日伯友好カップ

日本の4チーム、お別れの修了式

[2011.09.02]

決勝の行なわれた31日は、日本からやってきたJリーグ選抜、鹿島アントラーズ、ノルテ、つくばの4チームにとって、ブラジル遠征の最終日でした。最後のプログラムは決勝観戦。その試合の前には、この遠征の修了式が行なわれました。

最初に修了式に出席したのは、鹿島の3チーム。

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大会コーディネーターのフェルナンド・バヌッチさんからは、日本のみんながリオデジャネイロまでやってきて、大会に参加してくれたことへの感謝と、「プロを目指して、これからも頑張って下さい。」という、激励の言葉がありました。
もう1人のコーディネーター、ウェンデルソンさんからは、イラク代表監督に就任したため、みんなと会えなかったジーコが、毎日連絡を取り合って、みんなの戦いぶりを聞いていた、という秘話が披露されました。

そして、選手と指導者1人1人に、修了証書と、ジーコの自伝が贈られました。

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また、3チームそれぞれのキャプテンが代表して、参加記念の盾を受け取りました。

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ジーコの自伝は、ブラジルで出版されたポルトガル語の本。それでも、選手達は早速、その本を開いて、興味深く眺めていました。

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引き続き、Jリーグ選抜も修了式に臨みます。

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今回、コーディネーターとして大会を取り仕切ったフェルナンドさんの本業は、実は下部年代の監督です。ここではちょっぴり監督の顔に戻り、Jリーグ選抜の選手達のテクニックを称えてくれました。
また、ウェンデルソンさんは「ジーコがいつも言うのは、1人の立派な選手になる前に、1人の立派な人間になること」と、ジーコの哲学を伝授してくれました。

そして、ここでも選手と指導者の1人1人に、修了証書とジーコの自伝の授与。

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そして、大会中に60歳の誕生日を迎えた、Jリーグ選抜の佐々木一樹団長には、ジーコの名のもとに、その誕生日祝いの盾が贈られるという、サプライズがありました。

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Jリーグ選抜からは感謝を込めて、ウェンデルソンさんに、全員のサインを寄せ書きしたユニフォームが贈られました。ちょっぴり(?)大柄なウェンデルソンさん、「僕にも着られるかな?」と、ユニフォームを体に当てて、会場は爆笑。厳かに進んだ修了式は、和やかに幕を閉じたのでした。

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8月25日から1週間、たくさんの経験と笑顔をおみやげに、CFZを出発した選手と指導者の皆さん。お疲れ様でした!

文=藤原清美、写真=Jorge Ventura

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