陰茎がん予防キャンペーンを支援
[2013.09.25]
26日から4日間、Lado a Lado pela Vida協会との提携で、ブラジル泌尿器科学会(SBU)の主催によって陰茎がん予防キャンペーンが開催される。
今回で第4回版を迎えた同キャンペーンには、再びジーコが出演し、SBUのサイト(www.sbu.org.br)で説明記事、Facebook(SociedadeBrasileiraUrologia)で予防の推進、問題の最も高い発生率の地域、ブラジル北東部と北部の都市で公共サービスがある。
「 私はこの問題が非常に深刻であること、そして多くの人に知られていないことを2007年に知った。予防は簡単なので、情報を取得するために活動を続ける必要がある。私自身も、この腫瘍によって引き起こされる恐ろしいデータを知らなかったが、自分が公共の関心事項の活動に貢献することができて嬉しい」とジーコがコメントした。
ジーコはドーハでAl Gharafaを指揮しているが、ビデオを撮影してキャンペーン広報のために画像を提供した。
国立がん院(INCA)によると、ブラジル国内での陰茎がんの発症率は男性に発症するすべての種類の腫瘍のうち2%を占めており、ブラジル北部と北東部での発生率が高いことが分かっている。Data/SUSによると、国内での局所切除手術は年間約1000件に上っている。この疾患は、悪い社会・経済状況や情報不足、不衛生だったり割礼を受けてない男性に多い。HPV感染症ならびに包皮の狭窄は陰茎癌素因の因子である。
SBUのAguinaldo Nardi会長によると、陰茎がんは予防が可能な数少ないがんの一つだという。亀頭の周りの包皮を引っ張り水とせっけんで洗うだけで予防対策となる。特に性行為や自慰行為の後にこうしたケアをする必要があると付け加えている。さらに性行為の際はコンドームを使用し、包茎の場合には手術を受けることが勧められている。
SBUはビデオの他に、サービス領域で配布される、病気の説明パンフレットを用意した。ウェブサイトや団体のFacebookページでは、問題に関する情報が投稿される。
「我々の希望は、診断サービスの他に、できれば簡単な外科手術を行い、陰茎癌の予防対策を増大させるために、一般開業医やサービス領域のコミュニティで継続教育プロジェクトを開発すること」と、キャンペーンのコーディネーターでSBUの軍事泌尿器特別委員会(Comissão Especial de Urologia Militar da SBU)の会長、João Carlos Azeredoが述べた。
世界で最も発症率が高い国はインドで人口10万人当たり3.32人となっていて、最も低いのはイスラエルで生まれたユダヤ人でほぼゼロだという。米国では人口10万人当たり0.2人となっている。