日伯友好カップ

ジーコインタビュー

[2015.08.29]

ジーコからのメッセージです。

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<大会総括>


今大会も、非常に気に入っている。特に何の問題が起こることなく、出場チームも、運営スタッフも、みんなが最大限、良い姿勢で臨んでくれた。こういう年代の大会では、いろいろなことがきちんと機能することが重要なんだ。

決勝に到達したのは、それに値するチーム。この大会は非常に誠実に開催されているから、ピッチの中の結果も、勝利に値するチームが、勝利したんだ。それをとても幸せに思うよ。

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<日本のチーム>


もちろん、日本のチームには、もっと期待していたんだけどね。特に鹿島アントラーズとJリーグ選抜には。決勝トーナメントに進出するチャンスが、大いにあったからね。特に、鹿島アントラーズは最初の2試合で勝利していたから。しかし、残念ながら、それは出来なかった。得点差によってね。

とは言え、良い経験になることだろう。この参加を気に入ってくれたことだろうし、将来のキャリアのために、重要な経験になるはずだ。それが、この大会の目的なんだからね。

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<ブラジルと日本の、育成年代のすべての選手と指導者へのメッセージ>


言いたいのは、自分達の力とポテンシャルを信じて欲しい、ということだ。そのためには、良い選手になるための、よい準備をすること。

特に、ここへ来た日本の指導者達には、機会があって、育成年代について私が考えていること、思っていること、サッカーでは何が起こるか、サッカーでやるべきことは何かを、少し話したんだが、彼らが将来、素晴らしい監督になるために、何らかの形で手助けできれば、とさえ思っているんだ。


ここでは、この大会を通して、将来ビッグクラブや代表で活躍するような、素晴らしい選手達が頭角を現して欲しい。いつでもそれが、この大会を組織・運営する我々の願いだ。

第18回大会も良いものになった。天気も手助けしてくれた。すべてが良く機能したと信じているし、我々はそれを幸せに思っているよ。

文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique

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