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アントラーズ第3戦、強豪との力強い引き分け

[2012.08.31]

アントラーズも、Jリーグ選抜と同じく、ここまで2勝で第3戦に臨みます。相手は強豪アトレチコ・ミネイロ。この友好カップでも2度優勝の実績がある、しっかりした下部組織で有名なクラブです。そのアトレチコ・ミネイロから、アントラーズは先制点を奪いますが、1点を返され、同点で折り返しへ。 半袖で過ごせるとは言え、季節は冬のリオ。日は短く、少しずつ、空が赤く染まり始める時間帯に、後半に突入します。攻めては繰り返しチャンスを作り、逆に、攻め込まれてはピンチを防ぐ。この日も、ベンチの賀谷監督、北村コーチから、集中力を切らさないよう、常に大きな声がかかる中、息つく暇のない攻防。結局、勝負はこのまま1対1で引き分け。そして、この両チームが予選突破となりました。 ピッチから帰ってきた選手達の笑顔。そして、ピッチまで出迎えにいった、賀谷監督と北村コーチの笑顔。抱擁、ハイタッチ、握手。アントラーズ、悲願の決勝トーナメント、進出です! <試合> アントラーズ 1×1 アトレチコ・ミネイロ   GK 江藤 DF 須田(宮本)、中野、垣田、大里(仲田) MF 千葉、町田、平戸、色摩 FW 郷古、木村(草野)   アントラーズの得点者:平戸太貴 ★色摩雄貴選手の収穫 今日もスピードを活かしたドリブルはできたと思うし、守備も、みんな頑張って一丸となって、1点で守ることが出来て良かったと思います。このチームの強みは、みんな仲が良くて、統一性があって、アップからモチベーションあげて、みんなで頑張れるというところです。 ブラジル人は、確かにフィジカルは強いけど、スピードは多分、僕の方があるんで、明日もドリブルを活かして、チームの勝利に貢献したいです。 ★賀谷英司監督の総括 第1,2戦とも、選手達は本当に集中して、攻撃にしても、守備にしても、アグレッシブに戦ってくれましたが、今日の試合も、1,2戦以上に、前半から気持ちの入った試合をしてくれたと思います。そういう意味では、もちろん勝って、というのはありましたけど、1対1で決勝トーナメントへ、アントラーズとして初めていける、というのは、ほんとに素晴らしいことだと思いますし、少し、歴史を変えれたのかなと思いますね。 僕自身も3年、ブラジルのこの大会でやってて、勝てなくて、すごい苦しい思いもしたんですけど、日本に帰って、日々、選手とトレーニングして、そういう思いが、この結果に繋がったのかと思います。 1戦1戦、勝とうということをテーマにあげてやってきましたんで、最後の最後まで、みんながあきらめずにやったことが、この結果になったと思います。 選手達には、良くやってくれた、ということを伝えて、後は、明日早いんで、コンディションだけしっかり整えて、良い準備をして、明日に臨みたいと思います。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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Jリーグ選抜第3戦、強敵に引き分け!

[2012.08.31]

Jリーグ選抜の第3戦は、強敵クルゼイロとの対戦。第2戦もサントスという強敵を破ったJリーグは、恐れることなく立ち向かうべく、試合前、念入りに確認作業を行います。 相手に先制点こそ奪われるものの、Jリーグ選抜も、前半のうちに同点に返し…と思いきや、なんと、前半のうちに2点を決め、逆転して後半に臨みます。 後半も、追加点を目指して、攻撃的に展開するJリーグ選抜。しかし、チャンスを生み出すものの、決めきれずにいたところ、逆にクルゼイロに1点を返されました。結局、2対2の引き分け。とは言え、これでサントス、クルゼイロのいる死の組、予選リーグG組の1位を確保。友好カップ史上初の、日本勢としての決勝トーナメント進出を決めたのです! <試合> Jリーグ選抜 2×2 クルゼイロ   GK 加藤 DF 吹ケ、山川、荻野、熊川(品田) MF 黒川(津島)、市丸、杉山、和田(中尾) FW 岸、高木(郡)   Jリーグ選抜の得点者:高木彰人(2得点) ★山川哲史選手の収穫 自分の出来は、いつもよりは悪かったけど、チームの出来は、立ち上がりこそ、ちょっと悪かったんですけど、最後まで、相手に3点目やらせなかったところは、良かったところだと思います。 ブラジル人は、体が強くてスピードもあるんですけど、動きが単調なんで、自分としてはやりやすいです。 これからも自分の特徴を活かして、ヘディングとか見せながら、チームの優勝に貢献できたらいいですね。 ★高畠勉監督の総括 立ち上がり、入り方をしっかりしていこうという話をして送り出したんですけど、ああいう形で失点してしまって。よく、前半のうちに逆転してくれたかなと思います。相手のミスを逃さずに、つけいったっていうところでは、本当に評価できると思います。 後半も追加点を取れるチャンスはあったんですけども、そこに集中し過ぎると、やっぱりピンチになってしまって。相手も非常に力のあるチームですからね。ああいう形で、かさにかかって来られた時に、失点してしまって同点になったんですけど、よく引き分けで終わってくれたと思います。勝ち点1ですけど、みんなで培った勝ち点1です。 本当は3戦全勝で終わりたかったんですけど、とりあえず、当初の予定の予選リーグ突破はまずクリアしたんで、まぁ良しということで、明日からの決勝トーナメント、しっかりと繋げたいと思います。 ここまでの3戦、玉際の強さ、厳しさに対して、選手達が成長しているなと。それは、日本では絶対に経験できないことですから、そこんとこで、しっかりとファイトする。で、タイミングさえ、こっちが間違えなければ、勝てるんだというところの部分を、かなり実感、体感して、モノにしてるんじゃないかなという印象ですね。 だから、そこをしっかりとビビらずに対応していけば、玉際のところも勝てるし、あとは、昨日も言いましたけど、しっかりと見て、繋いでいくっていうところの部分の技術なんかは、日本の方が技術は上ですから、そういう良さは出せるようになりましたね。 今日はこういう展開になりましたけど、しっかりとシュートまで、相手ゴール前まで、持っていけてますし、崩してシュートチャンスは作れているんでね、本当に、1日1日、成長していってくれてるな、というのは実感できます。 <試合後> Jリーグ選抜にも、ジーコから大会参加記念の盾が贈られました。チームの素晴らしい活躍に、ジーコも「ガンバッテ、ボア・ソルチ(=グッド・ラックの意)」と、温かい声援を送ってくれました。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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ジェフ第3戦、忍耐の勝利!

[2012.08.31]

ジェフユナイテッド市原・千葉の第3戦、レジオン戦が始まる頃には、どんより曇っていたのがウソのように、青空が広がり、気温も上がってきました。 ジーコもじっくりと観察する中で始まった試合。ここまで1勝1敗のジェフは、勝つだけでなく、大量を得点を奪って、予選リーグ突破を狙いたいところです。 その狙い通り、ジェフは前半に2得点をあげる活躍! ハーフタイム。庄内監督からの指示を聞き、さらに、ピッチでもボールが転がり始める直前まで、チームメイト同士で確認し合う選手達。 後半、相手に1点を返されると、そこからは互いに攻め合う展開に。結局、2対1の勝利。決勝トーナメント進出こそならなかったけれど、大会初出場で2勝1敗は、堂々たる成績です! <試合> ジェフ 2×1 レジオン   GK 辻 DF 岡野、長谷川、佐田(安藤)、角谷 MF 衛藤(河合)、横山(佐藤)、大塚 FW 伊藤、平野(斎藤)、中村(上村)   ジェフの得点者:衛藤渉、伊藤大将 ★長谷川祐介選手の収穫 個人的には、最後までゼロで行きたかったんですけど、最後、もったいないところで失点してしまったことは、すごく悔しいし、そこは自分が抑えないといけないところだと思ったので、とても悔しいです。 チーム的には、最後、決められなかったところが問題だと思うし、相手の方が、やっぱりワンチャンスを絶対モノにするっていうところは、もう目に見えていたので、そこを自分達が決められないというのは、まだまだだなと思います。 ブラジル人はやっぱり、個人の能力がすごく高いですし、ディフェンスの選手は、1人でも相手の攻撃を守れる能力があるので、そこはすごく見習いたいっていうのはあります。でも、出だしの一歩とか、そういうところで通用する場面はすごくあったので、そこはもっと磨きをかけていきたいと思います。 最後は自分達のやりたいようなサッカーが出来たので、それを、もっともっと強い相手でも出来るように頑張りたいです。 ★庄内文博監督の総括 今日はとにかく、点数を取りに行って、予選リーグを突破しよう、と。得失点差を含めて、点を取ることが条件だったので、それに向けてみんなで取り組んだ試合でした。前半に2点取れて、後半も、もう1つっていうところで、先にその中で失点してしまって、少し力尽きてしまったかな、というのが、このゲームですね。最後まで、点を取るようなトレーニングをずっとしてきているので、それが形に出来なかったのは、もう1度反省したいなと思います。 ブラジルの選手達の気持ちというか、ゲームに対する強い気持ちを持って臨むっていうところ、そのメリハリっていうのは、日本のチームには、特に乏しいところがあります。サッカーの世界で生きて、勝ち抜いて行くっていう競争が、ブラジル人にはある。だから今後は、僕達も何か、競争を作れるような形を、選手達にアプローチしていきたいなと思います。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

