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打ち上げはみんなでシュハスコ

[2011.08.31]

ブラジル遠征も、いよいよ明日が最終日となりました。最後の夕食は、Jリーグ選抜、鹿島アントラーズ、ノルテ、つくばの4チームが全員揃って、ホテルに程近いシュハスカリーアへ繰り出しました。 シュハスコとは、日本でもかなり定着した感のある、ブラジル流の焼き肉。まずは、サラダバーで、思い思いに野菜などをお皿に取ります。 串刺しで焼かれたお肉は、テーブルで切り分けてもらいます。 あとは、ひたすら食べる、食べる! 振り返れば、成田空港で初めて集まったJリーグ選抜も、選手と指導陣みんなで、共に戦い、共に笑った遠征中に、すっかり、かけがえのない仲間になりました。 鹿島3チームも、チームワークと個性で、ハードな遠征を乗り越え、目一杯満喫しました。 実はこのシュハスコ夕食会には、サプライズがありました。アントラーズの寺門宥斗選手と、Jリーグ選抜の佐々木一樹団長の、お誕生日のお祝いが行なわれたのです。 寺門選手には、代表して賀谷英司監督から、ジーコサッカーセンターのユニフォームが贈られました。 佐々木団長には、代表して河崎淳一監督から、ジーコの古巣フラメンゴのユニフォーム。60歳の誕生日を記念して、なんと背番号60です! そして、もう1つのプレゼントは、Jリーグ選抜の選手による、お祝いのダンス。 ちなみに、楽しい打ち上げを、爆笑で締めくくってくれたお調子者は、この人です。 どのテーブルも、たくさん食べて、おしゃべりして、大いに笑った夕食会でした。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura……

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指導者達の熱い夜、日伯交流戦

[2011.08.31]

公式戦3試合を終えた翌日の夜は、CFZで「もう1つの日本ブラジル友好カップ」とも呼ぶべき、ビッグイベントが行なわれました。それは、Jリーグ選抜、鹿島アントラーズ、ノルテ、つくばの4チームの指導者が総力をあげる日本代表と、大会関係者やジーコの息子達、その友達などが結集したブラジル代表の、交流戦。毎年、指導者の皆さんがムキになる…、もとい、熱くなる、恒例行事なのです。 ブラジル代表には、あの元ブラジル代表、日本でも横浜フリューゲルスでプレーしたジーニョが参加。 また、元フルミネンセの英雄マルコン 常連であるジーコの息子ブルーノとチアーゴ。チアーゴはサッカー選手です。 そんなブラジル代表を「ズルい」と言っていた日本代表も、顔ぶれでは引けをとりません。何しろ、松下力蔵選手、賀谷英司選手、長谷川祥之選手と、元Jリーガーが揃っています。 さらに、元Jリーガー(コンサドーレ札幌)として、ブラジルではサントスなどで活躍、ブラジル代表経験もあるホベルチも、日本代表に参加してくれました。 大会コーディネーターのフェルナンドも、日本代表。ちなみに、小柄な鹿島の高島雄大選手を「あれ?子供が参加していいの?」とからかっていたフェルナンドも、同じように、ユニフォームがダボつく、小柄サイズ。かわいらしいちびっ子コンビの誕生です。 みんなで記念撮影する時までは、両代表の選手達、互いに再会を喜んだり、健闘を祈り合ったり、和気あいあい。 試合の方は、それぞれの選手の個性があふれる、見ていて楽しいものでした。元ブラジル代表、鹿島アントラーズでもプレーした、あのジョルジーニョが「空中で止まれる」と、今でもそのプレーを懐かしく語るのが、長谷川選手。試合前、「今はこれくらいしか跳べないから」と、指で示した「これくらい」が、10cmなかった割には、いざ試合が始まると、GKの飛び出しもなんのその、バンバン跳んでます。夕方からウォーミングアップしまくっていたJリーグ選抜の面々を見て「Jリーグ選抜の人達は若いから、今日は任せておけば…」と笑っていた森島選手は、言葉とは裏腹に、スタスタ、スタスタと、ピッチのどこにでも現れ、相手の攻撃の芽を潰しています。センターバックの賀谷選手&土田選手のコンビは、1人が前に出れば、1人が余り…と、いつも一緒にやっているかのようなコンビネーション。松橋選手にいたっては、現役時代と変わらない様子で、体が軽い、軽い! 野次が専門…もとい、応援が専門だったのは、Jリーグ選抜の佐々木一樹団長。「上がれ、上がれ!」「点取ろうぜ!」怒鳴り、手を叩き、指笛を鳴らし、まさに応援”団長”。その野次…もとい、温かい応援を一番受けていたのは、松下邦昭選手。「まっちゃん、頑張ろうぜ!」と、ハッパをかけられる度に、振り向いて、苦笑いでした。 ともかく、負けず嫌いの大人達が燃えた、熱い夜。その熱さと、プレーを楽しむ気持ちこそ、U-15の少年達にも、ぜひ、見てもらいたいものです。お疲れ様でした! 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura……

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鹿島3チーム、フットサルに挑戦!

[2011.08.31]

公式戦3試合を終えた翌日、鹿島アントラーズ、ノルテ、つくばの3チームは、これまでとは違った、新しい挑戦をしました。それは、ブラジルのチームとの、フットサルでの交流戦です。 というのも、2003年から6年間、フットサル日本代表の監督を務め、日本を率いて2008年ワールドカップも戦ったセルジオ・サッポが、3チームのために、フットサル大会を開催してくれたのです。 会場はブラジルの銀行ブラデスコの所有する体育館。 サッポは現役時代、ブラジル代表としても活躍した、ブラジルフットサル界の英雄です。その人脈をフルに活かし、会場を準備して、フルミネンセ、ブラデスコ、グレミオ・オザスコの3チームを、大会に呼んでくれました。 フルミネンセ×ノルテ   ブラデスコ×アントラーズ   フルミネンセ×つくば   普段からフットサルを練習しているブラジルの少年達に対し、日本勢は、なかなか本格的な試合に取り組む機会がありません。苦戦したり、健闘したり、内容は試合ごとに様々でしたが、ピッチの中だけでなく、フットサルで、同年代のブラジル人と対戦したことは、ブラジルサッカーを肌で感じるための、大事な機会となったことでしょう。 他のチームの試合や、ベンチに回っている間も、みんな食い入るように、プレーを見つめていました。   アントラーズの高島雄大さんと共に、サッポは試合もじっくりと見守ってくれました。     大会後、サッポは日本の子供達全員にシュハスコまで振る舞ってくれました。日本を愛し、サポートしてくれるサッポに、大きな感謝です! <交流戦の結果> フルミネンセ 10-1 ノルテ ブラデスコ 2-2 アントラーズ フルミネンセ 10-2 つくば ブラデスコ 3-3ノルテ グレミオ・オザスコ 5-2 アントラーズ ブラデスコ 5-2 つくば グレミオ・オザスコ 2-4 アントラーズ   ★サッポからのアドバイス   鹿島の少年達との、こうした交流は、すごく良いものだよ。というのも、フットサルは素早い思考力を与えるだけでなく、短いドリブルの技術や、小さなスペースでの様々な状況から、スピーディーに抜け出す力を磨いてくれる。つまり、素早く考えれば、そういうことが出来るんだ。フットサルはそういう多くのものを与えてくれる。 今のセレソンの大半の選手が、フットサルから始めたことを見てみればいい。この年代、14歳、15歳でフットサルを練習するのは、その後、ピッチのサッカーを始めるために、すごく重要なものだということが分かるだろう。 日本は、僕が6年を過ごして、愛し、心に残っている国。その国の少年達に伝えるべき言葉は、「責任」ということだ。約束の時間に対して。休息を取る時間についてもそうだ。そして、練習には身を捧げて頑張ること。 それを、少年達に伝えたい。相手を尊重し、同時に、勝つんだという意欲を持つこと。それが、彼らにとって、最も大事なことだからね。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura ……

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佐々木一樹Jリーグ選抜団長の公式戦総括

[2011.08.30]

最初の目標は、「優勝」って、生意気なことを言ったんですけど、非常に残念なことに、3連敗しました。内容的には、そこそこ出来るとは思ったんですけど、フィジカルの強さ、あるいは、得点を取るという執念、そういうところに、随分、差があるなと思いました。 選抜ということで、チームとしてのまとまりというのが、すぐに出来なかったというのもあるんですけど、やっぱり、個々の、1対1での弱さという、その辺は、選手個々が感じているところだと思います。これからJリーグのプロの選手を目指して、あるいは、日本代表選手を目指して、どれだけこの経験を役に立てていけるか、というのが、選手のこれからの将来に繋がっていくはずです。   チームと言うより、あるいはリーグと言うより、今回来た18人の選手が、それぞれ自分が成長していくために必要なことは何かを、この3日間の3試合で、いろいろ感じていると思うんですね。そこが、今回の遠征を次に繋げるために、必要なことだと思います。 リーグとしても、こういう遠征に来るのは必要ですが、もう少し準備をしてこないと、本当の意味での、リーグとしての成果、個人としての成果、あるいは指導者としての成果、というところには繋がらない、というのが実感ですね。「残念だ、残念だ」で終わってしまうのは、非常に良くないと思っています。だから、次に来る時は、もう少し準備して、もう少し戦えるチームとして、ここへ来たいなと思っています。 具体的には、今回のように、成田に直前に集まって、練習もしないで、いきなり2日間かけてブラジルまで来て、すぐに試合、というのでは、チームとしてのまとまりがなかなか出来ないんですね。今日あたり、3日目になって、やっとチームらしくなってきたな、という感じがするので、そういったものを、もっと早く、初戦から出せるようにしていきたいなと思います。   大会側の皆さんには、お世話になっています。非常に良い大会なので、15歳の子供達にとって、将来、非常に役に立つと思います。是非、引き続き参加して、いつかはテッペンに行けるように、頑張っていきたいと思います。これからも、よろしくお願いします。ありがとうございました。 オブリガード! 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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つくば、2得点ゲット!

