日伯友好カップ

大会コーディネーター、ウェンデルソンが語る

[2011.09.08]

フェルナンド・バヌッチさんと一緒に、大会コーディネーターを務めていたのは、ウェンデルソン・ホーザさん。

ウェンデルソンは、運営を取り仕切るだけでなく、今回、イラク代表監督に就任するため、大会後半に立ち会えなかったジーコに代わって、そのジーコのスピリットを伝えることにも、常に心を砕いていました。

というのも、参加チームはそれぞれ、大会最後の試合を終えた時に、記念の盾を受け取ったのですが、同時に選手全員が、ジーコの自伝が書かれた本をもらいました。ウェンデルソンはその本を渡しながら、必ず、ジーコの思いを少年達に伝えていたのです。

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そんなウェンデルソンに、この友好カップの重要性について、語ってもらいました。

★ウェンデルソンが語るこの大会の重要性

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この大会を運営をするために、ジーコに呼んでもらえたことを、すごく幸せに思っているよ。フェルナンド・バヌッチ監督がサウジアラビアから帰ってきたところで、まず彼が、2011年日伯友好カップの総合コーディネーターをするために、ジーコに呼ばれたんだ。そして、フェルナンド監督が、僕を呼んでくれた。下部年代のサッカーで、今や最も重要な大会の1つであるこの友好カップに参加することを、誇りに思って引き受けたんだ。

ジーコはいつでも、下部年代のサッカーを重視してきた。それが、友好カップの一番重要なところだ。そして、ブラジルと世界の下部年代のサッカーの間に、相互作用をもたらすのも、大事な目的。そのためにも、来年の大会では、必ずやもっと多くのチーム、多分、他の外国のチームも呼ぶことになるはずだ。

 

日本の指導者や選手達と一緒にいたのは、最高だったよ。ここリオデジャネイロに、日本の人達が来るのは歓迎なんだ。私達の街は素晴らしいし、特に、この大会は非常に重要なものだからね。

(鹿島アントラーズの)タカシマ(※注:高島雄大さん)には、よく受け入れてもらった。タカシマはほとんどブラジル人だけどね(笑)。CFZでジーコと一緒にいたり、日伯友好カップのために、もう何度もここに来ているから。

 

U-15の選手達へのメッセージに代えて、今大会、すべての参加チームに言ってきたことを、ここで繰り返したい。

非常に重要なのは、ピッチの中で良い選手になるのと同じように、ピッチの外でも、良い人間になることだ。

みんなは若くて、まだ14歳、15歳の子供。人間性を形成する時期でもある。だから、私達がそれを彼らに伝えるのも、とても大事なことなんだ。特に、この大会がジーコサッカーセンターで開催されているものであり、アルトゥール・アントゥネス・コインブラ、「ジーコ」が後援しているものだからね。

彼はいつでも、プロ人生だけでなく、人としての人生のことを考えている。良い市民になれば、必ずや、子供達は将来、良い選手にもなれるはずだ。この先、この友好カップで聞いた多くの名前を、彼らの国のサッカーエリートとしても、聞くことになることを願っているよ。

文=藤原清美、写真=Jorge Ventura

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