日伯友好カップ

つくばの初戦、ブラジルの洗礼を浴びる

[2015.08.21]

日本勢の強豪との戦いが続く中、つくばの初戦も、フルミネンセが相手。

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前半、4点を奪われ、ブラジルの洗礼を浴びましたが、後半、見事な立て直しで、最終的に1対4と、一矢を報いました。

<試合>
つくば 1×4 フルミネンセ

つくばの得点者:川上瑠久

GK 小野寺
DF 佐藤、藤沢、沼田(谷田川)、望月
MF 川上、藤原(熊谷)、津村、布施
FW 金原(東郷)、貝塚(大津)

★土田哲也監督の総括

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今日は前半が0対4で、後半が1対0、トータル1対4。まぁ、点数通りの結果、いうところですね。

前半は非常にもったいない戦いで、まぁ、初戦で、しかも風下。非常に戦いにくい状況ではあったと思うんですが、初めてだからこそ、自分の持っている力をすべて出していこう、ということでやったのですが、選手達もなかなか力を出し切れず。

相手が非常にうまいというのもあったんですが、ちょっとした隙から失点を重ねてしまって。その中でも、1点、2点取られた時に、やろう、という気持ちが、最初、選手達から出てこなかった、というのが、非常に残念なところでして。

ただ、ハーフタイムにちょっと修正もして、後半、風上に立ったということもあって、だいぶ試合が落ち着きました。風上に立ったけれど、早くゴールに向かう、ということだけじゃなく、相手の状況をしっかり見て、ボールを繋ぎながらゴールに向かう、ということができて、後半、逆にこっちの方が試合を支配できて。

ああいう戦いが、最初から出来ていればな、という意味で、非常に残念なところの残るゲームでしたが、ブラジルに来て初戦で、次に繋がる試合ができたのかな、という感じですね。


選手達に感じて欲しいのは、例えば相手のプレッシャーを受けても、しっかりボールを扱えるとか、球際の部分や、個人個人の対応の部分についてですね。今日の前半も、ドリブルでスルスル抜かれる部分もありましたけど、実際のゲームの中で、相手のボールを置き場所だったりとか、ゴールに向かっていくところとか、日本の選手との違いがあると思うので、その辺を、実際に戦いながら、感じて欲しいです。

あとは、今はゆっくりやっていいけど、今は点を取りに行かなきゃいけない、という時のパワーとか、そういうところは違いますし、今は守るべきだ、という時には、簡単にやらせてくれない、という、そういう試合の流れの中での賢さ、サッカーをよく知っているな、というところを、対戦する中で、感じて欲しいですね。

文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique

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