[2011.08.30]

つくばの第3戦は、CTで11時30分キックオフ。昨日のサントス戦で手応えをつかんだ選手達は、元気とやる気がいっぱいです。 まずは、早めに着いたことを活かして、9時30分からプレーしている、アントラーズの試合を観戦。仲間達の熱い戦いに、つくばの面々も闘志を燃やします。 この日の相手は、ノーヴァ・イグアスー。元ブラジル代表、日本では横浜フリューゲルスでもプレーした、ジーニョが地元自治体と一緒に運営しているチームです。 つくばの選手達は、やる気と、それを体現するアグレッシブなプレーに反し、前半に1点を奪われ、ハーフタイムは納得いかない様子。 しかし、ついにつくばの攻撃戦線がブレイクする時がきました。後半、ノーヴァ・イグアスーにも3点を追加されたものの、つくばも、広瀬澪央選手、三輪泰平選手がゴール! 試合は2対4で敗れたものの、見どころの多い戦いとなりました。 出場メンバーGK:金子(池末)DF:木村(三輪)、長谷川(杉村)、高根、綿引MF:、広瀬、内山(野村)、小澤(宮内)、矢幡FW:深尾、吉田(方喰)つくばの得点者:広瀬澪央、三輪泰平 ★土田哲也監督監督の総括 やっぱり3試合目、決勝トーナメントの可能性はなかったんですけど、意地として、「勝つ」ということを、1つの大きな目標としてやりました。敗戦という結果になったのは、残念なことでした。 試合の展開的には、立ちあがりから、思ったよりも前からのプレッシャーをかけられなくて、それもあって、なかなか後ろからも押し上げが効かずに、という感じでした。もうちょっと前からいければ、というところがあったんですが、それでも、それほど大きなピンチもなく、逆に中盤は支配できていたんで、その流れで、得点ができれば、良かったんですけどね。後ろからの押し上げもなかったので、なかなか、シュートチャンスを作れませんでした。 数少ないピンチの中から、失点を招いてしまったというのが、これまでの試合展開と、あまり変わらない部分で、逆に言うと、そこがブラジル人選手だなと。数少ないチャンスでもゴールに繋げてくるという、「ゴールへの執念」という、一言では言いきれないんですけど、精度だったり、ゴール前の迫力だったり、そういうところは素晴らしいなと思いました。逆に、そこを守り切れないところは、大きな課題ですね。 ただ、1戦目でなかなか攻撃に繋げられなかったのが、2戦目で決定的な局面が増えた。ただ、ゴールできなかったのが、3戦目の今日のゲームで2得点ですけど、ゴールを得られた。それを考えると、1つ進歩があったのかな、と。失点もしましたけど、1点取って、2点取って、次、3点目、4点目、という勢いでもって、最後まであきらめず頑張った選手達の姿勢、というのは、褒めてあげたいかなと思います。   今回の遠征では、精神的な部分や、個々のプレーの何が通用したか、しなかったかというところを、自分自身で評価をするためにも、持っている力をすべて出して戦え、と最初に選手達に言いました。出しきれたかどうか、というのは自分で分かっていると思います。力を出しきれなかったと思う選手は、今後、その悔しさを、また、出しきれた選手は、その中で、それぞれが感じた部分を、日本に帰って活かして欲しいですね。 私らも、感じたことは、アントラーズの各チームの指導者に話したり、選手個々にも投げかけていきたいと思います。ここで経験したことは、あくまでスタートでしかない。ここで経験したことを、自分の持った見識として活かし、日本に帰って実行に移してこそ、初めて、前進があると思うので、それを、選手達にも要求し続けていきたいと思います。 ★広瀬澪央選手の収穫 今日のゴールは、味方の人がシュートを打って、こぼれて来たのを、ゴールに流し込んだ感じです。でも、後半の最後の方とか、バテたりしたので、そういうところは、体力をつけていかないといけないなと思いました。 ブラジルに来て、ハイプレッシャーの中で、少し、自分のプレーが出せるようになってきたので、それは、日本に帰っても継続していきたいです。近い目標は、高円宮杯があるので、全国に向けて頑張っていくことです。将来はサッカーでトッププレーヤーになりたいと思います。 ★三輪泰平選手の収穫 今日のゴールの場面では、味方がシュートを打った後に、そのこぼれ球を、ちょっと相手をかわしてから、左足で振り抜きました。 今日は途中から出場で、みんなを元気づけようと、頑張って盛り上げました。ボールを何度も取られたし、良くない部分もあったんですけど、いい経験になったし、そこそこの出来だと思います。 3試合を通して、ブラジル人相手でも、落ち着いてボールを回せるようになったし、自分でも仕掛けるようになったし、結構通用したので、それは、今後に向けての良い方針になると思います。日本に帰っても、自分の得意とするドリブルを磨いて、相手を抜きたいと思います。 今後は、まずは自分がレベルアップして、高円宮杯の全国大会で良い結果を出したいと思います。将来は、みんなに憧れられるようなサッカー選手になりたいと思います。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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アントラーズ、ついに1勝!

[2011.08.30]

鹿島アントラーズの第3戦は、CTでの開催。朝9時30分ながらも、リオの強い日差しの中で、チーム一同、気合が入ります。 アントラーズの対戦相手は、アメリカ。ジーコの実兄、日本代表アシスタントコーチも務めた、エドゥーの古巣で、ブラジルで有名な古豪です。ともかくゴール、そして1勝。その思いを胸に、力強く戦うアントラーズ。そして、ついに前半、内田隼太選手の先制ゴールが決まりました! そのまま、1対0でハーフタイムに突入。ここまでのバランスの取れた戦いを維持するべく、短い時間ながらも、丁寧な確認作業が行なわれます。 後半も、相手にアントラーズは追加点を狙い、逆に相手にはチャンスを許さない、高レベルの戦いを展開。 そして、ホイッスル。1対0.アントラーズが、念願の1勝を達成したのです!頑張ってきたことが、報われた瞬間。選手達の笑顔が弾けました。 出場メンバー GK:隈元DF:坂場、中村、寺門、小室(弘津)MF:酒井、大橋、吉野、鈴木FW:内田(菊地優汰)、安藤(菊地隼介)アントラーズの得点者:内田隼太 ★河崎淳一監督の総括 今日の試合は、予選リーグ敗退がもう決まっている中での試合だったんで、気持ち的には、逆に選手達もリラックスして出来たかな、と思うんですよね。昨日までの2試合は、ブラジル人の速さとか、強さとか、そういうところで、躊躇したり、怖がってしまって、本来のプレーができず、自分達の持っている良さが出て来なかったんです。今日は3試合目だったんで、そうした部分にも慣れてきて、思いきってプレーしていました。1人1人が、自分の持てる力をフルに発揮して、非常にいい結果が生まれたと思います。 ★内田隼太選手の収穫 ゴールの場面では、GKと1対1になったんで、GKを抜いて、シュートしました。試合全体で言えば、もっと修正できる点はあると思うんですけど、ゴール決められたのは良かったです。 3日間を通して、1対1の場面では、何回か仕掛けて、抜けたり出来たんで、そこは継続していきたいです。あと、攻守の切り替えなどは、これからまた、修正していきたいと思っています。 日本に帰ったら、高円宮杯で全国に出て、ベスト16に満足することなく、もっと上を目指していきたいです。将来的には、プロのサッカー選手になりたいです。 ★隈元隆次選手の収穫 今日は、3試合目で無失点に抑えられました。自分の持ち味であるシュートストップや、最近、長所になりつつあるハイボールで、うまくできたところは、自分にとっての収穫だったと思います。 この3試合を通して、最初は前めに、自分から仕掛けるプレーを心掛けてやっていて、それができたところは、すごく良かったところです。逆に、挑戦してミスした時の、切り替えが少し遅いところがあったので、それを今後に向けて直していきたいです。 近い目標では、まず、中学校の間に日本一なること。将来的には、海外で活躍できるようなプレーヤーになりたいです。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique  ……

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Jリーグ選抜、接戦の末の敗退

[2011.08.30]

Jリーグ選抜の第3戦も、CFZで行なわれました。キックオフは11時30分。その本当にギリギリまで、確認作業に余念のないベンチ。みんな、真剣で迫力あふれる表情です。 Jリーグ選抜の相手はセンダス。序盤に1点を奪われますが、その後は頻繁に攻守が切り替わる、押しつ押されつの展開。センダスベンチから「落ち着け!冷静になれ!」と声が飛べば、Jリーグ選抜ベンチからも、松橋力蔵監督が「丁寧に行け!」。試合の激しさが、うかがえるというものです。FKや、ドリブルで相手の抜いてゴール前へ突破など、惜しいシーンもあれば、ピンチを切り抜ける場面もあり、0対1のまま、ハーフタイムを迎えます。 後半も、センダスのFKを、GK石井選手がナイスセーブすると、逆にJリーグ選抜も、相手のGKに止められるなど、お互い最後まで一歩も引かない戦いが続きます。ベンチが手に汗を握り、立ち上がったり、点をあおいだりしながらの接戦は、結局0対1で幕を閉じました。 激しい試合の後でも、ボールが止まれば、サッカーで互いを磨き合う仲間。挨拶を交わし、最後はみんなで記念撮影を行ないました。 出場メンバー GK:石井DF:藤田、吉原、高山、佐々木(大島)MF:田中(山口)、中野、井手口、赤塚(佐藤)FW:遠山(牛田)、奥川 ★松橋力蔵監督の総括 今日も、セットプレーからの失点と、ちょっと入りの悪さが出た試合でした。ただ、やっぱり2敗していて、何とか1勝したいという気持ちが、試合の終盤に大きなチャンスを作り出しました。とは言え、そのチャンスにも、最終的にボールをゴールの枠の中に入れられず、得点できなかったという、残念な試合だったな、というふうに思います。 この3試合を通して、選手が本当にどんなふうに感じているか、というのは、その選手にしか分からないと思います。ただ、僕が外から見ていて、個人個人の力とか、個人個人が出来ることについて、感じてくれたんじゃないかと思っています。 要は、ブラジル人の場合、何かの方向に向かってやっている中で、難しい局面がイレギュラーな形で現れても、1人1人のアイデアや、基本的な技術の高さで、しっかりカバーできる。そういう、ブラジルの選手の、いろんなものへの柔軟性と、1人1人のテクニカルな部分での能力の高さっていうのを、選手達はきっと感じてくれているんじゃないかなと、僕自身は思います。 ★吉原大選手の収穫 自分的には、まだまだ相手に強くいけなかったりとか、反省の部分もあるんですけど、昨日までに比べたら、今日は良く出来ていた方だと思います。 3試合を通して、後ろから周りの人に指示を出したりとか、そういうことはできたと思います。反省点は、デカい相手に対して強くいけなかったり、ヘディングで競り負けてしまったり、というところが、まだまだだと思いました。 今後、個人的には世代別の代表に入ることと、チームでは日本一になるってことを目標にしています。将来的には、世界に出て活躍できるような選手になりたいと思います。   ★佐々木渉選手の収穫 ブラジル人はすごく大きくて、強くて速いんですが、今日はそういう相手に対して、自分も1対1の部分で負けてなかったので、それは良かったと思います。で、パスの質が、今日は少し低かったので、明日はもうトレーニングマッチなんですけど、その経験を活かしていきたいと思います。 3試合を通しても、1対1の守備が通用したところは、良かったと思います。パスの精度とか、球際の強さとか、そういうところは、ブラジルの人達を見習って、日本に帰ったら、自分に活かしていきたいと思います。 僕の近い目標は、日本代表で活躍することで、将来は、海外で活躍するような選手になりたいと思います。文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / GeorgeHenrique ……