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ノルテ第3戦、ついに1勝!

[2012.08.31]

ノルテの第3戦は、アルチスウとの試合。ここまで2敗だけに、これまでの成果の集大成として、ここで勝利をもぎとりたい!その思いを形に変えました。前半に、ノルテ先制! 後半、相手に1点を返されますが、ノルテの選手達は踏ん張りました。小笠原監督の「前へ出せ!」「下げるな!」「しっかりボールを求めろ!」という声に、選手達は積極的な攻撃を展開。2点を追加して、最終的に3対1。ノルテ、待望の1勝で、公式戦を終えました! <試合> ノルテ 3×1 アルチスウ   GK 池松 DF 堀内、藤倉、飛田、青木友哉 MF 富田、保井、青木太我、大久保(小林) FW 飯島(有坂)、影山(江田)   ノルテの得点者:大久保賢人、飛田修也、青木太我 ★青木友哉選手の収穫 今日の試合では、自分としてはドリブルが通用して、チームとしては、戦うっていうことができました。ブラジル人は背は高くて、足も速いんですけど、足元では結構やれるなと思いました。 この遠征で、海外の選手とやったっていう経験を活かして、これからも頑張りたいです。そして、プロになって、海外のリーグで活躍したいです。 ★小笠原賢二監督の総括 最終戦ということで、3対1で勝てたというのは、すごく良かったなと思います。1戦1戦、戦うごとに、チームが1つになりながら、玉際の強さも出て来ました。非常にタフがゲームを、自分達のゲームにしていくっていう、粘り強さも出てきているし、しっかりボールを繋げて、崩しにかかるっていうことも出来ましたので、もう1戦、もう2戦ぐらい、本当はこのチームでやりたいなっていう感じもします。でも、まぁ本当に良くやってくれたなという感じがします。 やっぱり、日本のサッカーと少し違うところがありますんで、玉際だとか、1つ1つの細かい技術なんですけど、そういうところも、選手は肌で感じて、それをモノにして欲しいなと。 ただ、日本のジャッジの基準も違うので、ここに来てできたことが、日本に帰ってもなかなか出来ないのが現実なんですけど、それでもやっぱり、ボールを大事にするとか、ボールフィーディングだとか、キックの質だとか、ヘディングだとか、ほんとに細かい、基本的な技術を大事にしてもらいたいなと。それを選手に伝えていきたいと思いますし、あとは、ゲームで1戦1戦、ハートを持ちながら、魂でサッカーやってるっていうのを、日本でも実践して欲しいなと思っています。 <試合後> 午後は、ノルテとつくばの選手みんなで、兄弟クラブ、アントラーズの第3戦を観戦に行きました。同じく戦いを終えたブラジル人の選手達も、同じスタンドで、大勢観戦していたのですが、気がつけば観戦というより、日本人とブラジル人の、大・交流会になっていました! みんながごちゃ混ぜになって、ポルトガル語と日本語でちんぷんかんぷんながら、なぜか盛り上がっては、大爆笑。 あ、注目はやっぱり、ブラジル人のリーダーみたいになっちゃてる、この人なんですけどね。アップでどうぞ! 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique  ……

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つくば第3戦、強豪の洗礼

[2012.08.31]

午前中は肌寒いほどの気温だった、日伯友好カップ予選リーグ第3節。ここまで1分1敗のつくばは、悲願の1勝を目指して、キックオフ! しかし、相手はブラジル屈指の強豪、ヴァスコ。立ち上がりに1点を奪われると、前半だけで、まさかの4失点という展開。 なんとか一矢報いたい後半でしたが、ヴァスコの攻撃の手が止むことはなく、さらに3失点。守備に回り、疲労も増す一方です。 結果は0対7。けれど、最後まであきらめずに戦った誇りを胸に、この経験を活かすのは、これからの頑張りにかかっています!  <試合> つくば 0×7 ヴァスコ   GK 隈元(石塚) DF 高橋、中岡(小林)、倉田、関根 MF 綿引、伊藤、野田、中村 FW 野中、内藤(大森) ★内藤祐太選手の収穫 今日は前半最初から、前からの守備が出来て、いい感じで入れました。でも、相手も強くて、ハメられるところは、ハメて取れたんですけど、何回か逃げられて、ピンチになったりしたんで、すごく経験になりましたし、これからそれを活かして、日本でも頑張っていきたいと思います。 ブラジル人は体も全然違って、最初は怖かったんですけど、試合になってみたら、そういうのは関係なかったです。サイズは違いますけど、自分的にはすごく強くいけたんで、良かったと思います。 ブラジルに来て、すごく良い経験が出来たんで、この経験を忘れないで、日本に帰って、日本一獲りたいと思います。 ★土田哲也監督の総括 今日はまず、試合の展開を考えると、立ち上がり早々のミスからの失点というのは、非常に痛かったですね。ただ、選手達はそこで気持ちを落とすことなく、自らのプレーを発揮すべく、一生懸命戦ったと思います。 ブラジルの選手との大きな違いとして、ゴールや攻撃の展開の局面で、やっぱり質の違いがあったというのは、素直に認めなきゃいけないかなと。 ウチも中盤でボールを動かして、最後の局面まで持っていくことはできるんですが、やっぱり、クロスの質だったり、ラストパスの質だったり、それに対して入っていく、ポジショニング、タイミングの質っていうのが、やっぱり違う。 1人1人がボールを受ける時に、単純にボールを蹴る、止める、っていう部分で、そんなに技術の差はないと思うんですけど、いざ相手がいる中で、どこに止めたらいいのかとか、次の展開を考えた上で、どこにボールを動かしたらいいのかっていうところを、相手はよく分かっているな、という感じがしました。 昨日、おとといやったチームよりも、今日やったヴァスコっていうのは、特にそういうところが優れていたと思うので、選手達が、やりながら、どれだけ感じてくれたかなっていう。まぁ、後で選手達には話をしますけども。 そこに大きな差があったっていうのは、謙虚に受け止めざるを得ない、と共に、やっぱり日本に帰って、そういうところを、みんな上げていかないと、その差は縮まらないと思うんで。 今後については、普段のトレーニングの中でも、ゲームの流れの中で、それから、相手がいるという状況の中で、発揮できるスキル、っていうのを、身につけて、あげていかないといけないですね。 ブラジルに関して言えば、やっぱり、うまいんですけど、みんながうまさだけでなくて、守備や、チームとしてやっていかなきゃいけないところを、労を惜しまずにやってるんですね。 私自身、ブラジルに何度も来ていますけど、その辺は、変わってきてるかなと。昔はクラッキって言って、うまい選手は攻撃だけやってりゃいい、みたいな時代もあったんですけど、それが、うまい、プラス、チームとしてやるべきことをやった中で、個人個人のうまさや特徴を発揮するようになってきてるなっていう。 最初にトップの試合を見に行きましたが、まず上のところで、そこが変わって来てるんで、育成年代も変わってきてるな、という印象を受けました。だから、私自身も非常に勉強になりましたし、そこを今後、持ち帰って、活かしていきたいなと思います。 選手達はぐったりですね。でも、戦いながら、今持っている力を出してやろうとしているのは見えました。点差は開きましたけど、最後まであきらめずにやったと思います。だからこそ、今足りないものが明らかになったので、今はショックなところもあると思いますけど、まだまだ先がありますから、頑張って欲しいですね。 <試合後> 試合をつぶさに観戦してきたジーコから、大会参加記念の盾が贈られ、ようやく笑顔になった選手達。公式戦は終わっても、遠征はまだ続きます。がんばれ、つくば! 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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日本戦へ向けてイラクのトレーニングが開始

