日伯友好カップ

2008年8月22日 日本の3チーム中、鹿島ノルテが1勝!

[2008.08.23]

2次予選リーグ2日目は、朝からの曇り空。気温も21度と、選手にとっては少しホッとする、戦いやすい気候となりました。

★今日の鹿島ノルテ

今日のトップバッターは、鹿島ノルテ。朝9時キックオフで、フリブルゲンセ戦です

試合は序盤から、ノルテがペースをつかみ、再三、相手ゴール前に攻め込みます。そして、前半から、千葉選手がゴール!その後は、ピンチの場面もありましたが、耐えて前半を終了。

ハーフタイムのベンチでは、休む時間も惜しむように、選手達がお互いに話し合っていました。監督に指示を確認し、それを仲間同士に伝えたのは、高坂選手。

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そして向けた後半も、千葉選手が再びゴール!普通は試合中ずっと怒鳴り続けるブラジルの監督も、最後は押し黙ってしまったのが、印象的でした。最後にフリブルゲンセに、FKを直接決められて1点を奪われましたが、結果は2対1。第3節の結果によっては、決勝トーナメント進出の可能性がでてきました。

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《鹿島ノルテの試合結果》

鹿島ノルテ 2-1 フリブルゲンセ
GK 池田
DF 綿引(花井)、高坂、三好
MF 増田、園佛、上田(大内)、千葉(萩谷)、大竹
FW 今泉(薄井)、岡野(山田)

<ノルテの得点者 千葉樹 2得点>

★今日の「収穫」

【亀谷誠監督】

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守備の面でよく頑張れたし、ゴールが奪え、初勝利をあげることができた。疲労も蓄積し、昨日5対0で敗れた中で、気持ちをよく切り替えたと思います。
明日はボタフォゴ戦。プレッシャーをかけられて、ファウルが増えたり、大きなクリアが増えたりしないよう、より冷静に判断し、クリアならクリア、つなぐところはつなぐなどを、見極めていければと思います。
明日も勝ち点3を取れれば、決勝トーナメント進出の可能性が出てくるので、勝ちを目指したいですね。

【千葉樹選手】

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勝たないと後がない試合だったので、みんなで1つになって戦って、勝てたのは良かったです。ゴールについては、サイドからクロスで崩すっていうのを、日本からずっとやってきたので、それが点につながりました。こうなったら、得点王を目指したいです。

【高坂豊選手】

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前半、集中が切れてきたので、後半は集中が途切れないようと、声を出し、怒鳴ることばっかり考えてました。「ここをあいまいにしちゃうと、点に繋がっちゃう」と思う部分で確認したいことがあったので、ハーフタイムには監督に聞いて、それをチームメイトに伝えました。
試合としては、昨日の方が良かったかもしれなかったけど、1点、2点と取れたので、結果に繋がりました。失点した時は、その後どうなるか危なかったんですけど、崩れることはありませんでした。
決勝トーナメントに進出したいので、まずは明日、勝ちたいです。

★今日の鹿島アントラーズ

午前11時からは、鹿島アントラーズがミナスジェライス州の強豪クルゼイロに挑みました。

しかし、前半のアントラーズは、立て続けにゴールを奪われ、4失点。

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後半も1点を奪われたものの、最後の最後まであきらめないアントラーズは、1点を返して、最終的に1対5で試合を終了しました。しかし、これで連敗となり、残念ながら、グループリーグ敗退が決まってしまいました。

《鹿島アントラーズの試合結果》

鹿島アントラーズ 1-5 クルゼイロ
GK 森
DF 花崎(高木)、加賀、長石、山田
MF 渡辺、大窪、西谷(木場)、軍司
FW 谷川、宮内

★今日の「収穫」

【土田哲也監督】

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決勝トーナメント進出の目が途絶えてしまったことが、非常に残念です。今日は相手の背が高いと聞いていたので、高いボールへの対応を徹底し、こちら側は中盤でボールを回しながら、攻撃に繋げていこうと指示していました。それをやろうとする意図は見えたんですが、ボールを回しているうちに奪われてしまい、高いボールでやられる。その同じパターンで前半4失点してしまいました。後半も形を変えずにやって、1点獲れたのですが、そこで力尽きたという感じです。意図は見えた以上、奪われたのは技術の問題。そこをこれから、やっていかないといけないと思っています。
気持ちの部分でも、やはり弱い面があると思います。それは、1つ1つの場面で、マイボールにするんだという気持ちなど、トレーニングの積み重ねで、変わっていけるところもあるはずです。生活環境、この世代の育成のシステムなど、いろんな要素が絡んでくると思いますが、我々指導者が考えなければいけないテーマです。