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ノルテ、一矢を報いる

[2011.08.30]

日本ブラジル友好カップも、予選リーグ最終日を迎えました。朝9時30分にも関わらず、30度を超す晴天のもと、鹿島ノルテの第3戦は、オラリーアとの対戦です。 前半、オラリーアに2点を奪われたノルテですが、この日のノルテは、ついに一矢を報います。大宮智徳選手が、渾身の1ゴール!1対2と追い上げて、前半を終えました。 このまま、一気に逆転したいノルテ。ハーフタイムの確認作業も、意気込みが違います。 残念ながら、後半はオラリーアに追加点を奪われ、結果は1対3の敗戦。しかし、どうしても欲しくて、ここまで奪えなかった得点を、最終日に決めたノルテの選手達は、最後まで好守にイキイキと、プレーしていました。 試合後、互いの健闘を称え合う両チームの選手達。中でも、松本竜星選手が、1人、ピッチを歩き回り、相手選手全員と抱き合い、審判に握手を求め、オラリーアベンチの指導陣に挨拶をし、丁寧に戦いを締めくくっている様子が、とても印象的でした。出場メンバーGK:井坂(塚本)DF:松本、金川、中野、水書MF:古塚(仲田)、方波見、柳澤、石川FW:大宮(鏑谷)、額賀(岡田)ノルテの得点者:大宮智徳 ★森島修監督の総括 今日のゲームに関しては、ここ2日間、得点をしていないので、点を取って、最後、勝とういう目標のもとに、いきました。結果1対3でしたが、最低限の、得点を取るというところでいけば、目標は達成できたかな、と。個人個人、すごく良い面も出たし、課題もやっぱり出たので、選手がこれを、今後に活かしてくれればいいなと思っています。 毎年感じることですけど、選手自身、初戦、2戦目、3戦目と、だんだん慣れてきて、その頃に終わってしまったのが、ちょっと残念ですね。ただ、ブラジルの選手が相手でも、何をしないといけないか、というところはつかめて、すごく戦えるようになってきたことが、一番収穫かな、という感じはします。後は、これを各チームに戻って、活かせるように指導していきたいね。 ★大宮智徳選手の収穫 ゴールの場面では、自分も良い動きが出来て、チームメイトの方波見君がいいボールを出してくれたので、そこは決めるだけだと思って、打ちました。 今回の3試合を通して、自分ではボールは持てたけど、周りを見て、パスをすることができなかったのが、残念だと思います。これからも、試合に出て、たくさんいい活躍ができるように、頑張りたいです。 ★額賀優斗選手の収穫 今日の自分の出来は、まあまあです。ドリブルとかでは通用しているところもあるけど、フィジカル面で弱かったっていうか、あまりブラジル人にかなわなかったです。3試合を通しても、ドリブルとかはできたんですが、球際で勝つことができなかったです。今後は、ドリブルもできて、パスもできる選手になりたいです。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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ノルテ、苦闘で大敗

[2011.08.28]

ノルテの第2戦も、CFZで11時30分のキックオフ。この日も、遠征を目一杯活かしたいノルテは、早めに会場入りし、他チームの試合を観戦します。 そして、じっくりとウォーミングアップを行ない、いざ、キックオフ。 この日の相手は、CFZ・ド・リオ。この会場を本拠地とするクラブです。クラブ関係者や、選手達の家族など、観客も多く詰めかけた中、まさにアウェーの雰囲気の中で、果敢に攻めるノルテ。しかし、前半で思いがけない、2失点をしてしまいます。 ハーフタイムに、ベンチで呆然とする選手達。具体的な確認をする森島修監督と、それに対して、返事もできないほど落ち込んだ選手達に、「声を出せ!」と、気合を入れる賀谷英司監督。ダブル監督のコンビネーションで、立て直しを図り、ピッチに送り出します。 後半、GK塚本選手が、足を傷めて担架で運ばれるアクシデント。大事には至らなかったものの、そのまま交代します。代わって入った井坂選手は、ゴールを守ると共に、チームに声をかけ、元気も注入。しかし、さらに2点を奪われ、ノルテ、苦しい0対4で試合を終えました。 出場メンバー GK:塚本(井坂) DF:古塚(松本)、金川、中野、岡野 MF:方波見(仲田)、岡田(柳澤)、鏑谷、水書 FW:石川、額賀 ★賀谷英司監督の総括 今日は0対4で大敗しましたけど、いいところもあったし、まだまだ変えていかなきゃいけないな、というところも感じましたんで、この期間の間に、また少しでも、意識を変えられるようにしたいと思います。 日本とブラジルのサッカーで、何が違うかと言えば、攻撃。ゴールに向かっていく、というところがすごいし、サッカーがはっきりしているんです。ボールを前に運んで、みんなでゴールを目指していく、っていうところを、子供達には学んで欲しいですね。 日本に関しては、今の中学生年代っていうのは、ボールを前に運ぶっていうより、パスを繋ぎながら、ゴールを目指すっていうサッカーなんですね。そういうところで、少し、ゴールに直結するプレーというのを、肌で感じて欲しいな、というのはあります。 指導者としては今回、1人1人の技術的なものと、フィジカル的なこと、それから、戦い方、戦術っていうのを、ちょっと細かく見ていきたいなっていうのはありますし、日本のサッカーに、少しでもプラスでもなるようなことを、見ていこうとしています。 ★金川成也選手の収穫 今日の前半は、フィジカル面でも互角にやれて、いい部分はあったんですけど、後半になってくると、やっぱりスタミナが落ちてきて、球際の強さが、少しなかったかなと思います。ブラジル人はやっぱり、スピードとテクニックとパワーがあって、日本人とは違うなと思いました。でも、球際の強さや、フィジカルなどで負けないように頑張りたいです。 ★岡田拓巳選手の収穫 今日は、結果は大敗してしまったんですけど、前半の方とか、特にチームとしても、粘ってプレーできたと思うし、自分としては、相手の速いプレッシャーの中でも、何回か、ドリブルとかパスとか、自分の得意なプレーができて、良かったと思います。 ブラジル人はやっぱり、スピードも、パワーも、技術も、何もかも違います。一番違うのは、勝利への執着感というか、とにかく勝ちにこだわるというところで、日本人とは全然背負っているものが違うというか、すごい気持ちを感じさせられます。 僕も、相手の速いプレッシャーとか、速いプレス、強い当たりに負けないように、自分のスピードで、どんどん相手をかわしていったり、スルーパスを出したり、チームで点を取って勝てるようにしたいです。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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Jリーグ、連続ゴールも敗戦

[2011.08.28]

Jリーグ選抜の第2戦は、CFZで11時30分のキックオフ。この日も、入念にウォーミングアップをして、戦いに備えます。 今日の相手は、グレミオ・オサスコ。下部年代の育成に主眼を置いて、2007年に創立された、実力未知数だけに、不気味な相手です。 Jリーグ選抜は試合開始直後から勢いよく攻め込み、相手GKをひやっとさせる場面も。前半に1失点したものの、まずは1点差と、互角の戦いを印象付けます。 天気が回復すると共に、気温もあがり、消耗が響き始める後半。相手に2点を追加されましたが、そのまま終わるJリーグ選抜ではありません。第1戦に引き続き、この日も高山和真選手のゴールで、一矢を報いました。結果、1対3。歓喜と反省、収穫の多い対戦となりました。 出場メンバーGK:斎藤DF:藤田(田中)、高山、吉原、山口MF:佐藤(赤塚) / 井手口、大島FW:高部、牛田(遠山)、奥川 ★ヴァンペッタの感想 (元ブラジル代表2002年ワールドカップ優勝メンバー。現在、グレミオ・オサスコ下部組織コーディネーター) 僕らはブラジル人は、いつでも日本と関係が深い。それで今回は、ジーコが日本サッカーを代表するチームを招待している友好カップに、グレミオ・オサスコという新しいチームで参加しているんだ。ここにいるのは、まだ14歳、15歳の育成年代で、近い将来、偉大な選手になりえる少年達だ。そして、日本代表やブラジル代表になりえる少年達だよ。 今日は、Jリーグ選抜と対戦して、3対1で勝った。でも、日本サッカーはすごく成長した。近年はワールドカップにも連続出場している。ヨーロッパとブラジルをミックスしたサッカーをしているね。ただ、15歳の少年達には、まだ足りないことが多いよ。まだ、選手になるための育成が始まったところで、だからこそ、こういう大会に参加するのは良いことなんだ。人生には、いつでも活かすべきことがあるものだからね。 僕は現役を引退して、プレーするのは止めたけど、サッカーで生き続けている。今は、サンパウロにあるグレミオ・オサスコで、選手を育成しているんだ。ストップすることはできない。なぜなら、サッカーとは、いいものだからね。僕らはサッカーで生きてきたし、今も生きている。そして、これからもサッカーで生きていく。そういうふうに続けて、いろんなことを学んできた。それを今は、サッカーを始めたばかりの少年達に伝えているんだよ。 ★松橋力蔵監督の総括 前回のフラメンゴ戦と同様、何か自信のないような、やり切れないような、プレーが多かったですね。少しずつ良くなってる部分もいっぱいあるんですけど、何かやっぱり、力を出し切れない部分があるのかな、という感じです。 この遠征に来ているのは、日本の中では、Jリーグの下部組織の中で選ばれた選手達。比較的優秀な選手達、ということは間違いないんですけど、自分が世界に出てきた時には、世界との差や、自分に足りないものに気づいて欲しい。自分が考えていたものが、ブラジルに来て、目からウロコじゃないですけど、「あれ、そうだったんだ」みたいなことに、何か気づいて欲しい。それはやっぱり、なぜ?って考えることだと思うんですね。生活の部分でも、サッカーの部分でも、次の自分のステップアップに活かせるような、いい経験をして欲しいですね。 僕もやはり、見て、感じたいです。例えば今、世界の中でも、スペインサッカーのことが、いろいろ言われてますよね。パスサッカーやポゼッションのサッカーなど、もちろん、それも1つだと思うんですけど、じゃあ一体、ブラジルでは、という。サッカー王国、サッカー大国の中で、どういうふうに、そういうものが扱われているんだろうだとか。それで今回、やっぱり、「個」の重要性を振り返る、ところを、きちんと見せてもらっています。やっぱり、1人1人のレベルを上げることの大切さ。ヨーロッパがダメだとか、南米がいいとか言うんじゃなく、いろんな意味で、次の選手のレベルを、どうやって上げていくのか、ということを、充分、見て、感じることができていると思います。 僕らの時代には、「個」だったり、柔軟性だったり、理屈じゃない部分がいっぱいあったんです。今の日本は、理屈。組織とか、形とか、そういうものばかりが意識されているような。もちろん、それも大切なことだと思うんですけど、そっちがすごく、前面に出ているような、感じがするんですね。ブラジルの選手は、パッとボールを持った時に、パスを考える、ドリブルを考える、というよりも、理屈じゃなく、ゴールに向かうプレーが常にできる。それがドリブルだったり、パスだったり、もしくは、それが出来ない時には、自分で打開していく。背中を向けていようが、何であろうが。形で言えば「こうなったら、こうしましょう」というのはあるかもしれないんだけど、僕らがパッと見た時に、「あれ?そうしないで、自分でやっちゃうんだ」っていう、そういう部分で勉強になりますね。 ともあれ、明日は絶対1勝はしたいですね。本当に頑張ります。 ★奥川雅也選手の収穫 今日は、ドリブルで抜けた場面もあったんですが、パスミスが多かったんで、あまり良くなかったです。ブラジル人は体がすごく大きくて、小さいフェイントじゃ、あまり抜けない、というのがあります。でも、明日も自分の持ち味のドリブルで、相手を抜きたいと思っています。そして、体、フィジカルをもっと強くしていくべきだ、ということを学びました。 ★井手口陽介選手の収穫 今日は、最初はパスとか繋げて、みんなとコミュニケーション取れていたけど、後半からは運動量が落ちてしまって、パスもらうところが少なくなりました。もっと運動量を増やして、パスをもらって、プレーしたかったです。ブラジル人は強くて、足が速くて、ドリブルがうまいから、そこに負けないように、頑張っていきたいです。そして、自分の持ち味を活かして、パス出してから動いて、シュートをどんどん打っていきたいし、ブラジル人のタフさ、負けない気持ちを学んでいきたいです。 ★高山和真選手の収穫 ゴールの場面では、2番の(吉原)大のセンタリングに入ろうと思ったんですけど、入れなかったんで、こぼれを狙おうかな、と思ってたら、たまたまボールが来ました。それで、みんなに打てって言われたんで、気持ち良く、振り抜きました。でも、試合全体の出来としては、まだ30%ぐらいです。守備の面で3点、失点してしまったのは、僕達の反省点だと感じました。 ブラジル人は、思ったより、そんなに速くはないけど、強いってイメージがあるんで、フィジカルでは、自分より2枚ぐらい上手(ウワテ)だなと感じました。 この遠征では、自分の持ち味がロングボールの精度なんで、裏に出てもらったら、蹴って供給するっていうのをやりたいです。あと、外人との距離感、っていうのを、もうちょい、学んでいきたいなと思います。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique  ……

