[2015.08.29]
2015年、第18回日本ブラジル友好カップは、たくさんの歓喜や悔しさ、笑顔や涙のうちに、幕を閉じました。この年代の大会で、これだけの規模で、これだけのレベル、そして、これだけ長年続いている大会は、サッカーの国ブラジルでも、他にありません。参加したすべてのチームと関係者の真摯な姿勢に、スタッフ一同、感謝しています。
そして、その夢をサポートしてくださっているスポンサー各社、あらためて、ありがとうございます。
夢の実現への第一歩、日本ブラジル友好カップ Copa da Amizade Brasil-Japão。また来年も、リオデジャネイロで、CFZジーコサッカーセンターで、お会いしましょう。夢は、これからも続きます!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.29]
ジーコからのメッセージです。
<大会総括>
今大会も、非常に気に入っている。特に何の問題が起こることなく、出場チームも、運営スタッフも、みんなが最大限、良い姿勢で臨んでくれた。こういう年代の大会では、いろいろなことがきちんと機能することが重要なんだ。
決勝に到達したのは、それに値するチーム。この大会は非常に誠実に開催されているから、ピッチの中の結果も、勝利に値するチームが、勝利したんだ。それをとても幸せに思うよ。
<日本のチーム>
もちろん、日本のチームには、もっと期待していたんだけどね。特に鹿島アントラーズとJリーグ選抜には。決勝トーナメントに進出するチャンスが、大いにあったからね。特に、鹿島アントラーズは最初の2試合で勝利していたから。しかし、残念ながら、それは出来なかった。得点差によってね。
とは言え、良い経験になることだろう。この参加を気に入ってくれたことだろうし、将来のキャリアのために、重要な経験になるはずだ。それが、この大会の目的なんだからね。
<ブラジルと日本の、育成年代のすべての選手と指導者へのメッセージ>
言いたいのは、自分達の力とポテンシャルを信じて欲しい、ということだ。そのためには、良い選手になるための、よい準備をすること。
特に、ここへ来た日本の指導者達には、機会があって、育成年代について私が考えていること、思っていること、サッカーでは何が起こるか、サッカーでやるべきことは何かを、少し話したんだが、彼らが将来、素晴らしい監督になるために、何らかの形で手助けできれば、とさえ思っているんだ。
ここでは、この大会を通して、将来ビッグクラブや代表で活躍するような、素晴らしい選手達が頭角を現して欲しい。いつでもそれが、この大会を組織・運営する我々の願いだ。
第18回大会も良いものになった。天気も手助けしてくれた。すべてが良く機能したと信じているし、我々はそれを幸せに思っているよ。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.29]
CFZジーコサッカーセンターの管理責任者を務める、アルトゥール・フェラさんからのメッセージです。
大会は非常に良かった。非常にうまくいった。すべてが順調に、最高の形で進んだし、そうやって決勝まで出来たことを、とても幸せに思っているよ。
日本のチームも、決勝トーナメントに進めなかったとは言え、非常に良かったよ。鹿島アントラーズはとても良いプレーをしていたし、他のチームも良かった。彼らの将来のために、とても良い経験になったことと思うよ。
みんなの大いなる成功を祈っている。指導者の皆さんは、選手達が献身的に夢に取り組んでいけるように、指導していって欲しい。それに値する、素晴らしい少年達だからね。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.29]
大会総合コーディネーターを務める、フェルナンド・バヌッチさんからのメッセージです。
<大会総括>
今年もまた、非常に良い大会になった。日本ブラジル友好カップは18年目で、僕が総合コーディネーターを務めるのは、5年目になるんだけど、とても良い大会になったよ。参加チームの技術レベルが高いしね。
それに、この大会は素晴らしいプロフェッショナル達が手がけているから、運営も良かったと信じている。もう次の大会を考えているよ。終わったすぐに、来年の大会の運営のことを考えはじめるんだ。年々、さらに良いものにするためにね。そして、すべてのチームや選手、すべての協力者やスポンサーに、満足してもらえるように。
<日本の皆さんへ>
日本人は年を追うごとに、非常に成長していっているし、学んでいっている。日本サッカーを、ますます発展させている。ピッチの中でも、とてもよくオーガナイズされているし、競争力もあるというふうに見ているよ。ただ、技術的にはまだ、ブラジルの方が少しだけ、上なんだ。それが、結果となって表れている。
鹿島アントラーズは今年、もう少しで決勝トーナメントに進出するところだったんだけど、最終節では運が悪かった。引き分ければ準々決勝に行けたのに、残念ながら、負けてしまってね。でも、非常に良かった。とても良いプレーをしていた。日本のチームはますます発展しているし、成長し続けているよ。
そして、この大会で経験することはもちろん、僕の意見では、ブラジルのプロフェッショナル達が日本に行って、日本サッカーがますます良くなるために手助けし続けることも、重要なことだ思うよ。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique
……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.26]
日本ブラジル友好カップ、すべての日程を終えた後、帰国の途に着く前の時間を利用して、アントラーズはリオの観光名所、コルコバードの丘にでかけました。
天気は曇り空でしたが、元気いっぱい、最後にリオの街を眺め、キリスト像の足元で、ばっちり笑顔の記念写真を撮った選手達。
次にブラジルに来るのは、プロ選手としての遠征かもしれません。今回対戦したブラジルの選手達と再会するのは、ワールドカップのピッチかもしれません。たくさんの経験と思い出を胸に、帰国しても、夢を追いかけて、頑張れ、みんな!
