ヨーロッパコネクション

起源

[2008.01.01]

2007年の年の瀬も押し詰まって来ましたが、身の上話は底を突きません。お蔭様で、今年度は貴重な勝利を挙げ、タイトルを制覇して、監督としての人生及び個人的な面に於いても、喜びの年となりました。但し、今回の本コラムは決して回想録ではありません。今回のヨーロッパ・コネクションを、私が今年出くわした特別なる発見である、一族の起源ともいえる父方の先祖へ捧げるべくテーマを選出しました。

懐かしき父、アントゥーネスの家系から私が受け継いだ名字でもあるアントゥーネス・コインブラの根源に関する情報追跡が何十年にも至りました。父がかつて説明してくれなかった理由と私自身も知る興味を持たなかった故に、彼は生れ故郷のトンデーラでの我々家族の先祖に関して、一度たりとも私及び兄弟達にも話したことがありませんでした。

その反面、最愛なるこちらも懐かしき母、ブラジルっ子のドーナ・マチウデは、ポルトガルのアゼメス地方からリオ・デ・ジャネイロへと移民してきた母方の祖父であり、私の名前へのインスピレーションともなった、アルトゥール・フェッヘイラ・ダ・コスタ・シウヴァの由緒に関しては多少ながら語ってくれました。彼が、キンチーノに陶器製造所を構えて、ブラジルにセラミックを導入した本人なのです。チジューカの森には現在でも彼が国内へ持ち込んで、母の兄弟に当たる叔父のホドウフォが描いた、色彩タイルが存在しています。

父方への疎さの方が大きく、必然的に私の興味はトンデーラへと引かれたのです。そして、今年2007年に私は兄弟達及びブラジルの他の親戚の力を借りてアントゥーネス・コインブラの来歴と直面できたことで多少ながらこのセンセーションを緩和出来ました。私の三男チアーゴがアルガルヴェ地方に一時滞在していたこともあり、現在ではポルトガル国籍を取得した私にとっては第二の故郷でもある、ポルトガルを訪れる機会に恵まれたのです。

僅かなる時間を割くことが出来たので、チアーゴとサンドラを連れてヴィゼウ県のトンデーラの町まで足を運び、私の父が、生まれた1901年から、祖父死去後に祖母エリーザが息子達を連れて渡航した3又は4回目の旅でブラジルへと渡る1909年まで、住んだ家を訪ねました。この点が私にとっての大きな疑問でしたが、今回解明することが出来たのです。私の父方の祖父は近隣の町ボツーリョの出身で、エリーザと知り合って結婚をし、トンデーラ村のフィラルモニ-楽団のミュージシャンとして有名になったのです。更に、我ら一族はトンデーラとボツーリョ以外にも、モレリンニョス、ポルト、モウロースにも分家があることを発見することが出来ました。

我々家族の記憶を辿れば、私の母に更なる一族の情報を捜し求めたのです。母ドーナ・マチウデはスペイン・ワールドカップ後の1980年代にトンデーラを訪ねています。彼女はかの地の父方の親族との連絡があり、その際に私がロシア戦で着用したユニフォームを従兄弟のゼー・コインブラへ持って行ったのです。そして、下記写真の1枚はその従兄弟と会った時に、他の親戚とも一緒に撮った写真で、正に私の母が手渡したユニフォームを彼は手に持っております。

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父方の親族が辿った他の行方への我々の情報調査は今後も継続します。でも、トンデーラに於いてのアントゥーネス・コインブラの過去の一部に出会えた事実は、私の人生にとっての大きな幸せであり、この特別なる2007のプレゼントだと告白します。私のコラムを読んでくれている皆さんは自分が如何に家族と過去を尊重するかご存知だと思います。そう言えば、今年は今までにかつて無いほどに過去の夢を見るようになりました。私の幼年期を詳細に、又は少年時代の出来事など、失われていたかのようなストーリーが再び私の記憶に蘇えりました。

紛れも無く、私の人生にはこれからも辿るべく長い道程が待ち受けていることは確信しておりますが、空白となっていたスペースを埋めながら、新たなる発見の下、前進します。ミュージシャンだった祖父が次男ブルーノの音楽への興味を若しかしたら説明してくれます。果たして誰が解明してくれるのでしょうか?画家の叔父の存在があれば、絵描きの兄、執筆が大好きな兄弟、クストーヂオ・コインブラのように写真家の従弟達など、我々の芸術との関係を裏付けてくれるかも知れません。一体誰が教えてくれるのでしょうか?重要なのは熟考して、如何に我々自身の歴史を発見することが心地好いかを知ることなのです。正にそれが家族と言えるでしょう。

イエス・キリストの生誕を記念するこの聖なる日に、本コラムを読んでいる皆さんがこれら全てを熟慮してくれることを願っています。貴方の生い立ち、今の貴方がそこに存在する過程に於いての家族、更には将来構成するであろう家庭に関しての内観です。

それでは皆さん、メリークリスマス!そして新年おめでとう!

ウン・グランデ・アブラーソ!

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