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つくば、敗戦にも収穫・大!

[2011.08.28]

つくばの第2戦も、9時30分、CTでの試合。こちらもプロチームの強さはもちろん、育成に定評のある、サントスが相手です。 つくばは相手陣地に果敢に攻め込みますが、前半でサントスに、2点を許してしまいました。 しかし、ビハインドを背負っているとは言え、ハーフタイムの選手達が、イキイキしています。「ブラジルのチームとやるの、すげえ面白い!」「後半、いけるよ!」「今日はやれるよ!」と、口々に言い合う選手達。土田哲也監督が「昨日のよりシュートの意識が高いぞ!このまま行こう!」と語りかければ、選手達も「1点決めよう、1点!」と応じます。 結局、ゴールを決めることはできず、逆に2点を追加され、結果としては0対4になってしまったのですが、選手達の元気な表情は、何か、手ごたえをつかんだ様子。明日の最終戦が、楽しみになりました! 出場メンバーGK:池末DF:木村、長谷川、高根、綿引(方喰)MF:三輪、杉村、矢幡、野村(吉田)FW:小澤、宮内(広瀬) ★土田哲也監督の総括 またもや0対4で負けてしまいました。ただ、同じ0対4でも、昨日から、選手達の成長が見られたんで、前向きに考えると、良かったかなと思います。 昨日は、守備のところは出来ていた部分もあったんですけど、攻撃に関して、なかなか前に出て行けない、という反省点がありました。その点に関して、今日は、非常に積極的にゴールに向かう意識も見られて、圧倒的に、昨日よりもチャンスが多かったです。決定的な場面も4、5回あって、そういうチャンスを作れた、という意味では、昨日から見ると、成長したかな、と。 ただ、そこを決め切れない、というのが、日本人の、と言うか、彼らの足りないところで、そこは1つ、ブラジル人との大きな差でもあります。決定的な場面、今は取らなきゃっていう時の、ゴール前での集中力とか、精度という部分で、また課題が残りますね。 ただ、4失点はしたんですけど、他にもやられてもおかしくなかった場面で体を張って守ったとか、最後まで粘り強く対応した、というところは、結構ありましたので、プラスに考えると、いい面も出ました。 試合の内容を見ても、中盤でゲームを作れたというのは、おそらくウチの方が良かったと思います。ただ、終わってみれば負けているので、そこが大きな差ですね。毎年、それは感じます。 明日の第1の目標は、選手達も口々に言ってるんですけど、点を取ること。ゼロ、ゼロで来ているので、点を取るのが、一番大きな目標です。そして、勝つ。結果にこだわって、戦いたいと思います。 ★池末雄紀選手の収穫 今日は、失点しちゃったという面で、やっぱり、そんなに良くないです。でも、自分の武器である、ハイボールとか、キックとかが出来たりして、結構、自分はブラジルでも通用するところがある、というのが、はっきり分かって良かったです。 ブラジル人は、ゴールが見えたら、すぐシュートを打ったり、日本と比べて、ボールへの執着心が全然違って、試合してて、すごく楽しかったです。僕も、ブラジル人みたいに、勝利への執着心を、もっと見習って、日本での試合に活かしたいです。★長谷川大輔選手(つくば)の収穫 今日は、相手のフィジカルも、とてもすごかったけど、自分なりにしっかり出来ました。ただ、ブラジル人はフィジカルもすごくて、テクニックもあって、ボールも難しかったです。ディフェンスなんで、明日はヘディングとかも負けないで、しっかり無失点で抑えられるように頑張りたいです。文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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アントラーズ、後半の立て直しに光明

[2011.08.28]

鹿島アントラーズの第2戦は、CTで9時30分キックオフ。どんよりした曇り空の下、その分、涼しくて戦いやすい気候です。 相手は強豪中の強豪、ヴァスコですが、今日のアントラーズは、開始直後からバランスの取れた戦いぶりを披露します。しかし、小坂悠登選手が足を傷めて、早々に交代するなどのアクシデントもある中、前半18分にヴァスコに先制点を決められると、そのまま立て続けに、3点を奪われ、前半だけで、0対4と、差をつけられてしまいました。   がっくりと肩を落とす選手達に、ハーフタイムの川崎淳一監督は、対話方式の指導。ボードを使ったり、体を使って、選手達と話し合いながら、解決法を導きます。おかげで、ピッチを出る時の選手達は、「自信持っていこうぜ!」「最後まで戦うぞ!」と、互いに声をかけあうほどに、気持ちを立て直しました。   そして、後半は見事に無失点で抑え、結果0対4。苦しい時に粘り強く戦う、タフなところを見せてくれました。 鹿島アントラーズ GK:石井(隅元) DF:吉野、小坂(中村)、寺門、弘津(小室) MF:板場(安藤)、大橋(鈴木)、酒井、菊地優汰 FW:内田、菊地隼介 ★長谷川祥之監督の総括 今日ヴァスコとやったんですけど、前半4点取られて、後半は0対0でした。選手もだいぶん、ブラジルでの戦いに慣れてきたと思うんですけど、やっぱり、ちょっとしたミスで、失点してしまう。そこを修正しないと、こっちでは戦えないし、選手というのは、戦う気持ちを強くもたないと、やられてしまう、という試合でしたね。 ブラジルと日本の選手の間で、僕の現役時代も今も変わらないのは、戦う気持ちが、ブラジルの方が強いということですね。球際にしてもそうですし、ボール1つにしても絶対に取る、勝つっていう気持ちが強いです。それを、指導者としても強く受け止めているし、子供達に教えていきたいです。そして、戦う中でも、技術や、判断力の速さを、もっと教えていきたいですね。 僕自身、指導者としては、プロチームでやっていきたい、というのはありますけど、やっぱり、まずはこの育成年代をしっかり教えて、その糧をもとに、自分も上に行けたらいいな、というのがあります。 今回は、昨日、今日やって、2試合とも負けてしまったんですが、明日は予選リーグ最終戦なので、なんとか勝ちゲームに持っていきたい、という気持ちでいっぱいですね。 ★中村彰吾選手の収穫 今日は、自分としては、楽しくできました。ブラジル人はフィジカル的に強いんだけど、技術は通用するって思いました。この遠征では、個人的には、キックが持ち味なんで、それを活かして、チームの勝利に貢献したいですね。あと、ブラジル人は足元がうまいんで、そういうところを見習っていきたいと思います。   ★坂場功司選手(鹿島アントラーズ)の収穫 今日は、前半はどんどん仕掛けて行こうと思っていたんで、自分の持ち味を活かして、突破っていうのが、少しはできたと思いますけど、後半からは、それがちょっと足りなくて。もっと、後半もどんどん仕掛けられたら良かったんですけど、あまり関わることができなくて、ちょっと悔しかったですね。ブラジル人は第一にパワーとスピードがすごくて、日本とは違うなと思いました。 次の試合でも、突破して、攻撃に絡む、アシストやゴールをする、ということを目指します。それに、ブラジル人の球際の強さや、気持ちの面でのことを習得して、日本に帰りたいと思います。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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つくば、激闘ながらも敗戦

[2011.08.27]

