日伯友好カップ

指導者インタビュー 2

[2009.09.28]

8月にリオで行われた第12回・日伯友好カップ。指導者のコメントです。

賀谷英司コーチ(鹿島ノルテ)

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「日本と違って、ブラジルには厳しい土壌があるんですよね。生きるか死ぬかじゃないけど、小さい時から、そういう戦いをやっている。だから、球際1つとっても、戦っています。その“気持ち”の部分がすごく大事だなと、あらためて感じました。そういう選手達が日本に来て、僕たちもJリーグの中で学びました。
そういう意味で、15歳の年代で本場のブラジルに来て、試合をはじめ、いろいろな経験ができるのは、本当に大事なことだと思うんですね。もっと若い年代でも、やれたらいいと思うほどです。選手達も本当に感じたと思うので、日本に帰ったらまた、ブラジルで学んだことを、しっかりやってほしいなと。そうやって、持ち帰ったことを活かしてこそ、また意義があると思います。
僕たちも指導者として、1対1で当たって負けないとか、日本でやっていると、甘くなる部分があると思うんです。だから、気持ちの部分と、技術的な部分、それに戦い方など、もっともっと、やっていかなくてはなりません。決勝を見て、日本のチームも、あんな決勝をやれるように、日々の練習から意識を持って、やっていきたいなと思いました。」

フェルナンド・バヌッチ(CFZ・U-17監督)
  ※Jリーグ選抜と親善試合で対戦。

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「僕はこの大会に、監督として3回参加したことがある。その時の印象と比べても、今年のJリーグ選抜は、技術的なクオリティが、過去数年よりも非常に高かった。
そして、驚いたのは、少年達は以前のように固くならず、もっとパーソナリティを持ってプレーするようになったこと。もっと喜びと意欲を持ってプレーしている。ブラジル人に対しても、対等に攻撃をしかけてくる。少なくとも、対等にプレーしようと、やっている感じだった。
以前の日本人は、半ば尻ごみした感じで、少し怖がってプレーしているように見えたこともある。今年は、みんながすごく成長しているのを感じた。
アドバイスがあるとすれば、ブラジル人の技術面というのは、まさに毎日の遊びなんだ、ということ。良い意味での遊びだよ、冗談半分で、という意味ではなく、生きる上で毎日欠かせない遊び。そういう毎日の経験の積み重ねの上に、技術力がある。それが、日本人に基本的に必要なことだと思う。僕らのサッカーを取り入れるためにね。
でも、日本は正しい道を歩んでいるよ。進むべき道は間違っていない。僕が思うのは、ブラジル人監督が行って交流すれば、もっと成長できるということ。日本人監督を追い出すんじゃなく、プラス1として、日本のチームを手伝うためにね。僕らブラジル人が、毎日どんな練習をしているか、その経験を伝えるために。日本人とブラジル人の、経験やクオリティをミックスし、力を合わせれば、もっとずっと成長できると思う。」

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