[2012.08.30]

イラク代表が9月11日に日本にて行われるワールドカップアジア最終予選での試合の準備の為に、ジーコは30日にブラジルからソウルに向かった。 イラク代表はエドウとモラシーによって、国内のバグダッドにて28日より練習が始まっている。 30日の練習ではグランドに到着後、入口の鍵が見当たらず入れなかった。解決方法としてはチェーンを切断するしかなかった。 代表の為にトレーニングする施設が整備されていないことは、ワールドカップ最終予選を戦っている現在のイラク代表が抱えている問題のひとつにしかすぎない。 イラク代表は国内で最終予選の試合を行うことが禁じられている。国は何年にもわたる戦争やテロに苦しんでおり、いくつかの地域においてはいまだ にテロの脅威がある。サッカー協会の組織も整備されておらず、代表チームが計画的な準備を行うことは難しい状況。選手の中には敵地での試合において入国VISAが獲得できない場合もある。 ジーコの心配は現実となっているが落胆はしていない 「我々にはピッチ外にも多くの障害があり、ピッチ内でもけが人の選手を抱えている。エドゥとモラシーがイラクで練習を始めたが、ピッチ外の問題も あった。ソウルでは9日まで練習し、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)でプレーする選手も参加できる。練習試合も行うので良い準備をしたい。」と語った。 ……

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素敵な訪問客

[2012.08.30]

日伯友好カップには、毎年、様々な訪問客があります。今年も、素敵なサプライズがありました。その1人が、サントス。日本では、鹿島アントラーズ、清水エスパルス、ヴィッセル神戸、ザスパ草津でプレー。現役引退後は、清水や新潟でコーチも務めた、あのサントスです。 日本語が流ちょうなサントスとの再会に、指導陣が集まって、近況を話し合ったり、サッカー談義に花を咲かせたり。中でも、Jリーグ選抜の高畠監督は、随分、話し込んでいる様子が印象的でした。 そして、もう1人は、 オジヴァウド・ジ・オリヴェイラ。昨年までの5年間、鹿島アントラーズの指揮を執り、J1での3連覇をはじめ、多くのタイトルに導いた監督です。 さらに、選手達は26日、みんなでオジヴァウドが監督を務めている、ボタフォゴの試合を観戦したばかり。試合を終えた直後の選手達は、オジヴァウドの突然の登場に、わあっと大きな歓声をあげて、思わず一斉に写真を撮り始めます。 そんな選手達を、両腕を広げて、みんなまとめて、ギュギュ〜と抱きしめてくれた監督。押し合いへし合いのまま、団子状態で記念の写真も撮りました。 そんな大感激の選手達を、微笑ましく見ていた鹿島の指導陣も、しっかり、監督と一緒に写真に収まったのでした♪ ブラジルから日本へ、選手として、指導者として、サッカーを伝えに行ってくれた恩人達。そんな素敵な訪問客に再会できるのも、友好カップならではなのです! 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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アントラーズ第2戦、圧倒的な強さで連勝!

[2012.08.30]

アントラーズの第2戦は、ポルトゥゲーザ。予選A組を1位で突破して、本大会に参戦したチームです。 前半、まずは1点を先制して、ハーフタイム。賀谷監督は「集中できてるぞ。これからも続けよう」と、選手達の戦いぶりを評価した上で、さらなる集中力を注ぎ込みます。選手達も「ここから、ここから」「もう1点取るぞ!」と、お互いに鼓舞し合う、頼もしい様子。 そして、始まった後半、「もう1点」に終わらず、2点を追加。 その後、相手に押し込まれるシーンもありましたが、ベンチからは、「ここまで出来たんだから、切れるなよ!自分達で切れるなよ!」と、とにかく集中力の持続に注意する声が飛びます。気がつけば、賀谷監督だけでなく、北村コーチも怒鳴りっぱなし。さらには、ベンチの選手達まで、飛び出してピッチに指示を出し、さすがに線審に注意されるほど、ともかく熱いアントラーズ。 最後はPKを与えて、決められてしまいますが、最終的に3対1。圧倒的な強さを見せつけました。 <試合>アントラーズ 3×1 ポルトゥゲーザ GK 江藤DF 須田(仲田)、中野、町田、大里MF 千葉(垣田)、宮本(草野)、色摩、平戸 FW 郷古、木村 アントラーズの得点者:平戸太貴、木村稜人、郷古悠太 ★平戸太貴選手の収穫   今日のチームは、決勝トーナメントに行こうとみんなで団結して、1つ1つ、1試合1試合勝てるように、集中してみんなで立ち上がりから行けたので、勝てたと思います。 自分としては、味方のクロスの入り方に注意しろと言われていて、その通りにやったら、自分のところにボールが来て。ゴールすることが出来ました。 ブラジル人はみんな体格がでかくて、プレッシャーも速いし、日本人と違って、強いです、めっちゃ。でも、そのブラジル人の間合いとかをつかみたいです。そして、これまで日本のチームが決勝トーナメントに行ったことがないって聞いたので、みんなで頑張って行きたいです。   ★賀谷英司監督の総括   前半・後半通して、昨日よりも今日の方が、本当に粘り強くサッカーが出来たということと、やっぱり、攻撃についても、しっかり守備をしてから、前に向かって行くという姿勢が出てたと思うんですね。それが得点に繋がったんだと思います。 まぁ、最後のPKは残念でしたが、これまで2勝もしたことがなかったので、本当にそういう意味では、今日の2勝というのを明日に繋げて、1つでも上に行きたいですね。そういう意味では、本当に良い勝ち方が出来たかなと思います。この2勝を無駄にしないように、良い準備をして、明日に向かいたいと思います。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

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Jリーグ選抜、快勝、快進撃!

[2012.08.30]

Jリーグ選抜の第2戦は、サントスとの対戦です。現在、ブラジル国内でプレーしている選手としては、最高の人気選手と言っても良い、ブラジル代表FWネイマールが所属。下部組織で育てたスター選手を、トップチームで大事に活かす伝統で有名なクラブです。 ところが、おそらく多くのブラジル人の予想を見事に裏切って、先制したのは、Jリーグ選抜。そして、ビューティフルゴールで追加点まで決めたのです。それでも、選手達は気を抜くことなく、ボールを奪おうとして倒れたチームメイトがいれば、他の選手が「早く立て!立て!」と鼓舞。最後まで全力で戦い抜きました。 Jリーグ選抜の快進撃、どこまで行くのでしょうか! <試合> Jリーグ選抜 2×0 サントス GK 加藤DF 吹ケ、山川、荻野、熊川MF 黒川(森)、市丸、杉山、和田(中尾)FW 岸(津島)、高木(郡) Jリーグ選抜の得点者:高木彰人、和田昌士 ★和田昌士選手の収穫 アツがペナルティエリアの前でファウルもらったんですが、その時、相手がみんな止まってたんで、早いリスタートで、コウジからスルーパスもらって、1対1で綺麗に決まりました。 まだまだ通用していないところがあるんですけど、日本人の特徴の切り返しの速さとか、そういうところを活かしてやれば、通用するっていうことが分かりました。2試合連続ゴールの秘訣と言えば、そういうとこだと思います。 ブラジル人は玉際がすごく強くて、体がデカくて、スピードもあるんで、そういうとこは、日本じゃ感じられないことです。だから、もっともっとボールに絡んで、もっといろんなブラジル人の選手に、ドリブルとか仕掛けていって、自分の通用するところと、しないところを確かめながら、優勝目指して頑張りたいです。 ★高畠勉監督の総括 非常に強いサントスが相手だったんですが、だいぶ慣れてきて、1戦目よりも2戦目、ということで、「君たち、成長しなければ勝てないよ」という話はしてまして。まぁ、第1戦よりも、確実に成長した姿を、表現してくれたかな、というところですね。 やはり、相手の玉際の激しさにも負けてませんでしたし、日本人の持っているテクニックの正確性なんかは、十分、証明してくれたと思います。非常に良かったです。 このブラジルで、異文化に触れるというのは、食生活などもありますが、サッカーだと、本当に勝負にこだわったプレーしてくるところ、あきらめずにゴールを目指す姿などに、それを感じます。ゴール前なんかは、なかなかシュートまで打たせてもらえませんからね。 そんな中で、選手達にはやっぱり、1戦1戦、成長してもらいたい。明日はまた、さらに成長した姿を見せてくれることを、期待しています。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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ジェフ第2戦、強豪フラメンゴに大金星!

