日伯友好カップ

市川2対0、快進撃が続く!

[2010.08.18]

8月17日

市川トレセンの第2試合メスキッタ戦は、初戦と同じく、どんよりとした曇り空の下。
この日の市川には、ちっちゃなサポーターが応援に駆けつけました。ジーコのお孫さんフィリッピ君です。ジーコは、両チーム関係者や、大会運営スタッフ、ドクターと、バリバリ打ち合わせや挨拶をした後、しばらくはフィリッピ君を抱っこして、ピッチを指さしながら観戦しました。

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今回の市川は、強豪フラメンゴとの合同チームを組んで、大会に参加しています。ウォーミングアップに出て来た選手達、まずはその助っ人ブラジル人達と、みんなで円陣を組みます。
ブラジルでは、試合の前に円陣を組んだ時、神に祈りを捧げます。試合に臨む自分達と、相手チームの全員が、ケガをすることなく、力一杯戦えることを願って…。
市川の選手達は、すべてポルトガル語で行なわれるその祈りに、声を出して参加することはできません。でも、肩を組むからこそ伝わるブラジル人達の、試合とサッカーに賭ける思いをかみしめている様子。合同チームというスタイルによって、ブラジルのサッカー文化を100%体験する、かけがえのない日々を過ごしています。

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試合はこの日も、押しつ押されつの攻防。そして、前半のうちに、鈴木裕也選手のゴール!市川、1対0で折り返します。

Jogo1

Jogo2

Jogo3

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観戦するブラジル人の親達が、審判に抗議し過ぎて、イエローカードをもらう(?)という、ブラジル的な微笑ましい場面も。
そんな中、みんなが「ブラジル人か?」と間違えるほどのプレーを披露したのは、山本礼利選手。後半には、メスキッタの特別な密着マークがつきながら、この試合、本当に惜しい3本のシュートも飛び出しました。
ただ、山本選手にとっては、周囲の称賛は関係ない様子。ゴールを決め切れなかった悔しさに、試合後、目に涙をいっぱい溜めていた表情が、明日のさらなる成長を期待させます。

立岡監督からは、FW陣に「パスじゃない、シュートだ!」「ゴールに背を向けるな!」と指示が飛ぶなど、かなり前向きに戦う意図が見えたこの試合。後半には、波状攻撃から、助っ人による追加点が生まれ、最終的に2対0の勝利。
市川の快進撃が止まりません!

《市川トレセンの試合結果》
市川トレセン 2-0 メスキッタ

《市川トレセンからの今日のスタメン》
DF 瀧島実幸
MF 佐久間竜大、鈴木裕也
FW 栗栖魁人、山本礼利

★今日の「収穫」

【山本礼利選手】

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惜しいシュートはあっても、決められなかったので、残念です。1対1になった時に、GKに迫力があって、焦ってしまうところがあって。でも、ブラジルの選手とやれるので、良い経験になってると思います。あともう1試合あるので、とにかく決めたいです。

【鈴木裕也選手】

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試合中は、いっぱい走れたと思います。それに、ブラジル相手でも当たり負けしなかったり、ボールに対する激しさ、お互いのぶつかり合いなどで、手応えを感じています。
チームメイトもブラジル人なので、彼らの技術がすごく高いことに驚いています。
今日は先制点を決めることができたので、あともう1試合、もっとゴールをしたいです。

【立岡康徳監督】

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今日は日本の子供が先制点を取ってくれました。それに、出場した子供達が、非常に良く戦ってくれたと思います。回を追うごとに、フラメンゴの子供達ともだいぶ融合してきました。もっともっと練習を積んでいけば、さらにチームワークが良くなっていくという気がしています。
子供達は、言葉が通じないまでも、お互いにボディランゲージでポジションの修正とかをしてるし、僕らは僕らで、デラシーコーチとか、助っ人のフラメンゴのコーチと話をしていく中で、サッカーに対する考え方、戦術的なことなど「ああなるほど、日本と違うところが多いな」と、勉強することが多いです。参考になることが、非常に多いですね。僕も学んでます。
10年前にも合同チームをやったことがあるんですけど、その時は勝てなかったんですよね。今年はおかげさまで、2勝。ほんとに良い経験をさせてもらっています。

★今日のこぼれ話

立岡監督と、通訳の小林さんより。
監督「今年の連中は、よく食べる、よく飲む、よく騒ぐ、よく笑う。」
小林さん「で、ホテルで大きな声で笑うから、監督に叱られる。」
監督「公共の場で、そんなに大声で笑うんじゃない!って。」
小林さん「笑い過ぎて叱られるチーム、初めて見たよ(笑)」
元気いっぱいで、何よりです。

<文=藤原清美・写真=Jorge Ventura / George Henrique>

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