ジーコの主張

プラティニとゲーム・スピリット

[2009.07.18]

フランス人のミシェル・プラティニは、私と同時期において、またサッカー史に於いても目の当たりにした最も偉大なるプレイヤーの一人です。幾度となく、代表同士で戦い、セリエAで私がウディネーゼ、彼がユベントスに所属していた時代に対戦する機会がありました。2000年には私の自宅にも招きました。サッカーは我々二人を友人になるよう近づけてくれたのです。

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本サイトを初期から見守ってくれている読者の方でしたら、数年前からサッカー界のエグゼクティブの職務に元プレイヤーの存在が重要だと私が取り上げていたことを覚えてくれていると思います。そして欧州サッカー界で最も重要な機関の会長職へのプラティニの当選を祝福しました(2007年01月30日-「プラティニへ、幸運を」)。1983/84年シーズンのカルチョで、私が得点王の一得点一得点を争ったクラッキは、世界に於けるスポーツ界の最も重要な役職の一つに就く準備がされていることを確信していました。

UEFA会長選での当選後間もなく、イスタンブールの地で会った際には色々と会話を交わして、彼は欧州サッカーに変革をもたらしたい意向に関して話していました。プラティニは、ピッチ内でゲームの勝敗を決めるべく、ルールに則ったフェアプレー精神の信奉者でもあります。バスコ・ダ・ガマの名選手であったホベルト・ディナミッテ同様に、ライバル同士にも関わらずに、我々の意思の疎通はピッチを超えたのです。

従って、プラティニが人種差別に対して猛烈に働きかけるのは決して意外には感じません。差別に対して「許容範囲ゼロ」の姿勢を必然的に示す行為に関しては疑いの余地はありませんでした。

今年の5月に私は、ディナモ・モスクワのサポーターが我々のMaazou選手に対して取った行為を訴えるために、この場を使用しました。試合後の私の記者会見での発言はヨーロッパ全土で反響を呼び、同時にZNRサイトでの私の記事はブラジルで数多くのサイトやジャーナル、更にはラジオや雑誌などで取り上げられました。私は敢えてプラティニ及び会長補佐官にも電話をして、出来事に対する対応の依頼を伝えたのです。

サポーターへの忠告を行う為の試合中断や試合の延期、クラブへの罰金、ホームスタジアムでの試合禁令など…、UEFAの公式大会に於いての罰則が予め規定されたのです。執行委員会の会議で告知され、これらは欧州大陸の各国で模範的な例として取り上げられるかと思います。国際大会での適応となり、各国のサッカー連盟で承認予定なのです。

プラティニ会長にて布告されたUEFAの措置は、問題解決への第一歩となることを期待しております。サッカー、即ち、社会共生の良き例であり、スポーツを通じての自由原理への尊重及び平等が、人種に対するこの様な汚点と許容の欠如と、共存してはならず、且つ、許されてはいけないのです。そして、人種差別が社会に及ぼす害を減少させるべく、他の分野にもこれらは伝染しかねません。「人種差別への許容範囲ゼロ」がフェアプレーのスピリットなのです。

それでは皆さん、ウン・グランデ・アブラーソ!
また来週お会いしましょう。



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