[2012.08.30]

ジェフユナイテッド市原・千葉の第2戦は、強豪フラメンゴとの対戦。ディフェンディングチャンピオンであるだけでなく、この友好カップで最多3回の優勝を達成していることでも分かる通り、育成にも定評があります。そのフラメンゴに対し、忍耐を持って守り抜いたジェフは、前半を0対0で終了。 ハーフタイム、ここまでの健闘を称えつつも、さらに踏み込み、丁寧に戦術や動き方などを説明する庄内監督。選手達は、うなずきながら真剣に聞き入っています。 そして後半、待ち望んでいた瞬間が来ました。ジェフの先制点!試合はそのまま、ジェフの粘り勝ち。フラメンゴから1勝をもぎ取ったのです。試合終了と共に「やったー!」と叫んで飛び上がった選手達。おめでとう、大金星! <試合> ジェフ 1×0 フラメンゴ GK 辻DF 長谷川、岡野、佐田、竹内MF 斎藤、横山、角谷FW 伊藤、河合 ジェフの得点者、伊藤大将 ★伊藤大将選手の収穫 ゴールの場面では、ボールが飛んできて、相手1人かわした後、打ったんですけど、最初、入ると思わなかったんです。だから、入った時、自分がびっくりしました。ほんと、入って良かったです。 チームの出来がすごい良かったんです。無失点だったし、みんなほんとに走ってて、ありがたかったです。やっぱりブラジル人はドリブルがうまくて、大きくて、全部すごいんですけど、ほんと勝てて良かったです。 この後も、この遠征を通してブラジル人の個人技をいっぱい見たいし、またゴール決めたいです。 ★庄内文博監督の総括 守っている時間が長かったんですが、選手達が最後の最後まで、粘り強く守れたってことは、良かったと思います。 でも、攻撃の部分では、フラメンゴの良いところを、僕達はもっともっと吸収するべきですね。そういうサッカーをしたいと思ってトレーニングしているので、フラメンゴという素晴らしいチームに勝てたっていうことは、僕たちにとっては、すごく素晴らしいことです。だからこそ、これを励みに、また次のステージにチャレンジしたいと思います。 <試合後…> 選手達は軽食のサンドイッチを食べながら、Jリーグ選抜×サントスの試合や、明日の対戦相手となる、レジオンの試合などを、それぞれに視察しました。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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ノルテ第2戦、悔しい大敗

[2012.08.29]

ノルテの第2戦は、サンパウロの中堅クラブ、オザスコFCとの対戦。前半、粘り強く戦いながら、1点のビハインドを追って、ハーフタイム。小笠原監督は選手達に、シンプルなプレーに立ち返ること、挑戦はすべきだが、練習ではないのだから、成功するために挑戦すべきことなどを、冷静に語りかけます。 気持ちを切り替えて、後半に突入しますが、相手に3点を追加されてしまいました。「まだ終わってないぞ!」「あきらめるな!」の声を掛け合いますが、最終的に、0対4の悔しい大敗。明日に向けた、選手達の再出発に期待しましょう。 <試合>ノルテ 0×4 オザスコ GK 池松DF 堀内、藤倉、飛田、青木友哉MF 大久保(影山)、保井、富田、有坂(青木太我)FW 小林(渡辺)、江田(飯島) ★渡辺舜選手選手の収穫 ケガから4ヶ月ぶりの復帰だったんですが、自分なりには、あんまりチームに貢献できませんでした。ディフェンスの体の当たりの強さとか、動き方も、相手に弱点がなかったので、難しかったです。チーム全体で、みんな頑張っていただけに、点は取られちゃったんですけど、その分、自分で点を取っていれば勝てたので、チームにも申し訳なかったです。 みんな大きくて、足が速くて、ヘディングが強いです。でも、これから頑張って、ブラジル人に負けないようにしていきたいです。そして、遠征を通じて、今日よりも明日、もっとブラジル人に通じるプレーができるように、この合宿中、サッカーのことしか考えないで、頑張って行きたいです。 ★小笠原賢二監督の総括 残念な結果なんですけども、2日目のゲームっていうのは、ほんとに体が動かなかったりするんです。その中でも、選手達はよく頑張ってくれたかなと思います。 この遠征では、鹿島の下部組織3チームの中で、多少、選手の入れ替えもあったので、普段トレーニングしているチームじゃない分、戦術的なちょっとしたミスだとかっていうのは当然あると思うんですね。それをうまく突かれてしまったことと、それに対し、こちらはゲームの中で修正できなかったっていうのもありますけども、そこが埋まれば、もう少し戦えたかなっていう気はします。選手達は、頑張ってやったんじゃないかなと思います。 <試合後…> 小笠原監督も、ピッチに残って試合の視察。選手達は休ませても、自分達は時間を惜しみなく使う、指導者としての熱い思いがあふれる午後となりました。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

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つくば第2戦、消耗がじわり

[2012.08.29]

予選リーグ第2節のこの日、早朝の豪雨こそ止んだものの、曇り空の涼しい天気となったこの日。アウダックスとの対戦に臨んだつくばは、先制点を奪われ、土田監督はハーフタイム、あえて選手達だけで話し合いをする時間を設けます。選手達は「攻撃を厚くしないと。」「そのためには、もっとサイドをうまく使わないと」と、おのおの意見を出し合いました。 しかし、後半も遠征の消耗がじわじわ出始めます。気力と体力の勝負の中、2点を追加され、悔しい0対3に終わりました。 <試合>つくば 0×3 アウダックス GK 石塚DF 綿引、高橋、倉田、関根MF 小林(伊藤)、野田、大森、中村FW 内藤(野中)、中岡 ★石塚亮選手の収穫 前半は、クロスボールの対応とか、CKとかで、自分が出ていってキャッチしたり、パンチングしたりして、ピンチを防げたかなと思いました。後半は、攻められっぱなしは、前半もそうだったとは言え、最後のところで守りきれなかったことが、悔しいです。 ブラジル人は、みんなすごい迫力です。GKに関しても、みんな背が高いし、止めるところは止めるという気迫があるんで、それが日本人にはないとこかなと思います。 この後は、競り合いとか、シュートストップで、ブラジル人に負けないように頑張ります。 ★土田哲也監督の総括 まずは、負けてしまったのが一番残念ですね。2日目に来て、選手達はちょっと疲れが出て、体が重かったなという感じはありました。相手に対しての寄せだとか、動き、基本的に運動量がだいぶ少なかったので、相手にボールを支配される時間が多くなり、守備をする時間が多かったので、しんどかったと思います。 ただ、その流れの中で、最後の局面のところは、しっかりと集中して守っていた時間も多かったので、選手達は頑張ったと思いますね。 で、前半、その中でもきれいにシュートを決められて、後半、残り時間が少なくなって来た時に、「このままじゃだめだ、同点に追いつきたい」という気持ちで、選手達のボールを奪いに行こうという意識が出ていました。この流れで1点取れればと思ったんですが、逆に、出たところの裏を突かれたのが残念ではありますけども、選手達は頑張りました。 もうちょっと、自分達で奪った後、しっかりと攻撃に繋げ、シュートまでいける場面を作れたら良かったなと思うので、それはまた明日のゲームにやってみたいと思います。 <試合後…> 土田監督はカメラを片手にピッチに居残り。ここぞという試合をビデオ収録し、今後に備えました。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

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アントラーズ、迫力のプレーで快勝!

