日伯友好カップ

大会コーディネーター インタビュー

[2010.09.06]

マルコンインタビュー
※大会コーディネーター

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15歳の少年達のための大会というのは、最も重要なことの1つなんだ。
なぜなら、青年になる前、もしくは、なりかかっているこの時期の成長過程において、国際大会を戦うのは、すべての選手達とって、非常に重要なステップの1つになるからね。
ブラジル人にとっては、こういう重要な国際大会に参加することによって、彼らがブラジルを出た時に、もう少しステップを踏み、もう少し経験を積んだ状態になっている。
そして、日本サッカーにとってもそうだ。今や、ここ数大会のワールドカップでも、日本はポテンシャルの高い、重要な出場国の1つになっている。ジーコは、90年代に日本に行ってからというもの、こういう国際大会に、日本の少年達が参加する重要性を、常に語ってきたからね。

僕は2008年からこの大会のコーディネーターをしている。2009年もやったけど、日本はぐんぐん成長しているよ。今年のJリーグ選抜は、良い活躍をした。鹿島アントラーズも、ノルテも良かった。
つくばは初めてだったから、彼らにとっては、経験の始まりだ。来年は必ずや、より良い形で日本を代表してくれるだろう。
重要なのは、このレベルの大会に参加した後、親善試合もやったんだけど、日本のどのチームも、1試合も負けなかったことだ。親善試合では、(日本チーム全体で)4勝2分。それは彼らにとって重要なことだよ。
彼には自信がついたんだ。そして、日本を出て、外国の、今回ならブラジルのチームと対戦しても、良い結果が出せるんだと、分かったんだからね。
ドウモアリガトウゴザイマシタ。

<文=藤原清美・写真=Jorge Ventura / George Henrique>

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