿島とJリーグの2チームが、グループリーグを突破したこの大会。日本のU−15史が、大きく変わってきたことを、世界に示した瞬間となりました!
<試合>Jリーグ選抜 3×2 サントス
GK 波多野DF 三浦、木村、恒岡MF 夏山、安藤(菅原)、中村、本田(山根)FW 中村、豊田、野澤
Jリーグ選抜の得点者本田真斗、野澤零温、山根顕星
★中村仁郎選手の感想
(Q:昨日のブラジルの印象)相手の選手はみんな、身体能力が高かったり、気持ちの入り方が、少し日本と違うなと思ったのと、守備では、相手が一発で来ることが多かったので、ドリブルで1人交わすこととか出来たんですけど、地面が悪かったりして、シュートが打てなかったりして、少し難しい部分もありました。
(Q:通用するところは?)あります。ドリブル。取れられる時もあったけど、選択肢を増やそうと意識していたら、どんどんボールが回ったりとか、ゴールが入ったりとか、チームとしても良かったと思います。
(Q:今日は)最初はあんまり相手の特徴が分からなくて、守備がはまらなかったり、攻撃としても、ヴォランチとFWとか、いろいろ間延びしているところがあって、あまり繋げなかったけど、後半になっていったら、どんどんヴォランチが攻撃に参加できるようになって、シュートも増えていったので、勝てた要因はそこだと思います。
★田中智宗監督の総括
先制点は取れたんですけど、逆転されました。その逆転された時に感じたのは、選抜されて集まったばかりで来ている分、個々のミスが出始めたり、劣勢になった時に、チームとしても、ガタガタってくるところがあるんですね。
それで、一気に相手にリズムを掴まれちゃったところがあるんですけど、後半、もう1回選手達が立て直してくれて、逆転できたのは、本当にすごいなと思います。
昨日はリードされた展開もなかったですし、どっちかと言うと、自分達が主導権握ってサッカーできたと思うんですけど、今日なんかは相手が主導権握る時間も多かったですし、苦しい時間もある中で、そこをしっかりと我慢して、しのいで、最後、逆転できたというところは、やっぱり成長だと思います。
★この試合は、ジーコのFacebookで生中継されました。現在も、録画でご覧頂けます。リンクはこちらhttps://www.facebook.com/ZicoOficial/videos/244874982883323/
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.30]
日本勢の2試合目は、10時45分キックオフの、アントラーズノルテ対グレミオ。グレミオはブラジル南部の雄であるだけでなく、昨年はトップチームがクラブワールドカップにも出場した強豪です。
前半は、そのグレミオに2点を奪われ、0対2。
しかし、ハーフタイムを経て、ここからノルテの反撃が始まります。
後半、グレミオには1点を追加されますが、ノルテも2点を奪い、強豪を慌てさせます。激闘は最終的に2対3。大きな収穫となりました。
それにしても、グレミオの選手達、身長が高い!
<試合>
アントラーズノルテ 2×3 グレミオGK 金子DF 伊藤、山口、原田(大輪)MF 大山、沓沢、森山、會澤(岩瀬)FW 福地、角、古村(小野崎)ノルテの得点者岩瀬智哉、角遥夢★中野洋司監督の総括
セットプレーとミスから取られたので、非常に苦しい展開だったんですけど、選手は本当にあきらめずに、最後、結果がどうなるか分からないところまで持っていってくれたので、頑張ってくれたと思います。
(Q:昨日からの変化)今日の特に後半から、プレッシャーに慣れてきて、ボールもしっかりキープできるし、落ち着いてやれば、やれるっていうことが、分かったように思います。やっぱり、昨日より今日、今日より明日、成長して、日本に持ち帰った時に、良くなったね、というふうに持って行きたいので、明日、本当にまた全力で戦って、何かを感じて欲しいと思います。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.30]
日本ブラジル友好カップ2日目、日本勢最初の試合は、朝9時にキックオフした鹿島アントラーズ対ポルトゥゲーザ。
試合は立ち上がりから、完全に鹿島ペース。前半から順調にゴールを重ね、まずは2対0。
ハーフタイムには、落ち着いて確認作業をし、後半に臨みます。
この試合の前半、昨日対戦したアトレチコミネイロの下部組織コーディネーターのマルケスさんが、ポルトゥゲーザを視察したのですが、圧倒的な強さを見せる鹿島に、再び目を奪われ「シュートがいいし、パスもいい。簡単にボールを支配する。」と語っていました。ちなみに、このマルケスとは、Jリーグの名古屋グランパス、横浜F・マリノスでもプレーした、あのマルケスですよ!
後半もさらに2点を追加し、最終的に4対0と完勝。そして、鹿島アントラーズはなんと、第2節にして、決勝トーナメント進出を決めたのです!
この試合の後、第3節の相手であるヴァスコダガマの監督が、鹿島の天野監督のところに、挨拶にやってきました。「いいチームだね。良い試合だったよ!」と、向こうからわざわざ言いに来てくれるほど、鹿島、尊重される存在となっています!<試合>鹿島アントラーズ 4対0 ポルトゥゲーザGK 高橋(川田)DF 山口、福原、溝口(速水)、小林MF 村山(小村)、伊藤、渕上、磯良(五町)FW 菊池(佐藤)、中山(垣田)鹿島アントラーズの得点者(1点目はポルトゥゲーザのオウンゴール)中山隼(2点)、菊池快★菊池快選手の感想
昨日は、相手のプレッシャーがすごく早くて、フィジカルもすごい強くて驚いたんですけど、チームとしてまとまって相手に向かってできたんで、良かったと思います。
個々の力では、向こうの方がうまいと思うんですけど、チーム力で数的有利を作るのは、やっぱり自分達の方が上だと思います。
今日は、昨日よりもプレッシャーを早くして、相手がいやなプレーができました。
この大会の目標は優勝。自分としては、もっとチームに貢献して、いいプレーをしたいと思います。
★天野圭介監督の総括
相手が立ち上がりから守備的な布陣で来たので、もう少し前から来るのかな、と思っていたんですが、1つゴールを取れれば、自分達のペースに持ち込めるかな、という状況でした。その中で、きちんと自分達でボールを保持して、サイドから攻撃をしかけようというところで、少し手こずったところもあったんですけど、前半にゴールを奪うことがでました。
その後は、完全に主導権握って、1試合を通してプレーできたので、非常に良かったんじゃないかな、というふうに思います。
この後の試合によると思うんですけど、明日も勝って、次に進めるように頑張りたいと思います。
★この試合は、ジーコのFacebookで生中継されました。現在も、録画で視聴できます。リンクはこちらhttps://www.facebook.com/ZicoOficial/videos/754277818248150/ 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.29]
熱戦の続く日本勢初日、最後を飾ったのは、午後2時15分キックオフ、Jリーグ選抜対クルゼイロ。クルゼイロは、ミナスジェライス州でアトレチコミネイロと並ぶ雄、国内屈指の強豪です。そして、国内有数の素晴らしい施設を持ち、育成にも定評があるビッグクラブ。
そんな中、Jリーグが相手を圧倒。試合を優位に展開し、前半だけで3点を先制します。実際のところ、他にも2つ、惜しいシュートがあったほど。逆に「守備も固い、GK(波多野選手)には、ほとんど仕事がないほどだ…」とは、スカウティング映像を撮っていた、クルゼイロスタッフのつぶやき。
後半は相手の攻撃も巻き返しを始め、FKから1点を返されるなど、ウォーミングアップをする選手達も、思わず足を止めて、見てしまいがちなほどの激戦に。
しかし、終わってみれば、5対1、Jリーグ選抜が歴史に残る大勝をおさめました!
