フラメンゴの新たな方向性
[2012.09.01]
イラクへの旅立ちの前日、フラメンゴの会長選挙の立候補者公示に際し、私は自分の支持者を明らかにした。今は過去のミスをあれこれ ほじ繰り返すのではなく、クラブの未来 をしっかりと見据えて行動を起こすべき時であると思う。
今回の“フラメンゴ・世界チャンピオン”ムーブメントは偉大な目的達成の可能性を感じさせる。今週は同ムーブメントに関する私心を述べてみた い。先ず最初にフラメンゴという存在は決してクラブの運営管理者達の政治的利用、私的ヒジネスの場であってはならない事を強く言いたい。
自分が当事者としてフラメンゴに籍を置いた短い経験からモノを言わせてもらうと、私自身クラブの現状を考慮しクラブから直接報酬を得るつもり は全くなく、最後ま でそのポリシーを貫いた。今は何人たりとも私利私欲目的でフラメンゴの運営に関与すべきではない。現管理体制がアマチュアだと皆が判断するな らば、是非と も是正されなければならない。ではどの様にすればいいのか?
その答えは Wallim de Vasconcellosが中心となるグループに見出だすことが出来る。それもまさに私が長年思い描いて来た理想形。
そう、私的云々は二の次であり、クラブ再建のみを念頭に献身出来得る実績に裏打ちされた有能なプロ集団に委ねるの である。
“フラメンゴ世界チャンピオン” Wallim氏(金融会社運営で長年の顕著な実績を有する)、また賛同者としてBap (Skyの社長)、Flavio Godinho (Eike Batistaの経営者), Carlos Langoni (中央銀行元会頭)さらに Visa、Cielo,社長、広告、出版界の重鎮達等申し分ない経験と情熱を持ち合わせた協力者達が控える。
彼等の指揮の下、有給の実働部隊で構成される 機能的な組織が構築されれば理想的であろう。
彼等の尽力がフラメンゴに健全な運営機能を十二分に発揮させ国内外に競争力が復活する。フラメンゴの名が無限の価値を有することは誰も疑いの ない処だ。それならば、その無限の価値を有効活用出来る専門家集団に委ねることが得策であると確信する。これが私が Wallim氏を支持する理由だ。選挙は今年の暮れに迫っている。
私自身がフラメンゴ運営のトップに立つことは現段階では不可能だ。現在イラクとの契約が続行中であり、それを最後 までやり遂げることが私自身の義務である。フラメンゴを敬愛する一人としてピッチ上では勿論 のこと、これ迄出来うる事は全身全霊を傾け遂行してきた。
実際問題所有するサッカークラブ、スクールの維持、進行中のプロジェクト等イラク代表監督(契約更新可能性が大)業務と並行する多くの案件を 抱えている。しかし可能な限りの協力は惜しまないつもりである。例えば私の肖像が役立つのであれば喜んで提供する。
フラメンゴは私利私欲、低俗な紛争等を超越し気高く存在しなければならない。期は熟した。歴史を変えるのは今だ。これ迄の様に数人の思惑で物 事が決 まってしまうなどの悪しき慣習はもう受け入れてはならない。会員であれば誰でも投票権がある。詳細は公示サイト http://www.flacampeaodomundo.com.br を参照するとよい。私はまもなくブラジルから出発するが、ことフラメンゴの件に関しては安心して旅立てる。何故なら幸いにも Wallim氏を始めとする数人の賛同者と会うチャンスがあり直接彼等の考えを聞くことが出来たからだ。内容は非常に 共感が持て信ずるに足るものだった。私は Wallim氏を支持する。いよいよフラメンゴが本来の輝きを取り戻す時が来たのだ。
ではまた来週