世界紀行

アレッポ ・ 過去への旅

[2008.07.05]

私はいつも言っているが、サッカーは私に普段行く事がない場所や以前から行きたかった場所を訪問る機会を与えてくれた。これらの場所を紹介したくて、このサイトで「世界紀行」のコーナーを作った。通常は外国人向きで、豊かな構造、美しい自然や文化等を持つ観光スポットを紹介しているが、今回の提案は少し異なっている。

4月上旬に、アル・イテハドのスタジアム竣工式で行われた親善試合の為に私たちはシリアを訪れた。ほぼ200万人の人口で、ダマスカスに次ぐシリア第2の都市、アレッポでの素晴らしいイベントであった。

トルコとの共通点は、人口の大多数がイスラム教徒である事と、国境に近い事だけ。更に、アレッポの概観は、発展のため、十分に異なっている。つい最近まではテレビさえもなかったが、写真でご覧の通り、多くの衛星アンテナが見られる。

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最近の近代化への試みにもかかわらず、都市の特色はまだ歴史であって、最も普通なのは、遺跡と伝統的な建築に行き逢う事。私が異なる提案であると言うのは、それはアレッポが観光客より考古学者のための訪問として示される点である。現代のアレッポが古代アレッポの場所に立っているため、様々な所で遺跡が発見され、歴史を研究している人には大事な資料となる。

地元の人と話しながら知ったのは、アレッポが他の地域に向かっている冒険家達の寄り道の都市であり、結局寄り道が歴史的な訪問になってしまう事。イスタンブール同様に、大きななバザーがあると聞いたが、訪ねる機会がなかった。 

しかし、ほとんど時間がなくても、昔の円形劇場と素晴らしい城(我々にはあまりにも素朴的に見えるが、古代建築の美しさの象徴であり続ける建物)で写真を撮る事が出来た。

フィールドの中では、試合は同点で終わり、そして私達は偉大ないイベントの参加者になった。数時間のイベントでは、スタジアムの中の群衆と外側に入場できなかった群衆。およそ7万5000人の人々が出席し観戦した。

本当に素晴らしい経験であった。アレッポは、考古学散歩やちょっと変わった旅を味わいたい世界中の人々が訪れるべき場所である

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