<試合>Jリーグ選抜 5×1 クルゼイロGK 波多野DF 木村、恒岡、増村(工藤)MF 夏山(三浦)、安藤、中村尚輝(阿部)、本田FW 中村仁郎、豊田(菅原)、野澤(山根)Jリーグ選抜の得点者豊田晃大、野澤零温(2点)、山根顕星、中村仁郎★田中智宗監督の総括
南米のブラジルに来て、クルゼイロという名門と試合が出来るということで、選手達もすごくモチベーションが高かったですし、その上で、まぁ、現状がまったく分からない中でのゲームなので、まずは自分達ができることをやろう、ということでゲームに臨みました。選手達はゲームの入りからしっかり戦い、前半で3点取ってくれましたし、3、4日前に初めて会った選手達なんですけども、本当にもう1つのチームになって、すごく頼もしく戦ってくれたな、というのが、素直な印象です。
(この大会、遠征を通して)選手達に、これをつかんで欲しいというのは、ちょっと僕も分からないんですけど、多分、ここに来ないことには、分からないことっていうのが、間違いなくあると思うんですね。例えば、サッカー文化だったりとか、例えば、相手の選手のサッカーに賭ける気持ちだとか、人それぞれ、選手それぞれによって、感じ方が違うと思うんで、「これを感じて欲しい」というよりも、本当に何か、今後のサッカー人生に活かせるものを、1人1人が持ち帰ってくれればな、というのが、素直な気持ちです。
僕も初めてブラジルに、こういう形で来ることが出来て、Jリーグの関係者の方々には、本当に感謝したいと思っています。選手と一緒で、これっていうものは、今はまだ分からないんですけど、多分、ここに来たからこそ、帰る時、もしくは帰ってから、すごく感じるものがあるんじゃないかなと思っています。それを本当に楽しみにしていますし、まずはこのチームの優勝を目指して、頑張ることが一番だと思ってますんで、そのために、1日1日大事にしたいと思っています。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.29]
12時30分からは、アントラーズつくば対フルミネンセ。ブラジル屈指の強豪との対戦です。
序盤からガンガン攻めてくるフルミネンセに先制されますが、つくばもPKで、すぐに同点に返します。その後、さらに1点を追加され、1対2で前半終了。
この前半に、平間陸斗選手が右足親指を骨折。伊藤トレーナーと、通訳エジソンさんに付き添われて、救急車で病院に向かい、手当を受けました。
一方、ハーフタイムに立て直しを図りたいチーム。
しかし、後半に3点を追加され、結局1対5で試合終了。厳しいブラジルの洗礼を浴びた形となりました。
<試合>アントラーズつくば 1×5 フルミネンセGK 沼田DF 谷口、岩間、石井、平間(中屋)MF 狩野(友部)、宮内、島野(須藤)、高木FW 佐藤(石戸)、菅原(樋口)つくばの得点者 樋口碧★根本裕一監督の総括
初戦ということで、選手達には、思い切って、今までやってきたことをチャレンジしよう、という話をして入ったんですけども、フルミネンセの選手達も、非常にパワーを持って入ってきた中で、ちょっと早い時間帯に失点してしまいました。PKでは1回追いついたんですけども、自分達のミスから、またリードを許してしまって。
また後半も、チャンスがありながらも、自分達のミスで失点を重ねてしまった、ということは、非常に残念ではありますけど、選手達はこの1戦目でチャレンジした中で、いろいろ感じたこともたくさんあったと思うので、明日に活かせるような試合になったんじゃないかなと思います。
日本の選手達には、ヨーロッパやアジアの選手達とやる機会はあるんですけど、南米、ブラジルの選手達とやる機会はなかなかないんですね。だから、選手達にはこの大会を、さらにまた今後に繋げていけるようなものにして欲しいですね。やれたこともやれなかったことも含めて、同じ年代での差だったりとか、世界の基準というところを知ってもらえたらなと思っています。
日本での選手達の様子と、ここでの様子は違うので、そういう、選手達の今まで見られなかったプレーとか、そういうところが見れたらいいなと期待しています。
★この試合は、ジーコのFacebookで生中継されました。現在も録画でご覧頂けます。リンクはこちらです。https://www.facebook.com/ZicoOficial/videos/316423032452228/ この試合でコメンテーターを務めたのは、鹿島、清水、神戸、草津でプレーした元Jリーガー、サントスさん。ありがとうございました ♪
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.29]
初日、朝9時からのもう1つの試合は、アントラーズノルテ対ボアヴィスタ。リオの中堅クラブとの対戦です。
前半、ノルテの戦いは互角以上。特に、2度の本当に惜しい場面があり、そのうち1度は、GKと1対1。ブラジルの芝に慣れていない面もあり、決めることができません。
後半、前半よりも多少ミスの増えた感はありますが、せめぎ合いの中、試合は結局0対1で終了。勝てた試合だっただけに残念でしたが、明日に繋がる内容となりました。
なお、この試合でノルテは3人の選手が負傷交代。特に、相木海翔選手は頭を切ってしまい、心配されましたが、すぐにピッチ脇の救急車で2針縫うという手当をしてもらいました。
<試合>
アントラーズノルテ 0×1 ボアヴィスタGK 千葉DF 山口(伊藤)、河井(原田)、相木(小林)MF 大山、海老沢(沓澤)、森山、小野崎、吉岡FW 角、大輪★中野洋司監督の総括
前半、チャンスがあって、そこを決めていれば、もうちょっと優位に進められたかな、ということと、後半はケガ人が出たのが残念なところで、そこで交代枠を使わざるを得なかったので、そういうところが、勝負を分けたかなと思います。
(この遠征を通して)やっぱり、これだけ世界のトッププレイヤーを輩出している国なので、その源流というか、ブラジル国内で、どういう試合が行われているかっていうのをしっかり見たいですね。世界のトップレベルなので、すべてを学びたいと思っています。
選手達にはやっぱり、この空気感を感じて欲しいと思います。試合に対する入りだったり、取り組みっていうのは、日本のチームと違うかなと。試合に賭ける気持ちの部分、それをやっぱり、学んで欲しいと思います。
★この試合は、ジーコのFacebookで生中継されました。現在も、録画でご覧頂けます。リンクはこちらです。https://www.facebook.com/ZicoOficial/videos/307840569798520/ 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique
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in [日伯友好カップ]

[2018.08.29]
初日は朝9時から、鹿島アントラーズと、アントラーズノルテが、それぞれのピッチで先陣を切りました。
鹿島の相手は、ブラジルの強豪、育成でも定評のあるアトレチコミネイロです。
アトレチコミネイロは、U−15ブラジル代表にも、常時3人は選手達を送り出しています。それが、前半から鹿島が2対1とリード!
