アントラーズ、快勝で絶好のスタート!
[2013.08.29]
日本勢の先陣を切ったのは、鹿島アントラーズ。
朝9時にキックオフしたアントラーズの対戦相手は、今大会初出場、オーストラリアのボーウェン。初戦にも関わらず、アントラーズはのびのびとプレーし、ほとんどの時間帯を、相手陣地で展開します。
再三のシュートを、相手GKにスーパーセーブで阻まれながらも、先制点を奪ったのは、やはりアントラーズ。川島選手のゴールで、まずは1対0で前半を終えます。
ハーフタイムの指示は、まずは河崎監督「焦るな」、森島コーチ「死ぬ気でボールを取るんだ」と言う風に、精神面へのサポートから入りました。
開会式で熱いメッセージを送ってくれた、在リオデジャネイロ日本国総領事館、柴田道子副領事も見守る中、後半へ。
途中、相手に攻め込まれる場面が出てきたものの、そこはしっかり堅守。さらに、アントラーズは山口選手、西羽(拓)選手が追加点を決め、最終的に3対0で快勝しました。
アントラーズ 3×0 ボーウェン
アントラーズの得点者:川島みざき、山口瑞来、西羽拓
GK 木戸
DF 石橋、井村、篠崎、西羽開
MF 松浦、蓮沼(山本)、西羽(拓)、川島
FW 金森(山口)、金澤(半田)
★川島みざき選手の収穫
(今大会の日本勢第一号ゴール)コヨくんから良いボールが来たので、決めるだけでした。うれしいです。これからも積極的にシュートを打っていきます。今日も打ったんですけど、あんまり入らなかったので、次からはもう、全部入れるぐらいの気持ちでやっていきたいです。
この大会では、日本と違うプレーを学んで、いつか世界で戦える時があったら、活かせるようにしていきたいです。
★河崎淳一監督の総括
選手は今日、最大限頑張ったかなと思いますね。ただ、シュートミスが多くて、なかなか自分達のリズムが作れなかったかなと。もうちょっと、点が入っていれば、良いバランスで戦えたかなと思うんですが、初戦ということで、みんなちょっと固くなってたんで、しょうがないかなと思います。
ここへ来れば、日本とは全然、選手の質も違いますし、勝負に対するハングリーさも違いますんで、その辺で、子供達にはたくましさを学んでいって欲しいですね。
予選で負けるんじゃなくて、決勝トーナメントへ行って、1つ1つ勝って、やはりファイナルに行きたい。それはもう当然、ここへ来た時からの目標でもありますし、そこに向かって、僕らは一生懸命やるだけです。
★試合後
ボーウェンの指導陣からの提案で、両チームが一緒に記念撮影。日本ブラジル友好カップに、オーストラリアが加わった、サッカーの絆が広がります。また、日本勢最初のゴールを決めた3人は、大会運営スタッフの要望で、3ショットで記念撮影に応じました。
文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique