日伯友好カップ

Jリーグ選抜、死闘の準々決勝

[2012.09.01]

日伯友好カップ、第15回にして、史上初の日本勢・決勝トーナメント進出を果たした、Jリーグ選抜とアントラーズ。CFZでは、晴れ渡る空の下、Jリーグ選抜対アトレチコ・ミネイロによる準々決勝が行われました。

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この試合、予選リーグからスタメン7人を入れ替えるという、大勝負を仕掛けたのは、Jリーグ選抜。しかし、前半、アトレチコ・ミネイロに先制点を奪われると、続いて、あわや2失点目のピンチを迎えます。
しかし、その後は新布陣のJリーグもリズムをつかみ、押しつ押されつの対等な戦いに持ち込みます。

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後半、5人の交代を活かしながら、惜しい場面も次々に作り始めます。時間が経つにつれ、決定的なチャンスは、Jリーグの方が多いと言っても良い展開。

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ベンチでは、交代で帰ってきた選手達に対し、その感触も熱いうちに、個々にじっくり「あの場面では、ああすべきだった」等、修正点を指導する監督。そうしたフォローが今後に繋がることを願う、指導者の選手を思う気持ちが伝わります。

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ピッチでは、死闘…。
しかし、どうしても欲しい1点を奪うことは、ついに出来ませんでした。0対1の敗戦。この悔しさを明日にどう繋げるかは、1人1人にかかっているのです!

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<試合>

アトレチコ・ミネイロ 1×0 Jリーグ選抜


GK 滝本

DF 吹ケ、山川、品田、荻野

MF 市丸、中尾(杉山)、津島(黒川)、森(和田)、成岡(岸)

FW 郡(高木)


★吹ケ徳喜選手の収穫

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チームとしては、立ち上がりにすぐ決められて、こういう展開になってしまって、自分達のサッカーが、そんなにうまくは出来なかったかなと。個人としては、もうちょっと攻撃に参加して、得点が出来るチャンスを作りたかったなと思います。

ブラジル人は体とかフィジカル、スピードとかが、日本人とは全然違って強くて、そういうところが勉強になって、日本でも活かせていけると思います。そのために、1対1の守備で、球際の強さに負けないようにしようと思いました。

日本に帰ったら、冬に高円っていう全国大会があるんで、今回の合宿で学んだことを活かして、優勝したいと思います。将来、プロで海外の選手達とやれるような選手になりたいです。


高畠勉監督の総括

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第1試合から言ってたんですが、決勝トーナメントということで、予選リーグにも増して、球際の激しい戦い、攻防があるなと思っていて、選手にもその辺を、これまで以上に意識して入るようにと話して、送り出しました。

結果、ロングスローからの処理で、相手がハンドっていうところで、ちょっと止まったことで、隙を与えてしまい、失点してしまった。そういう隙を、与えてはいけないっていうところですよね。タフな戦いの中で、今まで出せてたところが、ちょっと出せなかったかなというのが、敗因かなというところですね。

予選リーグから、スタメンを大幅に代えて臨んだのは、ずっと優勝を目標にしてたので、(決勝まで行くと)結局、6連戦になってしまうと。決勝まで見据えたコンディションというところでした。それに、スーパーサブでやってくれてた選手達も、チームのためにも、また自分のコンディション維持も、本当によくやってくれてたんです。そういった中で、トレーニングなんかでも成長してくれてたんで、彼らのパフォーマンスに期待した、というところですね。

ただやっぱり、先制されてしまうと、なかなか難しい展開にはなってしまうので、そういったところは、非常に良い経験になったと思います。この経験を日本に持ち帰って、さらに成長してくれればと思います。

この遠征で感じたのは、ブラジル人の球際の強さというか、そういう激しいサッカーに対して、日本人もそういったところに慣れて、ビビらずにしっかりとこっちから、コンタクトのところ、球際のところを戦っていけば、やれるんだなというところですよね。

そういうところで、しっかりと技術を発揮する、ということです。この遠征で非常に良くやれてたので、それは、新しい発見ですね。これを日本に帰ってもやってくれれば、日本の将来は明るいですね。


文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique

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