スタンドで観戦するブラジル人達から「やっぱりジーコのチームは違う。」「日本のチーム?どこ?ああ、鹿島だよ、やっぱり。」と、嬉しくも、プレッシャーのかかるささやき合い。今大会、横浜マリノスでもプレーした元Jリーガーのエバートンが、アトレチコミネイロのコーディネーターとして来ているのですが、「初戦に負けるのは一番良くない」と、厳しい表情で見つめています。
後半も、互角の激闘が続き、最終的に2対1で試合終了。負傷交代でバタバタした場面も、きっちりと乗り越え、鹿島が初戦をものにしました。
ただし、チームの雰囲気はここで浮かれることなく、得点ごとにみんなで爆発的に喜んだ後、試合後は「まずは1勝」と、冷静な様子が印象的でした。
<試合>鹿島アントラーズ 2×1 アトレチコミネイロGK 高橋DF 山口、福原、溝口、小林MF 村山、伊藤、渕上、磯良(五町、小出)FW 菊池(垣田)、中山(佐藤)鹿島の得点者中山隼人、伊藤龍之介★天野圭介監督の総括
今日の初戦にコンディショニングを合わせようということで、ブラジルに入ってから準備をしてきました。まずは、その準備をしてきたものを、試合の序盤から出してくれたのが、すごく良かったかなと思っています。
(大会と遠征を通して)選手達にはまず、海外で試合をするという環境に対して、ストレスを感じないで、自分達が積み重ねてきたことをやるんだという自信を持って、プレーして欲しいですね。ブラジルだから、何かをしなくちゃいけない、ということじゃなくて、それを知った上でトレーニングしてきているので、それをきちんと表現する。
だから、ブラジル人から学ぶという姿勢は、当然持っているんですけど、だから何も出来ないっていうわけじゃなくて、自分達が出来ること、ブラジル人が出来ること、自分達が出来ないこと、ブラジル人が出来ないこと、それをきちんと整理した上で、自分達のサッカーをどう表現していくかっていうのを、1人1人、それからチームとしても、学んで欲しいな、という風に思っていますね。
鹿島はアントラーズU−15のセレソンなんで、そう言った意味では、要求されるものは、より高くなります。いや、要求されるものは、どのチームでも変わらないんですけど、その基準を上げて、選手達には要求している、ということですね。
目標としても、当然やっぱり、まず予選リーグを突破しなければいけないし、優勝するっていうのを目標にしています。20回チャレンジして、1回も成し遂げたことがないことを、21回目で、そこに行ってみたいという、指導者としても夢があるんで、そこに向けて、この遠征ではチャレンジしたいなと思います。頑張ります!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.29]
早朝の曇り空から一転、晴れ渡った空の下、いよいよ第21回日本ブラジル友好カップ、開会式が行われました。
大会コーディネーターのウェンデルソン・ホーザさんの進行により、この大会の開会式には、必ずジーコからご指名のある、スポーツジャーナリスト、兼、スポーツ番組プレゼンテーターのボカージュさんが登場、この大会の歴史を語ります。
そして、各種の旗の掲揚。日の丸を、鹿島アントラーズ育成部長であり、この大会の運営に携わる高島雄大さん、ブラジル国旗を、ジーコの息子であり、ジーコ10スクール会長のチアーゴ・コインブラさん、CFZジーコサッカーセンター旗を、この友好カップコーディネーターのフェルナンド・バヌッチさん、リオデジャネイロ州旗を、リオデジャネイロ日系協会副会長の寺部国行さんが、それぞれ、君が代とブラジル国歌に合わせて、掲揚しました。
締めくくりはチアーゴから、この伝統ある大会を、今年も開幕できる喜びと、出場するすべてのチームへの激励。
6日間の激闘、みなさん、頑張ってください ♪文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.28]
この日のJリーグ選抜と鹿島には、さらにプログラムがありました。歓迎式と、それぞれのチームでのウォーミングアップの後、この2チームで練習試合をおこなったのです。
実は、ホテルからCFZジーコサッカーセンターに来るまでのバスの中で、両チームの指導陣が思いついて、即決したそうです。チームの枠を越えた連携が、翌日から始まる公式戦に向け、充実した準備に繋がります。
それにしても、この試合、すごくうるさかったんですよ!もちろん、良い意味で。鹿島がピッチの中でも、ベンチからも、選手同士、鼓舞し合ったり、指示を出し合ったりするのは、いつもの通り。そして、この大会のために結成されるJリーグ選抜。例年なら少しずつ、チームが1つになっていく印象があるのですが、今年はすでに「チーム」。CFZに到着した時から、なんだかすごく打ち解けているなぁと思って見ていたのですが、試合が始まると、鹿島と同じように、選手同士での声のかけあいが、すごい。リオに来る前、日本で1泊2日のミニ合宿をしたのが、奏功したそうです。そんな2チームの試合だから、ブラジルのチーム同士の試合のようでした。
監督からチーム全体への指示、指導陣から選手への個別指導、指導陣の中での確認作業、選手同士の話し合い、ピッチの外から飛ぶ声。意思の疎通に、大事な時間となりました。
練習試合は、15分×3ピリオド。最後は、締めくくりに両チームの交代が相次いだこともあって、15分を大きく延長。指導陣も選手も、誰も終わりたくないようにプレーし続ける様子に、主審を務めたアントラーズの伊藤トレーナーまで、終了のホイッスルを吹くのを、少し待ってあげたほど、気合いの入った時間となりました。
ちなみに、練習試合の結果は、両者譲らず3対3でした。頑張れ日本の4チーム ♪
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.28]
最後に歓迎式に臨んだのは、鹿島アントラーズです。
出迎えてくれた大会コーディネーターのフェルナンド・バヌッチさんの横で輝くトロフィー。その中でも、鹿島の先輩達は、3位のトロフィーや、大会MVPを獲得したことがあるのです。その功績を、今回の選手達が、遠慮無く、乗り越えてくれることを、期待してやみません。ここまですべての歓迎式に立ち会った、アントラーズの育成部長であり、大会運営にも携わる高島雄大さんからは、今年、ジーコが鹿島のテクニカルディレクターを務めているため、この大会に合流するのが、決勝トーナメントからになること、つまり、ジーコに試合を見てもらうためには、グループリーグを突破し、決勝トーナメントに進出しなければならないんだ、という強い言葉が、各チームに送られました。
そして、1人1人に大会用のパスが手渡されました。
鹿島の指導陣はこちらです。
そして、天野圭介監督の指導の下、ピッチでウォーミングアップが始まりました。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.28]
Jリーグ選抜もCFZジーコサッカーセンターに到着。
大会コーディネーターのフェルナンド・バヌッチさんに迎えられての歓迎式。今年で第21回を迎えるこの大会の歴史では、日本でも、ブラジルでも、ここに出場した多くの選手達が、プロになり、代表に到達してきたことが語られました。ここでの経験がいかに重要なものになるか。選手達は真剣に聞き入っています。
そして、1人1人、大会用のパスを受け取りました。
Jリーグ選抜の指導陣は、昨年の日本クラブユース選手権U−15優勝監督である、サガン鳥栖の田中智宗監督以下、こちらの顔ぶれ。フェルナンドと一緒に記念撮影です。
この後は、Jリーグ選抜もピッチへ。元気いっぱい、体を動かしました。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.28]
第21回日本ブラジル友好カップに出場するため、日曜日、日本からアントラーズノルテ、アントラーズつくば、鹿島アントラーズ、Jリーグ選抜の4チームがリオデジャネイロに到着、月曜日に初めて、CFZジーコサッカーセンターにやってきました。先陣を切ったのは、ノルテとつくば。まずは歓迎式に臨みました。
居並ぶ大会トロフィーと共に出迎えてくれた、大会コーディネーターのフェルナンド・バヌッチさんからは、時差ボケを解消するために、夜、良く眠ること、水やフルーツのフレッシュジュースなど、健康的な水分をよく補給すること、指導者の言うことをよく聞くことなど、大会に臨むための心構えなどの話がありました。フェルナンドは、ピッチの内外で、ジーコと何十年も一緒に仕事をしています。ジーコのスピリットを誰よりも良く知る人間の1人であるため、ジーコの思いや考え方を、力強く、伝えてくれます。