文=藤原清美、写真=高島雄大……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.26]
ボタフォゴ優勝の歓喜もそのまま、大会を締めくくる表彰式が行われました。優勝ボタフォゴ、準優勝フルミネンセ、3位フラメンゴにトロフィーが手渡されると共に、ジーコから1人1人にメダルが授与されました。
今年は日本ブラジル外交関係樹立120周年。在リオデジャネイロ総領事館からは、開会式に引き続き、山元毅総領事や関係者の皆さんが駆けつけ、表彰式のプレゼンテーターを務めて下さいました。
MVP、得点王、最優秀GK賞の個人賞受賞選手と、優勝チームボタフォゴの選手・スタッフ全員に、今年も例年同様、ブラジル・カシオさんから、副賞としてG-SHOCKが贈られました。
ボタフォゴの選手達は、スタンドの家族やサポーターに感謝すると共に、戦いを見守ってくれた日本の選手達とも、歓喜のハイタッチ。
ジーコが常に語る、育成年代でも重要なU−15のカテゴリーの選手達。歓喜のボタフォゴも、夢の第一歩。今日はたくさん祝って、明日からまたサッカーの夢を追いかけて、毎日頑張ってくれることでしょう。
おめでとう、ボタフォゴ!
★★★
ちなみに…。ジーコは連日、ブラジル全国のイベントやプロジェクトなどに引っ張りだこで、その存在の重要性は、とどまるところを知りません。この日も、日本ブラジル友好カップのプログラムすべてを仕切り、見届けた後は、次の出張への時間ギリギリ。ジーコサッカーセンターまでチャーターしたヘリコプターに乗って、飛び立っていったのでした。
ジーコ、お疲れ様、そして、ありがとう!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.26]
たf第18回日本ブラジル友好カップも、ついに決勝の日を迎えました。優勝を争うのは、フルミネンセ対ボタフォゴ。監督同士もしっかり抱き合い、互いの健闘を誓い合います。
準決勝と同じく、この決勝も、例年通りブラジルのテレビ局で生中継されました。今年はスポーツ専門チャンネルのEsporte Interativo (エスポルチ・インテラチーヴォ)による放送。プロの試合と同じように、何台ものカメラが、熱戦をとらえます。
日本の4チームも、全員揃って、頂上決戦を観戦。
ジーコは、詰めかけたメディアへのインタビュー対応や、ファンサービスなどで忙しく動き回りながら、少年達の戦いを見守りました。
試合はさすがにここまでの激戦を制して上り詰めたチーム同士、互いに一歩も引かず、70分を0対0を終えた後、延長でも決着せず。
勝負はPK戦までもつれ込む展開へ。
そして、2人が失敗したフルミネンセに対し、全員成功したボタフォゴが勝利。一目散にサポーター席に駆けていった選手達。2015年日本ブラジル友好カップ、優勝!
敗れたフルミネンセ、強豪ばかり20チームが集う大会で、決勝まで到達したことが勲章なのですが、やっぱり、悔しい、悔しい涙。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.25]
時間が経つのは早いもので、明日の夜はもう帰国の途に着く日が来ました。そんな中、日本から参加したJリーグ選抜と、鹿島アントラーズ・ノルテ・つくばの全4チームの選手と指導陣、そして、Jリーグ視察団の全員で、ブラジル名物シュハスコでのお疲れ様会が行われました。
本場のお肉をいっぱい食べて、選手達は元気いっぱい、笑顔もいっぱい。
指導者同士の会話も、尽きることがありません。
Jリーグ視察団も、今日はビールで乾杯、無礼講ってことで♪
もはや毎年恒例、カメラマン・ヴェントゥーラによる、爪楊枝のマジックも大好評♪
「まだ帰りたくないな…」というつぶやきは、選手からも、指導者からも。まだまだ経験したいこと、見たいことは山ほどあるんですよね…。本当に、お疲れ様でした。明日は全員で、日本ブラジル友好カップ・決勝を観戦します!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.25]
日本ブラジル友好カップでは、24日、準決勝が行われました。
フラメンゴ対フルミネンセは、0対2でフルミネンセの勝利。
ヴァスコ対ボタフォゴは、0対1でボタフォゴの勝利。
明日の決勝は、フルミネンセ対ボタフォゴの対戦に決まりました。決勝も、ブラジルのテレビ局Esporte Interativoで生中継されます!
