日伯友好カップ

市川の助っ人たち

[2011.08.23]

市川トレセンのリオでの戦いは、充実したものとなりました。選手たちはみんな、ここで得た収穫を日本に持ち帰って、今頃はきっと、また頑張って練習に取り組んでいることでしょう。

そんな市川トレセンのリオ遠征には、心強い助っ人たちがいました。それが、ジーコがリオで創立し、運営しているクラブ、CFZド・リオのU-15チームの選手達5人です。

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というのも、市川の今回の遠征メンバーは10人。GKと、何かあった時に交代できるフィールドプレーヤーがいなかったのです。でも、その状況を活かして、ブラジル人と「対戦する」だけでなく、「一緒に戦う」という、とても貴重な経験ができました。
市川の選手達が、全員、ケガもなく、体調を崩すこともなく、元気いっぱいにプレーに取り組めたことで、助っ人5人のうち、試合に出場したのはGK2人だけになりましたが、公式戦や練習、親善試合を1つのチームとして戦うことで、日本人とブラジル人の間で、大きなサッカー交流が実現したのです。

ピッチの外でも、そのふれあいは楽しいものでした。今年の市川の選手達は、肩の力が抜けていて、物怖じしなかったのが特徴。覚えたてのポルトガル語の単語で、助っ人たちと会話を試みたり、逆に、斉藤圭悟選手のように、まったく平気な顔で、ブラジル人に日本語で話しかけ、それでもなぜか、とっても楽しそうに通じ合っている、なんてこともありました。

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助っ人GK2人に、今回の体験を振り返ってもらいました。

★タレス選手

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今大会では、日本のチームに参加したけど、プレッシャーはなかったよ。もう遠征して、外国のチームと対戦したこともあったし、それが、今回は日本のチームと対戦するんじゃなくて、合流することになった、ということ。ただ、だからこそ、自分のクオリティを見せなきゃいけない、というのはあった。できるだけのことは見せようとしたけど、残念ながら、すべてを見せることはできなかった。僕のプレーは、あまり良くなかった。次にこういう国際交流の機会があったら、また是非、参加したいな。

 

★マルコス選手

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日本のチームに参加するのは、すごくいい経験だった。それに、僕はこういう大きな大会でプレーしたことがなかったから、今後の僕にとって、大きな力になると思う。控えだったから、見せるべきものを、十分に見せることはできなかったけど、試合には出たよ。第3戦の後半や、フラメンゴとの練習試合でもプレーした。

日伯友好カップは、素晴らしい大会だし、日本人はすごく教育的でインテリジェンスがある。日本のためにプレーすることを、すごく気に入ったよ。日本人をすごく尊敬する。

試合で勝つことはできなかったけど、僕にとって、良い経験になった。この経験を糧に、今後も、行けるところまで行こうと思う。そのために頑張るつもり。CFZド・リオで練習していて、こうして市川にレンタルされたことは、僕の人生において、サッカー観をもっと良いものにしてくれたんだ。本当に大きな経験で、将来的に、僕の大きな助けになると思う。特に、国際大会を戦う時に、すごく助けになるはずだよ。

市川の皆さん、どうもありがとう。神の御加護を。

文=藤原清美、写真=Jorge Ventura

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