第13回大会、アトレチコ・ミネイロ優勝!
[2010.09.01]
8月31日
8月15日から、熱い戦いが繰り広げられてきた第13回日本ブラジル友好カップ。最終日のこの日は、いよいよ決勝を迎えました。対戦するのは、アトレチコ・ミネイロとボタフォゴ。
ブラジル全国の強豪チームと日本からの5チーム、全部で27チームが争った大会の頂上決戦は、粘り強く、かつ迫力のある戦い。連日連戦にも関わらず、互いに一歩も引かない展開となりました。
最終的に、アトレチコ・ミネイロが2対0の勝利をおさめ、歓喜のチャンピオンとなりました。
【準優勝ボタフォゴ:エドゥアルド・ウンガロ監督】
前半はかなり引いてしまったが、集中力は非常に高く、前半の最後には良い戦いになった。
後半は私達らしいチームになれた。攻撃的にプレーし、相手にプレッシャーをかけ、相手をがんじがらめにした。チャンスを生み出し、ゴールもした。残念ながら、そのゴールは無効になってしまったがね。
私達のチームの最大の長所は、選手達だよ。あの少年達には大いなる将来性がある。人生を賭けてサッカーをしている少年達だ。技術力も高い。責任感が強く、素晴らしい大会にしてくれた。偉大な勝利を重ねてくれた。今日、優勝で終えてもおかしくなかった。ただ、準優勝だって、価値を置くべき結果だ。他の25チームには、達成できなかった結果なんだからね。
アトレチコ・ミネイロが勝者になったのは、妥当だよ。あのチームもこの大会で素晴らしい活躍をした。僕らより上だったと言ってもいい。優勝に値するチームだったことは、分かっている。難しいのは、試合に負けたことだ。ゴールも含めて、勝つためにすべてやったのにね。
【優勝アトレチコ・ミネイロ:ヒカルド・ヘセンジ監督】
私達は闘志にあふれたチームなんだ。少年達はこの大会に大きな使命感を持っていた。チャンピオンになるという使命感を持ち、1年を通して非常に練習を積んできた。チームは結束が固いし、クオリティも高い。それが、アトレチコ・ミネイロの大きなメリットであり、私達はこのタイトルを獲得するに値すると思っている。
今日の試合は感動的だった。私達は昨日、非常に闘争的なヴァスコ戦を制してきた。連日連戦は非常に消耗するんだ。でも、少年達は意欲でそれを乗り越えた。彼らはこのタイトルを本当に獲りたかったんだ。そして、それに値する形で目標を達成し、優勝で終えることができた。
【大会MVP:イアーゴ選手(アトレチコ・ミネイロ)】
僕が大会MVPを獲得したのは、すべてチーム全員で頑張ってきたおかげなんだ。優勝は、チームでのたくさんの練習と、たくさんの努力の成果。今日も、そのすべてを見せることができた。
僕の次の目標は、選手としての経歴を続けて、出来る限りのタイトルを獲得すること。そして、僕の最大の夢は、プロサッカー選手になること。神が望めば、僕のアイドル、ジーコみたいになりたい。そのために頑張るつもりだよ。
<文=藤原清美・写真=Jorge Ventura / George Henrique>