つくばの初戦も、9時30分、CTでの開催となりました。 相手は、ブラジルの首都ブラジリアのチーム、レジオン。前半はほとんど、相手陣地でのプレー。つくばがガンガン、好調に攻め込んでいきます。しかし、前半29分、先制点を決めたのは、レジオンでした。つくばもシュートシーンを作りますが、相手GKに阻まれます。 いい試合展開だっただけに、惜しい失点。ハーフタイムには、再度ポジショニングのチェックが、戦術ボードを使って、丹念に行なわれます。 そしてつくばでも、控えに回った選手達が、ビデオを回したり、後半のピッチに戻っていく選手達を励ましたり、健闘しています。 そして後半。展開は五分五分ながら、決定的なチャンスを作るまでにはいたらず、じわじわと消耗が募り始めます。4人の選手交代で、巻き返しを図るつくば。しかし、相手に3ゴールを追加され、最終的に、0対4で敗れてしまいました。 出場メンバーGK:金子DF:木村、長谷川、高根、綿引MF:杉村、内山(広瀬)、小澤(方喰)、深尾(吉田)FW:三輪、矢幡(宮内) ★土田哲也監督の総括 今日は、結果的に負けてしまったというのは、非常に残念です。ただ、試合の最初の入り方、初戦ということで、みんなの気持ちですね、その辺は良かったですし、前半はいいゲーム運びができていたと思います。ただ、前半終了直前に、相手の単純な攻撃から、失点してしまったっていうのが大きかったですね。後半、挽回に向けてやったんですけども、やっぱり、疲れからか、少し足が止まって来たところで、相手のシュートに対して、あと一歩が出ずに、やられてしまいました。 全体的には、守備の方にどうしても気持ちが行ってしまって、その辺は、ある程度プラン通りにできていたんですけど、そこから攻撃、という部分で、なかなかボールを奪ってから、前に出ていけませんでした。パスは2、3本繋がるんですけど、どうしても、前の人数が少ないんで、そこからシュートまで持っていけない。そういうことで、全体的にシュートの数も少なかったので、その辺は明日に向けての反省材料ですね。 今回の遠征で選手達に学んで欲しいのは、まずはブラジル人と自分達、それぞれの個々を比べた時に、ボールの持ち方や、ファイティングスピリットなど精神的な部分が、どれぐらい、サッカー王国の選手達と違うのかな、ということが1つ。もう1つは、日本と全く違う文化や生活環境の中で、どういう気持ちでもって、ブラジル人達が生きているのか、自分達とどういった部分が違うのか、そこを存分に味わって帰って欲しい、という話はしました。 なので、サッカーにおいても、文化においても、違いを見るためにも、今の自分というものをすべて出し、いろんなものを見ようとする姿勢、吸収しようとする姿勢を、常にピッチの内外で持つように、ということは、要求しています。 ヨーロッパと比較しても、ブラジルの特に17、18歳ぐらいまでっていうのは、世界でも群を抜いて、強いと思うんですよ。大人の年代になると、ヨーロッパも力をつけて来るんですけど、若い世代で強い理由は何なのか、また、この若い世代で何を積み重ねているから、上の世代でも強いのか、僕自身、今まで見てきたとこよりも、深い部分で見ていきたいと思っています。個人のプレーの質の部分もあると思うんですが、チーム全体としても、戦術的なことを含めて、今まで見切れなかった部分も貪欲に見ていきたいですね。今から、他チームの試合を見に行きますんで、勉強したいと思います。   ★矢幡拓也選手の収穫 ブラジル人は体も大きいから、ビビらないようにプレーしようとしてたんで、自分の入り方としては、良かったと思います。ブラジル人は、本当にやたらと体がゴツくてデカいんで、高さとか、体では勝てない部分もあるんですけど、瞬発力とか、頭を使ったプレーとかは、日本人の方が上回っているかな、という印象です。せっかくブラジルに来てるんで、これからも自分のプレーをアピールして、楽しんでいきたいと思います。 ★金子優希選手の収穫 ここに来たからには、戦うっていう気持ちを忘れずに、自分がどれだけできるか、アピールとかも踏まえて、初戦でプレーしました。ブラジル人は体もデカいので、ちょっと圧倒されましたし、技術もあって、びっくりしました。想像以上にすごかったです。僕も、自分の得意なプレーであるパントキックや、味方への指示、セービングなどを、チームのために、どんどん活かしていけたらいいなと思います。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura /George Henrique   ……

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アントラーズ初戦、悔しい大敗

[2011.08.27]

鹿島アントラーズの初戦は、CFZから程近い、CTと呼ばれる、CFZド・リオの練習場で開催されました。相手は、サンタカタリーナ州の強豪、フィゲイレンセ。プロチームは、あの元ブラジル代表、鹿島アントラーズでもプレーした、ジョルジーニョが指揮を執っていることで、注目を集めているクラブです。 戦うのは、ピッチの上の選手達だけではありません。控えに回った選手も、チームに貢献します。声を出したり、ビデオで試合を収録したり。みんなに役割があるのです。 この大会には、アントラーズユースのキッカ監督も駆けつけました。グループリーグの3試合は、このCTとCFZを行き来しながら、日本のチームの戦いをじっくりと視察します。 朝9時30分、いよいよキックオフ。ところが、立ちあがりに、フィゲイレンセに先制されると、前半のうちに、0対3と、差を広げられてしまいました。 実は、このブラジル遠征の直前まで、日本国内の大会に参加していた鹿島。選手が消耗しているのは分かっていたものの、川崎淳一監督は、ハーフタイムにあえて「ボールウォッチャーになっちゃだめだ!」と、厳しく喝を入れ、チーム全体に戦術確認を、そして、選手個々に動きの指導を、細かく行なっていきます。 しかし、後半もまさかの2失点。最終的に、0対5と悔しい大敗となってしまいました。 アントラーズの出場メンバーGK:石井DF:板場、寺門、小坂(大橋)、小室(酒井)MF:鈴木、内田、中村、弘津FW:安藤、菊地 ★川崎淳一監督の総括 今日は、子供達のコンディションがあまり良くないと分かってたんで、立ちあがり、もしくは前半は、0対0でいけるようなサッカーができれば、ということで話をしていました。ただ、始まってすぐに失点してしまったんで、そこでちょっと、プランが崩れてしまったかなと。やはりもっといいサッカーをしたかったんですけど、子供達のコンディションも含めて、なかなかうまくいかなかったっていうのが、本音ですね。 ブラジルでは、サッカーの質自体が日本と違うんで、今までだったら、失点に繋がらなかったプレーでも、ここでは、ちょっとしたミスが失点に繋がってしまいます。その辺の厳しさを、子供達に肌で感じて欲しい、というのが、この遠征の1つの大きな目的の1つですね。 明日はヴァスコ戦。今日見たら、非常にいいチームなんで、僕達がどれだけ、自分達のサッカーができるか、今日1日、子供達といろいろ話をしながら、明日に向けて準備をしたいなと思います。 今回の遠征では、長谷川(祥之)と一緒に指揮を執っています。長谷川はプロであれだけの実績を残しているし、ブラジルのサッカーについても知っています。ジーコからもいろんな情報を仕入れています。彼も今、一緒にジュニアユースと、アカデミーの選抜チームの指導をしてますんで、僕自身も彼と一緒に成長できるように、このブラジルで、もう1回、忘れかけていた厳しさとか、世界のサッカーっていうものを、共に学んでいきたいと思っています。 ★寺門宥斗選手の収穫 今日は立ち上がり、やっぱりブラジル人に圧倒されたところがありました。でも、後半に入れば、自分もそうなんですけど、チームとしても、しっかりやれたかなと思います。ブラジル人は、サッカーに取り組む姿勢など、やっぱり自分達とは違って、迫力がすごいありました。でも、今日の試合でも、競り合いとか、ブラジル人に勝ってるところがあったんで、そういう自分のストロングポイントで、ブラジル人にどんどん向かっていきたいと思うし、逆に、この大会を通して、技術的な面で、ブラジル人のいいところも盗めればいいなと思います。 ★石井陽大選手の収穫 今日は5失点してしまって、GKとしてチームに迷惑かけたんですけど、相手にビビらず、立ちむかえたかなと思います。ブラジル人はみんなゴツくて、アグレッシブで、ウチより、やっぱり気持ちの面で、強かったかなと思います。ブラジルの攻撃陣は、めっちゃ強くてうまいんで、今回の遠征中、そういうチームに完封勝利ができたら、すごいうれしいと思います。それを目指して頑張ります。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura / George Henrique ……

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Jリーグ選抜初戦、渾身の1ゴールも敗戦

[2011.08.27]

Jリーグ選抜の初戦も、CFZで11時30分にキックオフ。相手は、これまたブラジル屈指の伝統クラブ、フラメンゴです。入念にウォーミングアップを行ない、いざ、ピッチへ。 強豪が相手でも臆することなく、ボールを奪われても食らいつくJリーグ選抜。闘志あふれる選手達に、松橋力蔵監督は、さらに「自分でやれ!」「前を向け!」「タイミングを考えれば、ビッグチャンスになるぞ!」と、積極性を求める指示。選手達もそれに応え、この大会のために結成された急造チームだけに、チームメイト同士で盛んに指示を出し合い、コンビネーション不足を補います。 ところが、ペナルティエリアでJリーグ選抜にハンドの判定。それによるPKを決められ、フラメンゴに0対1とビハインドを背負います。 ハーフタイムも、松橋監督は「まずは自分達で話しあっておきたいことを、話せ。」と、まずは選手達に時間を与えます。その後の戦術確認も、選手達に質問する形で進める監督。選手の自主性や、考える力を要求する、粘り強い指導が続きます。 後半も、お互い一歩も譲らない好ゲーム。Jリーグ選抜に惜しいシュートのシーンも生まれます。しかし、ゴールはフラメンゴの追加点。中盤で奪われたボールを、そのまま持ち込まれて、0対2。 そのJリーグ選抜に、待望の大会初得点!相手GKが弾いたボールを、奥川雅也選手が落ち着いて決めました。1対2。 しかし、その後、フラメンゴにもう1点を奪われました。赤塚選手が足をつらせて交代、というアクシデントもあり、最終的に、1対3。スコア以上の内容だっただけに、惜しい敗戦となりました。 Jリーグ選抜GK:斎藤DF:田中(高部)、吉原、高山、佐々木(藤田)MF:中野、佐藤(奥川)、赤塚(山口)、井手口FW:大島、岡田(遠山)Jリーグ選抜の得点者:奥川雅也 ★松橋力蔵監督の総括 個々の小さな局面で、できることの明確な差があり、勉強になりました。日本人選手も、そういった中でも、はっきりした質の高いテクニックを発揮しないといけないと思う。フラメンゴは、プレッシャーの中でも、基本的な技術ができているし、DFも中盤もFWも、個人的にできる部分が多いのが素晴らしいですね。   ★佐藤陸選手の収穫 今日の自分の出来具合は、ボールには絡めたんですけど、前への士気が低かったので、明日からは、そこのところを高めていきたいと思います。ブラジル人はやっぱり背が高いのと、フィジカルが強くて、まだ日本人にはない武器が、たくさんあったと思います。今日の相手のフラメンゴで感じた、フィジカルの強さや、気持ちの強さを、ブラジルで学んでいきたいと思います。   ★中野雅臣選手の収穫 昨日の練習から、徐々に調子があがってきて、今日の初戦では、100%ではなかったですけど、徐々にいいプレーができてきたと思います。ブラジル人は、球際の強さと、絶対に負けないという、強い気持ちっていうのが、プレーに現れていて、そこは学ぶところだと思いました。僕はサイドでプレーしているんですけど、やっぱりゴールに絡みたいし、後は、1対1で負けない強い気持ちと、攻撃の部分で、ボールにどんどん絡んでいって、自分も得点できればと思います。 文:藤原清美、写真:Jorge Ventura / George Henrique ……

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大会開幕、ノルテ激戦

[2011.08.27]