その後は、1人1人に、大会用のパスが手渡されました。
フェルナンドと指導陣は、気合いの記念撮影。
その後、ノルテは中野洋司監督、つくばは根本裕一監督の指揮の下、ピッチへ。雨が降ったり止んだりの天気でしたが、選手達は長旅の疲れも見せず、笑顔で1時間の練習に取り組みました。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.25]
8月28日から9月2日まで開催される「第21回日伯友好カップ2018」の出場チームとグループリーグ組み合わせが決定しました。 日本からはJリーグ選抜、鹿島アントラーズ、アントラーズつくば、アントラーズノルテの4チーム、本国ブラジルからは、フラメンゴ、フルミネンセ、ヴァスコダガマ、グレミオ、コリンチャンスなど、強豪計16チームが熱い戦いを繰り広げます。
今年もジーコのfacebookページ上に、予選リーグを毎日4試合計12試合と準々決勝2試合、準決勝2試合、決勝のライブ映像がアップされる予定です。
地球の裏側で行われる日伯友好カップの熱い試合をぜひ生中継でご視聴ください。
ジーコ氏・facebookページ
https://www.facebook.com/ZicoOficial/?fref=ts
生中継が予定される試合
8月28日(火)
グループリーグ第1節
9:00 B組 ボアヴィスタ×アントラーズノルテ
10:45 B組 フラメンゴ×グレミオ
12:30 D組 アントラーズつくば×フルミネンセ
14:15 D組 コリンチャンス×バングー
8月29日(水)
グループリーグ第2節
9:00 A組 鹿島アントラーズ×ポルトゥゲーザ
10:45 A組 ヴァスコダガマ×アトレチコミネイロ
12:30 C組 Jリーグ選抜×サントス
14:15 C組 クルゼイロ×ボタフォゴ
8月30日(木)
グループリーグ第3節
9:00 A組 鹿島アントラーズ×ヴァスコダガマ
10:45 B組 アントラーズノルテ×フラメンゴ
12:30 C組 サントス×クルゼイロ
14:15 D組 フルミネンセ×コリンチャンス
8月31日(金)
準々決勝
試合25 9:00 グループリーグ1位×グループリーグ8位
試合26 11:00 グループリーグ2位×グループリーグ7位
9月1日(土)
準決勝
試合29 9:00 試合25勝者×試合28勝者
試合30 11:00 試合26勝者×試合27勝者
9月2日(日)
決勝
試合29勝者×試合30勝者
※ 記載の試合時間は、リオデジャネイロ現地時間。日本との時差は12時間。日本の方が、12時間進んでいます。
文=鹿島アントラーズ、写真=日本ブラジル友好カップ……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.25]
第21回日本ブラジル友好カップ、全4組の組み合わせに伴い、試合日程も変更されたので、お知らせします。
8月28日(火)
グループリーグ第1節
9:00 A組 アトレチコミネイロ×鹿島アントラーズ
9:00 B組 ボアヴィスタ×アントラーズノルテ
10:45 A組 ポルトゥゲーザ×ヴァスコダガマ
10:45 B組 フラメンゴ×グレミオ
12:30 C組 ボタフォゴ×サントス
12:30 D組 アントラーズつくば×フルミネンセ
14:15 C組 Jリーグ選抜×クルゼイロ
14:15 D組 コリンチャンス×バングー
8月29日(水)
グループリーグ第2節
9:00 B組 ボアヴィスタ×フラメンゴ
9:00 A組 鹿島アントラーズ×ポルトゥゲーザ
10:45 B組 グレミオ×アントラーズノルテ
10:45 A組 ヴァスコダガマ×アトレチコミネイロ
12:30 D組 バングー×フルミネンセ
12:30 C組 Jリーグ選抜×サントス
14:15 D組 アントラーズつくば×コリンチャンス
14:15 C組 クルゼイロ×ボタフォゴ
8月30日(木)
グループリーグ第3節
9:00 A組 アトレチコミネイロ×ポルトゥゲーザ
9:00 A組 鹿島アントラーズ×ヴァスコダガマ
10:45 B組 グレミオ×ボアヴィスタ
10:45 B組 アントラーズノルテ×フラメンゴ
12:30 C組 ボタフォゴ×Jリーグ選抜
12:30 C組 サントス×クルゼイロ
14:15 D組 バングー×アントラーズつくば
14:15 D組 フルミネンセ×コリンチャンス
8月31日(金)
準々決勝
試合25 9:00 グループリーグ1位×グループリーグ8位
試合26 11:00 グループリーグ2位×グループリーグ7位
試合27 9:00 グループリーグ3位×グループリーグ6位
試合28 11:00 グループリーグ4位×グループリーグ5位
9月1日(土)
準決勝
試合29 9:00 試合25勝者×試合28勝者
試合30 11:00 試合26勝者×試合27勝者
9月2日(日)
決勝
試合29勝者×試合30勝者
なお、日本のチームが準決勝に進み、その準決勝で負けた場合には、3位決定戦が行われます。
文=藤原清美、写真=日本ブラジル友好カップ
……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.25]
いよいよ間近に迫る、第21回日本ブラジル友好カップ。
先日お知らせした16チーム4グループに、変更がありますので、お知らせ致します。
<A組>
ヴァスコダガマ
鹿島アントラーズ
アトレチコミネイロ
ポルトゥゲーザ
<B組>
フラメンゴ
アントラーズノルテ
グレミオ
ボアヴィスタ
<C組>
ボタフォゴ
Jリーグ選抜
サントス
クルゼイロ
<D組>
フルミネンセ
アントラーズつくば
コリンチャンス
バングー
日本のJリーグ選抜、鹿島アントラーズ、アントラーズノルテ、アントラーズつくばの皆さん、頑張りましょう!
文=藤原清美、写真=日本ブラジル友好カップ
……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.24]
リオのCFZジーコサッカーセンターを訪れていた市川トレセンが、鹿島を訪問し、アントラーズでテクニカルディレクターをしているジーコに、キャンプの報告を行いました。
ジーコからはこんな言葉がかけられました。
「鹿島まで会いに来てくれてありがとう。鹿島アントラーズでテクニカルデイレクターの仕事をすることになり、リオで皆さんを迎えることはできませんでしたが、CFZのスタッフであるフェルナンドやデラシーから報告を受けていて、皆さんの様子は聞いていました。
15歳で海外遠征する素晴らしい経験は、自分の子供のころにはできませんでした。遠いブラジルまで行って、サッカーだけではなく、違う文化と触れ合うことができたのは、良い経験になったと思います。
サッカーは世界の誰でもができる素晴らしいスポーツ。そこで上のレベルでプレーする為には、自分の為ではなく、チームの為にプレーできる選手でなくてはならない。
この海外遠征を、今後のサッカー人生に活かして行って欲しい。そのために大事な3つ。睡眠、食事、そして練習を好きになる事。自分の目標に向かって頑張ってほしい。」
立岡先生からもジーコにポルトガル語で御礼の挨拶がありました。
市川トレセンはミュージアムを見学し、19時からのジュビロ戦を観戦しました。
文・写真=鹿島アントラーズ
……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.14]
日本ブラジル友好カップで、4つの親善試合を戦った市川トレセン。その他にも、プロチームの試合観戦や、リオの観光などもあり、すべての日程を終えて、CFZジーコサッカーセンターで修了式に臨みました。
まずは、大会コーディネーターのフェルナンド・バヌッチさんから、プロ選手を目指す人も、また違った道を歩み始める人も、ここでの経験を活かして頑張って欲しいと、激励の言葉。
そして、選手と指導陣1人1人に、デラシーコーチから修了証書が授与されました。
それから、チームを代表して立岡監督に、友好カップ参加記念の盾が手渡されます。
この後、立岡監督からフェルナンドとデラシーコーチに、感謝の言葉。それも、ポルトガル語での挨拶が行われました。見ていてびっくりするほど、長いスピーチを、メモも見ずに、スラスラと話す立岡監督に、選手達は「ポルトガル語だ!」とびっくりしてヒソヒソ。ただし、肝心のブラジル人2人は、あまりに立岡監督とのつきあいが長いためか、ポルトガル語にも驚くことなく、さらっと受け止めてしまいます。で、後になってハタと気付いて、良かったよ、完璧だよ、全部理解できたよ!と、拍手が湧きました ♪最後に、みんなで修了証書を掲げて、ウエーイ!
