日伯友好カップ

日伯友好カップレポート 市川トレセン、おめでとう初勝利!

[2009.08.17]

朝から雲一つない青空が広がったリオデジャネイロ。午前11時、市川トレセンのグループリーグ第2戦が始まる頃には、日差しはさらに強まり、気温は32度!
今日も市川は、遠征メンバー総勢11人全員が、元気にスタメン出場を果たしました。

市川の第2戦の相手は、チグリス・ド・ブラジル。リオの中でも近年成長著しく、特に若手の育成で評価をあげているクラブです。

Photo

監督からキャプテン早矢仕選手に「最初の10分は押さえろ!」と指示が飛ぶ中、試合は序盤から、押しつ押されつの互角の戦い。
相手のチグリスがリオのクラブだけに、この日のCFZ(ジーコサッカーセンター)、観客は全員、チグリスサポーター。相手への応援と、味方への野次が飛ぶ、市川にとっては完全アウェームードの中、選手達は互いに声をかけあい、攻守に気合の入った展開が続きます。

Photo_2

そしてついに、市川に待望の先制点が生まれました。前半19分、渡邉選手のゴール!

その後のベンチからは、“勝っている時の試合の進め方”などの指示も出始め、優位に展開する市川。果敢にドリブル突破をしかける渡邉選手をはじめ、攻撃陣にも勢いがつきます。

1-0で前半を終え、ハーフタイムのベンチでは、立岡監督から「熱く戦うんだけど、落ち着け、冷静に行こう」と、選手達の「もっともっと」が焦りに変わらないように、確認作業。三浦選手がふくらはぎの痛みを訴え、デラシーコーチのマッサージを受けたものの、全員元気に後半へ。

Photo_3 Photo_4 Photo_5

後半も、再三チグリスゴールに攻め込む市川。そして、後半9分。奥野選手から追加点。味方のシュートがクリアされたところを、ペナルティエリアの外から豪快に蹴り込んで、ゴール!2対0としました。

その後、チグリスに2点を返され、あわや引き分けと思われた後半31分。川崎選手がドリブルで持ちあがり、そのままシュートで、鮮やかに決勝点を決めました!

試合終了間際、ヘディングで競り合った宍戸選手が、その衝撃で鼻から出血、CFZからの助っ人ニュートン選手と交代するトラブルはあったものの、市川がそのまま3対2で、今大会初勝利を挙げました。

明日の市川は、ブラジルでの最後の練習を行ない、あさって18日の第3戦バングー戦の勝利と、Aグループ優勝を目指します!

《市川トレセンの試合結果》

市川トレセン 3-2 チグリス・ド・ブラジル
GK 菅野
DF 勝沼、早矢仕、宍戸(ニュートン)、山澤
MF 三浦、奥野、高木、上山
FW 渡邉、川崎

市川の得点:渡邉泰嗣、奥野友都、川崎祐大

★今日の「収穫」

【立岡康徳監督】

Photo_6

今年のチームは非常にまとまりがあるんですね。今日の勝利は、チームが狙いを持って戦い、それに向けて全員が努力した結果。そして、1人1人が頑張ってくれた結果です。
今年はトレセンの活動として、より多くの子供達の中から選ばれた選手達で、チームが構成されています。それもあって、個々の選手達の能力が高いし、戦術に対する理解度も、ちょっと高いんじゃないかなという気がしますね。
選手達には、この遠征を通して、人間としての生き方を学んでもらいたい。抽象的なんですけど、ホテルでの過ごし方とか、選手としてこうあるべきだという話をいつもしてるんです。そういうところを通して、社会の中で生きてく上で、必要なことを学んでいってほしいと思っています。

【早矢仕久志選手】

Photo_7

結果的に2失点したのは納得できないけど、最後は相手を抑え、勝てて良かったです。ブラジル人は、ゴール前の駆け引きが日本人と違ってうまいので、そこを守るのが大変。でも、そういうブラジル人の良いところを学んで帰って、自分のプレーにつなげたり、チームに教えてあげたい。3試合目も絶対勝って、2勝あげて帰りたいです。

【川崎祐大選手】

Photo_8

決勝点は、ここにボールが来るかなと思って待ってたら、たまたま来たので、後はゴールに入れるだけでした。1試合目で調子悪かったので、2試合目で決勝点を取って、みんなに恩返しできたので良かったです。ブラジル人は日本人と違ってフィジカルが強いし、スピーディーなサッカーをしてくる。キャプテンの早矢仕君を中心に、いい守備から攻撃につなげられた。3試合目も自分が点を取って勝ちたいです。

<文=藤原清美・写真=Jorge Ventura / George Henrique>

in [日伯友好カップ] |

< 前の記事へ | 最新の記事へ | 次の記事へ >