日本ブラジル友好カップ、いよいよ本大会の開幕です!朝8時30分からは、華やかに開会式。ブラスバンドの音楽に乗せて、選手達の行進。日本勢からは、4チームを代表して、この後、CFZ(ジーコサッカーセンター)で試合を行なう、鹿島ノルテが参加しました。 この開会式には、かわいいゲスト達がたくさん登場しました。ジーコが全国展開している、地域密着の無料のサッカースクール「エスコーラ・ジーコ10」。その中から、映画の舞台にもなったスラム「シダージ・ジ・デウス(シティ・オブ・ゴッド)」校で、サッカーに取り組む子供達が、各参加チームの旗を持って、一緒に行進したのです。その子供達、ノルテのお兄さん達に興味津々。選手達も笑顔で、厳しい戦いの前の、和やかな光景が見られました。 開会式の後、試合の準備に入る束の間の時間も、貪欲に活かす選手達は、早速、他チームの試合を観戦。 それにしても、ノルテの優しいお兄さん達、シダージ・ジ・デウスの子供達に、よっぽど気に入られたようです。言葉が通じなくても、子供達は選手達とお話がしたくて、しょうがない様子でした。 そして、いよいよ試合。ノルテの対戦相手は、初戦からコリンチャンスと、強豪中の強豪です。前半から粘り強い戦いで、観戦しているブラジル人達も「やるじゃないか、日本人」と、驚いた様子。ただ、キックオフの11時30分には、気温も30度のピーカン。遠征の疲れが、じわじわと選手に響いてきます。ハーフタイムには、チームの戦術、個々のポジショニングと、確認を行なったのですが、後半、序盤に1点を奪われると、守備に追われる展開に。最終的に、0対3で、敗れてしまいました。 ノルテ0-3コリンチャンス 出場メンバー GK:井坂DF:仲田、金川(岡田)、中野、岡野MF:方波見、松本、柳澤(古塚)、水書FW:石川、鏑谷 ★森島修監督の総括 1年前に来て戦ってみて、今年も去年と同じような戦い方をテーマに挑んでいます。やはり、今年も厳しい戦いの中で、前半は良くて、守備のところは、みんな一生懸命やっているんです。しかし、後半10分過ぎぐらいに点を取られて、例年のごとく、そこから、とんとんと失点を重ねてしまい、結局0対3でやられてしまった、という形になってしまいました。ただ、その中で選手は良い部分も悪い部分も、感じ取れたかなとは思うので、それを明日のゲームに繋げて欲しいですね。また、切り替えて、明日頑張りたいなと思っています。 選手達には、日本では感じ取れないもの、例えば、ルーズボールの戦いや、ボールに対する執念などを、学んで帰って欲しいなと。この年代で一番大事な好守の切り替えという部分では、ブラジルの選手に習うところが大きいので、その部分をまず一番に感じ取って欲しいなと思っています。 今回は、アントラーズ、ノルテ、つくばの3校の選手を集めていますので、その選手1人1人が、どんな特徴を持って、その特徴を、このブラジルでどう活かせるか、そういったところを、短い期間ですけどしっかり見てあげたいですね。それを、各校の指導者に伝えて、今後、選手が伸びるための材料にしたいです。   ★鏑谷悠選手の収穫 今日は、初日にしては、入りが良かったと思います。あとは、シュートが良く打てなかったんで、次の試合から、もっと打てるようにしたいと思います。ブラジル人は背が高くて、体が大きいので、そこが印象的でした。僕はFWなので、まず、今大会ではゴールを決めたいと思います。あと、ブラジルの人はテクニックがすごいんで、そこを学びたいと思います。 ★方波見涼甫選手の収穫 ブラジル人はガタイが良くて、スピードもあって速かったんですけど、今日はそこで負けないように、頑張ってプレーしました。この遠征では、個人的には、点数を取って、アシストもして、帰りたいです。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura/George Henrique ……

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日本の4チーム、リオに到着!

[2011.08.26]

リオデジャネイロにあるCFZ(ジーコサッカーセンター)に、再び、日本の少年達の笑顔が戻ってきました。明日から始まる日本ブラジル友好カップ本大会に向けて、Jリーグ選抜、鹿島アントラーズ、ノルテ、つくばの4チームが、元気に到着したのです! 最初にCFZを訪れたのは、鹿島の3チーム。早速、歓迎式に臨みました。 大会コーディネーターのフェルナンド・バヌッシさんから、今日、ジーコがイラク代表監督に就任するため、現地に旅立つので、ここには来られなくなったという説明がありました。でも、ジーコと大会スタッフは常に連絡を取り合い、みんなの戦いぶりに寄り添ってくれるそうです。ジーコと、友好カップに参加する選手達、両方が、同じ日に新たな挑戦を始める――。それも、とても勇気が湧くことですよね! ちなみに、鹿島の指導者陣は、この大会の常連の方々も多いのですが、今年は、長谷川祥之監督が、アントラーズの川崎淳一監督とのダブル監督として、初参加。「CFZに来るのは、まだ建設途中だった頃以来。」と、とても懐かしそうでした。 鹿島の方から、大会スタッフの方々に、リュックのプレゼントが贈られて、歓迎式は終了。その後は、到着初日とは言え、明日からの公式戦に備えて練習です。CFZからほど近い、もう1つのトレーニングセンター(CT)で試合を行う、アントラーズとつくばは、そのまま移動。 CFZでは、賀谷英司監督と森島修監督のダブル監督の指導のもと、ノルテが練習を行いました。 鹿島の3チームに続いて、Jリーグ選抜もCFZに到着。歓迎式に臨みました。 こちらも、式の後は、そのままピッチへ直行!丸1日かかる空の旅の後で、疲れているはずなのに、やっぱりサッカー選手達ですね。ピッチに出ると、真剣な中にも笑顔があふれて、みんなイキイキしていました。 ★佐々木一樹団長、抱負を語る 今回の遠征を通して、選手達にはまず、南米、特にサッカー王国ブラジルの子供達との違いを、体験から感じて欲しいと思います。日本に帰ってから、しっかり今後に活かせるように、劣っているところ、あるいは優れているところを、実感してもらいたいですね。 指導者の皆さんにも、ブラジルのこの年代でのサッカーの技術の高め方とか、あるいは試合のさせ方、進め方といったものを、実際の試合を通して経験し、自分達のチームで、またさらにそれを活かして欲しいなと思います。 成績に関して言えば、過去の大会で、まだ予選を突破していないので、少なくとも予選は突破したいし、やはり、大会に臨むからには、優勝を目指して頑張って欲しいですね。結団式でも、そういうふうに選手に伝えているので、選手はしっかり戦って、結果を出してくれると思います。 文=藤原清美、写真= Jorge Ventura  ……

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第14回日伯友好カップ日程表

[2011.08.26]

※クリックすると、日程表が見られます。 ……

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UFCリオ大会出場の岡見勇信選手がCFZ訪問

[2011.08.24]

8月27日に行われるUFCリオで、アンデウソンシウバの対戦相手は、日本の岡見勇信選手。ジーコがいることを知ってトレーニングの後にCFZを訪問しました。 岡見は「私の子供の頃からのファンでもあり、今回リオに来てジーコにあえてとてもうれしい」と語った。 2枚シャツを交換し記念の写真を撮りました。ジーコはこの試合にロナウドより招待を受けている。 ……

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市川の助っ人たち

[2011.08.23]

市川トレセンのリオでの戦いは、充実したものとなりました。選手たちはみんな、ここで得た収穫を日本に持ち帰って、今頃はきっと、また頑張って練習に取り組んでいることでしょう。 そんな市川トレセンのリオ遠征には、心強い助っ人たちがいました。それが、ジーコがリオで創立し、運営しているクラブ、CFZド・リオのU-15チームの選手達5人です。 というのも、市川の今回の遠征メンバーは10人。GKと、何かあった時に交代できるフィールドプレーヤーがいなかったのです。でも、その状況を活かして、ブラジル人と「対戦する」だけでなく、「一緒に戦う」という、とても貴重な経験ができました。市川の選手達が、全員、ケガもなく、体調を崩すこともなく、元気いっぱいにプレーに取り組めたことで、助っ人5人のうち、試合に出場したのはGK2人だけになりましたが、公式戦や練習、親善試合を1つのチームとして戦うことで、日本人とブラジル人の間で、大きなサッカー交流が実現したのです。 ピッチの外でも、そのふれあいは楽しいものでした。今年の市川の選手達は、肩の力が抜けていて、物怖じしなかったのが特徴。覚えたてのポルトガル語の単語で、助っ人たちと会話を試みたり、逆に、斉藤圭悟選手のように、まったく平気な顔で、ブラジル人に日本語で話しかけ、それでもなぜか、とっても楽しそうに通じ合っている、なんてこともありました。 助っ人GK2人に、今回の体験を振り返ってもらいました。 ★タレス選手 今大会では、日本のチームに参加したけど、プレッシャーはなかったよ。もう遠征して、外国のチームと対戦したこともあったし、それが、今回は日本のチームと対戦するんじゃなくて、合流することになった、ということ。ただ、だからこそ、自分のクオリティを見せなきゃいけない、というのはあった。できるだけのことは見せようとしたけど、残念ながら、すべてを見せることはできなかった。僕のプレーは、あまり良くなかった。次にこういう国際交流の機会があったら、また是非、参加したいな。   ★マルコス選手 日本のチームに参加するのは、すごくいい経験だった。それに、僕はこういう大きな大会でプレーしたことがなかったから、今後の僕にとって、大きな力になると思う。控えだったから、見せるべきものを、十分に見せることはできなかったけど、試合には出たよ。第3戦の後半や、フラメンゴとの練習試合でもプレーした。 日伯友好カップは、素晴らしい大会だし、日本人はすごく教育的でインテリジェンスがある。日本のためにプレーすることを、すごく気に入ったよ。日本人をすごく尊敬する。 試合で勝つことはできなかったけど、僕にとって、良い経験になった。この経験を糧に、今後も、行けるところまで行こうと思う。そのために頑張るつもり。CFZド・リオで練習していて、こうして市川にレンタルされたことは、僕の人生において、サッカー観をもっと良いものにしてくれたんだ。本当に大きな経験で、将来的に、僕の大きな助けになると思う。特に、国際大会を戦う時に、すごく助けになるはずだよ。 市川の皆さん、どうもありがとう。神の御加護を。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura ……

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市川、感謝の修了式

[2011.08.18]

