日伯友好カップ

市川の第3戦、悔しい0対3

[2017.08.16]

市川の親善試合、3試合目はリオ近郊の街、サンゴンサーロのチーム「カント・ド・リオ」。
試合前の恒例の風景となったのは、両チーム一緒の記念撮影と、居並ぶカメラマン。
長旅と連戦による疲労もなんのその、逆にブラジルでの戦いに手応えを感じ、気合いの入るキックオフとなりました。

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前半15分、相手のシュートをGKが弾いたところ、こぼれ球を押し込まれて、先制されます。
その2分後、今度はGKを頭上を越えるシュートで、2つめの失点。

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ハーフタイムの指示。
立岡監督からは「自分達のミスで点を取られている。ミスを少なくしよう。そして、後半は点を取りに行こう。相手だってミスするんだから、そこをうまく利用しよう。」
安藤監督からは「決定的な場面でのミスが多いから、チャンスを潰されている。そこを修正して、とにかく、戦え!」

Intervalo1
ダブル監督の言葉から、全員、集中しなおして臨んだ後半。
しかし、残念ながら、クリアミスから3点目を決められ、悔しい0対3となりました。

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それでも、試合はボールを奪い合う、激しい展開となっただけに、戦いを終えた後は、両チーム、選手同士で健闘を称え合いました。

Depoisdejogo1
<試合>
市川 0×3 カント・ド・リオ

GK 新田(山本)
DF 山口(斎藤)、山田、布施、原田(畑)
MF 向田(野地)、榮門(椎木)、片岡、高田
FW 佐藤、伊吹

★安藤賢二監督の総括

Ando

1試合目、2試合目と、違うような回し方をしてくるチームに対しても、チェイスの仕方だったりとか、やっている選手達が試合の中で修正していたのが良かったかな、とは思います。

 

ただしちょっと、自分達のミスから失点に繋がっていることが多かったので、そこらへんは明日に向けて、またみんなで確認をしていきたいなと思います。

★立岡康徳監督の総括

Tateoka

勝敗的には0対3という形で終わったんですけども、試合を重ねる毎に、チームとして、少しずつ形が出来てきたかな、というところです。

 

で、勝敗も第一なんですけども、勝敗以外のところでは、子供達にも、少しでも良いプレーをしてくれと、いう風に話をしてきて、その中でも、子供達は一生懸命プレーしてくれていたので、チームとしての力は向上しているし、個々の力としても、このブラジルでの3試合を通して、技術的、また戦術的な能力は、高まってきているんじゃないかなと思います。

 

(Q:明日のフラメンゴ戦)ブラジルで最後の試合になるので、これまで積み重ねでやってきたことを、力として発揮してくれたら良いんじゃないかなと思います。確かに、勝敗も第一だと思うんですけども、子供達が、短期間とは言え、このブラジルで経験してきたことを、いかに、グラウンドの上で表現できるかなっていうところを、ちょっと、楽しみにしたいと思っています。

★ところで。

立岡監督が毎回、試合後のインタビューに応えた後、くるくる回ることが、現場で秘かな話題となっています。
回る監督。なぜ?
というのも、今年の市川は、本当に多くの夢と共に、リオに乗り込んできたからなのです。
その夢を託して下さったことへの感謝と、だからこそ、なお一層、試合ごとに気を引き締め直す気持ちが、ここリオで「回る監督」を生み出しました。
ジーコと日本ブラジル友好カップ、そして市川トレセンのプロジェクトを信じ、少年達に希望を与えてくれる、スポンサー各社の皆様、ありがとうございます♪

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文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique

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