ここで、伊藤幸仁団長の、遠征総括をご覧下さい。
子供達は変わりましたね。最初はやっぱり、気持ちが引いていて、ブラジルのサッカーにすごく驚いているような印象を受けました。そうなるとどうしても、後ろ向きなプレーが多くなる、ということがあったんですけども、まぁ、4戦戦いながら、あるいは、監督の指導を受けて、子供達が変わっていく姿っていうのを、今回はすごく見せてもらいました。
生活面でも非常に良い経験が出来て、多少注意したこともありましたけども、彼らはしっかりと、そこを直しながらやっていけたということが、1つ大きな収穫でもあるかなと思いましたね。
あとは、ブラジルの生活をはじめ、見たことの中から、彼ら自身、感じていったものが多分あるでしょうから、それは、これから生きる上で、自分なりに肥やしにしていってもらいたいと思います。
選手達には「僕はブラジルに行ってきたんだ」という言い方は、決して、してもらいたくないんです。ブラジルに行って「何を得てきたのか」、あるいは「何をチャレンジしてきたのか」っていうことを、自分自身がやはり感じてですね、日本に帰った後に、それを自分がどう活かしていけるかっていうことを、周りに伝えてもらいたい。
後輩にも、ブラジルってこういうところなんだっていうことを伝える上で、自分はブラジルに行ってきたから、もうすごいだろう、という風に、ただその国に行ってきたということで、話してもらいたくないと思っているんですよね。ここで君たちは何を掴んだっていうことを、伝えられるようになりなさいと、選手には話したいなと思っています。
本当にありがとうございました。
ー・ー・ー・ー
バスに乗る前、毎日通ってきた、CFZの入り口脇にある、CFZのモニュメントの前に集まった選手と指導陣。修了証書を手に記念撮影をした後は、あの、映画でよく見ますよね、卒業式で、一斉に帽子を空に向けて投げるシーン、あれを、修了証書でやりました。
あ、もちろん、証書を投げたくない選手は、投げずに掲げ、投げてみた選手は、すぐに慌てて拾いに行き、大切な思い出と一緒に胸に抱いて、CFZに別れを告げました。遠征を笑顔で締めくくることの出来た市川、それだけ頑張った市川、本当にお疲れ様でした。これからも頑張ってね!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.14]
友好カップ・プレイベントとして、4つの親善試合を戦った市川トレセンに、心強い応援団が駆けつけてくれました。
スポーツファンの皆さんなら、お気づきかも知れません。柔道ブラジル代表監督の藤井裕子さんと、旦那様の陽樹さん、そして、お二人の小さな子供達です。
元選手の藤井裕子監督は、イギリス代表のコーチを経て、2013年からはブラジル女子代表チームのコーチに。2016年リオ五輪で金メダルを獲得したハファエラ・シウヴァ選手の指導はもちろん、ブラジル女子柔道を大きく底上げしたことで、ブラジルと日本の両国だけでなく、世界的にも有名な指導者です。そして、現在は2020年東京五輪に向けて、ブラジル柔道男子代表の総監督として活躍されているのです!
そんな裕子監督ファミリー、実は、友好カップの常連。毎年、日本から来るチームや選手達を応援するために、そして、この大会を楽しむために、CFZジーコサッカーセンターまで来てくれます。
リオのチームと対戦する市川にとっては、どの試合もアウェームードになる中、嬉しい日本の応援団。2人の人懐こいおチビさん達にも、ホッコリ笑顔になってました。
本大会にも、日程さえ大丈夫なら、必ずや来てくれることでしょう。その時は、競技こそ違えど、スポーツの国際舞台で活躍する指導者の目線で、友好カップの印象なども、聞けたらいいなと思ってます。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.14]
2対1で終了した市川トレセン対フェーラスダボーラ。激戦とも言える好ゲームにしてくれた、両チームの選手達に、試合後、話を聞きました。まずは、我らが市川トレセンから。今大会で戦った4試合で、市川が決めた4得点の、すべてのゴールを決めた、友好カップ・プレイベントの得点王、江寺夏輝選手。
(Q:ブラジル人とブラジルサッカーの第一印象)まず、当たりが強いのと、気持ちの面で、ブラジル人すごいなと思って。あと、1個1個のプレーで、足技がすごくうまくて、びっくりしました。
(Q:4試合を戦って)試合を通して出来ることが増えてきて、パスも、最初はみんな繋がらなかったのが、繋がるようになったりとか、声かけも、最後の方はできるようになっていて。そのおかげで、点数も入ったと思います。
しっかりプレスかけるところはかけて、かけないところはかけないという、切り替えをちゃんと出来たから、ボールも取れたんじゃないかなと思います。
(Q:チーム内の得点王)単純に嬉しい。点を決められたのは、後ろがボール取って繋げてくれたからなんで、みんなに感謝したいです。
(Q:日本に帰ったら)まだ大会が残ってるんで、その大会で、この経験を活かして、頑張りたいと思います。
次に、フェーラスダボーラから。江寺選手のインタビューをしている様子を見て、僕も話したいと、自ら名乗り出てくれた、積極的なルーカス選手です。
(Q:今日の試合)まず、今日ここにいて、こういう素晴らしい親善試合に出られたことを、感謝するばかりです。もちろん、負けたくなかったけど、日本のチームが実力を発揮して、残念ながら、僕らが勝つことができませんでした。
日本サッカーは、僕の印象では、フィジカル的にすごく良い。それが際立っていました。だけど、僕らも顔を上げて、頑張り続けないといけない。
(Q:日本とブラジルの交流に参加して)素晴らしいこと。誰でも、今日僕がいるところにいたいと思う。おかげさまで、僕はそのみんなの願いを代表することができたし、この機会をすごく活かすことができたと思います。
(Q:夢)僕のアイドルは、(ドイツ代表の)トニ・クロース。素晴らしい選手だから。すご過ぎる!神が認めてくれるなら、僕もプロサッカー選手になって、大きな成功を収めたい。そしてもちろん、セレソンの選手になりたい。それが僕の夢です。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.14]
日本ブラジル友好カップのプレイベントとして、4つの親善試合を行う、市川トレセンのリオ遠征も、ついに最終節を迎えました。
第4戦の相手は、フェーラスダボーラ。7月に開催されたコパ・ジーコ、U−15部門の優勝チームです。コパ・ジーコとは、ジーコが2014年からスタートさせた、アマチュアチームのための大会。リオやサンパウロ、ミナスジェライスなどで開催され、U−7、9、11、13、15、17の6つのカテゴリーでしのぎを削るものです。
この日の試合も、25分×3ピリオド制。その第1ピリオドから、両者が攻撃し合う、アグレッシブな展開となりました。
市川も堂々たる戦いぶり、…というよりも、市川の方が優位に試合を進めて、0対0でのハーフタイム。ここまでやってきたことを、ここで出し切ろうと、立岡監督と選手達が確認し合います。
第2ピリオドも、惜しい場面が続きながら、0対0。この日の戦いぶりには、伊藤団長も思わず「子供ってすごいよね。1週間でこれだけ変わるんだからね。気持ちの面もあるだろうし、ブラジル人のプレーの仕方に慣れてきたのもあるんだろう、堂々とプレーしてるもんね。」と、ベンチで感嘆。
第3ピリオドで試合が動きました。市川、待望の先制点!そして、追加点!試合前、立岡監督は「指示は控えめにする」と言っていましたが、蓋を開ければ、ガンガン飛ぶ指示。選手達が戦えれば戦えるほど、さらに要求が増すのは、当然ですよね、監督♪最後は「残り5分、強い気持ちで跳ね返せ!」「勝てる試合を落とすなよ!」と、悔いのない試合に向けての激励に。伊藤団長も「自分を変えろ!」と、さすが最終戦、これまでより、もっと上を目指す声かけになっていました。ラストプレーで、フェーラスダボーラに1点を返されたものの、2対1。戦い抜いた勝利に、選手達も笑顔でした。試合後は、選手達はもちろん、指導者同士の両チームで友好を温めました。
<試合>
市川 2×1 フェーラスダボーラ第1ピリオドGK 木村DF 松波、桐畑、久我、東垂水MF 平賀、原田、丸田、谷口FW 汲田、江寺第2ピリオドGK 木村DF 松波、桐畑、久我、東垂水MF 米山、原田、岩村、谷口FW 汲田、江寺第3ピリオドGK 木村DF 池田、桐畑、久我、東垂水MF 丸田、中野上、岩村、谷口FW 米山、曽我部市川の得点者:江寺夏輝(2ゴール)★立岡康徳監督の総括
今日は前の試合、そして、この大会・遠征を通して、やってきたことの仕上げだということで、スタートしました。それで、これまで取り組んできたことが、試合を重ねるごとに、結果として表れてきたかなと。
もちろん、まだまだ足りない部分はあると思うんですけど、この4試合の中では、十分に成果を表すことができました。1人1人が、自分のテーマに基づいて頑張ってくれた結果が、こういう形になったんじゃないかなと思います。