文=藤原清美、写真=高島雄大……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.25]
ノルテとつくばは、リオの観光名所の1つ、コルコバードの丘へ出かけました。
曇ったり、雨が降ったりのあいにくの天気でしたが、時々晴れ間も見え、キリスト像と、街の風景を堪能。ピッチの外でのリオを満喫しました。
文=藤原清美、写真=高島雄大……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.25]
アントラーズは、CFZで練習試合を行いました。相手は友好カップにも出場したボアヴィスタ。
結果は6対2の勝利。公式戦での勝利と敗戦から得たものを、確認するにふさわしい熱戦で、実力と遠征の成果を発揮しました。
<試合>前半 4×0後半 2×2合計 6×2
GK 猪瀬DF 熊田、岸本、佐々木、氏原、増崎MF 黒澤、富岡、石塚FW 有馬、赤塚
途中出場:篠塚、小沼、前田、加野、タケダ
アントラーズの得点者前半:佐々木、富岡、赤塚、有馬後半:加野、前田
文=藤原清美、写真=高島雄大……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.25]
24日のJリーグ選抜は、CFZジーコサッカーセンターに戻って練習試合に臨みました。相手は地元のRio Esporte Clube。鹿島アントラーズやベガルタ仙台、サンフレッチェ広島、京都パープルサンガでもプレーした、リカルドが監督を務めるクラブです。
友好カップの公式戦で、強豪クラブと連戦して得たものを、すべてぶつけた結果、5対0の圧勝!この経験を活かして、日本でのさらなる成長を期待させてくれるJリーグ選抜の締めくくりでした。
<試合>前半 3×0後半 2×0合計 5×0
Jリーグ選抜の得点者1井本、2中川、3今村、4今村、5若月
スタメンGK 藤田DF 中崎、篠田、池田MF 若月、武、福田、井本、日高FW 今村、中川
文=藤原清美、写真=高島雄大……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.24]
グループリーグを終えた後、日本から出場した4チームの選手達と指導陣、Jリーグ視察団の全員に、ジーコから素敵なプレゼントがありました。ジーコが1人1人と、肩を組んで、記念の2ショット写真を撮ってくれたのです。
こんな感じで、選手達は、笑顔がはじけたり、モジモジしたり、緊張したり…。100人以上と2ショットにおさまったジーコは、笑顔と冗談を絶やさず、それぞれのチームとの集合写真も撮影してくれました。
大切な思い出の1枚になります。ジーコ、ありがとう!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.24]
CFZでは、日本ブラジル友好カップ準々決勝が行われました。
フラメンゴ対クルゼイロは、0-0からの延長戦3-1でフラメンゴの勝利。
ボタフォゴ対サントスは延長でも決着がつかず、PK戦5-4でボタフォゴの勝利。
フルミネンセ対グレミオ・オザスコの試合は、1-0でフルミネンセの勝利。
ヴァスコ対コリンチャンスは、1-0でヴァスコの勝利。
この結果、大会史上初めて、リオの4クラブがベスト4に進出する結果となりました。
準決勝は、フラメンゴ対フルミネンセ、ヴァスコ対ボタフォゴ。2つのクラシコ、ダービーマッチとなるため、ライバル意識も手伝い、熱い試合となることでしょう。
この準決勝2試合は、ブラジルのテレビ局ESPORTE INTERATIVO(エスポルチ・インテラチーヴォ)で、生中継されます!
文=藤原清美、写真=高島雄大……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.24]
午後は、Jリーグ選抜、アントラーズ、ノルテ、つくばの4チームと、Jリーグからの視察団、全員揃って、マラカナンへ出かけました。
ブラジルサッカーの聖地で見るプロの試合。カードはフラメンゴ対サンパウロ。ジーコの古巣フラメンゴが、2対1で勝利を挙げました。
ちなみに、フラメンゴは先日、元鹿島アントラーズのオジヴァウド・ジ・オリヴェイラ監督が就任したばかり。その初戦をきちんと勝ってスタートするあたり、さすがです。おめでとう!
文=藤原清美、写真=高島雄大……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.24]
Jリーグ選抜は、リオの観光名所の1つ、コルコバードの丘に出かけました。青い空のもと、そびえ立つキリスト像の足元で、笑顔の記念写真。こうして遠征した土地を知り、感じるのも、とても大事なことなのです♪
文=藤原清美、写真=高島雄大……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.24]
ノルテとつくばの2チームは、ブラジルならではの体験をしました。というのも、元フットサル日本代表監督でもあるサッポが会長を務める、グラジャウテニスクラブで、フットサル大会に出場したのです!
これは、日本からやってくるみんなのために、サッポが毎年主催してくれる大会。グラジャウとブラデスコという、地元の2チームと対戦しました。
サッポ、貴重な経験をありがとうございます!
文=藤原清美、写真=高島雄大……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.24]
公式戦を終えた翌23日、アントラーズは午前中、ホテルから歩いてすぐ近くのビーチに出かけました。冬とは言え、30度を超える晴天。のんびりムードのリオのビーチを満喫しました。
文=藤原清美、写真=高島雄大……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.24]
毎年、この大会に関わる大人達が楽しみにしている夜があります。それは、指導者による草サッカー…と言っても、日本対ブラジルで行われるだけに、真剣勝負の1戦。まさに、もう1つの日本ブラジル友好カップです!
日本チームには、大会に出場した日本からの4チームの指導者達、助っ人として、サントスやリカルドなど、Jリーグでプレーした元選手達、それにJリーグの視察団として、リオに滞在している、Jリーグ各クラブの育成年代の指導者達…と、多くのメンバーが集結しました。
対するブラジルチーム。ジーコは今年、ケガで出場しませんでしたが、そのジーコがにらみをきかせる…もとい、ジーコが見守る中、この大会の運営スタッフ一同に加え、今年もジーコの息子達であるブルーノとチアーゴ、そして、アチルソンやベットら元名選手らが加わり、例年以上に強いチームです!
結果はこの通り。
日本は0対5で撃沈してしまいました…。が、指導者とスタッフの熱い夜、友情の絆は、一段と強く、築かれたのでした ♪
文=藤原清美、写真=高島雄大……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.24]
「サッカーで大事な年代」であることから、ジーコがスタートさせたU−15日本ブラジル友好カップも、今年で第18回を迎えました。参加チームのレベル、ブラジル全土、および日本や外国から参加するその規模、そして、毎年継続される信頼性などにより、ブラジルでも、この年代としては最も大事な大会とみなされています。
この大会は、関係者の熱意だけでなく、少年達の夢の実現をサポートする、スポンサー各社の協力があって、成り立っています。
例年同様、今年も引き続き、アキレスVゼリーは、少年達の味方です!
選手達と、アキレスVゼリー。
審判も、アキレスVゼリー。
運営スタッフも、アキレスVゼリー。
メディアチームも、アキレスVゼリー。
ありがとうございます!
そして、今年から友好カップファミリーに参入してくださったのは、BENESEEDさん。商品は、大会運営に携わる、鹿島アントラーズ育成部長高島雄大さんを介して、ジーコにも直接、手渡しで贈られました。
ありがとうございます!