[2012.08.28]

日本勢の初日最後の試合は、CFZで行われました。相手はリオの中堅クラブ、バングー。アントラーズの迫力あるプレーに、観戦するバングーの選手の家族達の応援は、絶叫に変わります。「日本人も、簡単じゃないよ!」そう言わせるだけの攻撃に対し、ラフプレーの増えるバングー。それでも、アントラーズの選手達は、頭を熱くすることなく、アグレッシブに攻め、着実に守って、2対0と、快勝しました。 ちなみに、アントラーズの選手達は、試合中、よく声が出て、ピッチの中で選手同士、良い連携を取っていました。ところが、ハーフタイムの賀谷監督の指示は「もっと声を出そう」。どんなに良くても、さらに上を目指す、賀谷監督とアントラーズのスピリットが印象的でした。 <試合>アントラーズ 2×0バングー GK 江藤DF 須田(仲田)、中野、町田、大里MF 小沼(草野)、平戸、千葉(宮本)、色摩FW 郷古、木村 アントラーズの得点者:木村稜人、郷古悠太 ★千葉健太選手の収穫 入り方を意識して、みんなで相手にビビらずにやることを確認し合って入りました。それが立ち上がりから出来て、だんだんと自分達の流れになってきて、点も取れたんで、良い形でやれたと思います。 ブラジル人は、やっぱりフィジカルが強くて、体も大きいですね。でも、自分達でもやれることがある、というのが、今回の試合で分かったんで、次に繋げたいと思います。 ブラジルはサッカーが強い国でもありますし、そういうところで、自分達のサッカーをしたり、自分のプレーを発揮して、やっぱり、少しでも上を目指してやっていきたいと思います。 ★賀谷英司監督の総括 ブラジルでは、本当に勝利を目指すんだ、ということでやってきました。それで、立ち上がりから、相手を圧倒するプレーができて、良い形で点数が入りました。2対0ということで、最後まで粘り強く、守備のところも一生懸命で、相手にやらせなかったですし、攻撃のところもアグレッシブに、本当に前に行くっていうところができました。明日の試合にも繋がる勝利になったと思っています。良かったです。 この遠征もそうですが、やっぱり、負けて良い試合というのは、1試合もありません。本当に全力で、ゴールに向かっていくんだ、決めるんだというところ。そして、守備のところでも、相手に負けないという、そういうところを全面に、攻守において出してもらいたいですね。 そして、やっぱりこれまで、日本が決勝トーナメントにいったことがないので、それを目指して、みんなで1つ1つ戦っていきたいと思います。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique……

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Jリーグ、力強い戦いで勝利発進!

[2012.08.28]

この大会で勝つために選ばれた…その誇りを胸に、ブラジルへやってきたJリーグ選抜。試合前は、緊張感漂うピリッとした雰囲気で、ウォーミングアップに取り組みます。 そして、いざキックオフ!リオデジャネイロの中堅クラブ、ボアビスタを相手に、初戦にも関わらず、立ち上がりからガンガン攻めるJリーグ選抜。前半に1点を奪い、後半にも1点を追加。守っては無失点で、選手達全員が、持てる力を存分に発揮した戦いとなりました。2対0の白星スタートです! <試合>Jリーグ選抜 2×0 ボアビスタ GK 加藤DF 吹ケ、山川、荻野、中尾(品田)MF 市丸、杉山、黒川(成岡)、和田(津島)FW 高木(郡)、岸(森) Jリーグ選抜の得点者:岸晃司、和田昌士 市丸端希選手の収穫 自分としては、初戦なので、しっかり気持ちを入れてやりました。チームとしても、しっかりした守備から入って、無失点で終われたので、良かったと思います。自分がキャプテンに選ばれたのは、ちょっとびっくりしたけど、光栄です。 ブラジル人は玉際がすごく強いのが、日本とは違うところなので、ものすごく楽しかったです。 この遠征では、ちょっとでも成長して、ブラジル人相手でも負けない体を作って帰りたいと思います。 高畠勉監督の総括 初戦だったんですけど、非常に立ち上がりから入り方が良くて、我々Jリーグ選抜の力を、存分に発揮してくれました。まぁ、欲を言えば、前半にもう1、2点、チャンスがあったんで、決めときたかったっていうところですかね。 後半は、相手も「負けられへん」っていうことで、かなり来てたんで、ちょっと押し込まれる時間帯もあったんですけど、よく追加点取って、2対0で終わってくれたなと。失点がなかったところで、非常に評価できるんじゃないですかね。 今回の遠征では、南米の玉際の強さや、こうしたサッカーのスタイルを体感してもらって、ぜひ、日本でも1つのボールを挟んでの攻防、体の激しいぶつかりあい、というところを実戦して、自分の成長に繋げていってもらいたいですね。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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初挑戦ジェフ、厳しさを体験

[2012.08.28]

今年、日伯友好カップに初挑戦するジェフユナイテッド市原・千葉。試合会場に一番乗りしたのは、茂垣将太コーチでした。その姿は、さながら「エスピオン=ポルトガル語でスパイの意」。この大会で起こることを、何1つ漏らさずに記録に収めるのだ、という気迫で、前後左右にアンテナを張り、映像収録していました。 ジェフの初戦の相手は、リオの中堅クラブ、ノーヴァ・イグアスー。中堅とは言え、元ブラジル代表、Jリーグの横浜フリューゲルスでもプレーしたジーニョが首脳陣の一人として、下部年代から丁寧に育て、近年急成長したクラブです。大会初出場のジェフは、気迫のプレーを見せたものの、0対3の敗戦。まずは、この大会の厳しさを痛感するスタートとなりました。 <試合>ジェフ 0×3 ノーヴァ・イグアスー GK 辻DF 竹内(斎藤)、長谷川、岡野、河合MF 角谷、横山、大塚FW 佐藤(佐田)、上村(平野)、伊藤 ★大塚一輝選手の収穫 今日の試合は、自分なりに出来たとこもあったんですけど、決定的なところを外したのを、一番悔やんでいます。 ブラジル人との対戦は、大人とやってる感じで、やっぱり技術力もすごい高くて、懐とかもすごい深い感じでした。そういうところを学んでいって、このブラジル遠征で自分でも身につけていければと思います。オブリガード! ★庄内文博監督の総括 決めなきゃいけないチャンスに、きっちり決める、その隙のなさというのが、ウチに足りないところでした。選手の方では、なんとなく相手と同じようにやってるような感じでいるのかもしれないけど、やっぱりゴール前の集中力というのは、相手の方が上だなと、感じたゲームでした。 今回チームとしては、自分達の現在地を知るということをテーマの1つにしています。日本の中、また世界、ブラジルの中で、自分達のやっていることがどのくらい通用して、足りないことはなんなのか。それを、世界の基準の中で確認しながら、自分を出してみよう、というようなテーマを掲げてやっていきます。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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ノルテ、強豪ボタフォゴから先制

[2012.08.28]