最初から言ってきた4つのテーマがあるんですけど、それに対して1人ずつが、少しでも自分なりに近づこうとしてきた努力の結果だと思うし、まぁ、こちらの指導もありますけども、仲間の中でのコーチングのし合いが効果を現して来ました。ゲーム中の他にも、ホテルでサッカーに関わる話し合いを重ねてきたんですが、それがここで、少し出て来たな、というのがあります。
もう少し時間があれば、もっと精度の高いものになったんじゃないかなと思います。
選手達に話したいのは、やっぱり、4試合を通して、自分達の目標に向けて努力してきたことが、こういう形で、結果になって表れてきたんだぞ、ということ。それに、これを今後の生活の中でも続けていくこと、努力していくことが大事なんだぞ、ということ。
それがまぁ、サッカーだけじゃなくて、学校生活でも、日々の暮らしにも、活きていくんじゃないかなと、そういうことを、まぁ、難しいことはあんまり言わないつもりなんですけど(笑)、話をしてあげたいなと思います。ありがとうございました。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.13]
市川トレセンの第3戦は、午前8時にキックオフ。朝早いにも関わらず、選手達はしっかりウォーミングアップをし、ミーティングで試合に備えます。
今日の相手は、CFZジーコサッカーセンター・スクールからの選抜チーム。指揮を執るのは、大会コーディネーターのフェルナンド・バヌッチさんです。いつもはコーディネーターとして、時には厳しく、また時には陽気に、温かく接してくれるフェルナンドですが、この日は監督として、また違った厳しい表情です。
リオ遠征での4戦中、最初の2試合に敗れたことで、昨夜は選手達とじっくり話し合ったという市川指導陣。この日はとりあえず、指示の声は控えめにして、選手達にやらせてみよう、という形でスタートしました。立岡監督、伊藤団長、多田トレーナーはもちろん、通訳の小林さんも、ジーコやデラシーコーチが日頃から話していることを、時間をかけて、選手達に伝えたそうです。
この日は20分×3ピリオド制で対戦。ここまでの経験や、昨夜の話し合いが、第1ピリオドから早速、成果となって現れ始めました。まずは無失点に抑え、0対0。
ハーフタイムには、監督からの全体的な指示や修正の他、個別のアドバイスなども行われます。
この日の市川、昨日までと大きく変わったことがあります。それは、コーチング。まずは第1ピリオドから、ベンチにいる選手達の声かけが始まり、第2ピリオドになると、それがピッチの中にも伝染。動きや気持ちの両面で、互いに指示を出し合い、鼓舞し合い、集中力を維持して、再び0対0。
実は今日の相手のCFZスクールは、13歳から16歳までの、年齢混合チーム。ある意味、ブラジルの子供達が、年齢も様々な近所の友達との草サッカーで学ぶのに似て、U−15の市川も、年上も含め、自分とは違った年齢の選手達がいる中での試合という、また違った経験をすることができました。市川の友好カップ参加はプレイベント。本大会ではない分、逆にそれを活かして、3ピリオド制を採用して、全員が出場できたり、試合の展開によって立て直す方法を学ぶ機会を多く得たり、こうしてU−15に限らないカテゴリーでプレーをするなど、様々な、そして貴重な体験をしています。
そして第3ピリオド、試合が動きました。市川の攻撃により、相手のオウンゴールを誘ったのです。1対0。これが決勝点となり、市川が今回の遠征初勝利を収めました!
最後は両チーム一緒に写真撮影。変則的な対戦を組み、市川に大きな経験をさせてくれたCFZスクールと友好カップ、ありがとう!<試合>市川 1×0 CFZスクール第1ピリオドGK 木村DF 東垂水、桐畑、久我、池田MF 岩村、原田、中野上、曽我部FW 平賀、汲田第2ピリオドGK 木村DF 東垂水、松波、丸田、池田MF 岩村、米山、中野上、曽我部FW 平賀、江寺第3ピリオドGK 木村DF 東垂水、松波、丸田、池田MF 岩村、米山、久我、原田FW 汲田、江寺得点:CFZのオウンゴール★立岡康徳監督の今日の総括
今日は前日の試合の反省を踏まえて戦えた、というところですね。前回も話したように、4つのポイントがあって、コーチング、1対1での相手と間合い、ボディコンタクト、ボールの動かし方、そんなことを、子供達とも再度、話しました。
良かったのは、子供達だけで、ゲームに関わることを話し合ってくれたことが、成果として現れ、今回、ベンチサイドでも声を掛け、ゲームの中でも、お互い声を掛け合いながらプレーできたこと。それで多少、技術的な部分で劣るところを、チームワークで、何とか乗り切ることができたのかなと思っています。
まぁ、得点としては、ああいう形(※相手のオウンゴール)だったんですけど、そういうところまで追い込めることができたことが、今回の良かった点じゃないかなと思っています。
また明日も、今日の結果を踏まえて、さらにより良いものを引き出してあげられるように、スタッフとしても考えながら、今日の時間を過ごしていきたいなと思っています。明日は最終戦なので、また良いゲームが出来るように、頑張りたいと思います。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.12]
昨年と今年、2年連続で、市川トレセンのトレーナーとして、友好カップに参戦している多田哲郎さん。市川トレセンは、1998年の日本ブラジル友好カップ第1回大会から参加しているのですが、さらにその2年前から、リオに来て、練習と親善試合をおこなってきたという歴史があります。多田トレーナーは、そのリオ遠征の第1期生として、選手時代にも、ここに来ているのです!
選手とトレーナーという2つの立場、そして、96年と2018年の2つの時代を知る多田トレーナーに、話を聞きました。
★ブラジルと日本、23年前と今
僕らが学生として初めてブラジルに来た時は、もちろん、今の日本のJリーグと同じように、名門クラブがたくさんあって、あとは、街クラブがちょこちょこ、という感じでしたけど、今は結構、街クラブのようなところが沢山出てきていますね。それに、ブラジルの街の様子も、随分発展したな、というのが第一の印象です。
育成年代のサッカーでは、体格や足元の技術の、世界の基準が上がっているんです。その中で、ブラジルのサッカーでも、そのレベルが非常に上がったなと思います。フィジカル面を見ても、今の日本の中学生より、はるかに上に行っているものはあるかと思います。
僕が中学生で来た時も、ブラジル人のフィジカルコンタクトの強さと、足元の技術力が非常に高いなと思いました。後は、サッカーに対する意識、本気度に衝撃を受けたんです。
今も、サッカーに対する意識は、日本の中学生より、はるかに上だなと思います。もちろん日本も、当時に比べれば技術力があがっているし、サッカーの情報も増え、トレーニング法も確立されてきたと思います。その中で、子供達のサッカーに対する意識も上がったかなと思うんですが、ブラジルの子供達の方が、さらに意識が非常に高いなと。サッカーに対する思いだとか、戦う姿勢なんかは、僕たちなんかより、まだまだ非常に高いなと思います。
★日伯友好カップで学ぶべきこと
トレーニングの環境とか施設などにおいては、日本の方がすごく整っているように思うんですけども、今、日本のサッカーの事情としては、僕らがやってきた頃のように中学校の部活動に入るよりかは、上手な子がクラブチームに流れてしまい、部活の子達は置いていかれている、という現状が非常に強いんです。
それで、技術的にも、能力的にも、差があるような子達が多いんですけども、やはり、そういう問題ではなくて、自分自身のサッカーに対する気持ちだとか、意識が、今のこのブラジルの子供達と同じようになれば、また違った形で上回れるものがたくさんあるな、というのが、僕の中にはあります。
そういうことを、帰ってからはトレーナーとしていろいろ伝えたい。サッカーに関しては、こういう現状がブラジルの子達の中にはあるよ、というのを伝えたいなと思います。
この友好カップ、まだ残り2試合ある中でも、やはり、自分達のサッカーに対する意識というのを、強くさせたいですね。体に対するメンテナンス、ウォーミングアップやクールダウン、ボールを1つ蹴る技術においても、1つ1つ、ブラジル人の子供達が意識しているようなことを、もっともっと、彼らには真似させてあげたい。そうした意識を、もっともっと強くさせて、最終日には、この1週間で、ブラジルの子供達から非常に大事なことを学べたな、というような形に持っていきたいなと思っています。
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多田トレーナーのこの日のもう1つの役割は、立岡監督でお馴染み、感謝のモデルです♪今日は市川のポロシャツに刻まれた、スポンサー企業の情熱をご紹介しましょう。
ありがとうございます!文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.12]
初戦から1日の練習日を挟んで、市川トレセンが2試合目に臨みました。朝から晴天の中、ウォーミングアップにも余念がない市川の選手達。
CFZジーコサッカーセンターの素晴らしい環境の中で、キックオフ!
