ジーコの部屋

なんだ、その名前は!? パート2

[2008.03.26]

以前のジーコの部屋でビラウ・キサBilal Kisaのエピソードは続編があると言っておいた通り今回みんなに読んでもらおうと思う。多少理解するのが難しいかもしれない最後までよろしく。

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ご存知の方は少ないだろうがトルコ語というのは複雑な言語だ。まぁ日本語もかなり複雑だが。日本で長年通訳として勤めてくれた鈴木は言ってみれば私の“声”として重要な存在であった。その役目をここトルコで担ってくれているのが SametGuzelという青年だ。

年齢的には私の息子位の歳でフェネルの熱狂的なサポーターでもある。彼はブラジルのクリチーパに住んだこともあり今でも機会がある毎に友人達を訪ねている。「そのSametが今回のテーマであるBilal Kisaと何か関係があるのか?」という声が聞こえてきそうだが!

我々ブラジル人はトルコ語の発音とか文字等言葉に関して事あるごとに彼をからかうのだが今回の件でも例外ではなかった。Ankaraspor戦前日からブラジル勢はずっと相手チームのキープレーヤーに対してからかい半分の“あーでもない、こーでもない”と繰り返していた。それをよく理解出来なかった Sametは試合後の食事の際に絶好のタイミングで我々の会話に首を突っ込ん出来た。

モラシーが「まさに後半BILALが交代で引っ込んだ途端にウチラは良くなったよなー!」
これを聞いたSametはいきなり得意顔で・u椈bし始めた「奴とはよく一緒に遊んだんだ!」と同時に我々は互いに顔を見合った(込み上げる笑いを堪えながら!)

益々得意になったSametは「俺達は年も同じくらいでここイスタンブールで知り合ったんだ。奴はMarzifonなんだけど」ブラジル人の一人が「Sametは本当にBilalと“遊ぶ”のが好きだったらしいぜ」こうなってはもう止まらない。

「親愛なるSametは子供の頃からちっちゃなBilalがどんどんデカクなるのを見てたんだよなぁ」
「もう好きで好きでどうしようもないって感じで・・・」又別のがさらに「いつも一緒でBilalを放さなかったらしいぜ...」じっと聞いていたSamet は全くわかっていない。
ただ何か変だなぁという感じはあったみたいだが。そして聞いてきた「みんななんで俺と奴の事知ってんの!?何年も前の事なのに・・」もう限界だった。

みんなで大笑いをしているのを見て当のSametも意味がわからないまま一緒に大笑い。後で説明してやったけど本当に爆笑だったよ、あの時は。

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