【渡辺龍太選手】

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昨日も立ち上がりでやられたのが響いたので、今日は、後半だけで言うと、その立ち上がりをしっかり守って、スコアは1対1。だからやっぱり、前半の4失点が響いた形になりました。最初の方は相手が裏に出したボールに対応できなかったり、パスミスが増えたりしたので、相手も強かったんですが、自分達の問題も大きいと思います。
明日はなんとしても1勝したい。そして、相手がボールをもらった時に、慌てずに動くところ、手や体の使い方などをしっかり学んで帰りたいです。

【宮内龍汰選手】

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パスミスやトラップミスが、すぐに失点につながってしまう。ちょっとトラップが大きくなっただけでも、ブラジル人はそこを狙ってくるので、改善しなければいけないところだと思います。相手の高さもあったけど、まずは自分達のミスの問題。
ブラジル人の気持ちの強さや、ボールへの執着心を見習いたい。そして、明日は1点でも多くゴールして、勝ちにいきたいです。

★今日のJリーグ選抜

午後2時からは、Jリーグ選抜の第2戦。ノーヴァ・イグアスーとの対戦です。前半、昨日の敗戦からは、見違えるような、力強い戦いぶりを見せてくれたJリーグ選抜。互角に戦ったのですが、前半終了間際に、1点を獲られてしまいます。

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後半、片がPKを決めて、1対1と追いつきます。これには、いつもの通り、試合を真剣に見守っていたジーコも、思わずパチリと激写!

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その後も攻め込む場面が続き、惜しいシュートも飛び出すなど、押し気味に試合を進めたJリーグ選抜。ところがその後、わずか2分の間に2失点し、再び突き放されます。
最後はダメ押し1点を決められた後、Jリーグ選抜も、池田が1点を追加しましたが、ここまで。結局、2対4で敗れ、決勝トーナメント進出は、なりませんでした。

《Jリーグ選抜の試合結果》

Jリーグ選抜 2-4 ノーヴァ・イグアスー
GK 月成
DF 幸福、望月、遠藤、吉田
MF 佐藤(小野瀬)、唐木沢(廣田)、片、桑島
FW 池田 岩木

<Jリーグ選抜の得点者 片慎吾、池田正志>

★今日の「収穫」

【名取篤監督】

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昨日点差が開いたので、選手達がサッカーの原点のようなものを感じるように、話をしたんですが、まだ立ち直れない選手も何人かいました。非常に歯がゆい試合でした。
ブラジル人と日本人のメンタリティの強さの差は、いつでも感じます。でも、それは環境の差ではなく、普段のトレーニングから、厳しいプレッシャーの中でやっていくことで、培われていくことだと思います。
今は、ちょっと体を当てられただけで、慌ててしまって、次からはプレーできなくなってしまう。指導者としては、この厳しさを子供達に知って欲しかった。それで今、へコんでいるけど、日本に帰ってから、理解し始めることを期待しています。
時間はないけど、明日はコーチ陣が、まず戦う姿勢を見せることで、選手達にも伝えたい。あきらめずに戦っていきたいと思います。

【片慎吾選手】

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球際のところはしっかりしていたし、点も取れたので良かったと思います。最後の最後まであきらめずに粘ったので、あのゴールが生まれました。この遠征では、外国人のフィジカルの強さに、どうやって対抗できるか、というのと、勝負に対する執着心を学んで帰りたい。だから、明日も最後まであきらめずに戦って、ゴールを決めて、勝ちにいきたいです。

【望月健吾選手】

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内容はそんなに悪くなかったけど、結果的には負けてしまいました。後半、集中が切れたところが問題なので、明日はそこを切らさないようにやっていきたいと思います。1人1人が大きい選手に対して、体を張って戦えたと思うので、そこが昨日より、点差が縮まった理由だと思います。
大会のために集まったチームなんだけど、それぞれ仲が良かったので、1人1人が声を出し合えて、連係的には問題ないと思います。連敗してしまったけど、最後は勝って終わりたいです。

《その他の試合結果》

センダス 0-0 サン・カルロス
マドゥレイラ 1-2 カンポ・グランジ
リベルタッド 1-2 ジュヴェントゥージ
フラメンゴ 1-3 インテルナシオナウ
コリンチャンス 1-0 アトレチコ・ミネイロ
CFZ 1-1 ボタフォゴ
フルミネンセ 1-0 フィゲイレンセ
ブラジリア選抜 2-0 バングー

<文=藤原清美・写真=Jorge Ventura / George Henrique>

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