日伯友好カップ

ありがとう、ジーコと大会運営の皆さん

[2017.09.03]

表彰式の後、優勝したグレミオの選手達が、握手を求めて、日本の4チーム、Jリーグ選抜、アントラーズ、ノルテ、つくばの選手達のところへ。
日本とブラジルの交流ができる友好カップのスピリットは、試合の中ではもちろん、大会最後まで、しっかり根付いています。

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続いて、日本勢のところへ来てくれたのは、ジーコ。
毎年、大会に参加した日本のチームには、選手、スタッフの1人1人に、修了証書が贈られるのです。

今年は4チームが一緒に、その修了式に臨みました。
時間やジーコの労力を配慮したスタッフが「各チーム毎の代表者に、まとめて手渡しても良いのでは?」と提案しても、ジーコはまったく気にする気配がありません。
ジーコ自らが、選手、スタッフの一人一人の名前を呼び、冗談や激励など、一人一人に声をかけ、一人一人と握手。
最後の最後まで、ジーコの温かい気持ちがうれしい、友好カップ。

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今回は記念すべき第20回大会。
伝統を築きつつ、年々成長も続けるこの大会に寄せて、鹿島アントラーズ育成部長の高島雄大さんにお話を聞きました。

高島さんは20年前、ジーコと一緒にこの大会を発案し、それ以降ずっと、ブラジル側の運営をサポートすると共に、日本側では、アントラーズの下部組織をリオまで連れてくるのはもちろん、過去には日本代表、その後はJリーグ選抜、そして市川トレセンや、Jリーグ各クラブと調整し、日本からの参加を維持してきた人物です。

★高島雄大さんインタビュー

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この大会のグループリーグでは、1日に2つのピッチで10試合がおこなわれます。つまり、縦積みで1日5試合。それは、日本でもまず、できないことだし、やってるのなんて、見たことない。試合と試合の間の時間もほとんどないし、今はテレビの中継もあって、スケジュールが後ろにずれ込むことが許されない。それが、この大会では、キックオフの時間も守られたまま、ほんとに素晴らしい形での運営ができている。

それはもう、ジーコや大会コーディネーター陣をはじめ、運営スタッフ全員のこれまでの経験や、築き上げてきたもののおかげです。そういう人達と一緒にできたことを、僕もすごく嬉しく思うし、そういうふうな大会になったこと、ピッチの外の運営面でも、すごく良くなってきたことは、本当にすごいと思います。

しかも、大会のレベルはいつもと変わらず高い。連日の試合っていうのは、日本仕様だと思うんです。ブラジルだとだいたい、どの大会でも各チーム、試合と試合の間に、1日空くようになっています。でも、日本仕様にしてもらって、毎日試合を続ける中でも、毎年、こういう短い期間で、レベルの高い試合を続けてくれて。

それで、今回のワールドカップ・アジア予選オーストラリア戦で2点目を決めた、日本代表の井手口のような選手が出てくる。彼も、2011年の友好カップに、Jリーグ選抜として出場しているんです。日本勢は、この場、この友好カップでは、全然勝てないかもしれないけど、ここへ来て、何か感じるものがあって、その後がある、という。

こういう機会を与えてもらって、ジーコには本当に感謝しています。そして僕も、この20回続く大会にすべて関われて、本当に良かった。これを1つの節目として、また来年からも、ピッチの内外で良い大会になるよう、ジーコや大会スタッフのみんなと頑張っていきたいし、U−15の選手達の、この上ない良い機会を大事にしていけるよう、日本のチームやJリーグと一緒に、参加していきたいですね。

本当に、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

★この場を借りて

選手と同じく、連日の試合を6日間、戦い続けてくれた審判の皆さん、ありがとうございました。

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日本からやってくるチームに対し、毎年、遠征の大枠から、細かいところまで、すべてサポートしてくれる、リベルコンのホベルトさんをはじめ、通訳・コーディネーターのエジソンさん、エリオさん、コージさん、小林さん、ありがとうございました。

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そして、今年も素晴らしい大会にしてくれた、ジーコと運営スタッフの皆さん、本当にありがとうございました!

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この後は、デラシーコーチによる、市川トレセンの戦いの振り返り、そして、ジーコによる、大会総括や今年の日本勢の評価、そして、すべてのU−15の選手と指導者へのメッセージをご紹介します!

文=藤原清美、 写真=Jorge Ventura / George Henrique

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