17日、今大会の日伯友好カップでの最終戦を、激闘で終えた市川トレセンは、その後、修了式に出席しました。 実はこの日、ジーコは仕事の都合で、ジーコサッカーセンターに来ることができませんでした。ところが、それが分かっていたジーコは、なんと最終戦の前日、市川がフラメンゴU-13チームとの練習試合を行なっていた、そのフラメンゴの練習場まで、来てくれたのです!そして、陽気に選手1人1人と写真を撮り、サインをするという、嬉しいサプライズをプレゼントしてくれました。 そんなジーコの選手達を思う気持ちを、あらためて市川のみんなに語りかけてくれたのは、デラシーコーチ。選手達の心には、ジーコへの感謝の思いがよみがえったことでしょう。 その後、大会コーディネーターのフェルナンド・バヌッシさんから、1人1人に修了証書と、ジーコの自伝が手渡されました。 ジーコの自伝は、すべてポルトガル語。それでも、選手たちは早速、大切な思い出となるであろうその本を広げて、眺めていました。 選手達は、この素晴らしい経験をさせてくれた大会スタッフの皆さんに「ありがとうございました」と拍手し、フェルナンドさんが逆に「来てくれてありがとう。頑張ってくれてありがとう」と呼びかける。修了式はちょっぴり名残惜しく、感謝の気持ちにあふれたものとなりました。 ★伊藤幸仁団長、遠征を総括する 遠征全体を通して考えると、初日に言った基本的な技術のところで、ブラジルの選手の柔らかいコントロールやドリブルなどを、自分の体で感じて、見て、選手達自身の収穫も多かったんじゃないかなと思います。 それと、多分、サッカーの本質だと思うんですけど、シュートを打って、点を取る、どこの位置からでも狙っていくということを、非常に強く感じてくれました。それが3戦目で、選手達の気持ちとして強く出たというのは、この遠征の大きな成果ですね。 日本に帰って、こういうことを自分で試してみるとか、あるいは仲間にも「サッカーっていうのは、点を取るものなんだ」ということを、もっともっと、伝えていってもらいたいなと思います。   私自身、昨日フラメンゴの13歳の子達と練習試合をやったんですけど、やはりシュートの意識が非常に高いのを強く感じました。どこからでも狙っていこうという気持ちが、非常に高かった。いろんな指導者ともお話をさせてもらい、まだ、ヒントぐらいしか見つかりませんけども、日本へ帰って、また子供達と一緒に、やってみたいなと思っています。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura ……

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市川、激闘も白星ならず

[2011.08.18]

市川トレセンの、最終戦となる3試合目。リオデジャネイロは晴天で、9時キックオフと朝早いにも関わらず、気温は35度に達します。それでも、選手達は念入りにウォーミングアップをして、試合に臨みました。 この日の相手は、ここまで2戦連勝、予選A組の最強アルチスウです。立ち上がりから、押されているようでいて、チャンスをものにしたのは、市川。ゴール左側、角度のないところからのFKを、中井和人選手が見事に直接決めました!1対0。その後は、押しつ押されつの接戦。しかし、相手は強豪です。前半12分、26分とゴールを決められ、1対2で前半を終えました。 ビハインドを背負っているとは言え、レベルの高い戦いを展開している市川。ハーフタイムには、デラシーコーチが「追い風を活かそう」、伊藤幸仁団長が「高い所で競ろ」と、指示も高度になっていきます。 後半、上野祐太朗選手にアクシデント。接触プレーの後、立ちあがることが出来ず、チームメイトが駆けつけます。 伊藤団長に支えられて、一旦ピッチの外へ。デラシーコーチの「捻った痛みなら、プレーに戻らない方がいい」というアドバイスに対し、上野選手は「違う。踏まれた痛みだから、出る」と、果敢にピッチに復帰。その後、アルチスウに追加点を決められますが、攻めてはチャンスを作り合い、守っては消耗にも耐えて走り抜く、互角の戦い。山根潤コーチの「我がままやっていいぞ!思いきって打て!」のゲキに、終盤は、ロスタイムまで、市川が怒涛の攻撃に出ます。ベンチも総立ちで、最終的には1対3で終了しましたが、スコア以上に、収穫の多い試合となりました。 激戦の後、互いに健闘を称え合う、両チームの選手達。 勝ちたかった最終戦。悔しくて、でも、力を出し切った充実感もある選手達。 常に冷静に、かつ温かく選手達を見守った伊藤団長。最後は声も枯れて出なくなるほど、指示を出し続けた山根コーチ。技術指導はもちろん、いつも選手達を勇気づけてくれたデラシーコーチ。そのデラシーコーチの言葉だけでなく、気持ちも伝えてくれた小林通訳。指導者の皆さんも、お疲れ様でした! ≪出場メンバー≫ GK:タレス(後半マルコス)※CFZからの助っ人 DF:中井、竹中、重清、上野 MF:中久喜、明石、平野、斉藤 FW:植田、小田島 ★伊藤幸仁団長の総括 今日は前半立ち上がりで点も取れて、今までやってきたシュートの意識っていうのが、強く見えました。その後、ちょっと強い攻撃を、長い時間に渡って受けた状態になったんですが、その中で、体の大きさやスピードの差が、少し出てしまって、失点に繋がりました。 でも、今日は最後までシュートを打とうという気持ちが非常に強かったので、今までの3試合の中で、一番シュート数も多い試合になりました。結果的に点数は離れてしまいましたが、チャンスは何回かあって、そこを活かせれば、こちらの勝利に繋がった試合だったのかなと。 一番強い相手に、これだけのゲームができたのは、良かったんじゃないかなと思っています。   ★明石徹寛選手の収穫   ブラジル人は、足が速いし、体も強いし、足元もうまかったんで、すごかったです。でも、今日は自分でも、今までの2試合と比べて、一番、パスやドリブルが通用したと思います。 この遠征の経験を活かして、日本でサッカーの強い高校に入って、全国大会に出られるように頑張ります。 ★中井和人選手の収穫   FKの時、キーパーが飛び出るかなと思って、見たら空いてたんで、打ったら、運良く入ってくれました。でも、その後3点取られたから、自分の得点は、そんなに価値はないです。負けたんで、FKが決まったことは嬉しいですけど、試合全体で見ると、大したことないと思ってます。 でも、今回の遠征では、自分の特徴である、今日のFKにしろ、キックが通用したのもあったし、これでブラジル人の特徴が分かったんで、将来、またブラジル人とやれるような選手になりたいです。 ブラジル人は、同じ年でも背が高いし、誰でも速い。そして、速いけど、その中でもテクニックがあって、うまい選手ばっかりだったんで、ディフェンスが通用しなかったっていうのがあります。でも、この経験を活かして、高校行って、そこからまた、大学行くなり、プロになって、今度はブラジルのクラブチームじゃなくて、ブラジル代表と、やれるようになりたいです。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura ……

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市川、惜しい敗戦

[2011.08.16]

市川トレセンの第2試合は、ポルトゥゲーザとの対戦でした。この日もジーコは、じっくりと観戦。ジーコサッカーセンターの仕事を一緒にやっている、ジーコの次男、ブルーノも一緒です。 長身の選手が揃った、迫力あるポルトゥゲーザ。序盤に先制点を奪われると、その後も苦しい時間が続きます。この日のリオはやや曇り空。涼しくて試合はやりやすいはずなのですが、試合展開に戸惑う選手達に、ベンチから「早く上がれ!」「元気がないぞ!」と、声が飛びます。そこで、市川の目が覚めました。前半10分を過ぎた頃には、ペースをつかみ、立て続けにチャンスを作り、惜しいシュートも出始めます。ところが、市川にアクシデント。前半26分、平野子龍選手が、接触プレーで膝を強く打って倒れてしまいます。 伊藤幸仁団長が駆けつけ、一旦は外に出た平野選手。ポルトゥゲーザの医療スタッフから手当てを受けて、無事、ピッチに復帰できました。対戦相手であっても、共に戦う仲間。ポルトゥゲーザに感謝です!試合はそのまま、0対1で前半を終了。ハーフタイムには、「怖がらずにシュートを打っていけ」「どんどんペナルティエリアに入って行け」と、デラシーコーチから喝が入ります。 一方、伊藤団長と、山根潤コーチは、選手個々に、動き方や体の使い方を、丁寧に指導。試合中は、ベンチから、すごく厳しい指示を出す山根コーチですが、個別指導の後には、選手の背中をポンと押して、「楽しんで来い!」。選手はニッコリうなずいて、ピッチへ帰っていきます。 後半も、開始直後にポルトゥゲーザに痛い追加点を奪われ、0対2。しかし、ここで崩れる市川ではありませんでした。斉藤圭悟選手との連携で、小田島圭吾選手が、ついにゴール!1対2。同点ゴールを求める市川では、平野選手がイエローカードをもらうおまけもつきましたが、最後まであきらめずに戦った選手達。結果は1対2でしたが、本当に惜しい敗戦となりました。 試合後、ポルトゥゲーザの選手達が、市川ベンチまで、握手に来てくれました。みんなで記念撮影をして、互いの健闘を称え合いました。 ≪出場メンバー≫ GK:タロス(CFZからの助っ人) DF:中井、竹中、重清、上野 MF:中久喜、明石、平野、斉藤 FW:植田、小田島   ★伊藤幸仁団長の総括 ブラジルへ来て、強い当たりにとまどっていたのが、それぞれ、体を使ってやっていこうという姿勢は見えたと思います。ただ、やはり力の違いはあったかな、と思いますが、ブラジルのサッカーというものを、選手達が1つずつ学んでいっているのが感じられます。 基本的な技術のところは、例えば、まだボールコントロールが大きくて、相手に取られてしまうような場面もあったので、その辺りは、日頃の練習の中で、直していくべきところなんでしょうね。 昨日から、ずっとシュートの練習をしているんですけど、今日もやはり、積極的にシュートに行く、というところが、まだまだ足りませんでした。第3戦に向けて、明日もう1度、そこらへん、しっかりと意識付けをして、チャンスをものにしていく、という気持ちを作ってあげたいなと。あと、シュートの技術も、デラシーコーチから教えてもらってますから、そういうものを、どんどん出せるようにしていきたいと思っています。 ★中久喜渉選手の収穫 ここまで2試合で、ブラジル人の印象は、強いです。本当に強いです!ストロングです!ベンチからは、ボールのもらい方とか、ポジショニングが指示されているんですが、自分の出来は最悪で。3試合目に向けて、もっと体力をつけて、運動量を増やしたいです。 (Q:頑張って下さい)オス!ありがとうございます!   ★小田島圭吾選手の収穫 コーチに、相手から離れて、抜けろと言われていました。それがうまくできて、ゴールが決まって良かったです。 ブラジル人は体も強いし、足も速いので、ついていくのが大変ですが、頑張っていきたいと思います。次の試合では、やっぱり積極的にしかけて、ゴールまで行って、シュート打って、しっかりと決めたいです。   ★竹中颯選手の収穫   ブラジル人はフィジカルが強くて、足も速くて、身体能力が高いという印象です。 僕はセンターバックなので、後ろからチームへの指示も出すんですが、ラインをあげることと、早くフォローに行って、パスを回せるように、というところに注意しました。次の試合では、自分の1対1での強さを見せたいです。それから、自分より速い相手への対応の仕方を、ブラジル人から盗みたいです。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura ……

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市川初戦、健闘で引き分け!