今後とも、少年達がジーコと過ごす8月、プロサッカー選手を目指す上での登竜門であるこの大会を、共に盛り上げていきましょう!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.23]
ここまで2戦2勝、確実にもう1勝あげて、決勝トーナメント進出を決めたいアントラーズ。第3節の相手は、やはりこの試合にグループリーグ突破がかかるアヴァイー。互いに引けを取らない激闘も、最終的に0対2の敗戦で、アントラーズ進出の夢は途絶えてしまいました。
アントラーズにも、大会参加記念の盾が贈られました。プレゼンテーターはジーコの息子チアーゴ。大会を通したチーム内MVPには、キャプテンでFWの前田泰良選手が選ばれました。
<試合>アントラーズ 0×2 アヴァイー
GK 常世田DF 熊田、岸本、篠塚、氏原、増崎(加野)MF 小沼、富岡(赤塚)、石塚(黒澤)FW 有馬、前田
★中村幸聖監督の総括
アヴァイーが決勝トーナメントに行くには、鹿島に勝って、かつ、得失点差を重ねていかなければいけない。そういうことを、アヴァイーは昨日の試合が終わった時点から、円陣を組んで話していたと思います。それに対して、自分達は、試合の中で本気になっていくブラジル人に対して、本気にさせたというのはあったと思います。
真剣に、前の日から試合に勝つために挑んでくる相手に対して、自分達が、それに対して引かないメンタリティを持とう、勝負に対するこだわりで、絶対に引かないでプレーしようと。それで、気持ちの部分では負けてなかったし、出せる力を、このブラジルで、アヴァイー相手に出そうというところは感じられました。フィジカルと技術的なところで、やられた部分はありましたけど。
ただやっぱり、そういう必死で来る相手に対し、自分達が下から立ち向かうんだったら、なんとか良い勝負ができるかもしれないんですけど、自分達が優位に立てるような状況で、相手が死にもの狂いで来た勝負に対してはどうか、と。そういう時にも勝ちきれるような勝負強さというものを、日本に帰ってからの毎日にしたいなという風に思っています。
やっぱり、勝負に対して、絶対に上にあがるんだというブラジル人のハングリー精神を、日本に帰って忘れてはいけないと思います。自分達も、サッカー選手になりたい、プロになって活躍したいという気持ちを、ブラジル人にも負けないぐらい持っているんであれば、その気持ちを、ハングリー精神以上に、日々の努力にぶつけることです。
恵まれた環境の中でも、まぁ、ブラジル人もそうなっているのかもしれないんですけど、這い上がって、のし上がっていくんだ、と。もっと言えば、自分で向上心を持って、そういうメンタリティの人間になって欲しいということを、選手にも伝えたいです。
自分も日本に帰って、やっぱり、このブラジル相手に、真剣勝負の中で勝てる策を取ったつもりではいたんですけど、今日の試合に関しては、やっぱり自分もまだ甘かったかなと考えて直しています。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.23]
つくばは初戦で大敗、2戦目で引き分け、着実な成長を遂げたチーム。良い形で締めくくりたい第3節、強豪クルゼイロに対し、前半こそ相手に引けを取らないプレーを見せたものの、最終的に1対6の敗戦に終わってしまいました。
つくばにも、大会参加記念の盾が贈られました。大会を通したチーム内MVPには、MF布施駿作選手が選ばれました。
<試合>つくば 1×6 クルゼイロつくばの得点者:大津侑
GK 竹沢DF 熊谷(藤原)、佐藤(藤沢)、谷川、沼田MF 布施、望月、川上(武田)、金原、東郷(津村)FW 大津
★土田哲也監督の総括
結果、1対6ということで、その結果の通り、全体を見ると、やっぱり力の差というのが、あったのかなと。
でも、選手達はよく頑張ったと思います。前半も押し込まれる状況の中、最終的な局面で、体を張ってゴールを防いだりとか、粘り強く対応したりとか、今持っている力を、すべて出し切って戦おう、というのが見えました。
前半の30分までですか、そこまでは耐え忍んでいたんですけども、そこから1点取られて、まぁ、続けて2点目やられたっていうのが、痛かったですね。
それでも、みんなしっかり対応してたんですけども、相手のボールへのプレッシャーと、奪った後の、ゴールにかけてくる迫力、スピードっていうものに、やられてしまいましたね。後半も、入り方は悪くなかったと思うんですけども、ちょっとした隙から1点取られてしまって。
でも、全体を通して、みんなよく頑張ったと思います。フィジカル的な部分と、スピードですね、それと、あたりの強さ。そういったところの差を、うまく、みんなの動き、運動量でカバーしたかったんですけども、なかなか、そこはうまくいかなかったところもありました。
時間帯によっては、うまくボールを引き出して、みんなでボールを動かして、ゴールに向かえるシーンもありましたし、まぁ、1点ですけども、返した部分では、みんなの頑張りが見えたのかなと。
単純に高さだったり、スピードのフィジカルの部分では、特に今日の試合や、1試合目の前半では、やられていた部分もあったと思います。ただ、落ち着いてやれば、自分達がボールを支配できたり、お互いの距離感を活かして、自分達のリズムを作っていける。そういうところでは、出来ていた時間帯も多かったですし、特に2試合目、フィジカル的には、相手の方が少し上でしたけども、その中で、優位に試合を進められたっていうのは、今まで日本でやってきたことが間違いではない、ということですし、それを続けていくことだと思います。
フィジカル的にも、みんながもうちょっと、強く、大きく、速くなった時に、それが活かされれば、いいと思います。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.23]
ここまで、強豪と激戦激闘の末に敗れてきたJリーグ選抜。なんとしても1勝をあげたい第3節は、やはり強豪サントスとの対戦。しかし、育成にも定評のある相手に、なんと1対5。厳しい敗戦となってしまいました。
Jリーグ選抜にも、大会参加記念の盾が贈られました。大会を通してのチーム内MVPには、MF篠田憲政選手が選ばれました。
<試合>Jリーグ選抜 1×5 サントスJリーグ選抜の得点者:中川裕二
GK 藤田DF 中崎、池田、桑原、徳永(福田)MF 篠田、井本(武)FW 今村、横山(石井)、日高(五十嵐)、中川(若月)
