日伯友好カップ

市川、激闘も白星ならず

[2011.08.18]

市川トレセンの、最終戦となる3試合目。リオデジャネイロは晴天で、9時キックオフと朝早いにも関わらず、気温は35度に達します。それでも、選手達は念入りにウォーミングアップをして、試合に臨みました。

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この日の相手は、ここまで2戦連勝、予選A組の最強アルチスウです。立ち上がりから、押されているようでいて、チャンスをものにしたのは、市川。ゴール左側、角度のないところからのFKを、中井和人選手が見事に直接決めました!1対0。
その後は、押しつ押されつの接戦。しかし、相手は強豪です。前半12分、26分とゴールを決められ、1対2で前半を終えました。

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ビハインドを背負っているとは言え、レベルの高い戦いを展開している市川。ハーフタイムには、デラシーコーチが「追い風を活かそう」、伊藤幸仁団長が「高い所で競ろ」と、指示も高度になっていきます。

後半、上野祐太朗選手にアクシデント。接触プレーの後、立ちあがることが出来ず、チームメイトが駆けつけます。

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伊藤団長に支えられて、一旦ピッチの外へ。デラシーコーチの「捻った痛みなら、プレーに戻らない方がいい」というアドバイスに対し、上野選手は「違う。踏まれた痛みだから、出る」と、果敢にピッチに復帰。
その後、アルチスウに追加点を決められますが、攻めてはチャンスを作り合い、守っては消耗にも耐えて走り抜く、互角の戦い。山根潤コーチの「我がままやっていいぞ!思いきって打て!」のゲキに、終盤は、ロスタイムまで、市川が怒涛の攻撃に出ます。ベンチも総立ちで、最終的には1対3で終了しましたが、スコア以上に、収穫の多い試合となりました。

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激戦の後、互いに健闘を称え合う、両チームの選手達。

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勝ちたかった最終戦。悔しくて、でも、力を出し切った充実感もある選手達。

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常に冷静に、かつ温かく選手達を見守った伊藤団長。最後は声も枯れて出なくなるほど、指示を出し続けた山根コーチ。技術指導はもちろん、いつも選手達を勇気づけてくれたデラシーコーチ。そのデラシーコーチの言葉だけでなく、気持ちも伝えてくれた小林通訳。指導者の皆さんも、お疲れ様でした!

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出場メンバー
GK:タレス(後半マルコス)※CFZからの助っ人
DF:中井、竹中、重清、上野
MF:中久喜、明石、平野、斉藤
FW:植田、小田島

★伊藤幸仁団長の総括

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今日は前半立ち上がりで点も取れて、今までやってきたシュートの意識っていうのが、強く見えました。その後、ちょっと強い攻撃を、長い時間に渡って受けた状態になったんですが、その中で、体の大きさやスピードの差が、少し出てしまって、失点に繋がりました。

でも、今日は最後までシュートを打とうという気持ちが非常に強かったので、今までの3試合の中で、一番シュート数も多い試合になりました。結果的に点数は離れてしまいましたが、チャンスは何回かあって、そこを活かせれば、こちらの勝利に繋がった試合だったのかなと。

一番強い相手に、これだけのゲームができたのは、良かったんじゃないかなと思っています。

 

★明石徹寛選手の収穫

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ブラジル人は、足が速いし、体も強いし、足元もうまかったんで、すごかったです。でも、今日は自分でも、今までの2試合と比べて、一番、パスやドリブルが通用したと思います。

この遠征の経験を活かして、日本でサッカーの強い高校に入って、全国大会に出られるように頑張ります。


★中井和人選手の収穫

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FKの時、キーパーが飛び出るかなと思って、見たら空いてたんで、打ったら、運良く入ってくれました。でも、その後3点取られたから、自分の得点は、そんなに価値はないです。負けたんで、FKが決まったことは嬉しいですけど、試合全体で見ると、大したことないと思ってます。

でも、今回の遠征では、自分の特徴である、今日のFKにしろ、キックが通用したのもあったし、これでブラジル人の特徴が分かったんで、将来、またブラジル人とやれるような選手になりたいです。

ブラジル人は、同じ年でも背が高いし、誰でも速い。そして、速いけど、その中でもテクニックがあって、うまい選手ばっかりだったんで、ディフェンスが通用しなかったっていうのがあります。でも、この経験を活かして、高校行って、そこからまた、大学行くなり、プロになって、今度はブラジルのクラブチームじゃなくて、ブラジル代表と、やれるようになりたいです。

文=藤原清美、写真=Jorge Ventura

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