今日の相手はリオの中堅クラブ、ボアヴィスタ。この日は両チームの話し合いの結果、25分×3ピリオド制の試合となりました。その第1ピリオド、ボアヴィスタに2点を奪われます。
ハーフタイムに確認作業を行う市川。しかし、第2ピリオドには3点を追加されてしまいます。
伊藤団長は戦況を見守りながら「ブラジルの選手は、何かあった時の対応や修正が早い」と分析。また、ここまで、立岡監督や伊藤団長には、プレーについてのアドバイスを送るものの、選手達に直接話すことは控えていたデラシーコーチが、第2ピリオドの後で、強いメッセージを伝えます。「前を向いてプレーしろ。戦うんだ!」それを、通訳の小林さんもデラシーの気迫そのままに伝えます。
選手の思い、監督の指示、デラシーの気迫…。総力戦となった第3ピリオドは、選手達の声も出るようになり、攻撃の姿勢が強く見られるようになりました。残念ながら、ボアヴィスタにゴールを追加されますが、それも1点に抑え、最終的に0対6。スコアだけを見れば完敗でしたが、その中から得るものが多い試合となりました。試合後は、市川とボアヴィスタの両チームが1つになっての記念撮影。
互いに闘志を尽くした相手同士、友情を温めました。<試合>市川 0×6 ボアヴィスタ第1ピリオドGK 木村DF 丸田、桐畑、久我、松波MF 米山、原田、中野上、谷口
FW 汲田、江寺第2ピリオドGK 木村DF 東垂水、桐畑、久我、松波MF 平賀、原田、中野上、曽我部FW 汲田、江寺第3ピリオドGK 木村DF 東垂水、桐畑、久我、池田MF 岩村、原田、奥田、曽我部FW 米山、平賀★立岡康徳監督の今日の総括
今日は、1戦目の反省点をベースにして、コーチング、1対1、フィジカルコンタクト、それから、ボールを動かすということを目標にしてきたんですけど、どうしても相手のプレッシャーに負けてしまって、選択が悪い方、悪い方へ行ってしまったことが、失点に繋がったかなと。ただ、ディフェンスラインのコントロールが出来ていたんで、その点については、すごく評価できるんじゃないかなと思っています。
攻撃については、まだ物足りない部分があって、今後、さらに練習を積んで、サイドから崩していくこと、それから、ボールを持っている選手へのサポートを増やすことによって、ポゼッションがしっかりできるような展開にできるといいなと思っています。
やはり、前回の試合についての子供達の反省の中にも、相手のプレッシャーの厳しさや、ボールに対する強さ、というのがあったので、子供達の中には、意識はあるんです。その意識と行動を切り換える部分が、まだまだ足りなかったかなと。
ただ、1試合1試合やることによって、彼らの経験値が上がっていることは、間違いないと思っています。この後も頑張ります!
★立岡監督、今日のありがとう今日はパンツのモデルになってくれた立岡監督。指さしているのはもちろん、子供達の夢の実現にご協力頂いている、スポンサー企業の皆さんへの感謝の印です。ありがとうございます!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
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[2018.08.10]
今回の市川、ピッチでプレーしている間はもちろんのこと、ベンチにいても、持てる時間をすべて活かしてやろう、という積極的な姿勢が印象的。試合中、パッと見るだけでも、こんな感じ。
伊藤団長と話し込みながら、試合を見ている選手。
戦術ボードを手に、多田トレーナーに分析してもらいながら、試合を見ている選手。
多田トレーナーに教わりながら、痛む脚をその場で手入れする選手。
そんな市川、今年のユニフォームも、本当に素敵です。なぜなら、このユニフォームには、少年達の夢をサポートし、熱い思いを託した人々の情熱が詰まっているからなんです。ご覧頂きましょう。モデルは昨年に引き続き、今年も立岡監督です。
このユニフォームに詰まった、スポンサー企業の皆さまの愛情に、あらためて、ありがとうございます!
市川トレセン、実は日本ブラジル友好カップ参加の歴史の中で、2年間、遠征を断念したことがありました。苦しい時を乗り越えて、昨年から復帰。今回は、団長がその思いを語ってくれました。★伊藤幸仁団長の抱負
今年で第21回と、長年続いているこの大会に、我々も継続して参加していきたいという、協会の思いがありました。監督をやって頂いている立岡先生も、継続するために非常に努力し、昨年、復帰することができました。昨年からは、年間を通して練習を続ける体制も整い、今回も、1年間練習してきた選手達が、この遠征に参加してくれています。この“続けていける”ということに対して、私達も嬉しく思うし、これからも一緒にやっていきたいと思っています。
戦績としては、いつも、全勝して帰りたいというのは目標にしています。今日はフラメンゴとやらせてもらって、負けはしたけど、感触はつかめたと思っています。ただ、この大会に参加させてもらう上で、いつも考えているのは、戦績のことはもちろん、これから選手達が高校に上がったりする人生の中で、この経験を、本当に活かしてもらいたい、ということなんですね。ブラジルのサッカーを見て、あるいは生活を見て、自分達が生きていく参考や糧にしてもらえるような、遠征にしたいですね。
指導者の方々には、子供達の育成というのを、どういうふうにやっているかを再確認してもらいたい。私もまぁ20数年来てますけども、ブラジルは実は変わりなく、基礎トレーニングを積み、そこでうまくなった選手達が、トップのチームに上がっていく、というのを見ているんですね。だから本当に、この“基本が大事なんだ”ということを、指導者には学んでもらいたいなと思います。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.10]
日本ブラジル友好カップ・プレイベント、市川トレセンの4つの親善試合、第1戦は、のっけから強豪フラメンゴU−14チームとの対戦です。
実はフラメンゴ、現在クラブのトレーニングセンターが改修工事中なので、下部組織の全カテゴリーが、ここCFZジーコサッカーセンターで練習をおこなっているんです。だから、フラメンゴにとっては、実質ホーム。試合はそのフラメンゴの要望により、20分×3ピリオドの特別ルールで戦われました。そして、先制したのは、なんと我らが市川です!
フラメンゴにも3点を決められ、第1ピリオドは1対3。しかし、ハーフタイムに修正し、続く第2ピリオド、市川が再びゴール!