★原田武男監督の総括
今日はまぁ、結果の通りで、強さを見せつけられたかなと思いますね。強さだけじゃなくて、相手の強さ、日本の弱さが、見えたゲームになったんじゃないですかね。
3試合を通して、なかなか、強みっていうのは、出せなかったんじゃないかと思いますね。逆に、サッカーで一番大事なものっていうのを、ブラジルの選手達に教えられましたし、僕自身も指導者として、何を子供達に第一に教えなきゃいけないかっていうのを、教えられたように思います。
やっぱりテクニック、戦術、いろいろあると思うんですけど、まず、サッカーやる上で「戦う」こと。いろんな環境の違いとかを言い訳にせずに、常に100%で戦える選手になって欲しいし、僕自身も、そういう選手を育てていきたいなと思っています。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.23]
ここまで1勝1敗、勝って決勝トーナメントにつなげたい第3節、相手は強豪コリンチャンス。前半に失点したものの、後半の健闘を見るにつけ、本当に悔しい敗戦となってしまいました。
試合後、大会コーディネーターのフェルナンドさんから、参加を記念した盾が贈られました。また、今大会から新設された、大会を通してのチーム内MVPには、FWの網中神選手が選ばれました。
<試合>ノルテ 0×2 コリンチャンス
GK 木村DF 大川、高野、佐藤、馬目MF 富山(成島)、本島、福島(檜山)、二瓶(鈴木)、伊藤FW 網中(篠原)
★天野圭介監督の総括
相手がコリンチャンスで、そのコリンチャンスも今日勝たないと決勝トーナメントに行けない状況で、本気のゲームが出来る、ウチも勝たないと上に行けない状況で、日本ではなく、ブラジルで、ビッグクラブと真剣勝負が出来るというのを、すごく楽しみにしていて、スタッフも選手も、準備のところから戦いに入って、ゲームでも、本当にしっかりやれたかなと。
そういう中で、前半、ペナルティエリアの外からシュートを入れられてしまって、苦しい展開になったんですけど、そこからでも、やるべきことをしっかりやって、チームも個人もしっかり戦って、チャンスを作ることも出来ました。
前半2点取られたんですけど、その2点目も、ちょうどケガで10人になっている時の、ワンプレーでやられてしまったという、本当に不運なところもありましたし、そこから後半立て直して、本当に果敢に攻めてくれました。
正直、ブラジル人よりも、コリンチャンスの選手よりも、しっかり戦って、やるべきことをしっかりやっている、サッカーが出来ている。そういう意味では、最初「戦いに来た」ということを言いましたけど、本当に選手達は、3年間積み上げてきたことを出し切ってくれました。経験をしに来たわけじゃなく、もちろん、得たものもありますけど、出し切った中でのこの結果だったので、必ず、また次に成長に繋がるはずだと思います。負けましたけども、選手達は、本当によく頑張ってくれました。
チームとしての戦い方であったり、戦術の理解であったり、そういうところは、本当に日本の選手達も上がってきています。サッカーの本質というのを、プレーで表現できるようになってきていて、ずる賢さも含めて、勝負っていうものが、身についてきてるなっていう。
ブラジルの選手にまったく臆することなく戦えるっていうのは、今後も続けていくべきことだと思います。ただ、やっぱり個の部分で、あがっては来ているけど、日本のトップレベルの選手と、ここに来ているブラジルの選手を比べた時に、ちょっと差がある。それなら、その差を作らないために、これからの選手も、こういう経験も含めて、やらなきゃいけない。我々スタッフも、この15歳になる前、小学生、10歳のところからの育成も見ているので、それをしっかり活かして、その10歳の子達が5年後、本当に対等に戦えて、すべてにおいて勝るような、状況を作っていきたいなと思います。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.22]
Jリーグアカデミーの視察団が、ジーコとのミーティングに臨みました。まずは、ジーコから育成年代のトレーニングに関する考え方や、その中でも、U-15というカテゴリーの重要性、だからこそ、すべきことなどについての講義。
ジーコの育成に対する熱い思いを聞いた後は、ジーコ自らがコマを動かしながら、国際的な、そしてブラジル、日本での戦術についての説明。最後は、視察団からの質疑応答の時間も設けられ、ミーティングは1時間を超える、充実したものとなりました。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.22]
第18回を迎える日本ブラジル友好カップに、ハイチのチームが初出場しました。これまでも、パラグアイやオーストラリアのチームが参加するなど、日本とブラジルだけでなく、国際的な大会として、世界の少年達の夢をサポートしてきたこの大会。今回は、ハイチ国旗記念日の式典にジーコが招待されたことが縁で、ハイチのチーム招待が実現しました。頑張れ、ハイチの少年達!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique
……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.22]
初戦で、良い内容ながら、勝利を逃したJリーグ選抜にとって、どうしても欲しい1勝。第2節の相手はボア・ヴィスタ。まさに、取って取られての激戦となったこの戦い、最終的には2対3で、悔しい敗戦となってしまいました。
<試合>Jリーグ選抜 2×3 ボアヴィスタJリーグ選抜の得点者:今村涼一、横山智也
GK 北條DF 武、池田、桑原、徳永(中川)MF 篠田、五十嵐(中崎)、若月(日高)FW 今村、横山、石井(井本)
★原田武男監督の総括
結果は負けたんで、決勝トーナメントには進めなくなってしまいました。それは残念なことなんですが、明日も、その後も試合はありますんで、せっかくブラジルに来て、経験積むだけじゃなく、何かをつかんで帰って欲しい。それを是非、みんなには要求していきたいなと思っています。
今日できたこと、と言えば、まぁ、後半あれだけできる、っていうことですよね。それを、相手云々じゃなく、自分達から出していかないといけない。それが難しいというところが、まだまだ日本人の弱さなのかな、と僕は思いますけどね。
