混戦のブラジル選手権
[2008.11.02]
今年のブラジル選手権は間違いなく、ホーム・アンド・アウェー方式の歴史に於いて、最もエキサイティングであると言える。上位や下位で激しい争いが見られる。5つのチームがタイトルをかけて戦う、そのタイトルへの道のりが今週のテーマである。
ブラジルからは遥か遠くである、ここウズベキスタンのタシケントで、私はブラジル選手権の試合を観ている。バスコ対ゴイアスやフラメンゴの幾つかの試合を観た。朝5時に起きてフラメンゴがコリチバに大勝した試合も観た。確かに今、フラメンゴはタイトルに立ち向かう5番目の力量をもつ。
首位チームがどんどんトップへ駆け出した、いくつかの大会を観てから、ほとんど誰もが明白なレシピを学んだと思う。計画をもってハードな仕事をする。そして各対戦を決勝戦と思って戦うこと。アウェイで獲得した点と同様に、ホームで逃した点によって差が生じるかもしれない。拮抗したリーグにおいては、敵地で勝点を取り、自らのチームのサポーターの前での勝利は重要なことである。
偶然ではなく、首位のグレミオはホームのオリンピコで行われた17試合の内、12勝をものにした、そして同点数を持つサンパウロは、同様に12試合を勝利し、しかもホームモルンビーで行われた16試合のうちでである。両チームはホームで1回負けただけ。大会で両チームの順位を見れば、良い結果も獲得したことを表すので、私がアウェイでの成績を探すまでもない。
クルゼイロとパルメイラスは、首位と2勝点差があり、ほぼ同じホームパフォーマンスの論理に従っている。実際、特に目立つ選手がいないので、今シーズンのブラジル選手権でホーム勝利が重要になってくる。
監督達の中でCelso Roth, Muricy Ramalho, Adílson Batista, Vanderlei Luxemburgo と Caio Juniorは特に優秀であり、彼らの誰がチャンピオンになっても正当であると言えよう。
ここ遠くから、わたしはフラメンゴがチャンピオンになるように応援している。同チームはホームで4試合があるので、相手チームに12点を譲るわけにはいかない。リーダー達より3点すくない、56点で、フラメンゴはホーム勝利して、アウェイで点を取らなくてはならない。特に、タイトルへの直接ライバルなので、ミネイロン・スタジアムでのクルゼイロ戦。
どのチームが優勝するか?答えるには難しい質問である。私はすでに応援するチームが決まっている。最近2シーズン連続優勝して、今順調であるサンパウロを見くびることはできないと思う。しかし、どうやって優秀なLuxemburgo監督が率いるパルメイラスが駄目だと言えるだろうか?毎年上位にいるクルゼイロはどうだろう?多くの期待と予想の中、答えを知るまでに後6試合である。
また来週!