2対3で突入した第3ピリオド。朝は曇り空で涼しかった天候も、この頃には太陽が照りつけ、暑さが増しています。そんな中、フラメンゴに3点を追加され、最終的に2対6で試合を終えました。
ブラジルの強豪クラブの洗礼。けれど、遠征の最初にこの衝撃を経験したことで、選手達にとっては、ますます闘志に火が付く1日となりました。
<試合>
市川 2×6 フラメンゴGK 木村DF 松波、久我、桐畑、丸田
MF 原田、岩村、江寺、谷口
FW 汲田(米山)(曽我部)、平賀(中野上)(東垂水)市川の得点者:江寺夏輝(2ゴール)★立岡康徳監督の抱負と総括
今日はフラメンゴっていう強豪が相手でしたけど、前日からミーティングでも話をしていて、1対1やフィジカル、ボディコンタクトのところで負けないように、とにかく味方でコーチングしながらやっていこうぜ、ということを話して、試合に臨みました。
立ち上がり、先制点を取ったんですけども、失点がね、簡単なミスから取られてしまったところが、まだ改善の余地があります。まぁ、20分を3本やらして頂いて、結果としては負けてますけども、総合的には、なんとか戦うことができたんじゃないかなと思っています。また、今日のミーティングで考察をしながら、選手と修正をしていきたいと思っています。
例年、戦績的には芳しくないんですが、1試合1試合の中で学ぶべきことが幾つもあるんですね。今日なんかでも、フラメンゴの選手達と戦うことで、得ることが非常に多いので、勝ち負け以上に得られるものを、少しでも日本に持ち帰ってくれたらいいんだぞ、ということを話しています。
ただ、このゲームを戦うためにっていうか、毎年、トレセンを選考するにあたって、「来年またブラジルに行くぞ」っていうところから、チーム作りをしているんですね。今回なんか特に、遠征前に少し多めに試合を組んで、少しでも良い結果を残せるように、という形で取り組んで来ました。
指導者としては、何度も何度も来させてもらってるんですけども、その成果を子供達に、上手に伝えていきたいと、いつも考えています。指導者として、子供達にどのような対応をしていくべきか、それは年代やカテゴリーによって違うと思うんですけども、その接し方をデラシーコーチに聞いたり、他のチームのコーチの様子を見ながら、ああ、今はこういうやり方なんだなと勉強しています。ここで学んだことを、僕が日本に帰って、多くの指導者達の中に、今はこういう流れになっているぞ、とか、日本の選手達に足りないことは、こういうところだぞ、と、毎年言ってることなんですけども、そういうことを伝えられるようにやって行かなくては、と思ってます。今年も応援、よろしくお願いします!文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.09]
市川トレセンがCFZジーコサッカーセンターに到着しました!
例年、市川トレセンは8月下旬に行われる日本ブラジル友好カップのプレイベントとして、8月中旬にリオデジャネイロに遠征します。
今年も伊藤団長、立岡監督、多田トレーナーが率いる17人の選手達が、元気にやってきました。
まずは、CFZ内にあるクラブハウスとジーコ・ギャラリーで、ジーコのサッカー人生や、CFZ、そして、友好カップの歴史についての展示を見学。
続いて、全員揃って開校式に臨みます。
そこでは、嬉しいサプライズが!
「ICHIKAWA」の横断幕が準備されていたのです。
大会コーディネーターのフェルナンド・バヌッチさんから、まずは今回、テクニカルコーディネーターとして鹿島に行っているジーコが「ここで市川が良い経験をすることを願っている」と伝えられました。
そして、そのために、大会スタッフが全力でサポートしてくれることや、みんなが持つべき心構えなどが語られました。
毎年、立岡監督をはじめとするスタッフと共に、市川を指導してくれるデラシーコーチ。
元フラメンゴの主力選手であり、現在はジーコサッカーセンターでスクールの指導をしているデラシーが、今年も強力なバックアップをしてくれます。
真剣に話を聞いていた選手達、最後は1人1人、フェルナンドから大会の名札を、これまた神妙な面持ちで受け取りました。
そして、選手待望の練習時間。
リオはここ数日、雨が続いていましたが、市川を待っていたかのように、ようやく晴れたこの日、ピッチに出れば、ここまで緊張気味だった選手達も、一気にパワー全開となりました。
明日からはいよいよ、ブラジルのチームとの連戦が始まります。
頑張れ、市川トレセン!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique
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[2018.08.04]
ジーコが鹿島アントラーズのテクニカルコーディネーターに就任したことを記念して、2016年12月、鹿島アントラーズがクラブワールドカップで準優勝した直後に、ジーコがアントラーズの強さの秘密を語ったインタビューを、もう1度、YouTube「Planeta Kiyomi」に掲載しました。
祝!ジーコの鹿島復帰・前編
www.youtube.com/watch?v=orSpyCelAH8
祝!ジーコの鹿島復帰・後編
www.youtube.com/watch?v=IfQr5fAVJ4A&t
今年、第21回を迎える日本ブラジル友好カップも、大きな役割を果たしています。
どうぞ、ご覧下さい!
文=藤原清美
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in [日伯友好カップ]

[2018.08.04]
日本ブラジル友好カップ、今年も本大会に先駆けたプレイベントとして、市川トレセンがリオデジャネイロで戦います。
市川トレセンのスケジュールは、ご覧の通りです。
8月8日 10:00 開校式とトレーニング
8月9日 10:00 親善試合U−14フラメンゴ戦
8月10日 10:30 トレーニング
8月11日 10:00 親善試合U−15ボアヴィスタ戦
8月12日 8:00 親善試合エスコーラCFZ(13〜16歳チーム)戦
8月13日 10:00 親善試合フェーラス・ダ・ボーラ(コパ・ジーコU−15優勝チーム)戦
ハード、かつ実りの多い1週間になりそうです!
文=藤原清美
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[2018.08.04]
第21回日本ブラジル友好カップ、試合日程
第21回日本ブラジル友好カップ、全4組の組み合わせと共に、試合日程も決定したので、お知らせします。
8月28日(火)
グループリーグ第1節
9:00 A組 アトレチコミネイロ×鹿島アントラーズ
9:00 B組 アトレチコウニオン×アントラーズノルテ
10:45 A組 アリアンサプラタネーラ×ヴァスコダガマ
10:45 B組 フラメンゴ×グレミオ
12:30 C組 ボタフォゴ×サントス
12:30 D組 アントラーズつくば×フルミネンセ
14:15 C組 Jリーグ選抜×クルゼイロ
14:15 D組 コリンチャンス×バングー
8月29日(水)
グループリーグ第2節
9:00 B組 アトレチコウニオン×フラメンゴ
9:00 A組 鹿島アントラーズ×アリアンサプラタネーラ
10:45 B組 グレミオ×アントラーズノルテ
10:45 A組 ヴァスコダガマ×アトレチコミネイロ
12:30 D組 バングー×フルミネンセ
12:30 C組 Jリーグ選抜×サントス
14:15 D組 アントラーズつくば×コリンチャンス
14:15 C組 クルゼイロ×ボタフォゴ
8月30日(木)
グループリーグ第3節
9:00 A組 アトレチコミネイロ×アリアンサプラタネーラ
9:00 A組 鹿島アントラーズ×ヴァスコダガマ
10:45 B組 グレミオ×アトレチコウニオン
10:45 B組 アントラーズノルテ×フラメンゴ
12:30 C組 ボタフォゴ×Jリーグ選抜
12:30 C組 サントス×クルゼイロ
14:15 D組 バングー×アントラーズつくば
14:15 D組 フルミネンセ×コリンチャンス
8月31日(金)
準々決勝
試合25 9:00 グループリーグ1位×グループリーグ8位
試合26 11:00 グループリーグ2位×グループリーグ7位
試合27 9:00 グループリーグ3位×グループリーグ6位
試合28 11:00 グループリーグ4位×グループリーグ5位
9月1日(土)
準決勝
試合29 9:00 試合25勝者×試合28勝者
試合30 11:00 試合26勝者×試合27勝者
9月2日(日)
決勝
試合29勝者×試合30勝者
なお、日本のチームが準決勝に進み、その準決勝で負けた場合には、3位決定戦が行われます。
文=藤原清美
……
in [日伯友好カップ]

[2018.08.04]
今年もまもなく、日本ブラジル友好カップの季節がやってきます。
第21回を迎える今大会は、16チームを4グループに分けて戦うことになりました。
まずは、その組み合わせをご覧下さい。
<A組>
ヴァスコダガマ
鹿島アントラーズ
アトレチコミネイロ
アリアンサプラタネーラ
<B組>
フラメンゴ
アントラーズノルテ
グレミオ
アトレチコウニオン
<C組>
ボタフォゴ
Jリーグ選抜
サントス
クルゼイロ
<D組>
フルミネンセ
アントラーズつくば
コリンチャンス
バングー
ブラジルの参加チームを厳選した今大会、4組とも、まさに強豪チームばかりです!
さらに、コロンビアから2チームが参加するのが、今年のニュース。
厳しい戦いになりますが、各組上位2位までは、準々決勝に進出できるので、日本のJリーグ選抜、鹿島アントラーズ、アントラーズノルテ、アントラーズつくばの皆さん、頑張りましょう!
文=藤原清美
……
in [日伯友好カップ]
