日伯友好カップ

日本4チーム、初戦は1分3敗(その1)

[2010.08.27]

8月26日

気温28度、朝から強い太陽の照りつけるこの日、第13回日本ブラジル友好カップ、開会式が行なわれました。日本の4チームを含む参加選手達は、ブラスバンドの演奏に乗せて、チーム旗を掲げて誇らしく入場しました。

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選手達を迎えたのは、主催者のジーコ。そして、今回初めて開会式にご出席頂いた、在リオデジャネイロ総領事館の荒川吉彦総領事と、服部大輔副領事です。
荒川総領事は「私もサッカーをやっていましたが、始めるのが遅かったため、ジーコのような名選手にはなれませんでした。」と、ユーモアを交えてエピソードを披露。そして「今、ジーコによって開催される、こんな素晴らしい大会に出られる選手達がうらやましい。この中から、有名な選手も出てくるはずです。そうでなくても、サッカーで築いた友情を大切して下さい。」と、激励の言葉がかけられました。

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そして、いよいよ9時半から試合開始。日本の4チームの試合は、11時から、一斉にキックオフとなりました。

■Jリーグ選抜

CFZ(ジーコサッカーセンター)で初戦を迎えたのは、Jリーグ選抜。
今回の遠征のために集まり、前日1度の練習で試合に臨んだチームだけに、コンビネーションの面で苦しみながらも、善戦し、前半を0対1で折り返します。

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このチームの特徴は、選手達がとても意欲的なこと。ハーフタイムでピッチに帰るやいなや、練習時間の少なさを会話でカバーするべく、選手同士でどんどん意見を出し合い、互いに擦り合わせていきます。
後半、ピッチの中でも盛んに声を出し合い、指示を出し合う選手達。Jリーグ選抜が攻め込む場面も増えたものの、決め切れず、結局0対4。それでも、選手達が積極的にチーム作りに参加する姿勢が、今後に期待を持たせてくれました。

《Jリーグ選抜の試合結果》
Jリーグ選抜 0-4 アトレチコ・ミネイロ
GK 古島圭人
DF 森亮太(柳沢拓弥) 畠中慎之輔 上野海 山添健太(檜原悠佑)
MF 秋田翼(小川直毅) 鴨池陽希(山口博也) 早坂翔 安西幸輝(新堀真也)
FW 北川柊斗 森勇人

★今日の「収穫」

【上野海選手】

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日本のチームとはやっぱり違って、ブラジル人は足元もうまいし、上背があって強いし、今日は個人個人の差を感じました。でも、僕はDFなんで、ブラジルに来て、競り合いとかで負けないようになりたいです。
Jリーグ選抜に選ばれて、良い仲間とも一緒にやれるし、ここで経験できること、吸収できることは多いと思うんで、日本に帰って、それをチームメイトに還元したいなと思います。

【森勇人選手】

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ブラジル人はみんな個人技のレベルが高くて、自分でどんどん仕掛けて行くんで、それを捕まえ切れなくて失点という形になりました。でも、攻撃陣がもうちょい頑張って、得点が取れるようにしなければと思います。
今回の遠征では、次からのゲームで得点を取りたい。そして、ブラジル人のように、自分も自分の特徴を見つけて、帰りたいです。

【望月一仁監督】

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今日は、自分達の力を出し切れなかったっていうことで、残念ですね。後ろの方で、ちょっと怖がって、消極的にプレーをしてたので、1対1のバトルを含めて、もっと積極的に、前で戦えるようにやっていきたいなと思います。
今回の遠征では、選手達にはブラジル人の個人技、ゴールに向かう姿勢、戦う姿勢っていうのを、学んで欲しいですね。その上で、自分達もゴールに向かうっていうのを、徹底してやっていきたいと思っています。

■つくば

CFZでのもう1試合は、つくば。ポンチ・プレッタとの対戦です。

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前半終盤に、相手に1点を奪われたものの、押しつ押されつの好ゲーム。
後半は、つくばが支配する時間帯も増え、結局0対1。観戦していたブラジル人を驚かせるほどの、激戦を繰り広げました。

《つくばの試合結果》
つくば 0-1 ポンチ・プレッタ
GK 
DF 石野翔太(柴田英志) 森聖也 岡田健太郎 山下瑞樹
MF 篠原良介 上田達哉 窪田優士 山口遼(長田冬椰)
FW 浅野裕永 小吹嘉範(草野大河)
★今日の「収穫」
【岡村優人選手】

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今日は思ってたより、自分達の力が通用するので、第2戦に向けて期待が持てました。
今回の遠征には、個人的には、メンタル面でもっと強くなって、国が変わっても、どういう状況でも、戦えるような選手になりたいと思って来ました。チームでは、この遠征が終わった後に、最後の大きな大会があるので、それに向けて1つになれたらいいなと思っています。

【岡田健太郎選手】

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ブラジル人はすごく背も高くて、やっぱりフィジカルも強くて、ボールを持ったら、すぐプレッシャーに来るんで、今日は、そういう相手に対してどう戦うかというのが、すごい勉強になりました。
この遠征では、やっぱり、アントラーズというチームに恥じないように、ピッチ外でもしっかりした行動を身につけて帰りたいです。

【木村匡志監督】

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立ち上がりでちょっと慌ててしまいましたが、ちゃんとボールを繋いで、サイドから行ったり、トップに当てて展開したりっていうのが、もっと早い段階で出来ても良かったかなと。
やっぱりブラジル人っていうことで、格上に見ていた部分も、多少あったのかなと思うんですが、後半、ある程度自分らがボールを持てるようになってからは、自分達の時間帯が作れました。それをもう少し出来てれば、流れはもっとウチに来たかなと。
ただ、守備の面に関しては、GKを含めてよく頑張ったなと思いますし、個人個人を見ても、そんなに引けは取らなかったなと。むしろ、こちらの選手の方が、体を張れるところとか、ボールを持てるところもあったと思うんで、明日、あさってのゲームでしっかり結果出して、決勝トーナメントにつなげたいと思います。
鹿島アントラーズの3校の中で、つくばが全国大会に出られなかったというのが、多分、選手の心の中にはあると思うので、今回の遠征では、強豪の中でもやれるという自信をつけて帰って欲しいというのが、一番の目標です。その中で、たくましくなってもらって、次の高円に向けて、頑張りたいと思います。

<文=藤原清美・写真=Jorge Ventura / George Henrique>

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