つくばと同じく、10時45分に初戦を迎えたのは、ノルテ。隣でウォーミングアップをする、対戦相手のボタフォゴを横目に見ながら、ノルテも丁寧に準備を行います。 ウォーミングアップ中、相手のボール扱いを見て「僕の方がうまい」と呟いた選手もいるほど、ノルテは怖いモノ知らず。リオの4大クラブの1つであり、ブラジル屈指の強豪でもあるボタフォゴを相手に、見事先制ゴールを決めました! それが相手に火を付け、前半に2点を返され、後半、さらに2点を追加されて、結果としては1対4の敗戦となりましたが、初戦でつかんだ自信に、選手達の目は輝いていました。 <試合> ノルテ 1×4 ボタフォゴ GK 池松 DF 堀内、藤倉、飛田、青木友哉 MF 保井、色摩、富田、大久保(小林) FW 影山(江田)、青木太我(有坂) ノルテの得点者:保井紘和 ★保井紘和選手の収穫 ゴールの場面では、ボールが飛んできたところで、シュート打って、相手のGKが跳ね返したんで、そのこぼれ球を、もう1回、いきました。 ブラジル人は背が高くて、すごく強くて、うまいんですけど、足元は自分で繋げたんで、そこは収穫を得たと思います。 今回の遠征では、自分達のサッカーがどれぐらい通用するかを、ちゃんと確かめたいことと、相手のフィジカルへの対応の仕方とかを、学んで帰りたいと思います。 ★ 小笠原賢二監督の総括 立ち上がり、先制して良い流れで入ったんですけど、相手にうまくパワーで押し込まれて、失点してしまい、勝ちきれなかったなという気がします。 気持ちの面で戦っている部分は、非常に評価できると思うんで、その部分は、次にも繋がるかなと思いますし、前を向いて仕掛けるところでは、ブラジル人相手に果敢に挑んで、ビッグチャンスも作りました。次のゲームに、期待しています。 今回の遠征では、ブラジルのフィジカルの強さや、ゲーム1つにしても、本当に勝ちにこだわってやってくるといった部分を大事に実感してもらって、それを日本に持ち帰ってもらいたいなと思います。あとは、やっぱり異国でやっているのだから、文化なり、そういうものを肌で感じて、交流を深めて帰ってもらいたいなと思っています。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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つくば、充実の引き分けスタート

[2012.08.28]

日本勢のトップを切って第1戦を迎えたのは、つくばとノルテ。 つくばはCTでの初戦を前に、じっくりとウォーミングアップを行いました。そして、いよいよ午前10時45分、キックオフ、戦いの始まりです! つくばの相手は、CFZブラジリア。ジーコが運営するCFZド・リオの姉妹クラブで、ブラジルの首都ブラジリアを代表する強豪です。しかし、まったく物怖じすることなく、対等に攻め合うつくば。ハーフタイムには、土田監督からも「いいぞ、いいぞ、全然大丈夫だ、いける!」と、激励が飛びます。 後半、相手に先制されましたが、つくばも試合終了間際に、FKで同点に返し、試合は1対1の引き分け。今後への自信に繋がるスタートとなりました。 なお、控えに回った選手が、試合のビデオ撮影を行いました。ベンチにいても、重要な戦力なのです! <試合>つくば 1×1 CFZブラジリア GK 隈元DF 綿引、高橋、倉田、関根MF 野田、伊藤、中村、大森(小林)FW 野中、内藤(中岡) つくばの得点者:野田悠太 ★野田悠太選手の収穫 ゴールシーンは、いつも練習してたFKの場面だったんで、自信を持って蹴りました。 僕ら、サッカーを本格的に初めてまだ少しなんで、ブラジルの人達に少しでも、本当のサッカーを教えてもらいたいなと思います。ブラジル人はフィジカルとかがすごいですね。でも、技術面で言ったら、全然日本人の方が上なんで、あと2試合、頑張りたいです。 ★土田哲也監督の総括 ブラジルでの初戦ということで、いつもと違う環境の中で自分達の力を出すという、気持ちの部分を強調したんですが、選手達は立ち上がりか全く物怖じせずに、自分のプレーを発揮してくれたと思います。 逆に相手の方はあまりボールに来なかったので、余裕をもってプレーできて、前半はチャンスが多くありました。そこで点を決められれば良かったんですが、なかなかチャンスをモノに出来ませんでしたね。 後半、相手が仕掛けてきたんで、苦しい時間帯というのが続き、その流れから失点してしまいましたが、選手達はあきらめずに戦って、終了間際のロスタイムに、FKという形ですけど、得点を奪えました。 もちろん本当は勝ちたかったんですけど、スタートとしては、まずまずの出来かなと思っています。   今回の遠征では、やはり最初にも言ったように、この違った環境の中で、そしてサッカー王国ブラジルの中で、自分の持っている力を発揮した上で、自分達のプレーがどれだけ通用するかということを、感じて欲しいですね。 実際に肌と肌でぶつかりあって戦う中で、ボールの持ち方や、どういうところにボールが出て来るのか、そういうものを、まずは、自分達が感じて欲しいということが、サッカーの部分での願いです。 それから、人間っていう部分でも、日本人とは違う部分がたくさんあります。それを積極的に、自分達からコミュニケーションとることで、なるべく多く吸収して、プラスにして欲しいですし、逆に日本の良さというのも感じて、帰って欲しいなと思います。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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日伯友好カップ、華やかに開幕!

[2012.08.28]

8月27日、いよいよ第15回日本ブラジル友好カップが開幕しました!午前9時に行われた開会式には、ジーコはもちろん、在リオデジャネイロ日本総領事館から渡邉優総領事や、リオ州スポーツレジャー局のマルシア・リンス事務局長が駆けつけ、ブラジルでも重要な公式大会として、格式高い雰囲気が漂いました。 国旗掲揚。CFZ責任者として、おなじみジーコの次男ブルーノがCFZ旗を、ジーコがブラジル国旗を、マルシア・リンス事務局長がリオ州旗を、そして、渡邉総領事が日本国旗を掲げました。 なお、この開会式では、大会第15回という節目を記念して、第1回からの全大会優勝チームに、記念の盾が贈られました。最多優勝はフラメンゴの3回。続いて、ヴァスコとフラメンゴ、アトレチコ・ミネイロが2回。そして、ボタフォゴ、コリンチャンス、CFZド・リオ、インテルナシオナウ、クルゼイロが、それぞれ1回、優勝しています。そのそうそうたるクラブ名を見るだけでも、この大会のレベルに、あらためて驚かされますね! なお、開会式には、日本勢を代表して、午前に試合のあるつくばとノルテの選手達が出席しました。式でプラカードを掲げて行進した、エスコーラ・ジーコ10の少年達が、見慣れない日本のお兄さん達に興味津々。言葉も通じないのに、お互いにふざけあって、ほのぼのとした日本・ブラジルの交流もスタートしました。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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全チーム揃って、プロの試合を観戦

[2012.08.28]

CFZで歓迎式を終え、それぞれ親善試合や練習に取り組んだ、Jリーグ選抜、ジェフ、鹿島アントラーズ、ノルテ、つくばの5チーム。夕方からは全員揃って、本場ブラジルのプロの試合、ボタフォゴ対フラメンゴ戦を観戦しました。 ボタフォゴと言えば、昨年まで鹿島アントラーズを指揮していたオジヴァウド・ジ・オリヴェイラ監督の、現在のチーム。本来なら、やはり鹿島でプレーしていたフィリッピ・ガブリエウ選手、大宮アルディージャだったハファエウ・マルケス選手も、ボタフォゴでプレーしているのですが、残念ながらこの試合は、ケガのために出場していませんでした。それでも、エスタジオ・オリンピコ・ジョアン・アベランジェ(通称エンジェニョン)で、フラメンゴサポーターに囲まれて観戦したこの試合。スタジアムの雰囲気に圧倒されながら、選手達は真剣な表情で、見入っていました。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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鹿島3チーム、元気いっぱいの到着!

[2012.08.27]

日本ブラジル友好カップに出場するために、日本からやってきた5チーム。最後にCFZに到着したのは、鹿島アントラーズ、ノルテ、つくばの3チームです。 日本で無事を祈っておられるご家族の皆様、ご安心下さい。こんなお調子者とか… こんな元気印とか… 鹿島勢は、初日からとにかく、明るいんです! そんな選手のみんなに対して、ジーコも今大会の結果を楽しみにし、そのために、環境やスタッフなど、万全の体制で迎えることを、力強く、約束してくれました。 鹿島3チームの指導陣は、ジーコと共にプレーした賀谷英司監督をはじめ、この大会の常連揃い。和やかさと、厳しい戦いに臨む前のピリッとした雰囲気が、ほどよく混ざり合った、良い歓迎式となりました。 この後は、選手とスタッフ1人1人が、照れたり、緊張したり、ニッコニコの笑顔になって、ジーコと一緒に写真を撮りました。     戦いを前にした、つかの間の楽しい時間を経て、一同、ピッチへ。アントラーズ、ノルテ、つくば、それぞれのチームに分かれて、CFZで練習を行ないました。 ★おまけ:今日の愛されキャラ 「つくばの杉山明彦コーチ」 杉山コーチが顔を出すと、選手も、指導者も、そしてジーコまでが、なぜか大笑い。ジーコなんて、にこやかな杉山コーチの頭を、なでなでしてまで大笑い。いいですね、心温まる愛されキャラ。本当は鬼コーチ…なのかどうかは、これからのお楽しみです…。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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ジェフユナイテッド市原・千葉、日伯友好カップ初出場!

