リベルタドーレス杯でのブラジル勢
[2008.04.19]
こちらトルコの地にて私はブラジルチーム勢のリベルタドーレス杯でのパフォーマンスを見守っており、ベスト16にブラジルから5チームが進出可能な事実を知り大変元気付けられます。それ故に、南米大陸の主要大会を今週のヨーロッパ・コネクションのテーマに選んだのです。
フラメンゴ、クルゼイロ、フルミネンセはグループリーグ最終節を待たずにして既に決勝トーナメント進出を確実としております。サンパウロとサントスも突破への条件は全て手中に収めており、現時点の経過を考慮すれば、進出を決めていると言えるでしょう。従って、ブラジル勢5チームが決勝トーナメントに参戦する可能性を仮定するとしましょう。
今日では、リベルタドーレス杯はブラジルのみではなく、アルゼンチン、コロンビア、ウルグアイ、チリ、パラグアイのチームも含めて、各国の主要選手の不在により大変拮抗した大会なのです。こちらフェネルバフチェ自体でも確認出来るように、我々はブラジル人以外にもウルグアイとチリの選手を各一名ずつ有しております。
この様な状況からも、ブラジルの各チームは一試合一試合を、真剣さを倍増して臨むべきだと言えるでしょう。心を平静に保ったり、集中力を高めたりする事が必要であり、更にはホームでの試合を上手く利用することも重要です。次ラウンドからのトーナメント戦は、このホームの利を活用出来て、敵地での支配下に於いてインテリジェンスに闘えるチームが恩恵を受けることが出来るのです。
大会自体は今日では私の時代とは大きく異なってはいますが、何れにしろビッグクラブの目的でもある、FIFAクラブワールドカップへの出場権を得る機会が依然として懸かっているのです。
私はこの場を借りて、高地でCiencianoに勝利したフラメンゴに祝辞を送りたく思います。試合会場からは、ホームチームを利することからもクスコの様な場所での試合には依然として私は反対だと言えども、今回ジョエル・サンターナ監督率いるチームはパーソナリティー、そして力強さと望ましいフィジカルコンディションを見せ付けてくれました。最良なる準備と、選手達が勝者の精神を持って挑めば、数多くの逆行を乗り越えられる事実を証明してくれたのです。
特にフラメンゴを筆頭に、ブラジルのチーム勢の幸運を願い、南米大陸に於いて最も重要なクラブ選手権でブラジルチーム同士の決勝戦対決を期待しております。
それでは皆さん、ウン・グランデ・アブラーソ!