ジーコの主張

フラメンゴの将来

[2010.08.13]

私は日本で10数年間、ヨーロッパでは数年間を過ごしてきた。選手としてのキャリアの大部分はフラメンゴで活動して世界にも遠征してきた。私の信念のうちの1つは、計画と組織化に加えて、良い構造がなければ偉大なクラブは存在しないということ。今週のテーマはヴァルジェン・グランデ区でフラメンゴのトレーニングセンターの建設と下部組織哲学の変更である。

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ブラジル選手権の戦いに戻るチームに対し心配して、移籍によって加入する選手を楽しみに待っているサポーターの気持ちは分かる。もちろん、私自身はチームを補強するようにとても努力している。しかし同時に、私はNinho do Urubuトレーニングセンタープロジェクトを監視し、下部組織を改新する作業に毎日何時間か専念している。

サポーターは気づいてないかも知れないけど、現在トップチームにはフラメンゴで育成された経験豊かな選手は1人もいない。より信頼できる選手達はみんな他のクラブから来ている。それは、私の意見では、我々がもっと意欲を働かせなければならないという証拠。今日または明日ピッチに入る選手より、フラメンゴは今後クラブのサポーターの大きさのように、下部組織の充実の準備をする必要がある。今の現実は非常に異なっている。

トレーニングセンターの建設完了について役員からの約束があり、私はそれのために働いて、資源をプロジェクトに予定しておくという約束の実行を要求するためにここにいる。実は、残念ながら私が発見したのは下部組織のより不安定な状況であったので、私はトレーニングセンターを完了すると言うよりも作り直すと言える。

我々は短期的には、ルーム、大食堂、更衣室、マスコミエリア等として用いられるコンテナを買っている。つまり、我々は一時的な作業の最小限の構造を提供する。しかし、予想は1年で、我々が最初の完全な建設モジュールを持つということ。それで、プロと下部組織の活動の分離を保証する。

仕事の良い構造を持てることは、残念ながらここ数十年で失われた育成クラブとしての評価を取り戻すのに役に立つ。しかし、私は下部組織のコーディネーターたちと、選手の成長についての新しい哲学を行っている。選手数を減らし、若手選手により気をかける。そして厳しい規律を押しつけて下部組織であまりトロフィーを要求しないこと。我々がクラブを回復するために行っているステップである。

下部組織カテゴリーのチームによって達成したタイトルよりもプロで結果を得ることができるように、我々は最初から最後まで仕事を続ける必要がある。それはフラメンゴにとって重要なこと。

今週のコラムでプロジェクトについて少し説明するのは、サポーターへ招待をしたいからである。我々は赤黒の将来のために一生懸命働いている。一方、短期的の将来はプロチームに依存する。補強選手は来るが、ロジェーリオ監督が選んでいる若手選手を応援しよう。私は既に彼ら全員と話し合い、この7月はチームでレギュラーを確保するチャンスだと言った。フラメンゴに身を捧けて自分の居場所を見つける時だ。

そして、クラブで私と話したり、メールを送ったり、Twitterで補強選手の話題を進めたり、または、下部組織への応援すると言う、フアンのあなたへ、試合を見に行ってこれらの選手に動機つけてくれるように招待したい。私は、彼らが意力を持ってプレーすると確信している。忍耐力を身につけて、恒常的な励ましの叫びをもって行ってください。彼らにはそれが必要です。そして、誰もがご存知のように、フラメンゴのサポーターはピッチでもう1人のプレーヤーとして活動するのを知っている。応援よろしく!

では、また来週!


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