[2012.08.27]

日本ブラジル友好カップ出場のため、開幕を明日に控えてCFZに到着した、日本の5チーム。中でも、今回の大きなニュースの1つは、ジェフユナイテッド市原・千葉の初参戦です! 歓迎式に臨んだ選手達が、「えええっ!すげ−!」「まじかよー!」と、一斉に叫んだ瞬間があります。それは、主催者のジーコが、挨拶に登場した時。 その後、ジーコから「この大会はU−15のカテゴリーでは、ブラジルでも一番大きな大会になっている。クオリティの高いチームが集まり、この大会に参加した中で、ブラジル代表や日本代表になった選手も多いんだよ。だから、みんなも頑張って欲しい」と、大会の重要性が語られると、選手達は神妙な表情。闘志も新たにしました。 そんな選手達に、楽しいプレゼント。ジーコが自ら、選手とスタッフ1人1人の名前を呼び、今大会のアクレディテーションカードを配ってくれたのです。 ジーコとのふれあいは、それだけではありませんでした。ジーコは選手とスタッフ1人1人と一緒に、2ショット写真を撮り、最後はチーム写真も撮ってくれました。 明日からの3試合を戦う会場、CTのピッチでは、早速2チームに分かれてのミニ紅白戦など、充実した時間を過ごしたジェフ。 そんな選手達の様子を、ジーコも時には真剣な表情で、時には笑顔で、見守ってくれました。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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Jリーグ選抜、CFZに到着!

[2012.08.27]

第15回日本ブラジル友好カップ開幕を前に、日本から5つのチームが、リオデジャネイロに到着しました。 先陣を切ったのは、Jリーグ選抜。 この日、会場となるCFZ(ジーコサッカーセンター)での集合時間は、朝9時と早かったにも関わらず、さらに早く到着した選手とスタッフ一同。前日までの長旅の疲れもなんのその、早速、CFZ内にある、ジーコ・ギャラリーに足を運びました。 ジーコの栄光の歴史が凝縮された展示物を、熱心に、興味深く眺める選手達。       そして、主催者であるジーコが、到着しました!誰よりも一番に、ジーコに突進して行ったのは、高畠勉監督。旧知の仲だけに、お互い、懐かしい名前を挙げ合いながら、再会を喜んだのです♪ いよいよ、選手達の待つミーティングルームで、歓迎式の始まりです。時差や気候、食事、様々な面で、まったく違った環境に飛び込んで戦う選手達に、温かくも強い激励の言葉をかけるジーコ。最後は「ガンバッテ!」と、日本語で締め括ってくれました。選手達が笑顔になったのは、言うまでもありません。 この後は、早くも実戦です。明日からの3連戦を戦う、CTと呼ばれる別会場で、「エスコーラ・ジーコ10」というチームと、親善試合を行いました。「エスコーラ・ジーコ10」とは、ジーコが行っている、無償のサッカースクール。経済的に恵まれない子供達が、サッカーを通して人間形成を行ない、自分達 それぞれの夢を見つけて、頑張れる子供になれるよう…。そして、その夢を手伝うために、ジーコが続けているスクールです。親善試合とは言え、いったんキックオフの笛が響けば、真剣勝負。Jリーグ選抜にとっては、この試合を通して、ブラジル人のサッカーに、少しだけ触れ始めると共に、体調を整え、コンビネーションを作り始めるために、絶好の機会となりました。 ★Jリーグ選抜、窪田慎二団長の決意表明 この遠征を通して、選手達には、普段とは違う環境の中で、サッカーだけではなく、食事の面や生活の面、そういったところでも、どんどんチャレンジして、いろんなことを経験して頂きたいな、というふうに思っています。 指導者については、今回は「学ぶ」というよりは、これまで予選リーグを突破できていないので、「勝ち」にこだわって、監督やコーチングスタッフ達に来て頂いています。だから、結果を是非、残してもらいたいなと思っています。 監督とは「やるからには、優勝目指して頑張ろう」と。 で、その前に、これまで出来なかった、予選リーグ突破を目指そうと。ただ、1試合1試合、勝っていこう、という話をしていましたので、その目標に向かって、選手もスタッフも、全力を出し切ってもらいたいなと思っています。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique   ……

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第15回日伯友好カップ大会日程

[2012.08.25]

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Portuguesaの2次リーグ進出が決定!

[2012.08.19]

日伯友好カップ、Portuguesaの2次リーグ進出が決定! 日伯友好カップの1次リーグはPortuguesaが予選最終戦の市川トレセンに2-1で勝利し、3連勝で1次リーグ突破を決めました。 市川トレセンは3試合目で成長が見られたものの、前半に先制され、後半に追加点を奪われました。後半終了間際に1点返しましたが、1勝2敗で予選リーグを終えました。2位には他の3チームが1勝ずつで勝点並びました。 参加チームは、試合後に大会参加記念盾を Zico、コーデイネーターのFernando VannucciとスーパーバイザーのWenderson Rosaより授与されました。 ……

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ジーコ、トヨタのブラジル第3工場の竣工式にゲスト参加

[2012.08.17]

世界最大手の自動車メーカーである日本のトヨタ。ブラジルに於ける第3工場が完成し竣工式(9日)が行われジーコが招待された。工場所在地はサンパウロのソロカバ市。総工費約6億ドルをかけブラジル市場に於ける生産、売上アップを目的としたもの。 式典には社長の豊田章男氏、同社役員、ブラジル商工大臣 Fernando Pimentel氏、サンパウロ州知事 Geraldo Alckmin氏、在伯日本大使等が列席。 ジーコは式典特別ゲストとして参列。 「皆さん既にご存知の通り、私と日本の繋がりはもうかなり長くなります。昨年の震災後の日本復興を考えるにトヨタさんの果たされた役割はとても重要なものだったと思います。私自身も昨年は様々なチャリティ活動にかつて日本でのプレー経験を持つ者として参加しました。今回第3工場の竣工式という事でお招き頂いた訳ですが、興味深いことに第1、第2工場が竣工されたのが各々 1958、1962年とブラジルがW杯に優勝した年なのです。従って是非とも第4工場は2014年に竣工して頂ければ再度優勝を期待出来るのですが(笑)」とユーモアを交えて挨拶した後ブラジル代表のユニフォームを豊田社長にプレゼントした。 同工場の稼働により1.500人の雇用が確保されると共にさらに10億レアルをかけポルト・フェリス(サンパウロ州)にエンジン工場を建設する。因みに第1、第2工場は各々サンベルナルド・ド・カンポとインダイアトゥバにて稼働している。 ……

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日伯友好カップ2日目、Portuguesa と市川トレセンが勝利

[2012.08.16]

日伯友好カップ1次リーグの2日目、Portuguesa がZico10に 3 ‐1で勝利した。 もう一つの試合では市川トレセンが1-0で Condorに勝利。ジーコは初日同様にスタンドから観戦した。 第一試合、Portuguesaと Zico10の試合は開始早々Portuguesaが先制。後半に追加点を奪い、2-0としますが、Zico10もゴールを決めて2-1に。 その後PortuguesaがPKでゴールを決めて3-1で勝利しました。 第2試合 市川トレセンとCondor の試合で市川トレセンが勝利した。良い天候の中で試合が行われ両チームチャンスを作りました。ゴールが決まったのは後半、市川トレセンでした。 この試合で注目を集めたのは市川トレセンGKのMyazaki Riku選手。試合中に何度かピンチを救い、試合終了間際にも決定的チャンスを防ぎ観客席をわかせました。 1次リーグ3日目は17日に行われます。 Zico10 対 Condor 、Portuguesa 対 市川トレセン ……

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第15回日伯友好カップ開幕

[2012.08.14]

