日伯友好カップ

コーディネーター・マルコン コメント

[2009.09.29]

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日伯友好カップに携わって、今年で2度目ですが、今年の日本のチームは、いずれも去年以上のクオリティを見せてくれたと思います。特に、1人1人の技術力の高さが、目を引きました。

一番驚いたのは、市川です。選手達が非常に明るく、よく笑い声のあがるチームでした。それでいて、初めてのブラジルとは思えないほど落ち着き、自信を持って試合に臨んでいました。だからこそ、結果も残せたのでしょう。負けた試合も含め、3戦3勝でもおかしくない内容でした。
運営の面では、基本的なことを正確に行なう、というところを、一番意識していました。みんなに問題のないスケジュールを組むこと、試合などを時間通りに行なうこと、大会規則を違反するチームが出ないようにすることなど、運営技術にミスの出ないように、というところです。

昨年の大会でジーコと共に運営を担当し、学んだ経験が大きくものを言いました。サッカーも同じですが、基本的なことがしっかりしていれば、トラブルが起こっても、対応できると。おかげさまで、大会は問題なく、スムーズに行われました。


唯一悲しかったのは、マドゥレイラの姿勢です。フルミネンセに3対0で敗れそうになっていた時、試合を放棄して、ピッチを去ってしまいました。それは、大会に臨む姿勢としても、スポーツマンシップとしても、また少年達を育成する上でも、あってはならないことです。その後、私やCFZのシモンエス氏とチームがよく話し合い、来年は罰として、マドゥレイラは参加できないことになりました。一番かわいそうなのは、機会を奪われる選手達ですが、クラブの問題として、今一度、良く考えて欲しいという気持ちです。


日本の人達は、高島さんの多大な尽力は言うまでもなく、多くの関係者がサポートをしてくれました。参加したチームの指導者、選手、全員の大会に臨む意欲や真摯な姿勢も、私や運営スタッフに大きな力を与えてくれました。

大会と日本・ブラジルサッカーの更なる発展を目指し、来年もみんなで素晴らしい大会が開催できることを、楽しみにしています。

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