日伯友好カップ

デラシーコーチからのアドバイス

[2011.09.08]

日本のチームで唯一、第1次予選リーグを戦うため、8月前半に、リオデジャネイロに滞在する市川トレセン。その市川には、毎年最高のプレゼントが、リオで待っています。それは、ジーコサッカーセンターのブラジル人コーチ、デラシーの指導です。
日伯友好カップ第2回から指導してくれているので、今年ですでに13年目。デラシーにとっても、市川はすっかり「僕のチーム」。立岡監督や伊藤団長とも旧知の中で、指導陣のコンビネーションもばっちりなのです。

市川の初戦には、こんなこともありました。

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試合前のミーティングで、選手達の輪から一歩下がりながらも、直立不動の姿勢で、一緒に話を聞く、小さな人影。
実は彼、デラシーの息子さん。ブラジルでは「ペー・ケンチ」と言うのですが、幸運を呼ぶ少年なのです。だから、デラシーは初戦を盛り上げるため、ちっちゃな幸運の親善大使を、連れてきてくれた、というわけなのです。

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この大会での歴代市川トレセンの戦いを熟知し、今年も、温かくも情熱的に指導してくれたデラシーコーチ。市川の帰国後も、続いてやってきた日本の4チームの戦いを、ピッチ脇でつぶさに見守ってくれました。
そんなデラシーに、今年の市川の感想と、日本の選手達へのアドバイスを聞きました。

★デラシーコーチからのアドバイス

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今年の市川は、過去最高の1つだったと思う。選手達の技術的なクオリティのレベルが、例年より高かった。それに、よく学んでいたと思う。市川の少年達は、ブラジルから良い経験を持ち帰ったはずだよ。

 

市川はもちろん、他の日本のチームの試合も見ていたけど、日本の選手達は、生まれながらに、すごく努力家だと思う。

ただ、自分の持っているポテンシャルを、もう少し信じるべきなんだ。ペナルティエリアの近くまで行きながら、多くの場合、パスを出してしまい、ゴールに向けてシュートしない。前がかりに攻めていかない。それが、もう少し改善されるべき必要条件の1つだ。

自信を持つこと。ボールを持った瞬間から、相手を前がかりに攻めること。もっと、ゴールに向けてシュートすること。僕のアドバイスは、そういうことだ。

 

日本のすべてのU-15の選手達に、メッセージを送るならば、自分を信じること。プロ選手になりたいという夢があるなら、その夢を持ち続け、あきらめないこと。

なぜなら、皆さんは努力をする選手達だし、技術のクオリティも高い。少しだけ足りないのが、勇気と自信。それさえ頭に入れておけば、必ずや達成できるはずだよ。

文=藤原清美、写真=Jorge Ventura

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