明日は是非、勝ちたいですし、それは僕も子供らも一緒だと思いますので、勝つために、何をしなきゃいけないか。相手もサントスなんでね、いいチームだと思いますし、そこに何かをつかめるようにしていきたいなと思っています。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.22]
初戦でブラジルの洗礼を浴びたつくばは、そこからが力の見せ所。第2節にして、ピッチの内外で素早く立て直し、CFZブラジリアと互角の戦い、1対1で引き分けました。
<試合>つくば 1−1 CFZブラジリアつくばの得点者:望月康平
GK 小野寺DF 藤原、佐藤、藤沢、谷田川MF 望月、布施(東郷)、川上、津村(沼田)、金原(熊谷)FW 大津(貝塚)
★森島修監督の総括
昨日1対4で負けて、今日はみんなで勝とう、という意気込みで入って、結果としては引き分けでしたけども、チャンスも多く作れました。勝ちきれなかったことは残念でしたけども、選手達は、昨日よりも今日、すごく良いパフォーマンスを出してくれました。
良くなったのは、選手達が本当に、戦うんだという気持ちを入れて、やらなくちゃ、というのが、ゲームに表れていたことですね。ここは課題だな、というのは、チャンスが4回あった中で、それをきっちり決めきれなかったというところ。とは言え、すぐに直るもんでもないし、チャンスも増えたので、明日に向けて、良い課題として、修正できるんじゃないかなと思います。
初戦負けて、今日は引き分け。最終日は是非、みんなで勝とうと、チームを1つにして頑張ろうと思います。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.22]
ノルテの第2節は、アメリカとの対戦。初戦では破れたものの、負けてはいない戦いを見せたノルテは、2試合目にして、のびのびと実力を発揮。リオの古豪に、2対0で快勝しました!
<試合>ノルテ 2×0 アメリカノルテの得点者:網中(2得点)
GK 角DF 高野、大川、馬目(篠原)、佐藤MF 富山(鈴木)、福島(二瓶)、伊藤、本島、福田(檜山)FW 網中(成島)
★天野圭介監督の総括
今日負ければ予選敗退なので、選手達にも、とにかく勝たなければいけない、と。また、戦術的なところは変わらず、しめるところをしっかりやる。メンタル面では、少しバラツキがあったので、そこを一つにして戦おうというところを確認して、ゲームに入りました。
そこをゲーム前にしっかり修正してくれて、ゲームの中で、粘り強くプレーしながら、チャンスをものにできた、というところが、勝利に繋がりました。選手達も最後まで切らさずにやってくれたました。みんながそういうふうにプレーしてくれたことで、勝利で終えることができて、良かったかなと思います。
明日はコリンチャンス戦。昨日見たんですけど、かなりレベルの高いチームで、穴もない。僕らも、自分達が出来ることをしっかり整理した中で、相手の隙を見逃さずにゴールを目指していくということ。それに、今日のように集中を切らさず、お互いを信じてプレーする、っていうところが大事になるので、ちょっと帰って、もう1度整理して、とにかく、決勝トーナメントに行けるように頑張ります。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.22]
初日、バングーに2対0、日本勢で唯一勝利を挙げた、期待のアントラーズ。第2戦オザスコ戦も、再び2対0と快勝。攻めては確実に2点を取り、守っては無失点。アントラーズ、連戦連勝です!
<試合>アントラーズ 2×0 オザスコアントラーズの得点者:有馬光太郎、前田泰良
GK 常世田DF 熊田、篠塚、氏原、増崎MF 黒澤、小沼、富岡、加野(赤塚)FW 有馬、前田(岸本)
★中村幸聖監督の総括
今日は非常に厳しい展開で、シュートも倍近く打たれたんですが、全員の守備の意識が非常に高く、ゴール前、最後のところで体を張ったり、ルーズボールを相手より早く触ってマイボールにしたり、そういうふうに、相手と同じようにチャンスが転がっていたところを、最後はセットプレーと、ロスタイムで2点目、決めることができました。
選手達が「決勝トーナメントに進んで、上に行こう」という意識を非常に高く持っている中で、昨日の夜、まだまだ準備できることはたくさんある、という話をしたんですね。そういう意味でも、厳しい試合を勝ちきった、というのは、力になるかなと思います。
今日ミーティングで言ったのは、ブラジル遠征、仮に決勝トーナメントに行けなかったら、今日がもう遠征折り返しに入るので、高いお金を払ってもらって、遠征に来て、その半分の価値もあるのかと。それを、僕も含めて全員まだ、胸を張って言えないところがあったので、それに対して、とにかく頑張り続けるんだ、というところが、財産だと思っています。
食事に対しても、選手達、ブラジル料理が苦手で、ちょっと逃げてたところもあったんですが、ブラジルに来て、こっちも連戦で勝っていくという目標があるのであれば、ブラジル人の体の大きさやパワーの源である食文化にもトライし、吸収しながら、明日に臨みたいと思います。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.21]
今回の日本ブラジル友好カップには、Jリーグから、アカデミーダイレクターや、クラブの下部組織指導者、総勢13名の視察団が訪れています。初日、早速ジーコとの対面。再会を喜んだり、初めましてのご挨拶。ジーコからは、視察にやってきた指導陣の、今後の経歴に対して、激励がありました。
視察団のメンバーはご覧の通り(略敬称)佐藤尽(コンサドーレ札幌)樹森大介(水戸ホーリーホック)白井貞義(ザスパクサツ群馬)荻村滋則(東京ヴェルディ)太田隆一(横浜FC)浮嶋敏(湘南ベルマーレ)東川昌典(ツェーゲン金沢)町中大輔(ガンバ大阪)本藤大成(セレッソ大阪)藤崎義孝(アビスパ福岡)森保洋(サガン鳥栖)寺峰輝(V・ファーレン長崎)重野弘三郎(Jリーグ)
メンバーは1日中、思い思いの場所を陣取って、じっくり試合を観察。視察は大会を通して、続きます!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.21]
今日のアントラーズの試合には、とっても心強いサポーターがやってきました。アントラーズのFW、赤塚ミカエル選手のご家族です!
