ジーコの主張

日本が4度目となるアジア杯制覇

[2011.02.07]

先週末はアジア杯決勝の日本対オーストラリア戦をワクワクしがら観戦した。結果は李のゴールで日本が快勝。これでイラン、サウジアラビアの各3回を抜いて4度目の制覇となり文字通りアジアNo.1の実力を証明した。4度の内の1回は私が監督の時代のチームのタイトルであることも誇りである。とにかく手放しで嬉しい。今回のテーマはこれで行こう。

1634

2002年、私が日本代表監督就任当時の同杯の優勝回数は、日本が1992、2000年と2度優勝してはいたが(韓国も2度)サウジアラビア、イランが上回っていた。アジア覇権の再奪取の重圧の中、我々は中国に向かった。現地の劣悪な環境は今でも忘れられない。最終的に決勝でホストの中国に勝ちカップを日本に持ち帰ることが出来た。
以前からこのサイトをフォローしてくれている皆さんは当時のまるで戦時下の様な状況を記した同コラムを覚えておられるだろうと思う。歴史的複雑な政治背景を抱えた両国。我々が勝ち残って行く中、敵意むきだしの手厳しい扱いを受け続けた。そしてついにホスト国との決勝にたどり着く。試合前の国家吹奏から強烈なプーイングを受けたがグループ全員の驚くべき精神力と卓越した体力、技術で困難な状況を弾き返し3度目のタイトルを手にしたのだった。

今回優勝を果たしたチームでチームの中心として活躍した遠藤は前回の優勝にも大きく貢献した選手。他にも今野、松井、長谷部等私の時代から代表に駆け付けてくれた選手諸君が活躍している姿を見るのは本当に嬉しいものだ。大会MVPの本田に関しても私がロシアで仕事をしていた際に、 CSKAに推薦していただけにその成功は喜ばしい限りだ。就任したばかりの Albertoまた Zaccheroni監督にも心からの賛辞を贈りたい。氏は私が80年代前半にプレーしていたイタリア・セリエAのウジネーゼを 90年代に指揮し手腕を発揮されリーグ3位にまで押し上げ賞賛を得られた事をよく覚えている。

あらためて今回の優勝に際し選手諸君、監督を始めとした現場スタッフの皆さん並びにサポーター、協会スタッフの皆さんを含めたグループ全員に対し心より敬意を表します。
この得難い経験と輝かしい結果は必ずや代表の将来また日本サッカー界にさらなる素晴らしい効果をもたらすと確信しています。

おめでとう、日本!

ではまた

in [ジーコの主張] |

< 前の記事へ | 最新の記事へ | 次の記事へ >