ジーコがインド行きを語る
[2014.09.10]
日本でのミッションを終了してから数年経った今、ジーコが新たな挑戦を開始する。
今回はインドに於けるサッカーの普及で所属チーム名は F.C. Goa(同チームは現在 Indian Super League (ISL)に属す)。未だ定着しないインド国内のサッカー人気増大に一役買うというもの。同時にジーコのプロとしての豊富な経験から選手に対してプロ意識を徹底させることも大きなねらいだ。
ISLは現在8チームが所属しており注目すべきは各チームがそれぞれ最低一人シンボリックな人物や目玉選手を保有するという特別ルールが設けられていること。従って同リーグにはジーコの他にDel Pieroが Delhi DynamosにまたTrezeguetが Pune FCへ等々世界的に著名なスター選手が複数インド行きを決定している。
将来インドはブラジル選手達にとっても新たなマーケットとなるであろう。出発を間近に控えた月曜日、ジーコはCFZに於いてマスコミに対し共同記者会見を行い未だW杯本大会出場の経験のない途上国での抱負を下記の様に語った。
「過去日本に行った際、私自身の獲得タイトルを増やす以前にプロサッカーという文化を日本に根付かせるという大義があった。勿論時間のかかるプロジェクトではあったが日本人のスターも多く誕生する等最終的に目標を達成することが出来た。
今回のインドも是非ともそうあってほしいと思っている。前述の通りプロ選手として数多くのタイトルを獲得した後でさらなるタイトル云々と言うよりプロ化という大事な時期に様々な困難を乗り越え尽力することこそが私の誇りなのだから。
しかし思いがけぬことは常に突然やってくるものて、孫たち相手に良いじいちゃん役を心から楽しんでいたところに舞い込んだ今回のオファー。
挑戦こそが私の人生なのだからまた違った文化の中で精一杯努力したい。」