お母さん達は笑顔、お父さんはあの懐かしいキッカ監督と一緒に、真剣な表情で話しながら、見守ってくれました。もちろん、赤塚選手は、ご家族との再会も果たしました。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.21]
日本勢最後の対戦は、アントラーズ対バングー
試合全体を通して、ペースをつかんでいたのは、アントラーズ。危なげない戦いで2対0の勝利。グループリーグ突破に向けて、幸先の良いスタートを切りました!
<試合>アントラーズ 2×0 バングー
GK 常世田DF 熊田(石塚)、篠塚、氏原、増崎MF 黒澤、小沼、富岡、加野(赤塚)FW 有馬、前田(岸本)
★中村幸聖監督の総括
今日は最初の立ち上がり、相手のチャンスが幾つかあって、そこで失点していたら、勝ち点3を取ることが出来なかったと思うので、明日はそこを修正していくことです。逆に、予想以上に普通に出来た部分もあったし、練習したことがやれた部分もあったんで、そこは、今日以上に明日、やりたいと思います。
選手達には、日本人らしく運動量豊富に、ボールも人も動いて、ボールに対しても、相手のハングリー精神以上に、僕らも執着心を持ってプレーしよう、というのを伝えています。
僕自身も、何年か参加させてもらって、勝てる部分でチャレンジしたい、というのがあります。勝つための準備と、勝つための70分にしたいと思っているので、そのために、また明日の準備をしたいと思います。
アントラーズの代表として来て、アントラーズのユニフォームを着て試合をするのが、これが最後になる選手もいるし、アントラーズの名前が、ブラジルで知られていることを、僕自身も、ここへ来て感じているので、それに恥じないように、やっていきたいと思っています。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.21]
日本勢の強豪との戦いが続く中、つくばの初戦も、フルミネンセが相手。
前半、4点を奪われ、ブラジルの洗礼を浴びましたが、後半、見事な立て直しで、最終的に1対4と、一矢を報いました。
<試合>つくば 1×4 フルミネンセ
つくばの得点者:川上瑠久
GK 小野寺DF 佐藤、藤沢、沼田(谷田川)、望月MF 川上、藤原(熊谷)、津村、布施FW 金原(東郷)、貝塚(大津)
★土田哲也監督の総括
今日は前半が0対4で、後半が1対0、トータル1対4。まぁ、点数通りの結果、いうところですね。
前半は非常にもったいない戦いで、まぁ、初戦で、しかも風下。非常に戦いにくい状況ではあったと思うんですが、初めてだからこそ、自分の持っている力をすべて出していこう、ということでやったのですが、選手達もなかなか力を出し切れず。
相手が非常にうまいというのもあったんですが、ちょっとした隙から失点を重ねてしまって。その中でも、1点、2点取られた時に、やろう、という気持ちが、最初、選手達から出てこなかった、というのが、非常に残念なところでして。
ただ、ハーフタイムにちょっと修正もして、後半、風上に立ったということもあって、だいぶ試合が落ち着きました。風上に立ったけれど、早くゴールに向かう、ということだけじゃなく、相手の状況をしっかり見て、ボールを繋ぎながらゴールに向かう、ということができて、後半、逆にこっちの方が試合を支配できて。
ああいう戦いが、最初から出来ていればな、という意味で、非常に残念なところの残るゲームでしたが、ブラジルに来て初戦で、次に繋がる試合ができたのかな、という感じですね。
選手達に感じて欲しいのは、例えば相手のプレッシャーを受けても、しっかりボールを扱えるとか、球際の部分や、個人個人の対応の部分についてですね。今日の前半も、ドリブルでスルスル抜かれる部分もありましたけど、実際のゲームの中で、相手のボールを置き場所だったりとか、ゴールに向かっていくところとか、日本の選手との違いがあると思うので、その辺を、実際に戦いながら、感じて欲しいです。
あとは、今はゆっくりやっていいけど、今は点を取りに行かなきゃいけない、という時のパワーとか、そういうところは違いますし、今は守るべきだ、という時には、簡単にやらせてくれない、という、そういう試合の流れの中での賢さ、サッカーをよく知っているな、というところを、対戦する中で、感じて欲しいですね。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.21]
Jリーグ選抜の初戦は、やはりブラジルの強豪ヴァスコ。
Jリーグ選抜の選手の、個々の技術のクオリティに、見ているブラジル人から驚きの声があがる中、疲労もあり、最後は0対3で敗れてしまいました。
<試合>Jリーグ選抜 0×3 ヴァスコ
GK 藤田DF 中崎、池田、桑原、若月MF 篠田、五十嵐、福田(武)、井本(石井)FW 日高(今村)、中川
★原田武男監督の総括
今日は前半、割と良い入り方をして、チャンスもありましたが、そこをなかなか決めきれずにいるうちに、その後、相手のこの力で失点してしまった。後半も同じような形で、踏ん張りきれなかったな、というのがありますね。
ここで1つ負けてしまったんで、残り2つ勝って、なんとか決勝トーナメント進出につなげていきたいです。
この遠征を通して、子供達には、やはり世界との違いを感じて欲しいし、自分達に足りないところを分かって欲しい。