[2011.08.14]

いよいよ、市川トレセンの公式大会初戦の日がやってきました。まだ冬のリオデジャネイロとは言え、この日は朝からピーカンで、キックオフの午前11時を迎える頃には、気温32度!汗をかきかき、試合前のミーティングでは、デラシーコーチから、大会に臨む心構えの話があり、立岡康徳監督からは、具体的な戦術確認が行なわれました。 駆けつけたジーコは、市川の選手達に「ガンバッテ!」と、日本語で激励。その後は、今大会のコーディネーター、フェルナンド・バヌッシさんと一緒に、時には笑顔で、時には注意深く、観戦してくれました。 初戦の相手は、サンクリストーヴァン。サッカー好きならきっと聞いたことがあるでしょう。あの、ブラジルが誇る怪物ロナウドの出身クラブです。試合は序盤から、両者譲らず、攻守が頻繁に切り替わる、五分五分の展開。市川は、攻めてはシュートを数多く放ち、守備陣は、ボールを奪われても、すぐさま奪い返す、気迫のプレー。そしてついに、市川が先制点を決めました。植田太郎選手のゴール! 1対0で前半を終了。ハーフタイムは、まずは暑さ対策。山根潤コーチが、選手達の首に水をかけてくれます。 立岡監督から、再度細かく戦術の確認。今年の市川、初戦からレベルの高い戦いを展開しているため、自ずと指導者の要求も、高くなるのです! そして、後半。サンクリスト―ヴァンの監督が、繰り返し「落ち着け!慌てるな!」と叫んでいるのは、それだけ市川が相手を焦らせている証拠。とは言え、遠征の疲れが、じわじわ効いてきたのも事実。次第に攻め込まれる場面が増えてきました。我慢の時、デラシーコーチから「ガンバレ!」と、日本語も飛び出す中、サンクリストーヴァンに同点ゴールを決められてしまいました。 結局、1対1の引き分け。それでも、今年の市川の実力を、しっかりと見せつけることのできた初戦でした。 ≪出場メンバー≫GK:マルコス(CFZからの助っ人)DF:中井、竹中、重清、上野MF:平野、中久喜、明石、斉藤FW:植田、小田島 ★立岡康徳監督の総括 試合の内容的には、一生懸命やってたと思います。失点した部分は、教えたことをやろうとして失敗したんで、それはもう、いい勉強になったかなと。ブラジルに来て3日目でここまでやってくれたから、選手達には感謝してますね。暑かったにも関わらず、よく頑張ってくれたと思います。 また、昨日のミーティングで、3つのポイントを話したんですが、それを一生懸命、守ろうとしていたのは、よく分かったので、その点は非常に評価できるところだと思います。あさって以降のゲームが、楽しみですね。 選手達には、サッカーをやっていることによって、周りの人の事も考えられるようになって欲しいですね。自分達を支えてくれている、多くの人達がいるんだっていうことを、知ってもらいたいです。 サッカーを通して、自分達の人間性を高めていくことが必要だと思うんですね。だから、この遠征中は、ホテルなどピッチの外の生活でも、彼らにとっては初めての経験が多いので、こうすると周りの人がどう思うのか等、よく考えて行動してくれ、と話しています。   ★平野子龍選手の収穫   ブラジル人は体がデカくて、スピードも速いし、テクニックもあるので、強かったです。自分としては全然ダメで、まだまだ、もっといけると思うんですけど、今日は全然ダメでした。ベンチからも、そこを指摘してもらったと思います。 ★斉藤圭悟選手の収穫   ブラジル人はやっぱり大きくて、強かったです。今日はまだ、ブラジル人に圧倒されて、トラップとか失敗があったんで、これからはしっかりやっていきたいです。 ベンチからは、外へ開いて、ファーストタッチで前を向くようにと指示されていました。ミスはあったけど、まあ、できたと思います。   ★植田太郎選手の収穫   ゴールのシーンでは、サイドからボールが回ってきて、それでターンしたら、ゴールが見えたんで、思いっきり打ちました。 最初、ヘディングとかで競り勝ったりしてたんで、いけるかなと思ったんですけど、後半の方、バテちゃって…。あと、もっと落ち着いてプレーしたら、もっとプレーがしやすくなると思いました。試合途中で、激しくぶつかった時に、どんどん、周りからも声が聞こえて来るし、やっぱりサッカーの国なんだな、という印象です。 文=藤原清美、写真=Jorge Ventura ……

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市川トレセン、リオに到着!

[2011.08.12]

8月10日、成田空港を飛び立った、総勢13名の市川トレセン。 24時間を越える空の旅を経て、元気にリオデジャネイロに到着しました! そうです。今年もU-15日本ブラジル友好カップが始まるのです!第14回を数える今年も、日本からの参加チームの先陣を切って、予選リーグに出場するために、市川トレセンがリオ入りしました。 到着早々、ジーコサッカーセンターに向かった選手達を、温かく迎えてくれたのは、ジーコ。選手と指導者、1人1人と、笑顔で握手をしてくれました。 ジーコからは「時差ボケは厳しいと思うけど、昼間は我慢して、夜、ちゃんと眠ること。環境も食事も大きく変わるけど、しっかり食べて、力をつけること。」と、具体的なアドバイスがありました。ジーコとの記念写真もばっちり撮って、いよいよ、リオでの生活の始まりです。 到着したばかりですが、選手達は早速ピッチへ。リオでの最初の練習に取り組みました。市川トレセンでは毎年、同行する立岡康徳監督と共に、ジーコサッカーセンターのデラシーコーチが、指導に当たってくれます。デラシーからは「友好カップの期間中、市川を指導するようになって、13年目。僕にとっては、日本の”僕のチーム”と言えるほど、市川に愛情を感じているよ。」という言葉。 そんなデラシーと立岡監督の指導のもと、初日は選手達から、元気な掛け声や笑顔も飛び出すほど、明るい練習となりました。 2チームに分かれての、2タッチのミニゲームでは、勝利チームが、優勝の記念撮影(…の、ふり) 実は、このミニゲームの勝利の記念撮影、あのブラジル代表の練習でもやっている、遊びの伝統行事なのです。さすがはデラシーコーチ、選手を盛り上げるのも、ブラジル流ですね。 そんなふうに、明るくスタートを切った市川トレセン。明日からは、練習試合と公式戦が交互に続く、厳しくも意義のある、リオでの日々が始まります! ★重清壯登選手の意気込みこの大会では、自分の長所として、海外の選手に負けない体を見せつけたいです。そして、出来るだけ上の順位を目指したいと思っています。自分では、足元のコントロールが下手なので、ブラジル人のそういうところを、ちゃんと学んで帰りたいです。 ★上野祐太朗選手の意気込みチームでは左サイドバックをやっているので、日本の左サイドバックの長友選手のようにプレーしたいし、相手に負けても、勝つ気持ちを見せたいと思います。ブラジルの選手は、1人1人が上手で、強いと思うので、しっかり、攻守の両面を見て、全体的に吸収できるように、頑張りたいと思います。狙うのは、1位です。 ★伊藤幸仁団長の表明毎年言っていることなんですが、選手達には、サッカーの基本と、サッカーに対する姿勢、というものを、肌で感じてもらいたいと思っています。そして、試合では当然、1位を狙って帰りたいと思います。一方、私の方では、この大会の年代のブラジル人は、ある程度、出来あがってきている子達も多いと思うんです。だから、その下のカテゴリーの子達が、どんなトレーニングを積んでいるのか、ということを、今年は大変興味深く見ていきたいと思っています。 ……

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マラカナンジーニョでのイベント

[2011.08.03]

7月末、ユニフォームを着た2,000人以上の子供たちがZico 10/Rio 2016プロジェクトの発足のためにマラカナンジーニョのスタンドを満席にした。このプロジェクトの目的は、スラム街に住む子供たちの為にそこでジーコのサッカースクールを行うこと。子供たちはゲームに参加したり、クラウディオ・アダォン、ジジャルミーニャやヴァウベル達による往年の名選手の試合を見た。 ジーコは2009年からリオでプロジェクトを開始したかったことを感慨しながら話した。ブラジルの多くの都市では既に元選手のサッカースクールを開校している。 「私の街、生まれて、暮らして愛する街、リオだけが足りなかった。政府の優先順位を知っていても、いずれこのパートナーシップを行えると確信していました。我々が懸念しているのはサッカー選手を育成することではなく、我々の街が再び素晴らしい街になるように市民を育成することです。平和による子供たちの喜びを見るのは良いことです。我々は、彼らがサッカー選手になるという夢の実現を支援したいと考えていますが、本来の目的でもある、様々な分野で多くの善良な人を育成すると確信しています」とジーコが述べた。 生徒全員にユニフォームとサッカーシューズが渡された。合計、19人のコーチがスクールの為に集まった。サッカースクールに入るための唯一の条件は、子供が学校で良い成績を残すことである。 ……

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ビーチサッカーの始球式

[2011.08.02]

31日にコパカバーナのビーチの特設アリーナにおいてブラジルvs日本のビーチサッカーの試合が行われた。この試合は、日本での地震と津波の犠牲者のためのチャリテイーマッチとして行われた。ソニーとSave the Children NGOの支援があり、入場料は無料であった。ジーコはこの試合の始球式を務め、FIFAのジョセフ・ブラッター会長も出席した。 ジーコとカフーに対して、ブラジル国旗仕様のソニー・プレイステーション3が贈呈されました。 試合はブラジルが4-2で勝利しました。……

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2014年W杯アジア地区予選組分け抽選会にジーコが参加

[2011.08.01]

7月31日に行われた2014年ブラジル大会の各大陸予選抽選会が行われた。日本サッカーの発展に貢献したジーコがアジア地区予選組分け抽選に参加した。これにより5チームによって構成される5グループが決定。各グループの上位2チームが最初予選(各5チームの2グループ)に進出しする。最終的にはそれぞれのグループの上位2チーム、計4チームが本大会への出場権を得る。また3位同士の勝者は南米5位と対戦により勝者が本大会に進出する。 ジーコは「どのグループも力は拮抗している。しかし近年日本はアジアに於いて強国てして君臨している。アジア大陸代表としてここブラジルに来てくれることを信じている。私見としてアジア地区は4枠が最適だと思っている。後の1枠をかけて他大陸と対戦するというのは多少複雑だ」と語る。 確かに前回本大会参加の北朝鮮を始め、ウズベキスタン、シリアと同グループの日本は楽ではない。Dグループはサウジアラビア、オマーン、タイ はオーストラリアと同グループ。韓国は Bグループでクェート、UAE 、レバノン。Eグループはイラン、カタール、バーレーン、インドネシア。中国のグループはシンガポール、ヨルダン、イラク。戦いは9月2日より始まる。……

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