日本戦へ向けてイラクのトレーニングが開始
[2012.08.30]
イラク代表が9月11日に日本にて行われるワールドカップアジア最終予選での試合の準備の為に、ジーコは30日にブラジルからソウルに向かった。 イラク代表はエドウとモラシーによって、国内のバグダッドにて28日より練習が始まっている。
30日の練習ではグランドに到着後、入口の鍵が見当たらず入れなかった。解決方法としてはチェーンを切断するしかなかった。
代表の為にトレーニングする施設が整備されていないことは、ワールドカップ最終予選を戦っている現在のイラク代表が抱えている問題のひとつにしかすぎない。
イラク代表は国内で最終予選の試合を行うことが禁じられている。国は何年にもわたる戦争やテロに苦しんでおり、いくつかの地域においてはいまだ にテロの脅威がある。サッカー協会の組織も整備されておらず、代表チームが計画的な準備を行うことは難しい状況。選手の中には敵地での試合において入国VISAが獲得できない場合もある。
ジーコの心配は現実となっているが落胆はしていない
「我々にはピッチ外にも多くの障害があり、ピッチ内でもけが人の選手を抱えている。エドゥとモラシーがイラクで練習を始めたが、ピッチ外の問題も あった。ソウルでは9日まで練習し、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)でプレーする選手も参加できる。練習試合も行うので良い準備をしたい。」と語った。