僕自身は、いろいろチーム、いろいろなサッカーを見て、この年代でもこれだけできる、ということを理解することによって、またさらに、自分に刺激にしていきたいですね。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.21]
日本勢のトップを切ったのは、ノルテ。リオの強豪ボタフォゴとの対戦です。
終始互角に戦い、多くのチャンスを作ったのですが、惜しくも0対1で敗れてしまいました。
ジーコは次々と関係者に声をかけられ、応対しながらも、ノルテの戦いを見守ってくれました。
<試合>ノルテ 0×1 ボタフォゴ
GK 木村DF 大川、高野、佐藤、馬目MF 檜山、本島(鈴木)、二瓶、伊藤FW 網中、成島(富山)
★天野圭介監督の総括
今日は、立ち上がりの入りがすごく良くて、ミーティングで話したこと、日本で準備してきたことをしっかりやってくれたので、それが前半の戦いに繋がりました。
少ないチャンスをものにしようということで、攻撃するための守備からやってきて、後半も立ち上がりは良く、チャンスを作ったんですが、その自分達のCKからのカウンターで失点してしまったのが、一番悔やまれる場面です。
それ以外は、選手達が1人1人、最後まで集中を切らさずゴールを目指してやってくれたので、そこを評価したいですね。また、改善すべきところは改善して、明日の試合に備えたいと思います。
ここまで準備して、3年間積み重ねてきたものを発揮して欲しいですね。ここには、経験を得るために来たわけじゃなく、戦うために来たんだということを自覚しているので、目指すところは、本当に勝って、しっかり予選リーグを突破すること。そして、そこからまた1つ上を見て、自分達の積み上げられるものを積み上げよう、ということで、選手達も本当に、その気になって、やってくれるんじゃないかと思います。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique
……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.21]
晴天の中、朝8時30分から、第18回U−15日本ブラジル友好カップが、開会式を迎えました。今大会は、ブラジルの強豪15チームに、日本からの4チーム、ハイチからの1チームを加え、全20チームが参加、熱い戦いを繰り広げます。
開会式では、在リオデジャネイロ総領事館から駆けつけた山元毅総領事や、ジーコによって、国旗掲揚が行われました。
サッカーの国ブラジルに乗り込んでの、少年達の真剣勝負の幕開けです!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.20]
鹿島アントラーズ、ノルテ、つくばの3チームも、午前中、CFZに勢揃いしました。今年も一見したところ、落ち着いた選手、お調子者、いじられ役…等々、キャラも様々で(?)、楽しそう。
鹿島の3チームに対して、ジーコは自分が鹿島で選手や指導者として、仕事をしたことの誇りを話してくれました。苦しい時も乗り越えて築いた、勝者のチーム。選手達にも、鹿島のシャツを着る誇りを胸に、戦って欲しいと、語りかけるジーコでした。
その後は、視聴覚室を埋め尽くした3チームの選手と指導者全員に、ジーコからIDカードが手渡されました。1人1人と握手をし、からかったり、激励の言葉をかけるジーコの温かさに、笑ったり、緊張する選手達。
歓迎式の後、3つそれぞれのチームに分かれて、ミーティングや練習で、明日からの大会に備えます。ジーコの言葉、鹿島の誇りを胸に!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique
……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.20]
リオ到着翌日の朝9時30分、CFZジーコサッカーセンターに、Jリーグ選抜がやって来ました。この大会に出場するために結成されたチームにも関わらず、選手達はすでに和やかなムード。サッカーを通じた友情は、築くのもあっという間のようです。
この日は、ジーコによる歓迎式が行われました。のっけから「オハヨウ!」「ゲンキデスカ?」と、陽気に日本語を連発するジーコに対し、圧倒されるばかりで、モジモジする選手達。「返事がない!」と、ジーコから、遠征1発目の雷を落とされてしまいました♪
「良いサッカーをするためには、練習、栄養、休養」と、選手達に語りかけるジーコ。その後は、選手とスタッフ1人1人に、ジーコから直接、大会用のIDカードを手渡してくれました。
楽しい歓迎式の後は、早速、戦いの準備。実際に試合が行われる、CFZのピッチで練習を行いました。
いよいよ明日開幕。頑張れ、Jリーグ選抜!
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……
in [日伯友好カップ]

[2015.08.20]
8月18日、Jリーグ選抜と、鹿島の下部組織3チーム、アントラーズ・ノルテ・つくばの選手達と指導陣が、ブラジル・リオデジャネイロの国際空港に降り立ちました。今年もこの4チームが、CFZジーコサッカーセンターで開催される、U−15日本ブラジル友好カップに参加するのです!
夕方、早速ホテルからすぐ近いビーチへ。ボールを使いながら、リオのサラサラとした深い砂の上で、体をほぐしました。全員、元気いっぱいです!
文=藤原清美、写真=高島雄大……
in [日伯友好カップ]
