日伯友好カップ

2008年8月14日 市川トレセン、グループリーグ初戦に臨む

[2008.08.15]

朝から薄曇りだった天気も、午前11時、市川トレセンのグループリーグ初戦が始まる頃には、晴天に変わりました。早くにCFZ(ジーコサッカーセンター)入りした選手達は、9時半から行なわれたもう1つの試合、ポルトゥゲーザ対アルチスウを観戦し、気持ちを高めて、いざ出陣!

今回の市川は、遠征メンバー総勢11人。
そのため、CFZから4人の選手が、助っ人としてチームに参加しています。
昨日の親善試合で足首を負傷した吉田拓也選手が、大事をとって今日はベンチスタート。代わりに、CFZのガブリエウ選手が、スタメンに入りました。

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そこで、ハプニングが起きたのです。
市川のユニフォームは白。
今日対戦するカンポ・グランジも、なんと、白。
そのため、ジーコが自ら、CFZの青色のユニフォームを準備し、市川の選手達は、急遽、それを着て出場することになりました。

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試合はキックオフ直後に、カンポ・グランジが先制点。

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ベンチからは、伊藤監督、立岡コーチ、デラシールが、細かく指示を出したものの、ブラジルのチームと戦う初めての公式戦に、選手達のプレーには戸惑いが感じられます。
逆に先制ゴールで勢いがついた相手に、前半だけで6点を奪われてしまいました。

しかし、ハーフタイムのミーティングを経て、市川が変わりました。
焦りが消え、自分達のプレーを取り戻し始めた分、攻守に闘志あふれるシーンが、随所に見られるようになったのです。

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後半は、市川のオウンゴールにより、カンポ・グランジが1点を追加したものの、それ以外は守りきりました。

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最終的に、結果こそ0対7の敗戦ですが、短時間で立て直した市川には、今後が期待されます。

明日の市川は、再び親善試合と練習を敢行。あさって16日の第2節、ポルトゥゲーザ戦の準備を行ないます。

《市川トレセンの試合結果》

市川トレセン 0-7 カンポ・グランジ
GK 工藤
DF 八木(ウェリントン)、太田、ガブリエウ、斎藤
MF 前川 轟木、春木(チアーゴ)、宮内(ジエーゴ)
FW 佐藤、湯浅

★今日の「収穫」

【立岡康徳コーチ】
もともとの力の差もあったかなと思うんですが、それよりも、最初の失点が後々まで響きましたね。そのあたりをミーティングで言い忘れてしまったので、僕にも責任があると思っています。
選手達と話し、彼らも前半の失点を悔しがっているところで、後半はチームが変わりました。しかし、昨日の練習試合でも経験したのですが、厳しさを実感しました。それは例えば、球際の厳しさ。また、最初の立ち上がり5分、10分の勢いをきちんと止めないと、相手のペースになってしまうという、公式戦の厳しさ。すごく、いい勉強になりました。

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【轟木大介選手】
ブラジル人はやっぱりプレッシャーが早くて、判断を早くしなくちゃいけないと思いました。でも、後半は前半よりも、よく動けていたと思うし、明日またトレーニングして、次の試合では勝ちたいです。シュートを狙うチャンスがあれば、素早く判断して、シュートを打っていきたいです。

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【春木翔太朗選手】
相手はでかくて、足元が超うまかったです。
交代でベンチに下がったことで、外から自分達のチームを見ることもできたのですが、そこで感じたのは、相手はいっぱい走っているのに、日本人はあまり走らないということです。だから、次の試合は運動量を多くして頑張りたいです。

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【ガブリエウ・ゴンサウベス選手】
今日の試合で一番難しかったのは、マークするのに、それぞれが孤立していたことです。一旦抜かれると、相手はすぐにゴール前まで行ってしまう。でも、そこで初めて、他の選手がマークし始める、という具合でした。ブラジルのやり方だと、君はここでマークしろ、君はあっちでマークしろって、言い合うんだけど。
今日足りなかったのは、ゴールのチャンスだけ。技術的には、日本人もブラジル人も、違いは感じません。日本人と一緒にプレーするのは初めてだから、いい経験になっています。言葉が分からないから、ジェスチャーで伝えようとしながら、一緒にトレーニングするのは、すごく良いものです。

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《その他の試合結果》

ポルトゥゲーザ 1-1 アルチスウ

<文=藤原清美・写真=Jorge Ventura / George Henrique>

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