13日(月)より第15回日伯友好カップが開幕した。初戦はまず Portuguesa が Condorに3-0で完勝。続いて Zico10が市川選抜に2-1の勝利。 この日はジーコも同2試合をスタンドから観戦。 開幕ゲームを飾ったPortuguesa は無難に初戦を制し貴重な勝点3をゲット。また中国で行われた“万里の長城杯”優勝し帰国したばかりのZico10は市川選抜相手に後半 2 ‐0とリードした後、終了直前に1点を返されだが無難に勝利した。 「今回は開幕ゲームを観戦出来て本当に嬉しい。普通この時期はなかなか仕事で忙しいからね。市川トレセンは選手が7人しか来られなかったのは残念だ。とりあえず Botafogoに協力してもらい混成チームの形にしたが、この場を借りて快く協力して下さったBotafogo会長に感謝したい」とジーコのコメント。 15日には Portuguesa対Zico10、 Condor対市川トレセンの試合が行われる予定。 ……

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第15回日伯友好カップが13日より始まる

[2012.08.13]

ブラジル国内でも重要なU15大会となっている日伯友好カップが8月13日より9月1日までジーコサッカーセンターにおいて開催される。この大会は日本とブラジル交流を深めるために1998年にジーコが始めて今年で15回目となります。決勝戦は Tv Esporte Interativo にて生中継されます。 今年の新しい参加チームはZico10。リオ市とのプロジェクトで活動していて、7月に中国に遠征してGrande Muralha杯を獲得したチームです。 1次リーグは13日、15日17日に行われ、上位2チームが2次リーグに進出します。参加チームはZico10、Condor,Portuguesaと日本から毎年参加している市川トレセンの4チームで争われます。 2次リーグは27日より行われ日本からJリーグ選抜、鹿島アントラーズ、アントラーズノルテ、アントラーズつくばの4チームに加えて今年はジェフユナイテッド千葉が参加します。 ブラジルのチームは Flamengo, Fluminense, Botafogo, Vasco da Gama, Corinthians, Santos, Atlético Mineiro 、 Cruzeiro などの強豪チームが参加し24チームで行われます。 「この大会を通じてブラジルと日本がより密に交流できることを嬉しく思います。これまで大会に参加した選手の多くが現在ではJリーグやブラジル国内、そして海外においてもプレーしています。」とジーコがコメントした。 ……

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市川トレセン、ブラジルに出発

[2012.08.11]

日伯友好カップに連続して参加している千葉県の市川トレセン。15回目の大会に参加するために10日夜ブラジルに向けて出発した。 出発にあたり、伊藤団長より選手に対して「今回の遠征はいろんな人に支えられて成り立っている。 特にご両親には感謝して、元気に行ってきましょう」との話がありました。 市川トレセンは1次リーグに参加し、13日にZicoo10、15日にCONDOR、17日にPORTUGUESAと試合を行います。 ……

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鹿島ジュニアが韓国の国際大会で優勝

[2012.08.10]

7月下旬に韓国・慶州で行われたU12国際大会において鹿島アントラーズジュニアが初優勝した。鹿島アントラーズの下部組織が国際大会で優勝したのは初めての事。 ……

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鹿島アントラーズが駿河カップを制覇

[2012.08.05]

8月1日、ジョルジーニョ率いる鹿島アントラーズが駿河カップにてチリの Universidad do Chileと対戦。2-2で延長戦からPK戦となり7-6で勝利した。鹿島の得点者は岩政と新加入のブラジル人選手レナト。 「鹿島がまたタイトルをとってくれて嬉しく思う。特に今回のタイトルはジョルジーニョが鹿島の監督としての初タイトルであり猶更嬉しく思う。チーム、スタッフ、サポーターのみなさんに祝福を贈りたい。」とジーコがコメントした。 駿河カップは日本のナビスコカップ優勝チームと南米のCopa Sul-Americanaの優勝チームによって争われる。 ……

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Zico 10 感動の帰国

[2012.08.04]

中国で行われた“万里の長城杯”への参加の為12日間の滞在を終えた選手、スタッフが今週月曜、チャンピオン・トロフィーを携え帰国した。 到着ロビーで待ちわびていた家族との対面は感動的であった そわそわしながら待ちわびていたが、いざ息子の姿が見えた瞬間あまりの懐かしさでつい親父の笑顔になってしまったよ」とは Joa~o Carlos氏( Joa~o Victor選手の父親) 家族の他にこの日デレゲーションの到着を心待ちにしていたのは Zico10 Santa Marta校コーチのJose Luiz De Oliveira氏。 「今回の優勝のお祝いを一刻もはやく言いたかったんだ。 Santa Marta校のコーチとして誇りに思う。今回のデレゲーションの子供達だけではなく、参加を試みた全ての子供達に祝福の言葉を贈りたい。同時に Zico、州政府関係者、また手腕をふるわれたFernando Vannuciコーチに感謝したい。自分は実際の親ではないが全ての子供達に親同然に接しているつもりでいる」と語った。 16時30分、ようやく到着ロビーに出てきたデレゲーションに周りは大騒ぎ。20時間を越える長旅に疲れは隠せないが喜びの再会となった。 「とても幸せ!今までの人生で間違いなく最良の出来事、一生忘れられない!」とは Joa~o Victor選手の感動の一言。 ……

in [ニュース]

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世界最大のスポーツの祭典

[2012.08.03]

世界最大のスポーツの祭典 ロンドン・オリンピックが開幕して一週間が過ぎた。現地で生で観られないのが残念だが楽しんでTV観戦している。今回 はオリンピック、四年後に迫ったリオデジャネイロ五輪も見据えての話をしよう。先ずはサッカー、我が国史上初のオリンピック金メダルを狙う戦いだ。今回の世代はそれを実現出来る状態にあると思う。私自身、ことある毎に『長いキャリアの中でいくつかある悲しい経験の中の一つが72年のオリンピックに出場出来なかったことだ』と語っているので皆さんは私にとりオリンピックがどれだけ意味のある大会かおわかりだと思う。今回の代表はNeymarを始めとした良い若手が揃っている。しかし気を抜いては何も達成出来ないのも事実。準々決勝の相手のホンジュラスも決して侮れない相手だ。スペイン、ウルグアイ戦での戦いぶりを見れば一目瞭然だ。 柔道では今日までで唯一の金メダルを Sarah Menezesが獲得した。重要なポイントは予選から決勝までの戦いが一日で行われるという事だ。従って力も拮抗した中で予選落ちか優勝かはごく僅かな要因で決まってしまう。銅を獲得した Felipe KitadaiとMayraも含め、代表全員の戦いを祝福したい。 ハンドボール女子代表チームの活躍も楽しみの一つ。ハンドボールは学校の体育では誰もが必ず経験するポピュラーな種目だが我が国ではプロリーグがない為か代表の成績あまり顕著ではなかった。しかし今回のチームは期待が持てるのは皆さんも感じておられるだろう。 その他バスケットボール男子も良いチーム。ブラジル人バスケットボール選手はNBAを始めとして世界で活躍するまでに至っている。アメリカ勢等手強いがメダルの可能性も期待できるかも。 水泳に於いてはやはりアメリカが強い。その中で称賛に値するのは銀を獲得した Thiago Pereira 。おめでとう!。しかしながらなんと言っても注目は Michael Phelps.また勝ちでもしたらなんとオリンピック19 個目の金だ。今までの快挙も含めその名は永遠に語り継がれるであろう。 これから先まだ陸上、常にメダル争いに加わるBernardinho率いる男子バレー等要チェックの種目が控えている。 『何故ブラジルはオリンピックで活躍出来ないのか?』がこの時期の国民の関心事だ。自分としては我が国のスポーツ界の現状を振り返るよい機会だと思う。世界と争える選手の強化育成は一朝一夕で実現するものではない。今回の大会を観ていて今日までホスト側の選手の目立った活躍が見られない等様々なポイントをよく研究し、我が国のスポーツ界に活かすべきであると思う。 ブラジルでも競技によっては育成強化でかなり進んでいる事も事実である。全てが時間との戦いだ。ロンドン五輪の様に2016年リオデジャネイロ大会を素晴らしいものにする為には8月13日から直ぐに仕事に取りかからねばならない。 ではまた。 ……

in [ジーコの主張]

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