日伯友好カップ

アントラーズ初戦、悔しい大敗

[2011.08.27]

鹿島アントラーズの初戦は、CFZから程近い、CTと呼ばれる、CFZド・リオの練習場で開催されました。相手は、サンタカタリーナ州の強豪、フィゲイレンセ。プロチームは、あの元ブラジル代表、鹿島アントラーズでもプレーした、ジョルジーニョが指揮を執っていることで、注目を集めているクラブです。

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戦うのは、ピッチの上の選手達だけではありません。控えに回った選手も、チームに貢献します。声を出したり、ビデオで試合を収録したり。みんなに役割があるのです。

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この大会には、アントラーズユースのキッカ監督も駆けつけました。グループリーグの3試合は、このCTとCFZを行き来しながら、日本のチームの戦いをじっくりと視察します。

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朝9時30分、いよいよキックオフ。
ところが、立ちあがりに、フィゲイレンセに先制されると、前半のうちに、0対3と、差を広げられてしまいました。

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実は、このブラジル遠征の直前まで、日本国内の大会に参加していた鹿島。選手が消耗しているのは分かっていたものの、川崎淳一監督は、ハーフタイムにあえて「ボールウォッチャーになっちゃだめだ!」と、厳しく喝を入れ、チーム全体に戦術確認を、そして、選手個々に動きの指導を、細かく行なっていきます。

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しかし、後半もまさかの2失点。最終的に、0対5と悔しい大敗となってしまいました。

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アントラーズの出場メンバー


GK:石井

DF:板場、寺門、小坂(大橋)、小室(酒井)

MF:鈴木、内田、中村、弘津

FW:安藤、菊地

★川崎淳一監督の総括

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今日は、子供達のコンディションがあまり良くないと分かってたんで、立ちあがり、もしくは前半は、0対0でいけるようなサッカーができれば、ということで話をしていました。ただ、始まってすぐに失点してしまったんで、そこでちょっと、プランが崩れてしまったかなと。やはりもっといいサッカーをしたかったんですけど、子供達のコンディションも含めて、なかなかうまくいかなかったっていうのが、本音ですね。

ブラジルでは、サッカーの質自体が日本と違うんで、今までだったら、失点に繋がらなかったプレーでも、ここでは、ちょっとしたミスが失点に繋がってしまいます。その辺の厳しさを、子供達に肌で感じて欲しい、というのが、この遠征の1つの大きな目的の1つですね。

明日はヴァスコ戦。今日見たら、非常にいいチームなんで、僕達がどれだけ、自分達のサッカーができるか、今日1日、子供達といろいろ話をしながら、明日に向けて準備をしたいなと思います。

今回の遠征では、長谷川(祥之)と一緒に指揮を執っています。長谷川はプロであれだけの実績を残しているし、ブラジルのサッカーについても知っています。ジーコからもいろんな情報を仕入れています。彼も今、一緒にジュニアユースと、アカデミーの選抜チームの指導をしてますんで、僕自身も彼と一緒に成長できるように、このブラジルで、もう1回、忘れかけていた厳しさとか、世界のサッカーっていうものを、共に学んでいきたいと思っています。

★寺門宥斗選手の収穫

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今日は立ち上がり、やっぱりブラジル人に圧倒されたところがありました。でも、後半に入れば、自分もそうなんですけど、チームとしても、しっかりやれたかなと思います。ブラジル人は、サッカーに取り組む姿勢など、やっぱり自分達とは違って、迫力がすごいありました。でも、今日の試合でも、競り合いとか、ブラジル人に勝ってるところがあったんで、そういう自分のストロングポイントで、ブラジル人にどんどん向かっていきたいと思うし、逆に、この大会を通して、技術的な面で、ブラジル人のいいところも盗めればいいなと思います。

★石井陽大選手の収穫

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今日は5失点してしまって、GKとしてチームに迷惑かけたんですけど、相手にビビらず、立ちむかえたかなと思います。ブラジル人はみんなゴツくて、アグレッシブで、ウチより、やっぱり気持ちの面で、強かったかなと思います。ブラジルの攻撃陣は、めっちゃ強くてうまいんで、今回の遠征中、そういうチームに完封勝利ができたら、すごいうれしいと思います。それを目指して頑張ります。

文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique

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