ヨーロッパコネクション

感無量

[2008.04.02]

月曜日は、こちらトルコでの何ら代わり映えの無い一日になるはずでした。
妻のサンドラはここ数日寝付きが悪くその日は早い内に床についていた。私も比較的早目に休むことにした。
未明(ブラジルでは夜)にけたたましく鳴った電話。一時半頃だったと思う。
仕方なしに寝ぼけ眼で受話器を取り相手に今はもう休んでいるのでかけ直してくれる様に言ったのだが相手は一方的に喋り続けている。
よく聴いてみると相手はダヌービアのようだ(後から考えるといよいよ出産が近いのを感じていたのだろう)
その後再び床に戻り休んでいると再び電話がなった。今度は朝の5時だ。未明または早朝の突然の電話というのは本当に驚かされる。
妻は『誰かしら、こんな時間に!?』と言ったが私は再びダヌービアであること直感したので迷わず受話器をとった。
今度は息子のブルーノだった。予定日より二週間早くフェリッペが生まれたとのことだった。
正直、あの時の感動をどう表現すればよいのかわからない。私達にとっての初孫の産声を受話器を通して聞いた時の。

と同時にこの様な大事な時に息子達の側にいてやれない不甲斐なさも再度味あわされた。

この仕事の厳しさ、非情さについては以前も息子達へのコラムとして書いたことがある様に過去にも彼等の人生に於ける大事な節目に付き合ってやれなかった。

しかし彼等は理解してくれていると思う。

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私が長年この仕事に従事しているのも神の御意思であることを。

今年もシーズン後はつかの間の休暇で帰れるのが救いではあるが。

逆に考えれば家族を犠牲にして今まで世界中を回り見聞きしたことを孫に近い将来たくさん話して聞かせてやることが出来る。

あっという間に我が家も子供達が成長し孫という全く新しい世代が家族の一員として登場することになった。

フェリッペは何か急いでこの世に出てきた様だ。何しろ予定日よりも誰もが予想もしなかった二週間も前に生まれて来たのだから。

サッカーで言えば見事なフェイントといったところか!?

写真ではわかりにくいかもしれないがやる気満々で母親のダヌービアのお腹からトップスピードで飛び出して来た初孫。

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ようこそこの世界へ!

そして息子のブルーノへ 
君の親父は距離的には離れたところにいるがもう一人の将来のたくましいフラメンギスタの誕生を心より祝福し最高に感動している。
おばあちゃんはもうすぐそちらに戻る。オレも体があき次第急いで戻るつもりだ。
ダヌービアに祝福のキッスを送ってほしい。また彼女のご両親(新しいおじいちゃん、おばあちゃんだが)にもお世話になるといい。
本当によくして下さると思う。フェリッペ、君はこれから自分の目でこの世のいろいろなものを見るだろう。
最初は理解出来ないこともたくさんあるだろう。しかしいつの日にかこの文章を読むことが出来るようになった時にはわかってほしい。
これは君のおじいちゃんが君の為に一生懸命に書いたものだということを。
おじいちゃんは君の誕生を本当に嬉しく思っている。

「3月25日」

これから先、この日はおじいちゃんにとって特別の日になるんだ。

それでは皆さん、また来週お会いしましょう!

ウン・グランデ・アブラーソ!>

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